大往生したと思ったら星見雅に良く似た妖狐の魔人に転生した件   作:レイギス

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連続投稿でございますが、このペースは余り続かないものとお思いください、今はインスピレーションが浮かべばすぐ書ける環境の為かけていますが平日からはペースが落ちると思われます、その点はご了承くださいませ、では、どうぞお楽しみください。


第二話 新たな配下と未来の可能性

あれからヴェルドラとの修行の日々を過ごし、時には洞窟の外に腕試しにも向かった。

その結果この洞窟がジュラの大森林にある事を知った。

この森の中には独自の生態系が作られ様々な知恵のある種族達もいた。

ゴブリン・牙狼族・大鬼族、大鬼族とは共に技を研鑽し合える者とも出会った。

名も無き一人の老いた大鬼族、あの者は剣術だけなら人間の頃の私では相手にならなかっただろう、そう思う程の強者だった…濃密な研鑽をした後その大鬼族から朧流という流派を教わった。

私は代わりに霧雨流を大鬼族達に伝えた…その中でも若と呼ばれる大鬼族は見どころがある、まだまだ荒削りだが、このまま修練していけば更なる高みにも昇れるだろう…あの老大鬼族も同じ事を思い修行させていたようだ。

そうして私は朧流を完全に習得し、あの老大鬼族も私の霧雨流をものにした。

…本当に凄い御仁だ、もっと早く出会っていれば私の弟子にしたかったものだ。

そうして、森を進んでいると、樹人族のトレイニーと名乗るものと出会った。

彼女は私を見るなり何故か私が暴風竜ヴェルドラと師弟関係を築いている事を言い当て、私が警戒していると彼女は私の前に跪いた。

私が困惑していると、彼女は自分達はかつて精霊女王からはぐれていた所をヴェルドラに拾われ、このジュラの大森林を代わりに管理しているのだという、…そして大森林限定ではあるがそこで起きた事は全て彼女達は知る事が出来ると告げてきたが、その上で…ヴェルドラ様の弟子である貴女に敵対など致しません、そして可能ならば今のヴェルドラ様の様子を教えて欲しいのですと言ってきたので了承し、話していくと、彼女は信じられないものを見る目で私を見た。

曰くヴェルドラ様が弟子をとった言う事は信じられるが、私が技を教える師である事が信じられなかったらしい…性格を考えればさもありなんかもしれない…。

 

そうして更に進んで行き湿地帯に住む蜥蜴人族と出会いその長の息子の蜥蜴人族が私に対して

 

「あの暴風竜の弟子?笑わせるな、その割には魔素を全く感じさせない魔人め、この我輩が正体暴いてくれるわ!」と宣って来たので刀を使わず無手で殴り飛ばした。

首領からは息子の事を許して欲しい嘆願してきた為次侮ればその首切り落とすと言い、蜥蜴人族の集落を後にした。

その後、森の外にある武装国家ドワルゴンという国に趣き、ドワルゴン自慢の鍛治を見聞きし堪能した後、国を出ようとして…暗殺者のような服装をした者から王が呼んでいると言われ向かうと、ドワルゴン国王ガゼル・ドワルゴ王と出会った。

 

ガゼル王が何故私を呼んだのか聞けば、暴風竜の弟子などと法螺を吹く魔人の正体を剣で暴く為連れてこさせたという…流石に少しムッとした私はその勝負を了承しガゼル王と剣で語り合った…無論私が勝った、その中でガゼル王があの大鬼族の里に居た老大鬼族の弟子である事が判明し、その後酒を酌み交わした。

和解した後私から、修行したければジュラの大森林に来ると良いと言い国を後にした…数日後ガゼル王が言葉通り森を訪ねトレイニーに頼み修行場にしても問題ない場所を確保した後大いにお互い技量を高めあった…その中であの老大鬼族のように霧雨流を教えてみるとガゼル王は全て習得した…英雄王と言われた男の真髄を見せられた気がした…本来ここまで簡単に全ての技は習得出来ない筈なのだがなぁ…。

疑問に思い何故そこまで習得するのが速いのか聞いてみると、あの時見せた私の技に一瞬見蕩れてしまった為、習得してみたくなったのだと言ってきた…随分凄い王もいたものだ。

 

そうしてまたヴェルドラの元に戻り外で得た事や物などを用いて語り合い時にはお互いにない視点での技も開発出来た…そうして長いようで短くされども濃密な100年が過ぎようとした時、私は夢を見た。

 

夢の中の私はある一匹のスライムと共にこのジュラの大森林に街を興し発展させ様々な物を作り上げていた…その景色の中に人化したと思しきヴェルドラの姿もあった…様々な光景を見せられていく中で、私は死ぬには惜しい者達は救う事を決意した…恐らくこれは未来にて起きる事象だと私の中の感が囁いた。

 

その光景の中には大鬼族の里が豚人族によって滅ぼされる光景が目に付いた…あの者達全員を救う事は出来なくとも、もっと民を救ってやりたいと思い、私は急ぎ大鬼族の里を目指した。

 

大鬼族の里につくと出迎えたのは私の前に跪いた大鬼族の面々であった。

私は何事かと事情を聞いてみると、知らなかったとは言え、あの暴風竜ヴェルドラの弟子で私に危害を加えかね事をした事を謝罪したいと族長が代表して告げてきた。

 

