大往生したと思ったら星見雅に良く似た妖狐の魔人に転生した件   作:レイギス

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ようやくリムルとレイギスも出会えます、しかし何やらレイギスは考え込んでいる様子…それは一体何なのか、かなり長くなりましたがご覧ください


第三話 師との最後の修行とスライムとの出会い

翌朝、何かがこの封印の洞窟内で産まれたのを確認した…最も何が産まれたのかまでは分からなかったが、それでも何か大きなものを動かす存在だと言うのは分かった…思考加速を使い考えを纏め終えているとヴェルドラが聞いてきた。

 

「レイギスよ、何やら考え込んでいたようだがお前が以前見たという夢の者が現れたのか?」

 

「それは分からない…だが、何故か妙な確信があるんだ…この先様々な選択を迫られるような…そんな確信めいた予感が」

 

「ふむ、そうなるとそろそろ我らもこの修行に一時の幕を下ろさなければなるまいよ!」

 

「そうだな、いい加減私も劣化していない鱗や爪を斬りたいものだ!」

 

そう言って私達は最後の修行を始めた。

 

初めに比べて体の把握もすみ今では種族固有のスキル達もメーティスの補助なしで同時に使う事が出来るようになった…それでも軽い傷や火傷程度しか出来ていないが…ヴェルドラ曰く「我の体に傷を与えられる時点でお前はもうかなり強くおるのだもっと自信を持って良い」と言われたが、如何せん基準がヴェルドラになってしまいどうしても納得仕切れない私がいた。

 

それを払拭する為にもここで私の総てを出し切る!!

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

叫びながら刀をふるう…今までそのような事をしてこなかったからか…少し意外そうな表情をしたヴェルドラが事も無げに私の剣戟をいなしたり避けたりしている…お互い戦法を知り尽くした者同士故か、ある種の膠着状態になっていた…

(これを打破するにはアレを使うしかない)…そう決意しメーティスに私が扱いきれない魔素の制御を頼み全身に巡らせていく…

 

「レイギスよその技は一体…とても濃密な魔素を張り巡らせているようだが、幾ら今のお前でも長くは持たんぞ」

 

「そうだな…お前の鱗を破り傷を与える為に編み出した、急拵えの技だからな…名付けて霧雨流秘奥…滅竜神化…と言った所だな…今の私を侮ると…痛い目を見るぞ」

 

「で、あろうな…嬉しいぞレイギスよ、未だ覚醒せずあまつさえ魔王種すら得ていないその体で良くぞそこまで練り上げた…お前の全力…この暴風竜ヴェルドラ・Eが全て受けきってやろうぞ!!」

 

ヴェルドラがそう叫び咆哮を上げ、私を切らんと爪を向ける

 

「…参る」

 

深呼吸した後…動く今までと見える景色が大きく異なっているこの光景…メーティス抜きでは決して出来ない領域だ…今の私は自らが持つ思考加速とメーティスの持つ思考加速を2重に掛け各種耐性スキル及び再生スキルを全開で回しオマケに自然操作の権能を使い自分の中に自然に関連する属性全てを体の中に循環させている状態だ。

 

傍から見た今の私は頬から一筋の紅い線が体中に走っている…黒髪は先端が薄い紅色に染まり刀も虚空断を扱うとき以上の深紅の色に染まっている…正直、少しでも魔素の操作を誤れば体はこの魔素と属性達に耐え切れず崩壊するだろう…それ程ギリギリの力だ…

 

(…メーティス、今の私で滅竜神化はどれだけもつ?)

 

【解、長く見積もっても10分が限界でしょう、それを超過すればマスターの肉体が耐えきれずに崩壊する恐れがあります】

 

(…十分だ、10分間だけ……私の無茶に付き合ってくれ…メーティス)

 

【了】

 

そう心中でメーティスに呟き、ヴェルドラ目掛けて駆ける、一歩でヴェルドラまでの距離を詰めた後刀を抜き放ちヴェルドラ目掛けて斬り掛かる…僅かに避けきれなかったヴェルドラの体にはうっすらと私の刀で付けられた傷が出来ていた…そうして…荒々しく刀をふるう私を結界外から心配そうに見つめている雷丸がいた

