諸事情で3月の10日くらいまで投稿できないかもしれません。
それでは今回もどうぞ!
先ほどのジェットコースターをでた俺と咲夜さんは少し喉が渇いたので二人とも水筒で喉を潤し、今度は少し刺激が少ないのを乗りたいという咲夜さんの意見でそれにあったアトラクションをマップを見ながら考えていた。
「うーん、やっぱり遊園地ってのはスリル系のアトラクションが多いな。」
「でも、観覧車のような静かなのもそこそこはあるようですが…どれにしましょうか。」
「そうだな~、おっこのアトラクションはどうだ?」
そういって俺はマップの案内の説明文を指さす。そこには自転車に乗って空を飛び、綺麗な景色を楽しむという説明が書いてあった。
「いいですね。ではこれにしましょう!」
ぱっぱと次に乗るアトラクションを決めると寄り道をせずにそちらに歩きだす。
せっかくハリーパスがあるんだから早めに回らないとな。
そう考え少し早めに歩こうかと考えたが直ぐにその考えをやめて普通に歩くことにする。
なぜならば咲夜さんがヒールを履いていたからだ、あれでは絶対に走りにくいだろう。
「咲夜さん大丈夫か?」
「え?えっと特に問題はありませんが…」
「そうか、ならいい。」
咲夜さんはどうにも俺の質問の意図を理解していないようだが、特に異常を言ってこないなら問題もないだろう。
「じゃ、いこうか。」
「はい!」
そう言って俺達はそのアトラクションに向かい歩き出した。
あの後俺は咲夜さんと2つアトラクションに乗り、少し手洗いに行きたくなったので咲夜さんに待って居てくれと言って用を足しに行く。
「ふー…咲夜さんと遊園地回っているとなんかあんな美人な人が俺の彼女になったように感じてしまうな…いかんいかん、あれは俺の彼女ではないし、手を出そうものならレミリアにしばかれてしまう。」
ゲームの時にくらったレミリアの拳の威力を思いだして震えながら、手を洗ってから咲夜さんの元へと戻る…が、咲夜さんが何か柄の悪そうな奴らに囲まれていた。
何だろう…俺の人生って不良に絡むように設定されているのだろうか…まっ考えてもしかたないよな、助けに行くか。
能力が禁止されていても俺なら拳で…あっこんな場所で暴力沙汰はやばいか…どうすっかなぁ。
そう考えていると咲夜さんや不良共の周りに野次馬が集まり始めた。
やべぇな、あまり集まると咲夜さんを引っ張って逃げることは難しくなる。
野次馬を見ながらそう思案すると野次馬の一人である小さな子供が目に入る。
あっそうだ、この手があったか…少し、いや大分恥ずかしいがやるしかないか。
考えを纏めて、俺はフードを深く被り、野次馬の中央へと走りだした。
~from咲夜~
アトラクションを下りた後、信貴峰さんがお手洗いに行ってしまい手持無沙汰になってしまったのでお嬢様に使えるときに受取った銀色の懐中時計を取りだし時間を確認する。
時間はあと一時間と少しで正午といった時間だった。
その時間を確認し軽くふぅ、と息を吐きながら心の中で独り言を呟く。
(まったく…私としたことが、これは学園でのイベントなのにお嬢様が好きな人と一緒に遊園地を回って楽しいと、デートをしているみたいと感じてしまっている…)
確かに信貴峰さんは格好いいですが…等と自問自答を繰り返している咲夜の前に柄の悪い、そして見るだけで頭の悪そうな人相の男達が近づいてきていた。
そいつらの目当てはどう見てもナンパ、あるいはそれ以上の下賤な行為であった。
~from信貴峰~
俺は野次馬の列で一か所だけ空いていた咲夜さんの横側から飛びこみ咲夜さんの腕をつかもうとしていた不良の腕を掴み捻る。
「いででででで!」
…なんつーmobの匂いがする痛がり方をするんだこいつは。
そういって余裕の態度を取っていると周りにいた他の男達が怒気交じりに言葉を飛ばす。
「てめぇ何しやがんだ!てめぇ誰だ!!!」
てめぇって言葉が重複してる上に馬鹿みたいに口を開いて話すので鍔が飛んでくる、きたねぇ。
だが一先ずこいつらを無視して咲夜さんを安心させるために言葉を発する。
能力も使えず、ナイフもない咲夜さんは力では男にかなわない。おそらく心細かっただろう。
「おまたせしました咲夜さん。ご注文のイギリス紳士です。」
そう言いながら軽く会釈をする。その際に俺が手首をひねっていた奴の腕が更に曲がり悲鳴を上げる、やかましいなぁ。
と、こちらが咲夜さんを落ち着けようとしているとしびれを切らしたのか俺に向かって不良が殴り掛かってくる。
