プロローグ
Side?
「んお?…」
「ふああー~…ええと…って何処なんですか此処は!?…」
「んンお?…なんじゃこりゃあー!?」
「お前等まで!?…」
俺の名は繭乃岬 亮護 至って普通の特撮オタ高校生だ。
今何故か俺の目の前には真っ白い空間が広がっていた。
何故かオタ学友である黒崎 迅蛇と彼の彼女である砂奈桐 由貴乃も居た。
「「「!?イテッ/痛っ!?…」」」
急に頭痛に俺達は襲われる。
それと同時にそ、そうだ…思い…出したっ!俺達は放課後の帰路中で…
「暴走して突っ込んできたトラックに轢かれてそのまま…」
「そんな!?…」
交通事故死した…だったらこの空間は…
「漸くか…青年達」
「貴方は!?…神崎 史郎!?」
俺たちの目の前にはあの平成仮面ライダーズの一作である「仮面ライダー龍騎」に黒幕として登場する神崎史郎その人が現れた。
え?マジでガチの御本人様!?
「実は…」
神崎さんが言うにはライダーバトルを龍騎と妹さんに完全に強制終了させられたのはいいが残存していたミラーモンスター達が無関係な異世界へと流出してしまったらしい。
「だから偶然目にした死に逝きそうであった君達の魂を呼び出しライダーデッキを渡そうと思っていたのだが…そこで又問題が発生してしまった」
「問題?」
「インペラー、ベルデのデッキをうっかり異世界に落としてしまったのだ…」
「ああ…」
見事に厄介なヴィランライダーだな…いやインペラー自体はヴィランとは言い難いけど契約モンスターの特性が厄介なんだよなあ…。
「まあ王蛇や他のデッキが残ってるだけでも…それでミラモン退治しながらインペラー達のデッキを取り戻せと…」
「そうだ、だがこれから向かわせる異世界はかなりの問題があってだな…」
「そこからは私から御説明させて頂きます」
「!」
神崎さんの背後から現れた異様な存在感を放つ女性に彼は跪く。
「私は貴方方から見て神と呼ばれる者です。
先程史郎君が話しましたが貴方方を転生させる世界なのですがいずれ他の神の手によって別の異世界へと召喚されます…」
「どういう事なんです?」
女神様にそう言われ俺は疑問をぶつける。
「お恥ずかしい話なのですが神の力を得た者の中では碌な力の使い方をしない輩も少なからず存在しています。
私としましてはすぐにでも彼の者に邪神認定を下し対応したいのですが人々の信仰心が邪魔をして力を削ぐ事が出来ず…」
「信仰心ですか?」
「ええ、信仰心が強ければ強い程神本人の力は大した事がなくとも強大になっていきます故に…」
「信仰といってもどのような方法で?…真逆!?…」
由貴乃の言葉に女神様は顔を俯かせたがすぐに気を取り直し語る。
「…ええ、貴方が想像している通りです…必要性皆無な戦争勃発を唆したのです」
「それで他人任せの考え無しな頭パッパラパー共が生き残ってその神を信仰しちゃっていると…」
「その最中でミラモン異世界流出が起きたと…」
「例え神でもミラーモンスターを認識出来た所で私が作ったライダーシステムや君達が知る仮面ライダーの力でなければ対応する事は出来ん…まあその邪神は人間が幾ら死に逝こうが構わないといったスタンスだ…逆に己の首を絞めている事には気が付いていないようだがな…」
「それで頭パッパラパー共が幾らか目を覚まして信仰心は薄れていると…」
「ですが力を削ぎきるにはまだなのです…その為に史郎君のライダーデッキと他に望む力を与えましょう」
「「「分かりました!」」」
女神様と神崎さんの言葉に俺達は了承する。
そして…
「俺はレジェンドの力を貰ったぜ!」
「俺はライダーデッキだけで十分だ。神崎さんがサービスなのかブランクデッキまで幾つかくれたしよ!
由貴乃ちゃんは?」
迅蛇は仮面ライダーレジェンドの力を望んだようだ。
「私はコレです」
「コレって…」
由貴乃ちゃんに問い質すと彼女は手の平サイズの石を見せる。
「一見只の石コロですけどこうすれば…」
由貴乃ちゃんが念じるとついさっきまで石コロだった物が青白い輝きを放つ物へと変化した。
「それってセイクリッドセブンの善石か!」
「そうです、これでオリジナルのシンフォギアとか創造作成出来ちゃいます♪」
どうやらそのようだな。
「それでは転生させますよ 幸あらんことを」
俺達は女神様の力で転生するのだった。