今回は記念すべき第10話!さらにお気に入りも10人に到達しました!
まぁ特になにかするわけではありませんが。
それでは今回もどうぞ!
絶品の親子丼を食べた後、次の時間が調理実習のため俺は妹紅と魔理沙さんと調理室に移動した。
調理や製菓が好きな俺はこの学校の調理室のすごさに感動していた。
「この学校、調理室もすごいな…」
「そりゃ紫のやつが常に最新器具を揃えているからなそんじょそこらの学校どころが店にも勝るぜ」
「そうそう。それに料理長がここで学食やってるのも紫が最新器具がでたら全部店にも置いてやるって契約らしいからな。」
成程。味に比べて値段が以上に安いのもそのあたりが関係してるのかもしれないな。
とりあえず時間もぎりぎりなので目の前の席に座る。
「おい信貴峰そこでいいのか?」
「は、どういうことだ?」
何だ?ここは座ったらいけない席だったのか?
「いや相手決めないで座ったからさ。」
「相手?」
「あら。あなたが今日のパートナーなのかしら?」
調理台の反対側の席を見るとそこには青髪の少女が座っていた。
「えーと…確かレミリアさんだっけ?」
「あら。私のことを知っているのね。」
「まぁさっきの体育の時にな。それよりも相手を決めるって何なんだ?」
俺は魔理沙に聞いたのだがその質問にはレミリアが応えてくれた。
「この学校は好きな人同士で調理できるようにあらかじめパートナーを決めて席に二人で座るのよ。だから相手を決めずに座っていいのって魔理沙は聞いたのよ。」
「あぁ、なるほどだったら別に問題ないよ。話相手は増やしておきたいし。」
そう言った後チャイムが鳴り聖先生が皆さん座ってくださいねーと言いながら入ってきた。
数人の立って駄弁っていた生徒もその声に合わせ順次席に座っていく。
「それじゃあ今日は皆さんにカップケーキを作ってもらいますが、今回は二人別々に作っていただきます。」
「なんでだぜ?」
霧雨さんの疑問の声が教室に響いた。
その理由はちゃんと答えますからと先生がたしなめ、言葉を続けた。
「今日は一人4つカップケーキを作ってもらいます。1つは自分用で2つは好きな人に渡すようです。そして残りの1つは今回のパートナーに渡してください。」
「あぁなるほどそれで一人で作れってことか。」
「なるほど相手と味比べをするんだな!」
そう霧雨さんが叫ぶ。霧雨さんは勝負事が好きなのかな。
「まぁ大体その通りですね。基本的なカップケーキの作り方は調理台の上に置いているので皆さんそれを見て作ってみてください。それと材料と調理器具は私の所にありますから好きなものを持って行って作ってください。それでは始めです。」
聖先生の気の抜けた掛け声でカップケーキ作りがスタートした。
まず俺はどんな材料があるのかを確認した。
(基本的なカップケーキの材料にチョコレートなんかの追加品か…よし)
作る味は決まったので俺は食材と調理器具を持って自分の台へともどる。
「よしっ作るか。まずは」
ボールに温めて柔らかくなったぐらいのバターを6gいれそこに砂糖を12グラムいれすり混ぜる。
次にヨーグルトを24g加え混ぜ合わせる。混ぜ終えたら合わせてふるった薄力粉24gとベーキングパウダーをほんの少し加えさっくりと混ぜる一先ず一つめの生地のもとが完成した。
2個目の生地を作ろうとしたところで目の前でブシュっという音が聞こえつい首をそちらへと向ける。
そこにはエプロンを真っ赤に染めたレミリアの姿があった。
(Why!?えっなんで調理実習でそうなるの!?そういえばあの子吸血鬼とか言って…まじで!?そんなものを俺食わないとだめなの!?)
