東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
ついこの間まで割と涼しい日々でしたのにいきなり湿気で熱くなってきましたね。
こうなってくると気力が~…いや投稿は続けますよ?
それではどうぞ!


第五二話 緋弾の…もとい赤弾のモコウ

ガタン、ゴトン、そしてまたガタン。

現在俺は…いや、俺とフランは毎回乗った時にいつも聞こえる規則的な音を鳴らす電車に乗ってショッピングモールへと向かっていた。

こうやってボックス席なんかに座って少し揺らされながらのんびりと移動するのもわりかし好きだ。

 

「ねえ、空華私結局なに買いに行くのか聞いてないんだけど…」

「あぁ、そういや言ってなかったな。買いに行くのはフランの服だ、このまま俺の家にいるにしろなんにしろ何着かもってないとまずいだろ。」

「え、でも私お金持ってないよ?」

「あぁ、その辺は大丈夫だ俺が持ってる。流石に高い奴とかは財布に余裕があるとはいえ無理だけどな。」

 

そう言って俺は何とはなしにフランを眺めていると俺の視線に気づいたのか、なに?と言いたげな視線をこちらに向けて軽く首を傾げていた。

 

「…フランって吸血鬼だよな?」

「うん、そうだよ。それがどうかした?」

「いや、吸血鬼だから翼があるのは分かるんだけどさ、その翼の虹色のやつって何なの?」

「これ?これは私の魔力の塊だよ。ほら、弾幕の時に個人の色がでるのといっしょなの。」

「個人の色が虹色か…」

 

つまりそれだけの個性が…?いや、確かに少しぶっきらぼうだったりしたがそんな多彩な色になるほどじゃなかったよな…

ふむ…まぁ、考えても無駄か。

 

「そういえばなんとなく想像つくけどレミリアの弾幕の色って何色なんだ?」

「お姉さま?お姉さまの弾幕は紅色だよ?」

 

やっぱり想像通りだな…今更だが家出中に家族系列の話ってやっぱりおかしいよな。

本人が気にしてないんだからいいとは思うけど…ま、いっか。

 

「ついでに咲夜の弾幕の色はしらないわ。」

「え?なんでそこで咲夜さんの話?」

「あ、しらないんだ。咲夜は私と一緒に暮らしてるんだよ。」

 

友人とか従妹とかじゃなかったのか。

 

「ところで一緒に暮らしてるのに弾幕の色を知らないとは?」

「咲夜が弾幕を使うところを見たことがないのよ、いっつもナイフ投げたりするだけで。」

 

投げナイフって…また物騒なものを使うんだなおい。

それ力加減間違えたら相手死ぬんじゃないだろうかとも一瞬考えたがどうせこっちにいるやつは霊力とかなんやらであんまり効かないんだろうなチクセウ。

などと無駄に軽い嫉妬をしていると列車のアナウンスが流れ始めた。

 

「まもなく、八瀬、八瀬です。お忘れ物なさいませんよう、ご注意ください。本日も藤原線をご利用いただきまして、ありがとうございました。」

「お、もうついたのか。ほら降りるぞ。」

 

その俺の言葉にうん、とフランは頷き俺の後を付いてくる。

やっぱり近くにショッピングモールがあるのと土曜日だからなのかそれなりに人でにぎわっている。

まぁ、ショッピングモール以外にも色々あるみたいだから混むのは普通か、なぜかショッピングモールの隣にアウトレットモールがあるのはどうかと思うが…まぁ、性質は違うみたいだし大丈夫か。

そこまで考えたあたりで何気なく後ろを振り向くとフランが時たま人に押されてはぐれかけているのが目に見えた。

 

「…ほら。」

 

そう言って俺はフランの手を掴んで自分の近くへと軽く引っ張る。

 

「こんな所ではぐれたら面倒だから近くにいてくれ。」

「あ、うん…」

 

フランは少しだけ恥ずかしそうにしつつも大人しく俺に従い腕を離さずについてくる。

しかしそのままだと横に道を取りすぎてしまうので俺の後ろ目になるようにフランを少しだけ引っ張ってついでにフランの歩く邪魔にならないように少しだけ体を前に出して前からくる人を左右へと誘導して前へと進む。

 

「…あなたってやっぱり咲夜に似てるわ、少し分かりづらくやってるみたいだけど。」

「そういうのは気づいても言わないもんだぜ。そんなアピールのためにやってるんじゃないんだからな。」

 

