今回でやっと異形共の館が終わります。
一つのアトラクションにほぼ2話分かけてるって何をしてるんでしょうか…
それでは今回もどうぞ!
「よっと、はっ!」
俺は横から襲い掛かってきたドラゴンの尻尾をジャンプで回避し、すれ違いざまにナイフで一傷与える。
そのまま左手で持っていたショットガン片手でドラゴンの顔へと照準を合わせ、打ち放つ。
すると体力ゲージが少しだけ減るが、流石に微々たる量か。
「あー、これまだ時間がかかりそうだな。」
「そうですね…これ、弾の残量はたりるんでしょうか?」
ハンドガンのマガジンを変え、リロードしながら咲夜さんは呟く。
「それに関してはドラゴンが弾を吐くなりそのへんから出てくるなり何かしらの救済処置があるだろうが…固いな。」
確認の為、もう一度ショットガンを撃つが…うん、やっぱり固ぇな。
「俺のショットガンは固定ダメージらしいから別にいいんだが、咲夜さんは弱点を付かないと大したダメージを与えられないな。」
「それはそうなのですが、これだけ大きいと弱点がどこにあるのか…」
「ドラゴンだからな…候補としては目、口の中、喉、翼の付け根ってところか?」
「なるほどその可能性は大きいですね、では狙って撃ってみます。」
「あぁ、頼むぜ…っと。」
話てる途中に竜が火のブレスを吐いてきたのですぐさま跳んで回避、そしてもう一度ショットガンを打ってダメージを与える。
そしてもう一発、少し無理やり着身に撃ち放ってドラゴンの注意を引く。
その間に咲夜さんは弱点と目される場所に次々とハンドガンで射撃していく。
本当に一発一発的確に撃つよなぁ…
「分かりました!このドラゴンの弱点は喉です!」
「了解!じゃあ咲夜さんはそこを狙いつつ隙がある時は2丁で打ちまくってくれ!」
さーて、後はドラゴンが咲夜さんに注意を向けないように打ちまくるだけだな。
「ふー…疲れた。」
「信貴峰さんはずっと回避してましたからね、おかげで勝てたので私は少しうれしいですが。」
ドラゴンを倒した俺達は出口の近くに置いてあるベンチに腰かけ、売店で買ったジュースを飲んでいた。
「それで、咲夜さん。次に行くところなんだけどさ、これでいいか?」
「えぇ、私はなんでもいいですよ。エスコートは任せるといいましたし。」
咲夜さんは俺の地図を見ずにそう応える。
…ってこれ、大丈夫かな。
まぁ、本人がいいって言ったし構わないか、ホラー系だけど今のもホラーだったしな。
「それじゃあ、行こうか。ジュース飲み切ってるならコップ捨ててくるから貸してくれ。」
「あっ、ありがとうございます。」
次に俺達が向かったのは呪いの力云々かんぬんでエレベーターが暴走するらしいアトラクションだ。
もちろん咲夜さんには楽しんでもらうために内容がどんなものかは教えていない。
「へぇ、今度はホテルの中を冒険するんですか?」
「あってる…ような、あってないような。まぁ、お楽しみでいいんじゃないか?」
「それもそうですね、それにしてもこのホテルの作りこみすごいですね。」
「そういえば確かにそうだな。(まさかこれがホラーの舞台とは考えないよな)」
そんなふうに内装を楽しんでいると平日で人が少ないこともあり、すぐにアトラクションの開始場所へと到達する。
そこではガイドがこのアトラクションのことを話していた。
「それでは、皆さん。ここまでホテルの内装をみていただきましたが、実はこのホテルは呪われているのです。」
という唐突な言葉で始まり、そのままアトラクションの概要の話を続ける。
内容はこのホテルを作ったおっさんが墓荒しやらなんやらのあくどいことで金を稼いだらしく、その時の怨念かなにか知らないがこのホテルの中で行方不明になったなったおっさんを探しにエレベーターに乗っていこうぜって話らしい。
こんなホテルを立てれるくらいに墓嵐もしてたらそりゃ呪いもかかるだろうな。
ん?呪いを信じるかって?時を止める人が隣にいるし別にあってもおかしくないだろう。
とまぁ大体の説明も終わり、次に墓荒しのおっさんの残したCDの再生が始まる。
そのCDはおっさんと一人の男性の音声を残している物だった。
「呪いだなんて馬鹿馬鹿しい。こんな石像ごときがどうやって人を殺すというんだ。まったくどいつもこいつもビビりすぎた!」
「しかしオーナー!現に今まで墓からその石像を盗んだ人たちは全員謎の死をとげていて…」
「そんなもの偶然に決まってるだろう!」
「ですが…」
「ええい!もういい、貴様はクビだ!貴様のような臆病者の顔を二度と私に見せるんじゃない!さっさと荷物をまとめて帰れ!」
「ぐっ、そうですかわかりました、私はここを立ち去ります。精々呪いに気をつけることですね。」
そこで男性の声が終わり、扉が閉まる音がしておっさんの独り言が響く。
「ふん、最後に嫌味とばかりに言っていきおって。」
そう言った後ゴトリという音が鳴る。
おおよそ件の石像でも動かしたのだろう。
「貴様も俺を呪いたいならば呪ってみろ。ただの木偶の坊の貴様にできるのならばな…む?う、うおおお!?」
おっさんの叫び声が響くがそこから先はノイズが入ってしまいそして途切れた…耳いてぇ。
正直ホラーには相当体性があるのでこういうものを冷静に見てしまう俺は正直退屈だ。
この後に乗るアトラクションが楽しみで乗っただけだしな、状況だけで言うならビール工場とかの最後の試飲のジュース飲みたいがためにビールのでき方とかのムービーを延々見てる感じ。
CDの再生が終わり、次はおっさんが霊体?になって現れ、俺達にすぐさま帰れ!と忠告をしてくる。
だが、俺の内心はさっきのビール工場のあれの状態なので、俺はまだこのムービー終わらねえなーとか考えている。
そんな風に適当に眺めていると右腕に少し違和感を感じたのでその正体の確認をする。
するとそこには無意識なのか画面を見ながらかすかに震え、俺の服の袖をつまんでいる。
…純粋なホラーは苦手なのか?