 

(レイギス様…どれ程の修練を積めば、そこまでの領域に到れるのですか…そうまでして、強さを手に入れて、貴女は一体何を成そうと言うのですか…私は怖い…いつしかレイギス様が力に呑まれてしまわないかと、レイギス様に限ってそんな事はないと思ってはいる…しかし…あの姿を見てしまっては…)

 

雷丸は自らの主でレイギスが力に呑まれてしまわないか…もし暴走してしまったら…自分はあれを止められるのだろうかと考えていた…一配下がこのような事など考えなくて良いと頭では分かっている、しかし、今のどこか荒々しく戦うレイギスの姿を見て…そう思う事を止められなかった。

 

 

戦闘開始から5分が経過した時、レイギスは肩で息をしていた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…。」

 

(流石に負担が大きいな…それに幾重もの力が私の中で暴れ出そうするのを抑えるのが予想以上に大変だ…メーティスの演算抜きでは即座に死ぬな、私は)

 

そう思考している最中レイギスの視線の先にいるヴェルドラの体には無数の切り傷が出来ていた。

 

(よもやここまでやられるとはな…まさか鱗を斬られる所か我の肉体にすらダメージを与えるとは…本当に末恐ろしいものよ…だが、あの様子ではもって数分であろうな…それ以上はあやつが保たぬ、それまでに決着を付けさせて貰うぞ!)

 

そう思考していたヴェルドラだが、一瞬目を離していた隙にレイギスの姿が無くなっていた。

 

(む!?一体何処へ消えた)

ヴェルドラが周囲を見回していると不意に背中から痛みが走った。

 

「ぐッ!?」

 

ヴェルドラが呻き声のようなものを上げた後大きく体を動かしレイギスを振り落とそうとしている中、レイギスは…

 

【警告、これ以上の滅竜神化の使用は危険です、速やかな解除を推奨します】

 

(そうだな次の一撃で全てを決める…それまで保たせてくれ、メーティス…勝負は一瞬だ……そこに今の私の総てを賭ける)

 

振り落とされないよう刀を突き刺しながらそうメーティスと共に思考していた。

 

そうしてヴェルドラの背から離脱し正面に回るとヴェルドラに対して一つ宣言をした。

 

「ヴェルドラ…次でこの修行は終わりだ。」

 

「良かろう…来るがいい!!レイギスよ!!!」

 

レイギスがそう言い、ヴェルドラもまたそれに応え咆哮を上げる…幕を下ろす為に…レイギスは抜き放っていた刀を鞘に納め構えを解き、独特のフォームで動きだした…その瞬間何処からともなく鈴のような音が聞こえ始めた。

 

リィン…リィンとまるでレイギスの歩きに反応するかのように鳴り響くそうして、4回音が鳴った瞬間…レイギスが消えた。

 

「霧雨流神奥…死音」

 

その声がヴェルドラの背後から聞こえた瞬間、ヴェルドラが膝をついた。

 

「……見事だ…レイギス…まさか我の魂に残る傷を付けられようとは思わなかったぞ」

 

そう言ったヴェルドラの体には一筋の大きな切り傷が右肩から左足付近まで伸びていた。

 

「…今はそれで満足しよう…だが、いつか…必ず……とど…かせ…」

 

そうヴェルドラの背後から、消え入りそうな声で言った、レイギスが意識を手放し倒れようとしたときヴェルドラがそっと手で受け止めてくれていた。

 

「レイギス様!!!」

 

それを見た雷丸はすぐに駆け出しヴェルドラからレイギスを受け取った。

 

「案ずるな…死んではおらぬ、ただ魔素を使い果たしただけだ」

 

「そ、そうでしたか…しかし、ヴェルドラ様も大丈夫ですか?」

 

「うむ、問題ない…と言いたいが、ここまでとは思わなかったな…それにしてもレイギスのやつめ…随分気持ち良さそうに眠るではないか…だが、この暴風竜ヴェルドラ・Eの魂に残る程の傷を付けた事…誇るが良いぞ…この偉業は…我が姉上達でも成せぬ事だ」

 

