ポケットモンスター 影   作:瓶詰め蜂蜜

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第6話 3番道路

 ハクダンの森での修行に一区切りをつけると、ハクダンの森を抜ける。と、森の出口でカルムを始めとしたみんなが既に集結していた。

 

「うおっ、もしかして俺が最後かよ」

「シェードさんはポケモンバトルしすぎなんですよ」

 

 トロバに呆れ気味に言われ、「あはは」と力なく笑って誤魔化すと、

 

「みんなそろったね!ハクダンシティに行こっ♪」

 

 とサナが音頭を取る。それに合わせてハクダンの森を抜けると、3番道路へ出た。

 

「ねーねー。みんなどうするの?」

 

 サナが話の種として質問すると、

 

「もちろんポケモン探しです。博士に頼まれたことですから。それにポケモンはそれぞれ好きな場所がありますからね。いいかえれば森とは違うポケモンに出会うチャンスです!」

「違うポケモンならきっと新しい技を使うよね。いろんなムーブをみたいねえ」

 

 と、トロバティエルノが答え、その流れでサナは「セレナはどーするの?」とセレナにも質問すると、「アタシはハクダンシティのジムリーダーに挑戦ね」と事も投げに答える。

 

「あのね、ポケモントレーナーはポケモンジムにいるジムリーダーと戦うことで自分の実力を確かめるの」

「へえ、いろいろ詳しいんだね!」

「パパやママにいろいろ教わっているもの。アナタたちにいいものあげるね。はいこれ、たんけんこころえ。トレーナーに役立つ10カ条を書いておいたから」

 

 セレナの解説に感心した様子でサナが言うと、セレナはそう言ってその場にいる俺を含めた面々にたんけんこころえを渡していく。そして、

 

「ほら、アナタにも」

 

 と、最後にカルムに手渡した。

 

「なにかわからないことがあれば、そのこころえを使ってみてね」

 

 そう言い残して、セレナは早速ジムに挑むためか去って行った。その背中に向けてサナは「うん、ありがとう!あたしフォッコちゃんとじっくり向き合ってみる♪」と礼を述べ、次は俺とカルムの方を向いた。

 

「シェードはどうするの?」

「そうだなあ……ジムを巡るのもいいけど、ほかのまちを観光……ってのもいいな」

「わあっ!それとってもたのしそう♪カルやんはどうするの?」

 

 サナの視線を向けられたカルムは「最強になる」とボソリと言うと、セレナの後を追ってハクダンシティへ向かうのを見送ると、トロバとティエルノ、そしてサナは3番道路ウベール通りの草むらへと向かって行く。

 

「……俺たちもハクダンシティに行くか」

「ぶいっ」

 

 イーブイに声を掛けて3番道路を歩いていると、「おさきー!」と言ってローラースケートで滑る少女に勢いよく抜かされた。少しびっくりしたが、それ以上にびっくりしたであろうイーブイは前のめりになって地面と勢いよくキスしていた。

 

「ぶ……ぶい……」

「痛そうだなあ……。まずはポケモンセンターに行くか」

 

 鼻頭を前足で押さえて涙目のイーブイを抱え上げると、ハクダンシティはポケモンセンターへ向けて歩き出すのだった。




現在手持ちポケモン
イーブイ♀:Lv.12
ヤヤコマ♂(色違い):Lv.10
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