東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
やっとゲームがおわった…
それでは今回もどうぞ!


第三一話 ゲーム終了

霊夢さんとの戦いの後、いい加減に体が慣れてきたのか休憩の時間が少なくなり、早めに回復することができた。

だが、右腕の機械の休憩がまだらしく残り6:37となっている。

このまま敵が来れば能力が使えず、純粋に自分の腕だけで戦わねばならないだろう。

しかし、しばらく敵が来る気配もないのでさっきから俺はレミリアとの談笑にいそしんでいる。

 

「はぁ…なぁレミリア。」

「なにかしら?」

「俺は明日になるのが怖いんだ、何故だと思う?」

「そうねぇ、確かあなたは出し物をするのが明日らしいから、まだ出し物で何をするかを考え付いていないから…かしら?」

「違う。出し物については既に思いついているさ。」

「んー…それじゃあ、あなたは最近新聞部の取材を受けた上に今回は割と生き残っているから新聞でどう書かれるかの心配かしら。」

「それは考えていなかったが、今考えたらそれも心配かな?でも、答えとは違う。」

「じゃあ、もうわからないわね。答えは何なのかしら?」

「答えは…明日起きた瞬間に気づく筋肉痛だ。」

「…それは人間特有の心配ね。私達妖怪は身体能力が高いからそんなことないし、まぁがんばりなさいとしか言えないわ。」

 

そんなことを言いながらレミリアさんは「ふう」と息を吐きながら水筒の紅茶をのんでいる。

こくんこくんと喉を鳴らしながら飲んでいるのが何故か少しだけ可愛いと感じてしまう。

ふむ、そういえば今一度考えてみると、なんでこんな美という文字が必ず付く様な少女のレミリアさんが俺なんかを(しもべ)にしたがるのか。

立ち振る舞いなんかで考えると多分上流階級、有体(ありてい )に言えばお金持ちのお嬢様なのだろうが…俺は自分のことを顔は割といい方ではあるがそこまで騒がれるほどのイケメンでは無いと考えているし、料理の腕なんかも趣味や家族の分の料理を作っていたくらいで、俺よりももっと上位の腕の人がいるだろう。

要するに万能ではあるがこれといった特徴がない…いや、戦闘だけで言うなら霊力なんかを使えない分短所があるのか。

それを含めて考えると、ただ単純に男が珍しいからかな、なんか家柄とかで付き合う相手を決めてるのと同じような感じがして嫌だな。

そうだ、俺は家柄でなんざ…あんなもの継ぎたくなんか…

 

「…ちょ…じょうぶ?ちょっと、空華大丈夫?」

 

レミリアに呼ばれ、たった今していた思考が終わり、はっと気づくと目の前でレミリアが心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。

 

「あっ、あぁ、何だレミリア?」

「何だ?じゃないわよ、あなたが怖い顔で固まっていて、私が何度呼んでも無視していたんでしょう。」

「…すまねぇなちょっと考え事をしていた。心配させたか?」

「べ、別に心配なんかしていないわよ!どうして私があなたなんかを心配しなくちゃならないのよ、まったく…」

 

そんな風に悪態をついてくるがたぶんこれは彼女の嘘だ、ここまで接した中で分かるが彼女は優しい。

ただ少しだけ素直じゃないだけなのだろう…これが前の学校であいつが言ってたツンデレ…なのか?

だが優しいからこそ、俺に(しもべ)になれというのが理解できないな。

ま、力ずくとかで(しもべ)にするつもりはなさそうだから今はほっておくか。

 

「そういえば…あなたの歓迎パーティをしないといけないわね。」

「は?いきなりどうしたんだレミリア。」

「いえね、いつもなら転校生が来る時は直ぐに生徒全員に転校生が来るって放送が入るのだけれど、あなたの転校は急に発生したじゃない?」

「あぁ、そうか金曜日に急に決まったから放送がされてなかったのか。」

「そういうこと、それでいつもなら事前に話し合いをして歓迎パーティをするのだけれど、あなたの場合まだパーティの話し合いができていないわねと。」

 

へーパーティなんか毎回してんのか、俺の前いた学校なんか引っ越してきたやつに対して部活紹介という名の勧誘パーティだったな、まぁよく話してるアイツのことなんだが。

だがパーティか…

 

「別に俺はパーティーなんかしなくてもいいぞ?」

 

正直パーティをしてくれようとすることは嬉しいが、わざわざ企画すらもできてないものをしてくれとまではいえない。

 