そう言っていたヴェルドラの体は既に再生していたが、最後に受けた傷だけは痛々しい傷痕のような形となって残っていた…にも関わらずヴェルドラの表情は晴れやかであった…200年前出会ったあの小さな狐が…自分に一生の傷を付けられる程強くなった事に。

 

そう感慨に耽っていると、何かが無限牢獄に当たった。

 

ヴェルドラはレイギスを雷丸に預けた後、先程無限牢獄にぶつかってきたスライムに声を掛ける

 

「聞こえるか、小さきものよ」

 

それを聞いた雷丸も探してみると、そこにはスライムがいた。

 

スライムは困惑しているのか辺りを見回しているかのように動いていた。

 

「おい、聞こえているのであろう?小さきものよ」

 

そうしてまたヴェルドラがそのスライムに話しかけるがスライムは未だヴェルドラへ言葉を返さない。

 

「返事をするが良い…おい」

 

そうヴェルドラが告げるとそのスライムの思念と呼ぶべきものが聞こえてきた…その内容に雷丸は驚き目を見開いた、何故なら。

 

〈もう、うっさいハゲ!!!〉

 

とヴェルドラに対して言ってきたからである、それに対しヴェルドラは目を細めスライムに対して言った。

 

「ほーう?この我をハゲ呼ばわりするか良い度胸ではないか…あやつらとは違った客人故下手に出てやったが…どうやら死にたいらしいな」

 

そうヴェルドラが言うとスライムは何度も頭を下げていた。

 

〈すいません、すいません思った事が伝わるとは思わず、自分口もなく目もない状態でして〉

 

とスライムが必死に言ってきたのに気分を良くしたのかヴェルドラは笑った

 

「クッハハハハハハハハ、我の姿を見ての発言かと思ったが、目が見えないのか、良し、見えるようにしてやろう」

 

〈は?〉

 

「ただし条件があるがな…どうする?」

 

そうヴェルドラが言うとスライムがどんな条件か聞いてきた…その条件とは、見えるようになったからと言って怯えず、また話をしに来いという事だった…レイギスが聞いていたなら、ヴェルドラらしいなと微笑を浮かべていただろう。

 

そして、ヴェルドラは勇者との事も言い、暇で暇で退屈していたと嘘をついていた、と言うのも以前レイギスから、自分達の事はこちらで説明する故出来ればヴェルドラからは話さないで欲しいと言われていたからだ。

 

それを了承したスライムは魔力感知のスキルを習得し、とてもはしゃいでいた…ヴェルドラの姿を改めて見た途端とても驚いていたが、ヴェルドラがこちらに来いとジェスチャーをし、スライムが恐る恐る近寄ってくるそのとき、近くにいた雷丸達にも気づいたようだ、スライムがそちらを見ているとレイギスをお姫様抱っこしたまま軽く礼をした、スライムはその光景に目を奪われていたが…。

 

(すっげぇ美人をお姫様抱っこしてるイケメンがいるんだけど、大賢者あの二人の事分かるか?)

 

《解、抱いている個体名、雷丸は雷鬼人、抱かれている個体名レイギス・エミリオンは、妖狐魔人という種族です》

 

(雷鬼人に妖狐魔人?鬼人なのは角があるから分かるけどあの人狐だったのか…もしかして布団かと思って全部尻尾なのか?…目が覚めた後モフって聞いてみたいな)

 

とスライムが思っていると、ヴェルドラが自己紹介してきた。

 

「我が名は暴風竜ヴェルドラ・E、この世に四体しか存在しない竜種の一体である…フフフ、フハハハフハハハハハハ!!!」

 

と大きく笑っていた…その声を聞いてレイギスも煩わしそうに頭を抑えながら起きてきた

 

「……一体何度言えば分かるのだ?お前の声は大き過ぎるから抑えると言っているだろう…頭と耳に響く」

 

「おぉ、レイギス目覚めたのだな!!」

 

恨めしそうにジト目を向けるレイギスを気にも留めずヴェルドラがそう言ってきた、雷丸から降ろしてもらった後、スライム元まで歩き目線を合わせ自己紹介をした。

 

「レイギス・エミリオンだ…どうやらお前が、私がかつて夢に見た者のようだな」

 

