東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さん、初めましての方は初めまして。
前の作品も見てるぜ!って人はいつもありがとうございます、くるくる雛です。
本作はもう一つの作品が間が空くのでその穴埋めに作ろうと思ってましたが、案外いけるんじゃね?ということで作った作品です。
今回は相方の力を借りておりませんので文章力が不足気味ですが読んでいただけるとうれしいです。
それでは東方学園録スタートです!


第一話 日常からの解放

5月のとある金曜日、俺はいつも通り7時に起床しそのまま頭が働いていない状態で機械的にリビングにいる男に挨拶を、母にすこし感情のこもった挨拶をしながらトーストを食し、身だしなみを整え、起きてから20分もかからず家を出て学校へと向かった。

通学は基本的に自転車だ。

たまには電車を使ったりもするが朝から体を動かした方が頭の電源が入りやすいという理由から家から2、3駅離れた学校まで自転車で通学している。

教室につくとある程度固定されている朝早くから登校している男女混合連中と軽く挨拶をし自分の椅子に座る。

(いやぁ、最近やっと皆挨拶を返してくれるようになったなぁ)

じつはこの信貴峰という男高校に入ってすぐに剣道部に入ったのだが先輩の態度が気に入らないといって先輩達と喧嘩をしたことがあって、同学年からは避けられていたのだ。

(さてと、アイツはまだ来てないか、なら次の電車だな。)

と自分の話相手がくるまで読書でもするかと本を取りだそうとすると

「なぁ信貴峰!お前今日の英語の予習やってる?」と連中の中にいた一人の男から声をかけられた。

「勿論やってるさ、単語も英訳も問題もな。」

正直心の中ではまたかと思っていたがまぁいまさらかと流しながらノートを渡す。

「まじか!問題までやってるのは助かる!」

少し借りるな!と無駄に大きい声で言ってまた連中の中に戻っていく。

適当に手を振った後15分位読書をしているとぞろぞろと教室に他の生徒たちが入ってきた。

朝の見慣れた光景で電車で登校してきた奴らが到着した証拠だ。

俺はその中に友人の姿を見つけ談笑をして時間を流した。

 

 

 

 

 

一日の授業も終わり、HRの挨拶が終わるか終わらないかの時間で教室の外へと飛び出す。

早めに学校を出ないと駅へと向かう生徒で自転車が漕ぎにくくなるからだ。

後ろからまたねーとか帰りにワックいかねー?等という話声が聞こえる。

早めに学校を出ることには成功したらしい。

無駄に勝ったという感情を抱きながら今日もこのまま家に帰りゲームしたり勉強したりしてまた一日が消費されるんだろうなと考え帰路についた。

 

 

 

 

 

帰る途中にコンビニで雑誌とアイスでも買うかとコンビニへと向かうために路地裏へと入ると俺のクラスメイトが大学生と思わしき奴らに絡まれていた。

 

「ねぇ君可愛いね~俺たちと一緒に遊びにいかな~い?」

「いやです!離してください!」

 

どうやらナンパのようだ。というか今時あそこまで典型的なナンパするやつもいるんだな。

 

「そんなに邪険にしなくてもいいじゃない。楽しませてあげるからさ~」

「そうだよ!それに少し付き合ってもらうだけでいいんだって。」

「嫌です!あなた達みたいな3人一緒でないと女性に話しかけもできない人たちとなんて拒否します!」

 

おおう、なかなか言うなあいつ、ただナンパ共は怒り始めてるけどな。沸点の低い連中だ。

仕方ない今のうちに止めておくか。

 

「はいはいそこまでにしとこうぜお兄さん方、この子嫌がってるしさ。」

 

そう言いながらクラスメイトをつかんでいた手を離させる。

するとナンパ共の一人がこっちに向かってメンチを切りながら邪魔すんなと言い放ってきた。

 

「クラスメイトがアンタらみたいなやつに話しかけられてたら邪魔もするだろう?それともお前らはこんな状況でも関係がないと切り捨てる道徳心のない欲望のみの猿か?」

 

挑発交じりにいい放つ、そして予想道理ナンパ共は殴り掛かってきただがまともに当たることは無く手前で異様な方向へと軌道が変わり俺の腕をかすめるだけだった。

ナンパ共はその状況に驚いていたがおれには稀にあることなので特に驚きもせず反撃に移る。

まず大分力が籠っていたのかよろめいているナンパAの背中に肘鉄をかましてこけさせる。

ナンパBが俺の顔目がけて上段蹴りを繰り出してくるが今度はかすりもしない。俺はそのままもう一方の足を刈り上げこいつもこけさせる。

ここまでは良かったのだが残り一人の相手をしたときに問題が発生した。

ナンパCは俺の顎をめがけてアッパーをしてきたので俺がそのアッパーに手をあてて弾いた。

すると弾いた拳はそのままナンパ野郎の顔にめり込んだ。

ただ顔に当たっただけならば問題はなかったのだがめり込んだのだ。

 

「は?」

 

この光景には流石に俺も呆然として疑問の声がでてしまった。

他のナンパ男はその光景を見て逃走。

その後状況をどうにか確認した俺は救急車を呼びクラスメイトと共に事情を話し一先ず家に帰ることになった。

 

 

 

 

 

家の玄関に着くと母と父以外の靴が並べられていた。

来客が来ているのかと思いながら一応ただいまと言って家に上がった。

 