私は気にしていない旨を伝え里の皆も安心して欲しいと伝えると、安心したのか里の者達はそれぞれの日常に戻って行った…それを確認した後私は族長と若、そして老大鬼族の3人を呼んだ後、夢で里が数千を超える豚人族に襲撃され滅ぼされた事を伝えた、最初は族長達もなんの冗談を言っているのかと思って聞いていたが、私が真剣だと言う事を理解したのか素直に私の言った事を信じてくれた。

 

翌朝、術の扱いに長けているという巫女姫と呼ばれる大鬼族にある札を託した…万が一里が滅びると思った時はその札に祈れと伝え、全ての民は救えないがそれでも無辜の民達を一人でも多く救える筈だと言う言葉を残して…私が里を出ようとしたとき一人の大鬼族が私の前に跪きこう言ってきた。

 

「貴女様のお陰で我ら大鬼族は更なる技と強さ、それに里に迫る危機までお教え下さりました…そんな貴女様に俺…いや、私は貴女に仕えたく思っております…どうか私を貴女様の配下に加えて頂けませんか?」

 

そう言ってきた大鬼族は若に総合力では劣るものの刀の連撃速度、抜刀術のキレは誰よりも速く強い金髪の大鬼族の青年だった。

 

「…良いのか?皆の前で言ってしまって、里に要られなくなっても知らんぞ」

 

「構いません…私は、生涯唯一仕えるべき主と巡り会えたのですから…例え破門されようと貴女様について行きたく思っております…」

 

「ふむ…」

 

私は抑えていた魔素を一部解放し、その決意が本物か確かめた…周りの大鬼族達が魔素の奔流で動けない中、それを至近距離で浴びていた大鬼族は一時も私から目を逸らす事なく跪き続けていた…どうにも私は決意に満ちた瞳には弱いらしい。

 

「良いだろう、お前を私の配下として連れて行く、族長殿も問題あるまい?」

 

私はそう言い再び魔素を抑えると周りにいた大鬼族達は全員息を切らしていた…少し緩ませ過ぎただろうか…。

 

私が問題ないか聞くと族長も快く了承し、その大鬼族は里の者達から激励されていた。

 

その中でも若と互いに拳を突き合わせ老大鬼族からはしっかり鍛錬に励めよと激励を受けていた…支度を終えた大鬼族と共に私は里を出て一路ヴェルドラの待つ洞窟への帰路を辿っていた。

 

途中日が暮れたので野営の準備を済ませ、夕食を取った後、配下となった大鬼族を呼んだ。

 

「お前は私の配下となった、故に名を与える、私は配下にした者達には皆等しく名を与えると決めていてな…安心しろ、勿論名付けの事も理解した上で言っている、自慢ではないが私はそこらの魔王種よりも多い魔素量を持っているから弱体化の問題もないぞ」

 

そう私が言うと大鬼族は感極まったのか涙を流しながら跪き私に言ってきた。

 

「有り難き幸せ!!貴女様より賜る名を胸に更なる忠義を捧げます」

 

「うむ、ではこれよりお前の名は…雷丸だ…その名の如く雷と見まごう速度でもって私の敵を斬り払ってくれ」

 

「はは!!!」

 

私がそう言うと体の中の魔素が抜け雷丸の体に入っていった、それを見届けた後私達は眠りについた。

 

翌朝、雷丸に変化がおこっていた。

 

2m30cmはあったであろう身長は180cm程まで縮み、太かった双角も細く、それでいて薄く稲光しているような色合いへと代わり、内に秘めた魔素量はヴェルドラや私を除けば圧倒的なまでの量に増加し、元々美顔だった顔が更に美しくなっていた……一瞬見蕩れたのは内緒だ…。

 

私はメーティスに進化先は何なのか聞いてみると、雷鬼人という新たな種族に進化していた。

 

鬼人自体は大鬼族の中から稀に産まれる種族だそうだが、それに加えて雷属性の力に特化した力を使えるようになっていた。

 

「この雷丸、頂いた名に恥じないよう励んで参ります、今より私は貴女様の剣であり、盾として貴女のが前の敵を全て払ってみせましょう」

 

「うむ、これからよろしく頼む、さて洞窟に戻ろうか、ヴェルドラが待っている」

 

「は!」

 

そうして私と雷丸は封印の洞窟に戻って来た…いきなり飛び出していったから心配していたヴェルドラに道中の事情を説明し強引に納得させ、ヴェルドラに雷丸を紹介した。

 

「お会い出来て光栄です暴風竜ヴェルドラ様…私は雷丸、主であるレイギス様より名を授かり配下として加わりました…私などではまだまだ力不足でしょうが、ヴェルドラ様にも認めて貰えるよう誠心誠意精進して参ります。」

 

「うむ、良きにはからえ」

 

そうして残りの2年間は封印の洞窟内で過ごした…その中で雷丸は私の霧雨流の奥義を除いた技を会得してみせた、元々筋が良かったのもあって良いペースで習得していけていた。

 

そうして私がこの世に生を受けて200年何か大きな歯車が動き出すのを感じながら私は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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