と微笑を浮かべて言ってきた、スライムはと言うとレイギスに見蕩れていた。

 

(寝てたときから凄い美人だと思ってたけど、こうして見てみると本当に綺麗だなぁ、というか夢に見たってなんなんだろ)

 

そうスライムが思考しているとレイギスがある事を言ってきた。

 

「あぁ…それと、見蕩れてくれるのは良いが、下賎な視線を向けてくれるなよ?思わず斬りたくなってしまうからな…それと私は…戯れは許すが侮りは許さぬ主義だ…よろしく頼む」

 

そう言い、スライムに対し握手を求め、スライムが引き攣りながらではあるが握手に応じた。

 

「むぅ、我を除け者にするでないレイギスよ…それにまだ魔素が回復しきっておらぬであろう…休んでおれ」

 

「そうだな、まだ少し眠いと思ったが、やはり足りていなかったか…ふわぁ…すまない雷丸…後は任せる」

 

「は、お休みなさいませ」

 

そう言い残しレイギスは、ポヤポヤしながらではあるが自分の寝床に向かい、器用に尻尾で体を包むとすぐに寝息をたてはじめた。

 

「全く、あやつは自由な狐だなこの我にあのような事を平然と言ってのけるのだから大したものだ…この傷を付けられるのにも何故か納得出来る」

 

そうヴェルドラが言うとスライムは驚愕していた。

 

〈えぇ!?その傷、てっきり大昔に付けられたものだとばかり…〉

 

「そう思うのも仕方あるまい…だが事実だ…お前がここに来る前に、最後の修行として我に挑んできたのだよ…そこでこの傷を付けられた、まさか我が魂に残る程とは思わなかったがな」

 

そう言い、ヴェルドラは寝ているレイギスにとても優しげな表情を向けていた。

 

スライムは内心震え上がっていた、綺麗な花には棘があると言うが、棘所ではなかった…あの人を怒らせる様な事は絶対にしないようにしようと固く誓った。

 

「しかし、お前もお前で珍しい、スライムは本来思考もしない低位モンスターだ、それなのに自我がある…ユニークか?」

 

スライムがユニークについて聞くとヴェルドラから異常な能力を持つ個体だと説明されたが、スライムにはよく分からかった…だからこそヴェルドラに自分の事を話した元は人間であり、刺されて死に気がつくとスライムの姿になっていたと説明した、ヴェルドラは納得した様子だった。

 

「成程、転生者か、レイギスと同様の存在だったのだな」

 

〈え、レイギスさんも転生者なんですか?〉

 

「あぁ、200年前にこの地に転生してきた元人間だ…そして我の弟子でもあり技を教えてくれた師でもあり、我の友だな」

 

〈そんな関係だったんですね〉

 

「うむ、あやつのお陰でこの200年は余り退屈せずに済んだ…先程嘘を言ったのはあやつに頼まれていたからよ、事情を説明するのは自分でやると言っていたのでな、だが説明する前に眠ってしまったので我が代わりに言ったのだ」

 

そうヴェルドラはスライムは納得した。

 

「話を戻すが、お前はレイギス同様物凄く稀な産まれ方をしたな」

 

〈え、稀?〉

 

「異世界からやってくるものはたまにいるが、転生者は我の知る限りお前とレイギスの2人だけだ、魂だけで世界を渡ると普通は耐えられないからな」

 

〈てことは転生じゃなくて異世界からこっちに渡ってきた人はいるんですね?〉

 

そうスライムが言うとヴェルドラも頷き異世界人の事を話した、世界を渡る際特殊な力を獲得した者達だと言うことを、スライムも納得し、自分のスキルの事も説明出来る気がしたと同時に、もしかしたら日本人がいるかもしれないと思った。

 

〈ちょっとその異世界人を探して会ってみようと思います〉

 

そうスライムが言うとヴェルドラはションボリした声で聞いてきた。

 

「何だ?もう行ってしまうのか?」

 

思わずスライムは叫んだ。

 

〈ションボリしてる!?〉

 

もしレイギスが見ていたなら、仕方ない奴だなと微笑んでいただろう。

 

その様子を見てスライムは

 