「おかえり空華ーちょっとこっちに着なさーい」

 

(客が来ているのに俺を呼ぶ?何の用だ?)疑問を浮かべながらも声のした部屋へとはいる。

 

「なにか用事かい母さん。」

「そうよ、と言っても私がというよりあの人がよ。」

 

部屋へと入ると少し考え事をしている顔の母と清楚さを感じる美人が対面に座っていた。

 

「初めまして私は八雲紫というものよ、あなたが空華君ね?」

 

笑顔のまま女性が訪ねてくる。

 

「はいそうですが…何か自分にご用でしょうか?」

 

とりあえずお客ではあるので口調を敬語っぽくしておく。

 

「えぇあなたに転校してもらいたくてね。」

「え?どういうことですか?」

 

いきなりの宣告に口がポカーンと開き、つい敬語を忘れてしまった。

 

「ちゃんと説明するから聞いてね?この世界には偶に能力を持った人間が生まれてくるの。ほとんどの場合は生まれた時に能力がわかるのだけれどね、あなたは何故か今まで発動せずにいたのだけれど今朝能力が発動してしまったのよ。」

「能力?何を言ってるんですか?そんなもの現実にあるはずが…っ!」

「その反応、心当たりがあるのよね?」

 

何故か女性は確信がある様に言ってきたがともかく事情を説明する。

 

「はい、実は…」

 

 

青年説明中

 

 

「成程、私が調べた能力の発動時間とぴったし重なるわね、それにどう考えてもそれは一時的にあなたの能力が暴走した結果ね。」

「やっぱりか…ちなみに自分の能力って何なんですか?」

「『流す程度の能力』よ。ただ流すと言ってもその仕方によれば本来以上の力で使えるみたいだけど。」

「それであのナンパ野郎は顔に拳がめり込んだのか…」

「えぇ、ちなみに彼は私がどうにかしておいたわ、命には別条はないわよ。ただこれでわかったでしょう?あなたの能力が一般の社会に紛れる危険性が。」

 

確かに危険だ自分にその気がなくても人を傷つけ、下手をすれば殺してしまう可能性すらもあるのだから。

それにしても転校か、今の生活に文句があるわけではないがもう少し刺激が欲しかったところだ。それに俺に能力があると驚きもなしに言えるということは多分

 

「…あなたが自分を連れていこうとしている所には自分みたいな能力を持った人がいるんですか?」

「勿論♪むしろ能力を持ってない人のほうが少ないわ。」

 

やっぱりか。これは刺激に満ちた毎日を過ごせるかもしれないと考えを固め母に話しかける。

 

「なぁ、母さん俺「行ってきなさい。」え?」

「あんた、行きたいんでしょ?だったらあなたが後でいけばよかったと後悔しないようにした方がいいわ。それとも私の元から離れたくないのかしら~?」

「はは、冗談そんなマザコンじゃねぇよ…ありがとう母さん。」

 

そうして女性に顔をむけ転校するという意思を伝える。

 

「えぇわかったわ。」

「それで引っ越しはいつ頃にすればいいでしょうか?」

「そうねぇ、実はさっきのケンカなのだけれど他の一般人にみられていてね、少し騒動になりかけてるの。だから休みの内に移動したいのだけれど。」

「休みの内…ですか?」

 

ふむ、と少し考える、確かに騒動になっているなら早めに移動した方がいい、だがいくらなんでも早すぎる。

それに最低限友人には引っ越しする事を直接会って伝えたいが…

 

「もう少し日数はいただけないでしょうか?」

「私は別にかまわないけれど、あなたが嫌な思いをするわよ?」

「嫌な思い?」

「そう、あなたは1年前部活の年上の人たちとケンカしたでしょう?そして今回の能力の暴走とはいえはたから見ればあなたが相手の顔に拳をめり込ませた様に見える状況。周りからの目線はどうなるかしら。」

「…!」

「わかった?土日の内に移動する理由が?」

「わかりました。じゃあ引っ越す日は土曜日、明日の朝9時でお願いできますでしょうか?」

「明日の9時?」

「えぇ、引っ越して一日は荷物整理で潰れるでしょう。でも町の様子などは大体見ておきたいのでそれ様に一日を、と思いまして。」

「あぁそういうこと、別にかまわないわよ。それでは明日の9時に迎えに来るわ。」

「ありがとうございます、八雲さん。」

「どういたしまして。それと荷造りはしなくてもいいわよ?私の能力で送れるから。」

「はい、ところで八雲さんの能力は何なんですか?」

「私?私は『境界を操る程度の能力』よ。」

「境界、ですか?」

 

いまいちピンと来ない能力だ。

 

「まぁ大体は移動能力とでも考えてくれてもいいわ。それと、私のことは八雲、ではなく紫とよんでいいわよ。」

「わかりました紫さん、それでは明日は…もとい明日からお願いします。」

「えぇ、それではまた明日。それじゃあ用意してまっててね。」

 

そう言うと彼女は空間に指を走らせ空間に新たな空間を作りその中に入っていった。




ふぅ…いつも書くのは相方に丸投げしていましたが小説って書いてみると充実感はありますがとても大変ですね。
今回の作品はいかがでしたでしょうか?個人的には紫さんの優雅さがまだ出てませんね、ここから精進せねば。
それでは改善点や言い回しの変更などのアドバイスがございましたら感想欄からコメントしていただけると嬉しいです。

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