「いい加減にしやがれ糞野郎!」
「お、やる気か?」
俺はそう言って軽く威圧してから片手で捻っていた奴を俺に殴り掛かってきたやつの拳の線上にいれて盾にし、そのまま押し出して間隔を開ける。
そうしてすぐさま野次馬の主に子ども達に向かい少しポーズ取りながら少し大きめの声で話しかける。
「皆!俺は正義の味方パーカーマンだ!今からこの悪人たちをやっつけてこのお嬢さんを救ってみせるぞ!」
…死にてぇ。
やばいこれものすごく恥ずかしい。具体的に言うと小学校のころに先生のことを間違えてお母さんとか言った時の10倍は恥ずかしい。
まぁ、でも遊園地でただの暴力沙汰を見せるわけにはいけないし少しでもヒーローショーっぽくした方がいいだろう。
そのためには攻撃する時に一々叫びながら攻撃しないといけないのか…
「せやっ!」
そういいながら後ろから殴りに来たやつに対してオーバーヘッドキックで迎撃、そのまま回転し膝で相手の顔面に蹴りを入れてKOする。
さて、あと5人か。前々からこんな奴らはそんなに強くないと思っていたが、二日前のゲーム大会で自分よりも強い人たちと戦いまくったせいでどうにも相手にならなない。
一応ヒーローショーではヒーローが苦戦することが多いから何発か殴られてはいるが全く聞かない。
まぁ鬼の拳と比べるのは酷だからこれが普通なんだろうが。
これ以上このくだらない喧嘩に時間を費やすのももったいないのでとっとと終わらすか。
「ふん!」
なにもタネをいれていない正拳突きを相手の腹に入れ、地に伏せる。
次に、殴り掛かってきたやつの拳を掴み背負い投げと同時に俺の後ろにいた不良に全力でぶつける。
あと二人か。
今度はこちらから仕掛けて相手の懐に入り込むと右手で心臓の辺りに掌底打ちを入れて怯ませ、衝撃で戻した右手に左手を合わせてそのまま右手で全力で押し出し、ひじ打ちを腹に入れる。
残り一人か…ヒーローショーらしくあれで決めるか。
もう恥ずかしさを殺してもう一度子供たちに向かって台詞を言い放つ。
「皆、最後の一撃だ!応援を頼むぞ!」
すると子ども達から声援が響き渡りヒーローの活躍に期待の目が輝いている。
俺は最後の一人に向かい全力ダッシュ、そして渾身の力を込めた飛び蹴りを放つ。
仮面ライダーやらなんやらがとどめに使う技ライダーキックだ。
その一撃を食らった不良はものの見事に吹き飛び、子ども達から歓声が沸き上がる。
俺はその子ども達に最後の台詞を言うべく、子ども達へと向き直る。
「皆の声援のおかげで悪人たちを倒すことができた!ありがとう!それじゃあ!」
そう言って咲夜さんの手を掴んで走りだす、直ぐにでもその場所を離れたかったのだ。
ある程度離れた所で咲夜さんがヒールだったことを思いだし、直ぐに走るのをやめる。
その俺の様子に疑問を浮かべて咲夜さんが話しかけてくる。
「どうかしたのですか?」
「咲夜さんごめん!走りにくかったのを忘れてた!」
「え?あぁ大丈夫ですよ。ヒールで走るのは割と慣れてますから。それにしても…フフッさっきのあれはなんですか。」
さっきのとは俺のヒーローショーまがいのことだろう。本音を言うとあまり触れてほしくないのだが…
「あれは、折角来た子ども連れの家族に少しでも嫌な感じを与えないようにだなぁ…」
「それで自分はものすごく恥ずかしい思いをですか、クスクス馬鹿な人ですね。」
咲夜さんは笑いを堪えようとはしているみたいだが堪え切れていない、まぁ恥ずかしいけど笑ってもらえるだけましと思っておくか。
「はぁ…もういいや、とりあえず何か乗ろうぜ。」
「そうですね、では私これに乗りたいです。」
咲夜さんの指さしたそれはバギーに乗ってピラミッドの中を探検するアトラクションだ。
「奇遇だな、ここのことを調べてた時に俺もこれは乗りたいと思っていたんだ。それじゃあいこうぜ!」
「はい!」
互いに行きたかった所が重なったので異論もなくそのアトラクション乗り場へと向かい歩いていく、手を繋いでることも忘れて。
ちなみにこの遊園地で後日フードを被ったキャラクターができたり、来年の仮面ライダーの日常の服がフード付きだったりしたこととは恐らく関係がない…
今回もお読みいただきありがとうございました。
感想でキャラクターの名前がライダーじゃねえか!というお言葉が何件かきましたのでもういっそのことやっちゃいました。
後は…バイクですね。
感想、批評等お待ちしています!それではまた次回!