東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さん久しぶり、最近とある紅茶なサークルのフランちゃんとのイチャイチャなディスクを買ってヒャッホイな気分のくるくる雛です。
少し遅くなってしまいましたが皆さんあけましておめでとうございます。
拙い作品ではございますが本年度も東方学園録をよろしくお願いいたします。
それでは今回も…どうぞ!


第二十話 一組目、撃破後

「ここなら、ちょうどいいか?」

「えぇ、ありがとう。風通しも良くて涼しいわ。」

「そうか、じゃあ俺はゲームにもどるからもう行くな。」

 

俺は彼女を少し小高いところに生えていた木の影に彼女を降ろし、その場を後にしようとする。

 

「待って。」

「ん?何だ?」

 

急に呼び止められこけそうになるものの、それを隠しつつ彼女の方を向くと彼女は自分のベルトを取りこちらに差し出していた。

 

「これ、ここまで運んできてくれたお礼変わりにあなたにあげるわ。」

「…いいのか?ゲームから失格になるが。」

「いいのよ、正直なところ今の私じゃあ体力が不足していて最後までは生き残れないでしょうから。休んでいる内に誰かに壊されるくらいならあなたにあげるわ。」

 

ふむ、まぁとりあえずメダルを渡してくれるということはそれなりには認めてくれたのだろう。

それは素直に嬉しいことなのだが、本当に貰ってしまっていいのかどうかで迷ってしまう。

しかし、彼女の表情を見るとこちらに微笑んでおり、その笑顔を見て俺は彼女の好意を無下にするわけにもいかないと感じ、受け取ることにしておく。

 

「分かった、ありがたくもらっていくぜ。」

「えぇ、生き残れるように頑張ってね。」

 

その言葉を受け取り俺は受け取ったベルトをポケットに突っ込み、鍵山さんとぬえの所に走っていった。

 

「ふぅ…全く。まだ生き残れた状態でベルトを相手に渡しちゃうなんてね、あの子たちに怒られそうだわ…ま、今日のゲームが終わってから帰りにケーキでも買ってあげたら許してくれるわよね。」

 

 

 

 

 

「ただいま。」

「あ、信貴峰さんおかえりなさい。」

「おっ、おかえり~そっちは大丈夫?」

「なんとかな、途中までは良かったんだが後半が割と危うかったよ。そっちも…無事のようだな。」

「はい、先にぬえさんがリグルさんを倒したら大妖精さんがそちらに気を取られたのでその隙を付いて私も倒せました。」

 

ふむ、話の流れからあの緑髪の子がリグルでもう片方の少しファンタジー気味な羽を持っているのが大妖精という子なんだろう。

そう考察をしているとぬえが俺のポケットから少し出ていたベルトを確認し、増えていることに驚いた。

 

「えっ!?あんた4人と戦って更にベルト一個取ってきたの!?」

「えっ?ベルトですか?本当だ一つ増えていますね、すごいです。」

「いや、戦って奪ったんじゃないよ。実は三人倒した後にレティさんと戦ってな、レティさんが体力切れで戦えなくなったから木陰まで運んでいったらそのお礼にってベルトをくれたんだ。」

「運んでって…あんたその間にメダルが壊される可能性を考慮に入れなかったの?」

 

ぬえがそう俺に告げ俺はあっけにとられた。

 

「…考えてなかった。」

「…あんた少し天然入ってんの?」

「それだけ純真で優しいんですよきっと。」

「…まぁいいけど。」

 

ぬえが呆れながら溜め息を吐きつつ、鍵山さんは笑顔のままこちらを見ている。

俺はその二人のアンバランスな様子に少し面白さを感じ少し笑顔になりながら少し疲れていたのでとある提案をした。

 

「ま、とりあえず休もうか。」

「賛成~」

「そうですね私も疲れました。」

 

そう言って三人共異議無しなので全員に居場所が知れる10分後まで木の下で休むことにした。

 

 

 

 

 

~from西海in武術部道場~

「…誰も来ないな。」

「来ないわね。」

「来ませんねぇ。」

 

ゲームが始まりレミリアが日光の中では戦いづらいと言っていたので武術部の道場の中で待ち伏せて戦うことにしたのだが如何せん誰も来ず、暇を持て余していた。

レミリアが隠れて待つのに飽きて姿を出してきているくらいには暇を持て余していた。

 

「ふむ、あと5分位すれば来るやつもいそうだな。」

「何故?」

「あと5分すればゲームが開始されてから30分になるからさ。そしたら俺たちの居場所が知れて何人かは向かってくるんじゃないかと思ってな。」

「あぁ、そういうことね。でも一気にこられたらいくらなんでもきつくないかしら。」

「その心配はないと思いますよ。」

 

俺とレミリアで議論をしていると文が座っている俺の後ろから抱き付きながら話に入ってきた。

 

「へぇ何故かしら?」

「一気に来るならば多分来るもの同士で争うからですよ。自ら相手の所に行くほどの好戦的な人たちならば出会った瞬間に両者でやりあうでしょう?」

「成程な、でいざとなれば逃げればいいか。庭からもでれるし裏口もあるにはある。」

「私は逃げたくないわね…」

 

俺たちはそう話し合ってもう少し待つことにした。




今回もお読みいただきありがとうございました。
今回は皆様に聞きたいことがございます。
最近タイトルを変えたいと考えておりますが、いかがでしょうか?
実際はこれといったタイトルも思いついておりませんので直ぐに変えるということにはならないと思いますが一応のご確認を。
それと明日は投稿が夜10時半以降、もしくは投稿できない可能性がございますのでご了承ください。
それではまた次回!
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