一先ず俺は袖をつかんでる手を離させようとはせず好きにさせておく。
にしても無駄に長いなこのムービー、そろそろあくびがでそうなんだが。
そうやって無駄に長いムービーに耐え、次はエレベーターホールまでの道に出て歩く。
そこでは次々に右へ左へと幽霊が現れるがそのつどガイドは反対の方向を向いておりその幽霊の正体に気づかない。
咲夜さんは幽霊が出るたびに小さく悲鳴を上げて軽く抱き付きかけるし、俺は俺でさっきまでのアトラクションの影響が残ってて咄嗟に持ってもいないショットガンを構えそうになってしまう。
ていうか幽霊に一人だけやかましいやつがいたな、なんか『イイィィィィィヤッフゥゥゥゥゥ!!!』とか言ってマ●オのジャンプしてたやつ。
他が静かなだけあっていきなりの大きな音には驚くが…もう少し何かあるだろう。
そんなふざけた奴もいたが一先ずエレベーターホールへとたどり着く。
「それでは皆様、私は次のお客様を連れてまいりますのでお先にエレベーターにお乗りください。」
そう言ってエレベーターに設置されている椅子へと座らされ、エレベーターの扉が閉められる。
すると急に回りが暗くなり、さっきのおっさんが現れる。
『お前ら…何故さっき帰らなかった。あぁ、もう駄目だ…貴様らも俺と同じ目に合うだろう。せめてもの気休めに椅子にでもつかまっているといい…』
…これ、諦めろっていってるようでただの注意説明だよな。
隣では咲夜さんが真に受けて椅子の肘置きの所に両手がっしりつけてつかまってるし…咲夜さんそれ二人で一つの肘置きしかないんだぜ?反対側には子供が座ってるからこっちも肘置き取られてるし。
仕方なく俺は腰のベルト以外に固定するものがない状態のままアトラクションが開始される。
少しづつエレベーターが上昇していきそして窓から遊園地の全体が見えた瞬間石像の声と思われる甲高い笑い声が聞こえ、エレベーターごと叩き落とされる。
すると周りから一気に叫喚の声が上がる。
『キャアアアアアアアアアアア!!!!?????』
…そんなに怖いか?俺には目の前にいい眺めがするだけなんだが。
そんなことを考えていると隣にはエレベーターが落ちる衝撃に耐えきれずに咲夜さんが肘置きから手を離してしまう。
咲夜さんはすぐさま肘置きをつかもうとするがエレベーターが上へ下へと振り回され、上手くつかむことができずに手が空中で浮いている。
かく言う俺も手が空中に浮いているが、正直こっちの方が楽しい。と手をぶらぶらさせていると後ろのスピーカーからまた石像の笑い声が響き、咲夜さんが怯えて手を固まらせる。
そこに宙を舞っていた俺の手が触れて咲夜さんはそれを咄嗟につかみ…胸の前に引っ張る。
「ちょお!?咲夜さ…『キャアアアアアアアアアアアアア!!』」
俺は咄嗟に叫ぶが周りのかき消され咲夜さんには届かない。
さらに咲夜さん自身もこのアトラクションを怖がり(楽しんでいるともいえるが)、まったく気づく気配がない。
俺はどうにか逃げようとするもののベルトで固定され動けない、ならばと手を必死に動かそうとするものの、咲夜さんががっちりと胸にあてて固定しているためこちらも外すことができない。
って、俺一応武術とかで筋肉あるはずなんだがそれでも外せないってどういうことだよ…
そうしてアトラクションが終わった時に咲夜さんに怒られるのとレミリアにしばかれるという別の意味でアトラクションの間、恐怖で体を固まらせて乗っていた。
今回もお読みいただきありがとうございます。
とりあえず一回はやって置かないといけないラッキースケベ。
信貴峰の心配?ありませんよそんなもの。
ところで皆さん今度の投稿に関し手なのですが、作者が明日から旅行に行って参りますのでまた投稿が遅れてしまいます。
投稿の速さ以外誇れる物がないのに何してるんでしょうね。
まぁ、そんなわけで次の投稿まで間が空くことをご了承ください。
それではご感想等を御待ちしております。
また次回!