東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
今回から作者が一番書きたかった校外学習編です。
あんまり話したことのない咲夜さんと周る信貴峰は普段道理に決めれるのか!
それでは今回もどうぞ!


第三五話 校外学習の日ってそんなに早起きしたかな。

木曜日、俺が学園に入って4日目だ。

少し校外学習に興奮していた俺は普段より40分も早く起きてしまった…子どもみたいとはいうな。

にしても遊園地なんて6年くらいは言ってなかったような気がする。

それに相手が家族じゃなくて美人の咲夜さんと一緒に回るとなると男としたらそりゃテンションもあがるだろう。

そんな理由でいつもよりも調子良く、朝の鍛錬をしている。

今日は拳を振るっているわけではなく、棒術のほうだ。

流石に長年やっている拳術にはかなわないが一応は棒術も剣術も基本だけ抑えている。

今日棒術をしている理由は単純にそういう気分だからだ、男なら棒をみたら振り回したくなるだろう?

 

~青年鍛錬中~

 

「よしっ、今日はこんなものにしとくか。」

 

そう呟いて木の棒を本来は傘入れの用途で設置されているはずの陶器製の壺型の入れ物に棒を突き刺して家の中へと入る。

余談だが壺の中には俺が昔作った木刀も入っている。素材は檜で作った。

家の中へと入った俺は洗面所へ向かい、手を洗って台所へ向かう。

袋から食パンを取りだしてオーブントースターへ。

パンを焼いている間にポットで沸かしておいたお湯を手鍋へと入れてコンソメの顆粒と冷凍庫に入れてある下処理を済ませてある野菜を一緒に入れる。

そしてフライパンを温め、そこにベーコンを二枚入れて焼き、ベーコンから出てきた油で卵を焼いていく。

焼き終えたベーコンと卵を皿へと移してパンにバターを塗り別の皿へ、スープはマグカップに入れて並べれば朝ごはんの完成だ。

 

 

「いただきます」

 

特に誰が聞いているわけでもないが昔からやっているため、ちゃんと食べる前に感謝の念をしておくのを忘れない。

味は自分が作ったためそこまでレベルは高くないがまぁそこそこには美味い。

一通り食べ終えてご馳走様と唱えてからすぐに皿をあらってタオルで拭き、食器棚へと戻す。

 

「大体の準備は昨日やっといたから後は…水筒と携帯くらいかな。昼食は向こうで何か買えばいいし。」

 

俺は持ち物の確認をするとさっきまで来ていたジャージを脱いで私服に着替える、今日は校外学習の行き先が遊園地ということもあり私服で参加だ、俺は下はあまり深く考えずにいつでもはけるジーパン、それに黒地に少しだけ白色の文字が書いてあるTシャツに黄色の少し薄手なパーカーを羽織り、着替え終わった俺は鞄を肩にかけ、家を出てから鍵をかけ、自転車へとまたがり学校へと向かう。

家の前が坂道になっているので俺はそこを滑り降り、風を真正面から受けて少し気分が良くなる。

さてさて、今日はどうなるかな。

 

 

 

 

 

~学園到着~

俺は校門をくぐり自転車置き場へと自転車を置きに行き、そのまま集合場所のグラウンドへと歩く。

グラウンドの近くにつくと先についていたらしいレミリアが俺の姿を確認すると近寄ってきた。

そしてそのまま睨みを利かせて俺に話しかけてくる。

 

「空華!言っておくけど咲夜に変なことしたらグングニルとストレッチを各10発づつ打ちこむからね!」

 

と、それだけ言って俺から離れていく…信用ねえな。

まぁ無いものは無いで今は諦めて、これからの付き合い方で信用されるようにするしかないか。

そんなことをぼんやり考えながらも視界に捉えた妹紅さんに話しかけに行こうとすると横から早苗さんが話しかけてきた…少し苦手なんだよな。

 

「おはようございます、信貴峰さん。」

「あぁ、早苗さんおはよう…?」

 

(あれ?なんか前より性格が違うような…)

 

「え~と、前回のお話の時はすいませんでした。私、神奈子様達のことになると少し周りが見えなくなることがありまして…」

「あ、あぁ別に気にしなくていいさ。」

 

つまり早苗さんは二重人格なのかな?

