東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
最近サブタイトルの名前を考えるのが難しいです。
それでは今回もどうぞ!


第一七話 親方!空(スキマ)から女の子が!

学校のアナウンスの時のチャイムが鳴ると上機嫌な紫さんの声が聞こえてきた。

 

「皆~♪いつもニコニコあなたの隣に分け入るスキマ。八雲紫です♪」

 

おい誰か放送止めろ。もしくは教室に備えてある放送用のスピーカーの音量を0にしろ。

 

「今日はゆっかりんからの大事な放送が~…え、あの藍?なんでそんな物もっt「ピンポンパンポーン」

 

紫さんが話している最中にチャイムが流れ急に放送が途切れた。

何故だが放送を終える時の少しずつ音が小さくなっていくバージョンのチャイムが今現在誰かの生命力が少しずつなくなっている様な印象を受けた。

本来なら不安になるはずなのだが今は放送を止めた人に感謝の念しか浮かばない。ナンデダロウナー

そんな考えをしてから5分位してもう一度放送のチャイムが鳴り、やたら敬語の紫さんの声が聞こえてきた。

 

「えー全校生徒の皆様に御連絡です。本日の授業は1時間目から4時間目まで体育に致します。詳しい詳細は今から各クラスの担任がそちらのクラス向かいますのでご説明を受けてください。」

 

連絡は終了し終わりのチャイムが鳴り響く。

それと同時に聖先生が教室に入ってくる。あの速度は放送が終わるまで教室の前でスタンバってたのだろうか。

 

「それじゃあ、皆さん。説明をする前にプリントを配りますのでそれを見ながら説明を受けてくださいね。」

 

一緒に入ってきた衣玖先生にプリントを半分渡し聖先生自身も皆にプリントを配り始める。

前の席のパチュリーからプリントを受け取り内容に目を通す。

 

「それじゃあ説明を始めますね。」

 

聖先生がそう前振りし話した内容は要約するとこうだ。

 

これから4時間目まで学園主催のゲームを開始する。

 

ゲーム内容

・全員にこちらからタスキ掛けタイプのメダルが表と裏に2ついたベルトを渡すのでそれを守り相手のメダルを無効化すること。

・メダルを無効化する方法はメダルの破壊、メダルの裏に電磁文字で書かれている4ケタの番号を運営側に連絡する、相手のメダルの表に手の平で触れる、相手のベルトを切り地面につける、相手のベルトの奪取の4つがある。

・最終的に生き残った半には班全体の無効化されていないベルトの数数×図書券1000円分が送られる。

・六人一組の班を作りゲームに参加する。(班は各自では分かれずくじ引きで分けられる。)

・班はクラス混合である

 

連絡事項

・範囲内は学校の敷地内全域を範囲とする。

・六人はまとまって行動しなくても良いが連絡は取れるように携帯の番号を交換しておくこと。

・各自渡される機器に三〇分に一度、誰がどこにいるかの場所が提示される。

・妖怪との身体能力の差があるので純粋な人間以外の能力などの使用を禁ずる。

・純粋な人間は右腕にこちらから支給する機器を腕に巻いて置くこと。(能力を一度使うと次に使うまでのクーリングタイムあり。)

・もしケガなどで動けなくなった場合は自分の体からベルトをはずし裏のメダルの裏にあるボタンを押して7分以内に他の人に渡せばベルトは生きていることになる、さらにベルトを貰った人は自分が持っているベルトともらったベルトの2つのベルトが消えない限り敗北にはならない。

・相手のベルトを奪取した場合はそのまま自分のベルトとして使用することができる。こちらの場合も2つのベルトが無効化されない限り敗北にはならず賞金も増える。

・ベルトが無効化されたものは即時体育館に送られゲームへの介入はできなくなる。

・ゲームへの持ち物は各自の判断に任せる。

 

こんな所か。

ふむ、つまり隠れて相手のベルトの裏のメダルを見て連絡して相手を減らすのも一つの手だし正面から壊しにかかるのもひとつの手か。

一瞬相手のメダルを壊すよりメダルに触れたほうが早いと思ったがこの書き方は指先が少し触れるだけではだめで手のひらをおもいっきりつける必要がありそうだな。

なかなか面白そうだ。

 

「それじゃあ皆さん、くじ箱をまわすので各自引いてくださいね~。」

 

各自くじを引いていくがくじを開いた皆の様子がおかしい。

とりあえず俺もくじを引いて中を確認するがそこには何も書かれてはいなかった。

ひとまず皆がくじを引いたことを確認した後俺は質問をすることにした。

 

「あの聖先生これには何も書かれていないのですが。」

「そうです。紫さんがいうにはくじを引いた後で交換などの不正を防ぐための配慮だそうです。」

「配慮?」

「えぇ。それは霊符の一種だそうで何も書かれていないように見えますがちゃんとわかるようになっています。」

「へぇ、そうでしたか。ところでこれどうやって分k…!?」

 

その俺の疑問の言葉は最後まで続くことは無かった。

何故なら足元に急にスキマが開き落下していったからだ。

そして俺が驚きと疑問で思考を停止していた間にスキマを抜け、俺は着地もままならず腰を打ってしまう。

軽く痛みに耐えながら周りの状況を見るとそこは校舎の外で何故か靴も履いていた。

 

「…あ、霊符ってこの時に分けるためか。でももう少し優しく移動できんかね。」

 

なんだかんだで納得はいったところで俺の上にスキマが開き人が落ちてきた。

 

「ちょっ!アンタそこどけぇ!」

「え?急になん…ぐふぅ!?」

 

スキマから落ちてきた少女は俺の腹部へとクリティカルヒットした。

その少女は左右で非対称の翼とは言いづらいものを背負い、三又の矛の様な物を持った少女だった。

 

「あーもう!何でスキマの出口にとどまってんのさ!」

「いやいや、上から落ちてきといてなんだそれ!」

「はぁ!?あんたがルールを守らずに出口でとどまっていたのが悪いんでしょうが!」

「だからってあんたなぁ…ん?ルールだと?そんな物聞いたことないぞ?」

「あんたなに言って…?男?あっあんたって噂になってた転校生か。」

 

少女は俺がルールを知らないことに心底呆れた顔をしていたが俺のことをしっかりと認識したのか納得した顔をする。

 

「あのね、こういうイベントでスキマから出てきた時はまた他の人がスキマから落ちてくるからすぐにどけることになっているの。」

「そ、そうだったのか。…怒鳴ったりしてすまなかった。」

 

真に間違っていたのが自分だということに気づき心からの謝罪をする。

 

「別にいいよ。でも次からは気を付けてよね。」

 

細かいことを根に持たない性格なのか俺が謝罪した後にはもう気にはしないようである。

だがこの少女の説明したことで一つ気になることがある、いや一つできた。

 

「なぁ。」

「ん?なに?」

「ここ、どけなくていいのか?」

「え?あ…むぎゅ!」

「げふぅ!」

 

…二人まとめてスキマから落ちてきたレミリアさんに潰されたとさ。

 




今回もお読みいただきありがとうございました。
次回から本格的にゲーム開始…すればいいなぁと考えています。
だってまだゲームを一緒にする班の人の説明が終わってませんからね!
それではまた次回!
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