東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

31 / 82
どうも皆さんくるくる雛です。
今回はあの漫画の技が二つでます。
それでは今回もどうぞ!


第三〇話 パクり技が割と強かった

「うおおおおお!」

 

俺は霊夢さんに向かい待拳、そして開軸脚を連続で放つが待拳は左手の拳を抑え込む時に左手をすかされ、開軸脚は一発目はまともにはいるも、二発目をあてる瞬間に紫さんのスキマに似た何かに逃げ込まれ、その後直ぐに上からのライダーキックを打たれてしまう。

その攻撃を冷静に能力を発動し、流す。

 

「昇天脚!」

 

だが、それでもなお彼女は直ぐに体勢を整え下からの蹴り上げを放つ。

それを俺は顔に受けるがその勢いを受けず、殺さず。勢いをそのままに後ろへと回転し、霊夢さんを蹴り返す。

相手の力を利用する天星拳『転攻』

…まぁ今は能力を使って何とかできてるけど前まで習得できていなかった技だがな。

霊夢さんは俺の転攻を右腕で受け止めるが大きく体制を崩してしまう。

その隙を付いてレミリアはもう一度攻撃するものの、霊夢さんが札を横に掲げた瞬間、波動ともいうべき力の奔流が発生する。

俺とレミリアは吹き飛ばされる、だが痛みはなく、すぐさま体勢を整え直す。

だが間髪入れずに霊夢さんはカードを掲げ、凛とした声で宣言する。

 

「霊符『夢想妙珠』!」

 

その言葉に合わせ、霊夢さんから虹色の球が現れ、俺とレミリアに向け4発づつ放たれる。

俺はそれを真正面から右手、左手のワンツーパンチで二つを砕き、開軸脚と同じ動きで残り二つも砕く。

レミリアは翼をはためかせ空を飛びそれを回避した。

 

「はぁ、下位クラスの技とは言え折角のスペルカードなんだから少しくらいまともに当たりなさいよ。」

 

…なにやら理不尽なことを言ってくる霊夢さん。

この学園は割と自分勝手な人が多そうだがこの人はその中でもトップクラスだな。

しかも実力はあるようだから余計に達が悪い。

 

「まぁ、いいわスペルカードが効かないとしても面倒だからすぐに終わらせるわ。」

 

霊夢さんはそう言うとレミリアに向かい札を投げつけ俺へと突っ込んでくる。

 

「抄地昇天脚!」

 

そう宣言すると突然俺の前でスライディングをかましてくる。

俺はその動きを予想しておらず、後ろへと跳ねてかわす…が。

 

「そこよ!」

 

そんな俺の動きを完全に予想していたのだろう、彼女はスライディングの体勢から急に跳ね上がり、先ほどしてきたのとほぼ同じ、下から上への回転蹴りを放ってくる。

流石に転攻では間に合わないと考え、咄嗟に右手を盾にするがそんなことはお構いなしに蹴り上げられ、吹き飛ばされる。

だが空中で俺にダメージを与えたのはいいが、代わりに霊夢さんは空中で隙が発生してしまう。

レミリアはその隙を逃さず、カードを横に投げながら宣言する。

 

「空華、今のはいい働きよ!夜符『デーモンキングクレイドル』!!」

 

その宣言と共にレミリアは今までの技とは比較にならないほどの回転し、霊夢さんへと突っ込んでいく。

霊夢さんはそれをまともにくらってしまい吹き飛ばされる。

その時俺は既に体勢を整えており、すぐさま行動を起こす。

足に力を流し、霊夢さんの吹き飛ばされている方向へと走り、いまだに空に浮いている霊夢さんに向かい、ジャンプ、その猛烈な速度のまま足を限界まで伸ばし、蹴り放つ。

某漫画に出てくる技の一つ南斗獄屠拳、お前以前北斗側の技をつかっただろとかいう突っ込みは無しだ。

その俺の動きに霊夢さんは目を見開いたがすぐさま正気にもどり、目の前に先ほどの水色の壁を張ってくるが、関係ない。

俺はもう一度その水色の壁に挑むが、霊夢さんがさっきほど冷静に貼れなかったのと、俺の技が前に放った物と威力が段違いだったのが加わり容易に崩すことができた。

 

「なっ!?」

「はあああっ!!」

 

そのまま連続して蹴りかかり、直撃するが流石にメダルは避けられ、彼女の左肩に当たってしまう。

 

「くうっ!」

「今のは砕けると思ったんだが…無理か。」

「…博麗の巫女をなめんじゃないわよ!」

 