〈え、えーともう少しいようかな、どうせ暇ですし〉

 

と言い、それを聞いたヴェルドラは元気を取り戻した。

 

「そうか!ゆっくりしていくがよい」

 

と言い、スライムは疑問に思っていた事を聞いた。

 

〈はぁ…えーとヴェルドラさんさっき封印されてたって言いましたよね?〉

 

「良くぞ聞いてくれた!レイギスにも説明したがお前にも語ってやろう」

 

そうしてヴェルドラはレイギスに語った勇者の話をスライムにも話し始め、スライムもツッコミを入れたり質問をしながら聞いた。

 

〈そう言えばその光ってるのが無限牢獄なのか?でも真ん中にある傷って〉

 

「うむ、レイギスが我と修行をする為につけた傷だ、これによって無限牢獄の範囲を拡張し、我との修行の日々をおくった…良き思い出よ」

 

〈そんな簡単に傷を付けられるものなのか?〉

 

「いや、本来そんな事は出来ない筈だったのだが、あやつが一点に魔素を集中させ当てた場所に、我も同時に魔素を解放した力を合わせてようやくここまで拡げる事が出来たという訳だ、この傷はその名残だな」

 

そうヴェルドラは言い、無限牢獄の中央にある大きな切り傷のような日々を指さし言った。

 

「そう言えばその勇者は自分の事を召喚者だと言っておった、あやつにも言った事ではあるが」

 

〈召喚者、異世界人とはまた違うのですか?〉

 

そうしてヴェルドラは召喚者の事をスライムに話した、途中スライムはその扱いに憤りをみせていたがヴェルドラは弱肉強食こそこの世界の絶対であると言った。

 

スライムも納得し封印されてからずっとここに?と聞いてきた。

 

ヴェルドラもそう言う事だと伝え、そこからはレイギスがこの世界に来た当時の事やその後におきた事等を語った、最初は修行にいやいや付き合っていた自分も、いつしか自分から技を考案していた事も語った、ヴェルドラは楽しそうに語っていたが時折、レイギスが外へ腕試しに行っていた話をする時は寂しそうな表情を浮かべていた。

 

その様子を見てスライムはある事を思いつき言う事に決めた。

 

〈じゃあ俺とも友達にならないか?〉

 

それを聞いたヴェルドラは

 

「あやつと似たような事を言うのだな、この暴風竜と恐れられる我に対して」

 

〈い、嫌なら良いんだけど〉

 

とスライムが言ってきたのを聞いて慌ててヴェルドラは言葉を返す

 

「ば、馬鹿!誰も嫌だと言っておらぬであろうが!」

 

〈え、そう?じゃあどうする?〉

 

「そうだな、どうしても言うなら…考えてやっても良いんだからね」

 

〈ツンデレか!?〉

 

とスライムがツッコミ入れた…レイギスでさえ、見ていたなら流石にキツイぞと真顔で言った事だろう、スライムは言った。

 

〈うん!どうしてもだ、決定な!嫌なら絶交二度と来ない〉

 

「し、仕方ないな、お前とも友達になってやるわ感謝せよ」

 

〈素直じゃないねぇ…じゃよろしく〉

 

そうしてスライムは体を伸ばしヴェルドラもあぁ、と言い爪を伸ばし、合わせた。

 

こうしてヴェルドラに新たな友人が出来たのであった。

 

その様子を起きてきたレイギスも物陰から慈愛の籠った表情で見ていた。

 

(良かったなヴェルドラ、新たな友が出来て、さて…これからだな、あの夢の出来事通りの結末にさせない為にも…あいつと、部下に者たちも守ってみせよう…この刀に誓って)

 

そうレイギスが決意を固め、拳を強く握っていた。

 

それを見ていた雷丸も主の力になる為より一層修行に励む事を誓ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後まで見てくださりありがとうございます、ようやくリムルと合わせられました…ヴェルドラと本作主人公レイギスとの最後の修行に筆が乗り過ぎてしまいましたが、個人的には良いものを書けた気がします皆様はいかがでしたでしょうか?
今後とも本作をよろしくお願いいたします、ではまた、別のお話で会いましょう。
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