Side亮護
「『レジェンド、そっちの状況は?』」
「『此方レジェンド、こっちは地下から四階迄に張っていたテロリストメンバー粗方を制圧した。
他の所はモモ達に任せ、又は無視して今屋上へと向かおうとしていた所だが…!悪い、念話切るぞ』」
レジェンドにテレパシーを入れるとそう返答が帰ってきたがすぐに切られた。
彼の慌てぶりから恐らく屋上で何かが起こったのだろう。
由貴乃ちゃんの事だ…きっとテロリストを挑発した結果犠牲者に選ばれたか…。
「スタジオの階層は…此処か!」
生放送が今も尚途切れていないスタジオの階層を発見し覗き見る。
「!」
「亜矢お姉ちゃんが!?…」
俺の最推しである杉原亜矢たんがテロリスト達に捕まってしまい暗闇の中、スタジオの中央に張り付けにされてしまっていた。
しかも彼女の両足から血溜まりが見えた。
アイツ等っ!…
「ドラグレッダー!奴の銃を叩き落とせ!」
「グオオオオー!」
俺はドラグレッダーに指示しテロリストリーダーの持っていた銃を弾き飛ばした。
少し戻って Side亜矢
「…んンー~!?!?…」
私…そうだ生放送ライブを行おうとしていたスタジオに突然押し入って来たテロリストに変なものを嗅がされて捕まって…口にガムテープを張り付けられ縛られて私は身動き出来ず声を出す事もままならない。
「さあ、最初の見せしめの前の前座だ…!」
そう言いながらテロリストのリーダーが私の拘束していた両足に銃を向けてきた。
ま、真逆!?…嫌やめて!…逃げる事も出来ない私の足がテロリストの撃った弾丸に貫かれる。
あああああああ!?痛い!痛い!声にならない悲鳴を上げる私。
「さあ我等の礎となるがいい!…」
なんでこんな事に!?…私は只トップアイドルとして努力してきただけなのに!…そう思っていたら今度は私の胸に銃を向けてきた。
い、嫌!殺される!?まだ死にたくなんてない!だ、誰か助けて!…
「グオオオオー!」
「「!?」」
殺される!…そう思い藻掻いていた私の目の前に何かが横切りテロリストの持っていた銃を弾き飛ばした。
「何者だ!?…」
「あ…」
銃を弾き飛ばされたテロリストが暗闇を睨むと其処から不思議な音と緑色の光を目にした。
両足の傷の痛みに耐えられなかった私はそこで意識を失った。
Side亮護
ドラグレッダーが亜矢たんを撃ち殺そうとしたテロリストリーダーの銃を弾き飛ばしたのを確認した俺は丁度良い暗闇に紛れ龍騎の変身を解除してすぐにケミーカードを変換し出現させたゼッツドライバーを巻き付ける。
そしてメディックカプセムを装填し待機状態にする。
【メッツァメロー…】
ドライバーの待機音声と光がテロリスト連中に見えた所で問われる。
「貴様!…一体何者だ!?」
「俺か?今の俺は可憐な少女の夢を守るエージェントさ!変身!」
【グッモニーンライダー!ゼッツゼッツゼエーッツ!メディック!】
俺はそう言い放ちながら装填したカプセムを回転、仮面ライダーゼッツメディックフォームに変身し亜矢たんを治療する為に前に出た。
「お、お前達何をしている!さっさと鼠を撃て!」
「「はっ!?…ははっ!」」
「無駄だよ…はっ!」 【メディック!バニッシュ!】
「何だと!?…」
再度カプセムを回転させシールドを生成し撃ち放たれた銃撃の嵐を防いだ。
その片手間に亜矢たんの怪我の治療を施す。
「ふう!…リュウタロス、モモ達と合流して彼女を早く安全な場所に!」
「OK!」
リュウに亜矢たんを安全な場所迄運ぶように指示した。
「さあまだやるか?テロリスト共」
「…あの方の御意思に反するのでこんなモノなど使いたくなどなかったのだが仕方ない…」
俺が奴等に問いかけると追い詰められた焦りからかリーダー格はこの世界では俺達しか持ちえない筈のある物を取り出した。
「ガイアメモリだと!?おいテメエそれを何処から!?…」
【プラント!】
奴はなんとガイアメモリを隠し持っておりガイアウィスパーを鳴らした。
「あああああー!」
「なっ!?団長何を!?…ぎゃああああああー!?……」
「うわああああー!?」
奴はプラントドーパントへと変貌し味方を取り込んで己が糧とした。
「『レジェンド、こっちにメモリ所持者が居た!』」
俺は急いでレジェンドへテレパシーを送った。