大往生したと思ったら星見雅に良く似た妖狐の魔人に転生した件 作:レイギス
「久方振りの地上だな」
「えぇ、最も、まだ二年しか経っていませんが」
そう言う雷丸に対しレイギスある事実を言った。
「そうだな、我らの生に比べれば瞬きのようなものだ…だからこそ、この時間は大切にしなければならない…進化した影響か、私は精神生命体となったようだ…そのせいか、私は子を成せなくなったようだ…私としては未だ想い人がいないからさして気にはしていないが」
「それは…」
雷丸は悲しげな表情でレイギスを見た。
「?何故そのような目で私を見る?気にしていないと言っただろう?」
レイギスはそんな雷丸を理解出来ず、首を傾げ考えたが…結局分からず、話を戻す事にした。
「まぁ、良いリムル、久方振りの地上はどうだ?」
「え?あ、あぁ久しぶりのシャバだからな空気が美味いよ…味覚ないけど」
そうして話しているとどこからか足音が聞こえてきた、音の主は目の前にいた…武装したゴブリンの一団がリムル達の前に現れたのだ。
ゴブリン達の体はよく見ると貧相で装備もボロボロ、しかし武器をこちらに構えていた。
レイギスはそれを理解したのかゴブリン達に問いかけた。
「お前達私が暴風竜ヴェルドラの弟子であるレイギス・T・エミリオンと知って、刃を向けているのか?それとも知らずに向けているのか…どちらだ」
レイギスと雷丸は刀に手をかけ何時でも抜ける体勢で言った。
その問いにゴブリン達は震えながらも頷きで答えた。
「…そうかであるならばその蛮勇に答え要件を聞いてやる、下らぬものであれば斬る覚えておけ」
そうゴブリン達に言い要件が何かを聞いた、代表として赤いヘアバンドを巻いたゴブリンが言った。
「グガ!レイギス様と強き者達よこの先に何か用事がおありなのですか?」
「そうだと言ったら?何なのだ?…下らぬ問いならば斬ると言ったはずだが」
「ま、待てってレイギスさん、こいつら怯えてるし、明らかに敵意はないだろ。」
「だからと言って何もしないでは侮られる要因となってしまう…それは望む所ではないのだが」
そう言って少しだけ魔素を解放しゴブリン達の方を見た、ゴブリン達はレイギスの濃密な魔素に充てられ全員が倒れ伏したが直ぐに立ち直り平服してきた。
「わ、我々に敵対意思はございません!!元々強力な魔物の気配を感じ取り警戒に来た次第です。」
「ふむ…」
「レイギス様、如何致しますか?」
「そう言う事情であるなら斬る気はないな、お前も下ろせ」
「は」
そう言いレイギスと雷丸は刀を下ろすのを見てゴブリン達はホッと胸を撫で下ろしていた。
「強い魔物の気配って言ってもさっきのレイギスさん達以外俺には何も感じないけど」
「ご冗談を!そのようなお姿をされていても我々は騙されませぬぞ!」
そうリムルに返す赤いヘアバンドのゴブリン…そう返されても仕方ない程今のリムルからは妖気が出ていいるのだが…レイギス達はそれを低位の魔物であるスライムの姿故に襲われないよう出していると思っていた為黙っているのだ、そうして赤いヘアバンドのゴブリンが意を決した様子で話してきた。
「レイギス様と強き者達よ、貴方方に頼みがあります!」
そうしてレイギスとリムル、雷丸はゴブリンの村に案内され、そこにある村長の家で赤いヘアバンドのゴブリンとヨボヨボで杖をついた老ゴブリンが入ってきた。
「ようこそお客人、私はこの村の村長をしております。」
「うむ、よろしく頼む」
「それで自分達にお願いとは何ですか?」
村長の自己紹介が済んだ後リムルが代表して要件を聞いた。
「実は最近魔物の、動きが活発になっているのはご存知でしょうか?」
「いや。」
「我らの神が一月前からお姿をお隠しになられまして、近隣の魔物がこの地にちょっかいをかけ始めたのです。」