俺に肩を蹴られた力を利用して俺の腹部に右足で蹴りを入れてくる。

俺はその一撃の痛みを耐えながら彼女の右足を抑える。

 

「デーモンロードアロー!」

 

レミリアの突撃が身動きがしにくい霊夢さんに向かって突撃する。

だがそれでも霊夢さんは冷静差を崩さず、スペルカードを構え、両手を広げる。

 

「神霊『夢想封印』!!!」

 

霊夢さんから複数の虹色の球が現れ、俺は吹き飛ばされるが、なんとか地面で受け身を取って構え直す。

さっきの球と同じかとも一瞬考えたが、量と大きさが違う。

前に打ってきた似たような技と同じく拳で打ち払えるかと考えが浮かぶが、無謀だと判断し、回避するために走りだす。

少し曲がってきた球を足に一瞬力を流し回避する…が、ここで俺はあることに気づく。

 

「これ、追尾性あるのか!」

 

そう、俺が一瞬だけ早く走った時に彼女の放った球もこちらに向かい曲がったのだ。

それに一発の威力も高い…なんでこんなに難易度が高い相手ばかりあたるのか。

一度神様を殴り飛ばしてもいいんじゃないかな?

 

「って思っても仕方ないよな!」

 

俺は2つ目の球を能力で流し他の球へとぶつける。

これで3つめの球を処理して次の球へと向かう。

その瞬間空間を跨いで霊夢さんが現れ、俺に蹴り技を放ってくる。

俺はそれを予想できずにモロにくらってしまい、更に追撃の虹色の球が俺を襲いに掛かる。

これは回避は不可能と判断し覚悟を決めると横からレミリアが突っ込んでくる。

 

「世話がかかるわね!」

 

その勢いのまま止まらず、むしろ加速して俺を片手で抱えてそのままその場所から一気に離れる。

…女性に抱きかかえられてる状況って割と恥ずかしいんだな、こう、物凄く情けない感じがして…ていうかその小さい体のどこからそんな力が。

だが、ぎりぎりで回避したおかげで、霊夢さんの出した球は全てぶつかり合い、消えた。

その様子を確認した後レミリアは俺を降ろしてくれた。

 

「とりあえず、助かったよレミリア。」

「一つ貸しってことでいいわよね?」

「あぁ、今度何かお礼でもするさ。でも、まずは霊夢さんを倒さなきゃな。」

「それも…そうね。」

 

俺は構えながら能力の残り時間を確認する。

…後1分か、残り少ないがそれは霊夢さんも同じということだが…霊夢さんは能力がつかなくてもお札があるからそこまでの弱体化は見込めない。だったら残り一分で倒しきる!

俺は霊夢さんに正面から駆け込み、正面で回転しながら前転して右手で体を支え、連続の回し蹴りをする。

南斗白鷺拳の技の一つ、烈脚空舞。これも能力を手に入れてからやっと再現できたあの漫画の技だ。

霊夢さんもこんな異様な回転蹴りは見たことがなかったのだろう、流石に同様して結界を張らずに手でさばこうとしはじめる。

 

「まったく、あんたの技はさっきからいちいち受けるのが面倒なのが多いわね!」

「そんな技でもないと効かないだろう?」

「だったらそんなに足掻かずに負けてくれれば助かるのだけれどね。」

「レティさんからメダルを託されてるんだ、そんなことは出来ねぇ…よ!」

 

ここまでの回転蹴りの遠心力を使い、最後の一撃を打ち放つ。

これも決定打とはならなかったが彼女のバランスを崩すことは成功した。

が、俺も遠心力を操れてなくて体勢を崩して俺は床に倒れており、攻撃をすることができない。

だから…必然的にとどめはこうなる。

 

「チェック、よ博麗の巫女。」

 

レミリアが後ろから俺を飛び越えそのまま爪で彼女のベルトを引き裂く。

スローモーションになった世界でメダルが床に倒れている俺の隣へと落ち、地面で砕け散る…ってこ怖!破片がこっちに飛んできた!

 

「まったく、霊夢あなた今のうち合いで私のことを忘れてたでしょう。」

「ぐ、そ、それは、こいつが面倒で馬鹿みたいに派手な技ばかりつかうからよ。」

 

馬鹿みたいにって…まぁパクり技だから文句言いにくいが。

その後、俺に色々文句を言ってから霊夢さんは体育館から出ていった。




今回もお読みいただきありがとうございました。
霊夢はやっぱりこれほど強くないといけませんよね。
やっぱりバトルパートは苦手ですね…それではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。