それに今の話を聞いている限り普段は礼儀のいい人のようだ。

だったら特に身構える必要もないか。

 

「そういえば早苗さんは誰とペアを組むんだ?」

「私ですか?私は魔理沙さんとペアを組みましたよ。」

「それはまた騒がしs…賑やかで楽しそうなペアだな。」

 

つい本音が出かけたがなんとか言い切るまえに留めて他の言葉へ言いかえる。

 

 

「えぇ!だから私、今日の遊園地がとっても楽しみなんですよ!」

「ははは、それはまた子ども見たいだな。まぁ俺も人のことを言えないけどな。」

 

数分そのまま陽だまりの様な笑顔を見せる早苗さんとの談笑をしていると後ろから背中に衝撃を受ける。

前のめりになりそうになるが、片足を前に出したのと早苗さんが両手で俺を支えてくれたのでなんとかこけずに済んだ…!?

こけずに済んだがその代わりに少し前のめりになった結果、早苗さんのその…デカいものが眼前に見えてしまう。

俺はすぐさま体勢を立て直しそれから離れる、が逆に慌てて体勢を立て直した俺を訝しんだ早苗さんは顔を近づけてくる。

 

「どうしました?顔が真っ赤になっていますけど…」

「い、いや!な、なんでもない!大丈夫だ。」

 

そう言いながら俺はさっきの衝撃の正体を確かめようと背中に手をまわして確認する。

そこには以前さとりさんに抱き付いていたさとりさんの妹のこいしちゃんが貼り付いていた。

 

「…なにしてんの?」

「んー?なんとなくー。」

 

俺ははぁ、と溜め息を付きながらも剥がそうとしていた手をやめてそのままにしておく。

なんだが毒気を抜かれる子だな。

 

「抱き付くのは別に構わないが、あんまり親しくない人にこういうことはしないほうがいいぞ。」

「えー、でもお兄さんのことはお姉ちゃんが気にしてる人みたいだし別にいいでしょー?」

「さとりさんが?」

 

いやいや、さとりさんとは体育の後に一回話した後特に接触はしていない、なのに俺を気にしているだと?

…やはり男子というのはここでは目立つのだろうか、等と考えていると誰かがこっちに走ってきている音がしている音がしてそちらの方向を向こうとすると不意に俺の背中に貼り付いていたこいしちゃんが剥がれる。

どうしたんだ?と考え振り返って確認するとそこではさとりさんが真っ赤な顔で必死にこいしちゃんの口を抑えていた。

 

「さとりさん?そんなに必死になってどうしたんだ?」

「い、いえ、ほらこいしがご迷惑をかけていたみたいなので姉として止めに来たんですよ。」

「そうか、でも俺は別に迷惑では…「あっ、ほっほらそろそろ集合時間のようなのでそろそろ行きますね。」あっ。」

 

そういうと俺が止めようとしたのも無視してさとりさんはこいしちゃんを連れて走りだしていった。

確かにそろそろ集合時間だがそんな急ぐほどではないはずなんだがなぁ。

 

「ま、いっか。それじゃあ早苗さん行こうぜ。」

「わかりました。」

 

そういうと俺は早苗さんと一緒に集合場所へと歩いていく。

するとまだ集合時間より早いが既に点呼が行われていた、皆が予定より早く集まった結果だ。

 

「皆早いな。」

 

俺はなんとはなしに独り言として呟いただけなのだがそれに近くにいた霧雨さんが言葉を返してくる。

 

「そりゃこの学校の生徒は皆イベント好きだからな。校外学習なんてでかいイベントなら皆積極的に動くさ。それとおはようだぜ信貴峰。」

「あぁおはよう魔理沙さん。ま、学生はどこでも基本的にイベント好きなもんだがな。」

「確かにそうだけどな、ここはとびきりだぜ…って霧雨さんから魔理沙さんに変わってるんだな。」

「あぁ、ずっと他人行儀なのもどうかと思ってな…嫌だったか?」

「いやいや、私はむしろさんづけを無くしてもらいたいくらいだぜ。」

「まぁ実際の所は昨日の劇の最中に誰かさんが色々してくれたおかげでそんな風に呼んでる余裕がなくなったんだけどな。」

「そ、それは昨日の放課後説教受けたんだしもう流してほしいぜ…信貴峰の能力も流す程度の能力だし…」

「もう別に怒ってはないよ、ただいじる内容にはするけど。」

「お前は鬼か!」

「冗談冗談、さ、もうバスに乗るみたいだから行こうぜ。」

 

そういって聖先生の先導に続き、俺たちはバスへと乗り込んだ。




今回もお読みいただきありがとうございました。
おや?さとりの様子が…?それになんとなくの無意識でこいしが信貴峰に抱き付くほどに…?
イッタイナゼデショウネー。
あっ、早苗さんの性格は色々と怒られそうなのでこちらがデフォルトです。
さて、次回から遊園地に入りますが…アトラクションやら何やらで大体2つくらいのテーマパークが混ざりますが怒られないでしょうか…gkbr
ではまた次回!

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