混乱しながら彼女の持っている物をよく見ると…トマトだった。
なんだこれ紛らわしい、ってトマトか…また珍しいものを作るんだな。
今の出来事に一通り納得した俺は残りのカップケーキの生地を一気に作りに入った。
5時間目は生地作りの時間だったようで生地ができた人から六時間目まで休憩というなんともゆるい授業となっていた。
余りに暇なので何か作っていいかと聖先生に聞いたところ残っている材料なら使ってくれてもいいと許可が下りたが…
「何を作るか…時間がかかるのは無理だし…」
「あ、信貴峰さんまだ何か作るのですか?」
「あぁ鍵山さんか。いや時間が余って暇だから何か作れるかと思ったんだが何を作るかで迷っていてな、何か食べたいのとかある?」
俺はなんとはなしに鍵山さんに聞いてみる。
すると鍵山さんは少し首に人差し指を当てて考えると答えた。
「生クリームとフルーツがたっぷりの洋菓子…ってこれじゃあ全然絞れませんよね。」
そういって鍵山さんは苦笑いをした。
確かにその条件だとほとんどの洋菓子があてはまる。だがリクエストはもらえたし後は短時間でできるもの…やっぱり色々あるな、ってまてよ?この人達だと鍵山さんに一つ渡したら自分もくれと言いかねんな。となると…あれか。
「よし決まった。」
「えっあの要望で決まったんですか?」
「あぁ、少し待っていてくれ。」
俺は教室の時計を見ながらそう応えた。
(残りは25分と休み時間の10分か時間は十分にあるな。それに焼くのは先生がやると言ってたから実質もっと時間はあるか。)
まずボールに薄力粉と卵と砂糖を混ぜそこに溶かしたバターと牛乳を入れ混ぜた。
そのあとその生地の元をこし、30分ほど寝かせる。
その間にイチゴ・パイン・キウイ・バナナ等のフルーツを刻む。
生クリームは氷水を入れたボールの上に一回り小さなボールを乗せ生クリームをかき混ぜていく。
「あなた手際がいいのね。」
混ぜているとレミリアが話しかけてきた。
「ん?そうか?まぁこういうことが趣味だからな家でもよくやるんだよ。」
流石に生クリームを手で混ぜているせいかカチャカチャと音が鳴りその音に気がついて皆が寄ってくる。
「信貴峰なに作ってるんだ?」
「それは完成するまで秘密だ。」
「えー教えてくれてもいいじゃないか。」
「別に教えてもいいんだがな、楽しみはとっておいた方が良くないか?」
「それにしてもすごい手際ね…」
「そりゃどうも…っとこんなもんか」
俺は生クリームを八部立てにすると冷蔵庫にいれて六時間目を待った。
6時間目のチャイムが鳴った瞬間俺は先ほど作っておいた生地を取りだす…っておい
「なんで皆俺の所に来てるんだ?」
何人か話したこともないやつらがいるし、無表情でこちらを見てる子もいるし…
別に見世物ではないんだけど…まぁいいか。
熱しておいたホットプレートにバターを塗りその上から薄く生地をしいて焼いていく。
片面が焼けたらもう片面も焼き半分に折る。その上に生クリームとフルーツを乗せ…クレープの完成だ。
「はい、鍵山さん。リクエスト通り生クリームとフルーツたっぷりの洋菓子だ。」
「あ、ありがとうございます。それじゃあ早速いただきますね。」
鍵山さんはクレープを受け取ると自分の席へと戻って幸せそうに食べている。
その様子を見てこのクラスのキャラを考えるとこれですむはずがないので次の生地を焼き始める。
『ねぇ(あの)信貴峰!。(さん!)』
「…なんだ?」
『私の分も作って!』
…予想通りであった。
そのあと結局クレープをクラス全員分焼くことになった。調理実習って何なんだろうな。一人で皆の分をつくることだったかな。
まぁその後にレミリアのトマトカップケーキをもらった、まぁ授業でそういう決まりだったとはいえ女子から物をもらえるのは素直にうれしいな…俺の作ったカップケーキは全部女子達に奪われたけど。
女子ってスイーツにかかわるとあんなに怖いのか…でも今日の学園での予定は帰りのHRやってその後に部活動を見学して帰るだけだし楽だろう。
そんなことを考えながら教室へと戻った…
「…聖先生。クレープ食べながら教室に戻らないでください。」
「ごめんなさい。つい美味しくて。」
聖先生は満面の笑顔だった。
今回もお読みいただきありがとうございます。
今回は料理方面に走り気味であまりキャラに触れれてませんね。反省です。
それではみなさんまた次回!