「あなたが嫌って言ってもね、この歓迎パーティって転校生の顔見せ敵な要素もあるのよ。だから私がやろうとしなくても紫がすると思うわよ?でも、今回の場合は早くて来週くらいになるでしょうけど。」

「それじゃあ甘んじて受けるとするか、にしても暇だな…モン狩でもしときてぇ。」

「あら、あなたモン狩しているのね。私もしているのよ。」

「へぇ、狩人ランクはどのくらいなんだ?」

「三日前に120になったわ、素材が欲しいからって理由でブラックドラゴンをパーティで狩っていたら割とランクがあがったから。あなたはどのくらいなの?」

「俺は300だなってか、にしても三日前にブラックドラゴン、それにレミリアは吸血鬼か…」

 

これひょっとして、あの人がレミリアだったりするのか?

 

「なぁレミリア、あんたのキャラネームってブラドだったりするのか?」

「へ?そうだけど何故知ってるの?」

「あぁ、やっぱりか。土曜日にブラックドラゴンやった時に花雲ってやつがいただろ?」

「えぇ、その人とteruyoがいなかったら多分ブラックドラゴンを倒せなかったでしょうね。」

「実は花雲は俺だ。」

「え!?そうなの!?」

「あぁ、まったく…ダメージ食らいすぎだよレミリアさん。」

 

あれはひどかった、ドラゴンが火を吐いてるのに真正面から突進したりするんだからな。

ほかにもガード無効攻撃をガードしようとしたり…回復の粉塵何個つかったかな…

 

「うっ、し、仕方ないでしょう。あれは、初めて戦う相手だったんだから…」

「それでもあれはひどすぎるぜ。ま、俺でよければできる限り付き合うから、いつでも呼んでくれ。」

 

その後もだらだらとレミリアと話しているとあっという間に時間は流れ、ゲームが終了となった。

…しまらねぇ。

 

 

 

 

 

~第一体育館~

「お、鍵山さんとぬえも無事だったか。」

 

第一体育館に戻った俺たちはレオ達の班と合流し、お互いの無事を確認して安心した。

 

「はい、愛雄さん達に助けていただいて何とかなりました。」

「ま、私は一人でもいけたけどねー。」

「ほほう?じゃあまた萃香さんと戦うことになったらぬえに任せて「ごめんなさい、調子に乗ってました。」ったく。」

 

俺はぬえ達と話を少ししてレオの方へと向く。

 

「レオすまねぇな、俺のせいで途中で作戦変更になっちまって。」

「気にすんな、ぬえや雛から聞いたが萃香と戦ってたんだろ?それだったらしかたねぇさ。」

「…ありがとよ。」

 

俺とレオは自分達の胸の前で手をバチンと音がなるほど強く組み交わした。

そうこうしていると体育館にマイクで紫さんの音声が響いた。

 

『みなっさ~n…あっすいません藍、真面目にやるのでその手に持った鈍器を下してくださいお願いします…コホン、メダルを最後まで死守した生徒は体育館正面にある舞台まで来てください。』

 

…紫さんって学園長だったよな?なにかヒエラルキーがおかしい気がするんだが。

横に立っているレオを見るとまたか、みたいな顔で頭を掻いてるし。

 

「まぁ、とりあえずいこうか空華。」

「あぁ、わかった。じゃあ皆行こうか。」

 

俺は皆を呼び集め舞台へとのぼる。

舞台の上にはやはり萃香さんが生き残っており、メダルを首から5個もつけていた。

すげぇなと俺が見つめていると萃香さんもこちらに気がついたらしく話しかけてくる。

 

「おや、あんた生き残れたんだ。」

「あぁ、何回もやられかけたが何とかな。」

「…あんた、何か変わったのかい?さっきよりも目に光がともってるよ。」

「まぁ、色々あってな。」

 

その言葉で会話を締めくくり、紫さんが放送を再開し、そのまま商品と賞状が渡され、表彰式は終了となる。

俺は表彰式終了後、取材と評した尋問を文とはたてさんにされたあと、必要な人に劇の説明をしてこの日は帰宅した…

 




今回もお読みいただきありがとうございました。
最後の戦い?ねえよんなもん。
はい、本音を言いますともう一度戦いを入れるとネタが被りそうになるのでこ7のような形になりました。
皆様の感想、批評等お待ちしていますのでご気軽にどうぞ。
それではまた次回!
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