バロンやバロネスのトレーナーと合計5戦し、爵位はバロンからヴァイカウントへと上がった。
それと嬉しい誤算というべきか、ヤヤコマが進化してヒノヤコマになった。まさかバトル後に労っていたら目の前でピカーッと光出したためにバルスったムスカ状態になってしまったのは苦い思い出だが。
入口に居たメイドさんから、アラビア数字の2を変形させたような印が彫られているヴァイカウントの証を貰い、バトルシャトーの外に出ると、既に夕暮れ。一度コボクタウンに戻って明日あらためて先を行くことにした。
翌日。ポケモンセンターを出て7番道路をバクシンシン!して行くと、無事ズバットたちのすみかで有名な地つなぎの洞穴名前に着いた。
「イーブイ、ここにはズバットたちがわんさかいるから、ボディガードは頼んだぜ?」
「ぶいっ!」
俺の言葉に「まかせろ!」と言わんばかりに力強く鳴いて頷くイーブイに少し癒されながら地つなぎの洞穴へと足を踏み入れる。そして……
「なにも……なかったな」
「ぶい」
別に襲われることもなく、無事に通り抜けることができた。いや、いいことなんだけど、気合を入れていた分肩透かしというかなんというか……。
「まあ、早く行こうか」
「ぶいぶーい」
気を取り直して、8番道路を歩き出すのだった。そして、
「夢は大きくチャンピオン!さあ、かかってきなさい!」
「頑張るぞーイーブイ!」
アオイというかなり未来の主人公っぽいホープトレーナーとバトルことになった。
「見ながら掛けろ!」
「ぶいっ!」
省略した指示をイーブイはしっかりと聞いてくれ、『つぶらなひとみ』でキバゴの攻撃を一段階下げながら『すなかけ』で命中率も一段下げた。
「キバゴ、『ダブルチョップ』!」
「『アイアンテール』で打ち払え!」
ドラゴンタイプのエネルギーを込めたキバゴが両手でチョップを繰り出すが、俺の指示を聞いたイーブイの硬質化した尻尾で打ち払われ、そして……
「隙を逃さず『でんこうせっか』!」
「ぶいーっ!」
「きばぁっ!?」
「キバゴっ!?」
ガラ空きの胴体に向けられた、『でんこうせっか』の速度で突っ込むイーブイの攻撃を食らうキバゴ。
まともな受け身もできずに吹き飛ばされるが、「きぃばっ!」と再び立ち上がる。
「もう一度、『ダブルチョップ』!」
「タイミングよくかけろ!」
再び『ダブルチョップをイーブイに当てようと駆け出すキバゴ。そして、
「今だ!」
「ぶいっ!」
射程範囲内に入った瞬間にキバゴへ『すなかけ』を浴びせる。と、咄嗟に目を瞑ったためにキバゴはイーブイを見失う。その隙に後ろに回り込ませ、再び『でんこうせっか』を指示すれば隙だらけの背中から吹き飛ばされて、キバゴは戦闘不能になった。
「あれれ!?これじゃあチャンピオンなんて、夢の夢?」
負けてしまったアオイは呆然と呟き、キバゴをモンスターボールに回収すると、
「いやー、きみ強いね!夢を四天王に変える……。んー、ジムリーダーにする!でも夢みるからには最強のジムリーダーよ!」
そう言い残してポケモンセンターの方へと走り去ってしまった。
「……とりあえず、先行くか」
「ぶい」
現在手持ちポケモン
イーブイ♀:Lv.17
ヤヤコマ→ヒノヤコマ♂(色違い):Lv.16
ケロマツ♂:Lv.15
タマゴ:生まれるのにまだまだかかりそうだ……