そうして話を聞いているとヴェルドラが消えた事によってこのゴブリンの村が襲撃されているのを知った…ヴェルドラの存在が魔物避けとして機能していたのだろう…その証拠に家の中に飾られていた壁画にはヴェルドラとおもしきものが描かれていた。
「我々も応戦したのですが、戦力的に厳しく」
「そ、そこで貴方様達に」
「力を貸して欲しい…と、レイギスさん達はともかく、自分スライムですので期待されているような働きは出来ないと思うのですが。」
「ハハハ、ご謙遜を。」
「ご謙遜を。」
「む?…リムル、それは無意識にやっていたのか?」
「ただのスライムにそこまでの妖気は出せませぬよ、相当に名を馳せる魔物なのでしょう?」
そう言われたリムルはしばらくするとスライムなのに汗を流しているようなリアクションを取っていた…レイギスは呆れながらではあるがリムルに念話で話しかけた。
〔リムルよ、まさか今の今まで無意識でその妖気を出していたのだな…〕
〔恥ずかしながら…ていうかレイギスさんと雷丸は気付いてたのか!?なんで教えてくれなかったんだよ!〕
〔お前がスライムの見た目故、襲われぬようあえて、妖気を出しているものと思っていてな…すまないそうではなかったのだな。〕
〔い、いや謝る程じゃないって俺が気づかなかったのが悪かったんだし〕
リムルは念話を終え村長のゴブリンに話しかけた
「フフフ、流石は村長、分かるか。」
「勿論でございます、漂う風格は隠せておりません、レイギス様は当然としてそちらの方も妖気こそ隠しておりますが相当の強者の気配を感じます。」
「流石に一つの村を収めるだけはあるな、これでも相当妖気と気配を偽っていたのだが」
そう雷丸が言うと本来の気配に戻し、リムルは言った。
「そうか、分かってしまったか…お前達は中々見所があるようだな」
そう言いながらリムルは妖気を抑えた…レイギスはそんな要素をため息を吐きそうな顔をしていた。
「ほう、我々を試されておいでだったのですね?その妖気に怯える者も多かったので助かります。」
「そ、そうだな!怯えずに話しかけて来るとは見所があるぞ!」
そうリムルは誤魔化しているが、言っている事は何故か合っている…レイギスは堪えきれなかったのかため息を零し、村長のゴブリンに問いかけた
「それで、私達に願いとは。」
「は、はい、お願いと言いますのが…」
村長の話に寄ると東の地から来た狼の魔物牙狼族が押し寄せ戦いになり、多数のゴブリン達が討ち死にしたのだと言う、本来牙狼族一匹に対しゴブリン十匹で勝てるかどうかという程の戦力差があるのだとか…討ち死にしたゴブリン達の中には村の守護者と呼ばれる名持ちのゴブリンも居たのだが、力及ばず討ち死にし、村は危機に瀕している。
牙狼族は全部で100匹、それに対しこの村で戦えるゴブリン達は雌も合わせて60匹程と、絶望的な戦力差があり、この情報を齎したのは赤いヘアバンドのゴブリンの兄で、村長の息子の名持ちのゴブリンであった…それを話している村長の顔は辛く悲しげであった…無理もないだろう…息子が村の為、その命を散らしたのだから。
村長の後ろから話すゴブリン達も不安そうにしていた、それを聞いてレイギスが一つゴブリン達に問いかけた
「村長よ、一つ確認をしたい」
「はは、何なりと」
「私達がこの村を助ける事を対価に、お前達は何を差し出せる?」
そうレイギスは言い、村長の顔をじっと見ていた、村長達はそれを聞いて更に不安そうな表情をしていたが意を決したのかその目を見て言った。
「わ、我々の忠誠を捧げます!!我々に守護をお与えください!さすれば我々ゴブリンはリムル様とレイギス様に忠誠を誓いましょう!!」
「誓いましょう!」
そう言い、平服する村長とその息子のゴブリン…村に来て間もない筈のレイギス達に頭を下げ、仲間達を守りたい、その一心で忠誠を誓っていた…決意が本物だと理解したリムルとレイギスは返答を返そうとしたその時…。
ウオオーン!!
