東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どーもーみなさんくるくる雛です。
諸事情により少し早めに作ったので今回はいつもより少なめになっております。
次回からはまともに戻しますのでご了承願います。
それではどうぞー


第四話 邂逅

紫さんに案内され教室の前までやってくると教室の前に誰かが立っていた。

その人はこちらを認識すると話しかけてきた。

 

「おはようございます学園長。その子が例の転校生ですか?」

「おはよう衣玖、その通りよ。空華君この人があなたのクラスの副担任よ」

「初めまして空華君、私は永江衣玖と申します。」

「初めまして信貴峰空華です。これからよろしくお願いします。(生徒に敬語?)」

 

お辞儀をしつつ永江先生を見る。服の全体の色は緋色、そして赤色のフリルで構成されていて本人の様子と相まって全体的には優しいという印象を受けた。

 

「それじゃあ空華君。君にこれを渡しておくわ。」

 

そう言って紫さんはスキマから一冊の本を取りだし俺に手渡した。

 

「これは?」

「私が昔に作った能力と弾幕の使い方を記した本よ。それぞれの能力が違うから能力を出す方法だけの簡単なものしか書いてないけれど、最初の内はこの本で能力の使い方だけ覚えて応用は自分自身で編み出してね。」

「成程、わかりましたそれではこの本を基本にさせていただきます。」

「えぇ、そうしてちょうだい。それと、こっちが教科書ね。」

 

そう言って紫さんは俺に紙袋に入れられた本の束を渡した。

 

「それじゃあ衣玖、私はもう行くから空華君のことをよろしくね。」

 

そう言い残し紫さんは早々に去っていった。

 

「それでは空華君、教室に入りましょうか。心の準備はいいですか?」

「えぇ、いつでも大丈夫です。」

 

おれがそう返答したのを確認すると、衣玖さんは教室のドアをノックし中からどうぞという声が聞こえてきた。

 

「それでは空華さんどうぞ。」

「失礼します。」

 

衣玖さんにそうすすめられ、教室の中に入る。そして教壇にいる女性が話しかけてきた。

 

「始めまして~私がこのクラスの担任の聖白蓮です。皆さん。彼が先ほど話した転校生です。」

 

先生が話し終えるとクラスの皆の目線が俺を吟味するかのように見つめてくる。

少し怯みかけたがなんたか立て直し、これからのクラスメイトをざっと見る。

 

(あれ?このクラス男がいない?そういえばさっき鍵山さんに正面入り口まで案内してもらった時もすれ違ったのは女性ばっかりだったような…)

「それじゃあ、自己紹介をお願いできますか?」

 

聖先生が離しかけてきたので考えることをやめ自己紹介をすることにしたが…そうだな、敬語で行くより少し素でいくか。

 

「はじめまして、俺は最近こっちに引っ越してきた信貴峰空華だ。」

 

俺は自分の名前を言いつつ黒板に自分の名前を漢字で書いていく。

 

「俺は2日前にこっちに来ただけだから迷惑をかけるかもしれないがこれからよろしくたのむ。」

 

話し終えると軽く拍手がおこり、そのまま聖先生の司会により質問タイムへと移る。

まず最初に俺に質問してきたのは金髪の髪でサイドポニーにして…あれ?あの子翼みたいなのが生えていないか?

疑問に思ったがそんなことはお構いなしに質問をされた。

 

「あなたは何の能力をもっているの?」

「あぁ、俺は『流す程度の能力』だ。といっても詳細を聞かれても能力が発現したばかりだからこたえられないけどな。」

 

へーと皆の感嘆の声が聞こえてくる。

 

「じゃあ、次は私が質問していいかしら?」

 

今度は金色の髪の毛を肩の少し上で切りそろえた人形のような子だった。

 

「あなたは何か趣味や特技等はあるのかしら?」

「趣味か…そうだなゲームとかもするけど読書かな。特技に関しては料理とかは割と得意、というか家事全般はできるなそれこそ裁縫とかも。それ以外だと…武術かな。」

「武術?」

「あぁ、実は俺の家に伝わる武術があってなそれを使えるんだ。と言っても一子相伝とかそういう訳ではないけどな。」

「そうなんだ、名前はなんて言うの?」

「天星拳信貴峰流…って名前だ。」

 

自分の流派の名前を告げると皆口々にかっこいいと言っている。正直かなり恥ずかしい武術の名前も囃し立てられることも。

 

「じゃあ次は私が質問するぜ!」

 

次は金髪の片方だけ三つ編みの女の子が…金髪の人多くね?聖先生も八雲さんも金髪だし。

 

「お前の好きな正座は何だ?」

「きりん座かな。一年中見ることができるし北極星の近くだから見つけやすい。」

「成程、分かりやすいしあまり知られてないけどいい星だな。」

 

それじゃあ次私とみんなが手を上げた所で聖先生が「もう授業だから後の質問は休み時間にね。」と言い質問タイムは終了。俺は窓側の一番後ろの席と言われ、その席へと向かったが少し前に知り合った人がいて足を止めた。

 

「あ、鍵山さんはこのクラスだったんだ。さっきはどうもありがとう。」

 

その人は先ほど親切に学園長室まで連れていってくれた鍵山さんだった。

 

「いえいえ、それよりも私はあなたと同じクラスになれてうれしいです。」

「俺もだ、これからよろしくたのむ。」

「はい、よろしくお願いします。」

 

その会話の後、紫色の髪の毛の子とさっき俺に質問をした金髪の人形の様な人の後ろの席の一人席に座り一時間目の準備を始めた。




今回もお読みいただきありがとうございます。
…拳法の名前のセンスがほしいです。
ではみなさん今度はできれば土日の間にあいましょう。では
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