そう言って軽くたしなめつつしばらく歩いていると目的のショッピングモールへと到着した。

そう、到着したのだが…

 

「俺女性の服のセンス知らねえや。」

「私の来てる服はいつも咲夜が用意してくれるから私もあんまり自信ない…」

 

ふむ…どうするかと考えつつ入り口を潜ると中はここにいるだけである程度の元気をもらえそうなにぎわいを見せている。

そんなうるさくも嫌いではない空間に足を踏み入れると右に左に色んな店があるがやはり服店が多くを占めている。

さて、どの店に入って服を見るべきかわからなく、キョロキョロしてるとよく聞いた声が後方から聞こえてきた。

 

「お、信貴峰じゃないか!」

 

俺の名前が呼ばれそれに対して振り返るとそこには黒を基調としたいかにも魔法使いといった様相の魔理沙さんがいた。

 

「魔理沙か奇遇だなこんなところでどうしたんだ?」

「私はちょっと服やら魔法の材料なんかを見に来たんだぜ。」

「で、私は暇だったからそれに付き添ってきてみたんだ。」

 

と、横からまた声をかけられたのでそちらに顔だけ向けるとそっちには妹紅がいた。

 

「妹紅もいるのか、ってそこの一緒にいる彼女は…」

「あ、わちきはCクラスの多々良小傘、あなたが件の新入生ねこれからよろしくー。」

 

ふむ、第一印象から感じるとなかなか気さくな人のようだ正直こういう人は接しやすくて好印象だ。

 

「どうも、俺はBクラスの信貴峰空華だ。これからよろしくな小傘さん。」

 

そういって手を差し出して握手を交わす。って、そうだ。フランの服を見に来たんだった。

どうせだし魔理沙さん達にちょっと聞いてみるか。

 

「あのさ、皆ってこの後時間ある?」

「時間?まあ私はもう魔法材料とかはそろえられたから構わないぜ?」

「私も暇だから来ただけで得に用事もないから暇だよ。」

「わちきは途中で魔理沙にさらわれて…。」

「おい魔理沙さん誘拐は犯罪だぞ。」

「誘拐じゃなくて任意同行だぜ♪」

「ものは言いようだな…てかそれはどうでもよくて、暇ならフランの服を見てやってくれないか?」

「なんだそんなことか、それなら私は喜んでひきうけるぜ。」

「そうか、助かる。俺は女性の服には疎くてな。そうだ、代金渡さないとな。」

 

そういって俺は財布から何枚かお札を取りだして魔理沙さんに渡した。

 

「確かにうけとった、それじゃあ行くぜフラン。あ、小傘もこっちな。」

「えっ?こっちてなに?それ以前にわちきに選択肢は?」

「妖怪に人権は通用しないんだぜ♪」

 

そういって魔理沙さんは小傘さんの首根っこをつかんで去っていった…俺と妹紅さんは別行動してろってことか?

 

「まぁ…いいかじゃあゲーセンにでもいくか?」

「あ、いいかもね。私こうみえてもゲームは得意なんだよ。」

「へえ…ならお手並み拝見といこうか。」

 

そういいつつ駅ほどではないがそれなりに混雑している人ごみの中を通り抜けてゲームセンターへと向かう。

そういえばなんでこういうところのゲームセンターってなんで2階とか3階とかで1階にあることが少ないんだろうか…いや、俺が今まで言ったショッピングモールがたまたまそうだっただけかもしれないが。

 

「そういえば妹紅はどのゲームが得意なんだ?」

「そうだねー…割とガンゲーとかが得意かな、あとはエアーホッケーとか。」

「おっ、ならガンゲーにしないか?」

 

…こっちの人のエアーホッケーはまともじゃなさそうだからな、なにか必殺とか使ってきそうだし。

 

「うん、いいよ。後信貴峰少し勝負しないか?」

「勝負?」

「あぁ、今からやるガンゲーでどっちが長く生き延びられるかって勝負。負けたら飲み物一個相手におごるってことで♪」

「いいぜのった!負けて吠え面かくんじゃねえぞ。」

「ふっ、その言葉をそっくりそのまま返してあげるよ!」




今回もお読みいただきありがとうございました。
まともじゃないエアーホッケー→超次元サッカー的ななにか。
さて二人の勝負はいったいどちらに軍配が上がるんでしょうか、今から考えます。
それではまた次回!

(感想・批評など期待…もといお待ちしています)
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