その遠吠えにゴブリン達は恐れ慄いき慌てふためていた。
「リムル。」
「あぁ、レイギスさん、言わなくても分かる」
レイギスと雷丸、そしてリムルは家を出てゴブリン達の元へ向かう、村長は怯えるゴブリン達を宥めようと頑張っていた。
「恐れる必要はない、これより斬る相手だ。」
そうレイギスが言うと、ゴブリン達は一斉にリムル達の方を向いた。
「!そ、それでは、」
リムルとレイギスは村長を見て告げる。
「お前達の願い、暴風竜ヴェルドラに代わり弟子であるレイギス・T・エミリオンと」
「リムル・テンペストが!」
「「聞き届けよう!」」
そうレイギス達が宣言し、それを聞いた村長は涙を浮かべ、村のゴブリン達全てが平服した。
「ありがとうございます!我々はリムル様とレイギス様の忠実な僕にございます!」
こうしてレイギス達はゴブリン達の主、守護者となった。
「緊張しているのか?リムル、安心しろ万が一の時は、私がお前を守ってやる」
そう微笑を浮かべながらレイギスはリムルに言い、それを聞いたリムルは慌てた。
「い、いや大丈夫だよ!レイギスさん、俺もそこそこ強くなったしさ!」
「ふむ、ずっと気になっていたのだが、何故お前は私をさん付けで呼ぶ?同格なのだから呼び捨てで構わないぞ?」
「え?良いのか?」
「むしろ気を遣わせるのは本意ではない、これからは呼び捨てで頼む」
「分かった、これからはそうするよレイギス」
「あぁ…さて、負傷者の元に行くとしよう…治療する術はあるのだろう?リムル」
「あぁ、先ずは負傷者の所に案内してくれ」
その後村長の案内で負傷者の元に向かった。
「出来るだけ手は尽くしたのですが…。」
そこには牙狼族の爪や牙によって引き裂かれたゴブリン達がいた。
リムルは一人のゴブリンを捕食していた。
「り、リムル様何を!?」
「案ずるな、リムルも考えあっての事だろう」
慌てた村長をレイギスが諌めているとリムルは捕食したゴブリンを吐き出した、吐き出されたゴブリンは傷が治っている事に気づくと立ち上がった。
「おっおぉ!き、傷が!?」
「治っている!」
そう、リムルは一度捕食し、ヒポクテ草からから作った回復薬をかけ傷を治していたのだ。
「さて、私も一つ試してみるか」
そう言ってレイギスも深傷のゴブリンの元へ行き魔素で一枚の札を当てると、みるみる内に傷が無くなっていった、当てていた札は若干色が淀んでいる。
これには村長やゴブリンも更に驚いていた。
そうして、リムルとレイギスはゴブリン達を治療して回った
「さ、流石はリムル様にレイギス様!」
そう言って村長とゴブリン達はその場で再び平服する、全員を治療し終えた後リムルが村長に指示をだす。
「柵を作る!村の防備を固めるぞ!」
「それと、今使える武器を選定してくれ、無ければこちらで創りだす、戦いの準備を始めるぞ。」
そうしてレイギス達は牙狼族達に対抗する為準備を進めた。
その夜、満月に輝くジュラの大森林東の平原にて、100匹以上の牙狼族の群れがいた…その中で右眼に傷があるボスと思しき個体が高らかに同胞達に告げる。
「良い夜だ、この森からヴェルドラの加護は失われた、恐れるものは何もない!今夜!あのゴブリンの村を滅ぼしジュラの大森林の足掛かりを作ろうぞ!!」
ウオォーーン!
「我らはこの森の支配者となるのだぁ!!」
ワオォーーン!
「我らの爪は如何なる魔物をも引き裂き…牙は如何なる魔物をも食い破る!!」
「「「ウオォーーーーン!!」」」
牙狼族達が雄叫びを上げ、一斉に走り出す、狙うはゴブリンの村唯一つ、先頭を走るボス、やがてゴブリンの村が見えてくるとが、様子がおかしかった、村の周りを木や鉄のような柵で覆われていたのだ…そして村の入口には何故かスライムがいた。
「フン!あんな貧弱な柵!何の意味がある!」
我ら牙狼族であればあんなもの直ぐに薙ぎ倒せる、ゴブリン共の悪足掻きだとボスが思っていると額に星形の模様があり、毛色に白が混ざったボスの息子が話しかけに寄ってきた。
「親父殿、あの者です、例の…」
「お前が言っていたレイギスとか言う者と一緒にいた異様な妖気を放つ魔物か?……くだらん!唯のスライムではないか。」
息子が昼間に言っていた魔物がまさかスライムだとは思わなかった、警戒する必要などなかったと思っていたボスの耳にスライムの言葉が聞こえてきた。
「一度しか言わない、このまま引き下がるなら何もしない、さっさと立ち去るが良い!」
ボスはスライムが喋った事に驚きこそしたが、下等な魔物風情が我らに命令するなど許せぬと……「侮った」。
「小賢しい!スライム如きが我ら牙狼に命令するな!!あの柵を薙ぎ倒せ!ゴブリン共を血祭りに上げろ!!」
ボスの命令により前衛にいた牙狼達が一斉にゴブリン達に襲い掛かろうとしたが…柵に近付いた瞬間見えない何かに阻まれ傷を負う者、ゴブリン達の矢に射抜かれる者など、ボスにとって予想外の光景が広がっていた…そして柵の前をよく見ると、同胞達の血によって、何か細い物が垂れ下がっているような見える…そう、柵の前に糸が張り巡らされていた。
「スキル鋼糸だ。」
「貴様の仕業か!?」
「そうだ!」
だが一匹の牙狼が矢と糸を辛うじて突破し柵ごとゴブリン達に襲い掛かろうとした瞬間…何か鈴のような音が聞こえたと思った時牙狼はある者によって首を落とされていた。
リムルの左に死骸が落ち、いつの間にかリムルの隣りにいたレイギスが刀を鞘に収めていた。
突然のレイギスの登場に牙狼達は戸惑う中、牙狼族のボスはレイギスの美しさに見蕩れていた。
レイギスから発せられる強者の波動とその持ち前の美貌に目を奪われていたが直ぐに正気を取り戻し、誇り高き、自分達牙狼族が…ゴブリンやスライム等という下等な魔物に翻弄されている事を認められないでいた。
「矮小なる魔物め!捻り潰してくれる!!」
「親父殿!?」
牙狼族のボスはリムルに向かって走り出す、仲間達の血で位置を特定した糸を牙で切断し、そのままリムルに襲い掛かろとして…
「リムル様…。」
村長を含むゴブリン達が声を上げるが、レイギスは結末が分かっているかのように刀を下ろしていた、何故ならリムルに飛び掛かろとしたボスは宙に浮いていたからだ。
「粘糸さ。」
「これしき!」
ボス粘糸から脱しようと藻掻こうとした瞬間自身の首筋に冷たい感触があった。
「無駄な抵抗は寄せ、一族の長たるもの、結末を受け入れろ。」
「くっ!な、何故だ!?貴様程の者が何故、ゴブリンやスライムに味方している!?」
ボスがそうレイギスに問い掛けるとレイギスはある事実を言った。
「私に忠を誓った者達を守ろうとして何が悪い…何よりお前が下等と侮るスライムはお前などよりも余程強いぞ?」
「ば、馬鹿な!?我がそこのスライムよりも弱いだと!?」
「リムル。」
「あぁ、スキル水刃!!」
そう言ってリムルは水の刃で近くの大木を切断する…その光景を見たボスと牙狼達は驚愕していた。
「馬鹿な…。」
「これで納得出来たか?お前よりもリムルが強いと言うこと…まだ納得仕切れていなさそうだな、リムル、妖気を解放してやれ。」
「そうだな。」
そうレイギスに言われ、リムルは抑えていた妖気を解放した…リムルから放たれる凄まじい妖気にボスは唖然としていた。
「ば、馬鹿な……何故スライムがあれ程の妖気を……。」
ボスはリムルから発せられる妖気に信じられないでいた…昼間に息子が言っていた事が、事実だと身を持って理解させられた。
「お前達牙狼族は、確かにそこそこ強いのであろう、仲間との連携にお前の統率力は本物だ…だが、敗因として、お前達は相手を見下し、下等と侮った事だ。」
ボスは言い返す事が出来なかった…レイギスの言った事は全て事実であったから。
「分かった……我の負けだ…だがどうか、仲間達は斬らないで貰えないだろうか?敗者に頼む権利はないとは分かっている…しかし!それでも頼みたい!どうか我の首一つでこの場を収めて頂きたい。」
「ふむ…私は、戯れは見逃すが侮りは許さぬ主義だが…リムル、この者の首は要るか?」
レイギスはボスの首筋に刃を合わせながらリムルに言った。
「いや、要らないよ、だから離してやってくれ。」
「そうか、命拾いしたな、牙狼のボスよ…私だけであれば斬っていたぞ」
そう言いながらレイギスは、刀をボスの首筋から離し、牙狼の血を払って鞘に収めた…そしてリムルはゆっくりと前に進み牙狼族達に向かって叫んだ。
「聞け!牙狼族よ!!お前達のボスは敗北を認めた!選択させてやる、服従か、死か!」
そう言うリムルにレイギスは念話で話しかけた。
〔リムル、何故二択にしたんだ?斬るならば即座に私がやると言ったが…立ち去る選択肢を与えなくて良かったのか?〕
〔すまん、つい二択を迫ってしまった。〕
〔全く…服従するならば潔く死をと向かって来るやもしれんぞ?…そうなれば私が総て斬り伏せてやるが…」
〔ま、待て待て!早まるな!?今考えるから!!ん〜〜!お、そうだ捕食!〕
何か思い付いたのか、リムルは先程レイギスが斬った牙狼族の死骸を捕食した、レイギスも気になったのか付近に転がっていた牙狼族の死骸の元へ歩き手を伸ばして触れた。
その光景にボス達は目を見開いていた。
(メーティス解析は出来そうか?)
【了、問題ありません】
そうしてレイギスも牙狼族の死骸を解析しスキルを手に入れていた時一部取得した牙狼のスキルに変化がおきた。
《確認しました、特定のスキルを個体名レイギス・T・エミリオンが獲得した為、スキル、威圧が変質します…成功しました…牙狼固有スキル、威圧は、玉藻狐固有スキルとして、玉藻覇気へと新生しました。》
そうして解析を終えるとリムルも捕食が終わったのか黒い霧に包まれる、それが晴れるとリムルの姿はボスよりも一回り程大きい牙狼へと変わっていた…レイギスがその再現度に関心していたが、これからリムルのする事を察しリムルの後ろに移動し、魔素で作った札を使い結界を張った…結界が村全体を覆い尽くした…牙狼族のボスも範囲に入ってしまっているが…そこは妥協したレイギスである。
「ククク、聞け!今回だけは見逃してやろう!我に従えぬと言うのならばこの場より立ち去る事を許そう!」
アオォォーーーーーン!!
リムルがそう言い放ちながらスキル、威圧を咆哮を上げる…その凄まじい威圧に牙狼達は吹き飛ばされそうになるが、なんとか持ち堪える、ゴブリン達もレイギスが張った結界により無事だった。
牙狼族達はリムルの威圧に抗いながら突き進んできたが、レイギスは刀を構える様子はない、やがてリムルの前まで集まると牙狼達は一斉に平服…と言うよりは伏せの体制になりながら言った。
「「「我ら一同貴方様に従います!」」」
牙狼達は服従を選択した、これにはリムルも予想外だったのか少し唖然としていた…レイギスはやれやれと言いたげな表情をしながら結界を解くと、村長がリムルに問いかけてきた。
「か、勝ったのですか?」
「ん〜そうみたいだなぁ、争う必要が無くなったのは良い事だ、うんうん、平和が一番」
「そうだな…私も好き好んで血を見る趣味はないからな。」
こうしてゴブリン村の戦いはあっさり決着した…ゴブリン達が喜び合う中牙狼族のボスはレイギスをジッと見つめていたのであった。
最後までお楽しみ下さりありがとうございます、そこで一つお知らせですが、もしかしたら仕事の都合等もあり投稿頻度が落ちるかもしれません、念の為付けている亀投稿のタグがその理由の一つです、もう一つは、私のモチベーションが維持出来るかどうかで、投稿頻度が遅くなるかもしれないからです…我儘な作者ですみません…ですが、なるべくモチベーションを切らさないよう頑張りますので宜しくお願い致します、ではまた次回にお会いしましょう。