東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
なんだか最近思うように話が作れなくてスランプ気味…だれかースランプに聞く薬プリーズ。
それでは今回もどうぞ!



第五八話 この店の発想はいいけど家でやれ

 

皆の分に自分の分を足して合計8個のコップを盆へとのせて片手で持ちながら部屋へと戻るとそれぞれのドリンクを皆の前に置き始めた。

「はい、アリシアちゃんとフランにはオレンジジュースな。」

「ありがとう!」

「お兄さんありがとー。」

「どういたしましてっと。」

 

そう言って渡すと魔理沙からの俺に何かを訴える目線に気づき心の中で溜め息を付きつつ魔理沙の言わんとしていることを実行に移す。

 

「お待たせいたしましたアリスお嬢様、こちら(サーバーからの)淹れたて珈琲でございます。」

 

と、魔理沙の要求通りに執事の物まね(偏見だが)をしてアリスさんにコーヒーを渡すと少しクスリと笑いながらもアリスさんは冗談にのってくる。

 

「あら、ありがとう。よく気の利く執事ね。」

「お嬢様にそのようなお言葉を頂き感激の極み。」

 

これでいいんだろ?という風に魔理沙に視線を送るとなにやら良い笑顔でこちらにむかってサムズアップしてきていた。まぁ、よろこんでるならよしとしとこう。

 

「小傘様にはこちら、ソーダでございます。」

「え、いや、炭酸って骨が溶けるしちょっと…」

「…あぁ、あれか。それは大丈夫だよ。骨が溶ける可能性が無いとは言わないけど実際は梅を食ったのとあんまり変わらないらしいぞ?」

「そうなの?じゃあ少しだけ…」

 

そうして小傘さんがおそるおそるソーダを口に含むと…思いっきりむせてた。

それを見た鍵山さんが背中をさすっていた。

 

「あぁ、そっか俺も初めてならそんな反応だったな…はい、鍵山さんにはアップルティーな。それと妹紅には緑茶、魔理沙にはこれな。」

「紅茶ですか、ちょうど最近はまってるんです、ありがとうございます。」

「緑茶か、まぁシンプルで悪くはないな。いい選択どうも。」

「高評価どうも、それじゃあまずこの盛り髭でもやるか?」

「ちょっとまて信貴峰。」

 

俺が皆にドリンクを配り終わって着席した瞬間なにやら不機嫌な声色で魔理沙がこちらに話しかけてきた。

 

「なんだよ、魔理沙。」

「なんだよじゃねえよむしろこっちの台詞だよ!?なんだよこれは!」

「え?(勝手に色々まぜた)ミックスジュースだけど?まぁ、飲めないことは無いはずだから飲んでみろよ。」

「飲めるということしか保証しない時点で飲み物として…いや、口に入れる物としてなにか間違ってるような…まぁいい、一杯だけだぞ?」

 

さすが魔理沙、なんだかんだ言いつつ飲んでくれるのはやはりノリがいいんだな。

地味に俺が感動していると魔理沙はコップをつかみ少しだけ飲むのを躊躇(ちゅうちょ)したものの意を決し一気に俺が(色々)いれたミックスジュースを飲み下した。

 

「…どうだ?」

「…まずくはないな。うん、まずくない。」

「え、まじか?十中八九うまくはないと思ったんだが。」

「いや、美味くもない。あくまでまずくはないだけだぜ。なにかの味で例えると10円で買えるガシャガシャみたいな感じで出てくるガムの味ににてるな。」

「それはまた…」

 

覚えてるような覚えていないような微妙な感じの味だな。

確かにあれもフルーツっぽい味がしたような気がしなくもないけど…食べたのが昔すぎてわからねぇな。

 

「正直まずくはないけどリアクションをしようと思うと困る味だぜ。」

「それは別の意味ですまなかったな…」

 

でも魔理沙、その考え方はもはや芸人なんだがいいのか?

 

 

 

 

 

「信貴峰、右足赤だぜ!」

「はいはい赤ね。」

 

俺はほぼブリッジの状態になりながら魔理沙の指示通りに右足を動かしなんとか見えた赤いマスに移動させる。

現在俺達はツイスターゲームをしている。

まぁ、理由に関しては店への注文でおまかせでゲームを持ってきてくれているというのがあったので頼んだらこれが来たというだけの話だ。

…ついでに負けたらあとでマスタードーナツでおごるという罰ゲームついたけど。

 

「そういや別に構わないんだが何故俺がやることになったんだ?」

「え?だってお前って武術とかやってるし体柔らかいだろ?だったらこういうゲームはピッタリじゃないか。」

「まぁいいけどよ、早く回してやれ。妹紅はともかく鍵山さんがやばそうだ。」

 

そういいつつ隣をチラリと見るとそこでは鍵山さんの足が俺に重なるような体勢でプルプルとふるえていた。

その反対側では運がいいのか足以外の指示を受けていない妹紅が普通に立った状態でこちらを見ていた。

 

「はいはいわかったぜ、それじゃあ雛、左手緑だぜ。」

「は、はいぃ。」

 

魔理沙から言われた指示通り左手を近場にあった緑のマスに手を伸ばすがその手がまたプルプルしており自身の限界を示していた。

…これそのうちに限界来るな。

 

「じゃあ次、妹紅…また足だな。右足黄色。」

「右足ね、わかったよ。」

 

はい、とこともなげに妹紅は足を移動させまた俺のターンに、次はどうやら左手青だったがこれは左手を1マス動かすだけで済んだので特に問題はなかったのだが問題はその次、鍵山さんの番であった。

鍵山さんの番で右手赤を引きあててしまったのだが一番近い赤が体勢的に俺の上を跨ぐしかなく、完全に鍵山さんに乗っかられる形になった。

しかし鍵山さんは体が硬いのかなんとかマスに手を付けたかと思うとそのまま崩れ落ちて倒れかかってきた。

まぁ、当然俺を上から押し倒す形になり俺は崩れ落ちてしまう。

 

「ぐふっ。」

「あ!すいません信貴峰さん…」

「お、おう。とりあえず俺の上からどいてくれると助かる。」

 

そう告げるとまた少し申し訳なさそうな顔をして俺の上からおずおずと離れた。

それを確認した俺はのそのそと起き上がり魔理沙に判定を聞く。

 

「で、罰ゲームは俺でいいのか?」

「うーん…そうだな。先に倒れたのは雛だけど『少しも持たずに』信貴峰が倒れちまったからなぁ。罰ゲームは信貴峰ってことで。」

「あぁ、わかったよ。あーあ、残念だ。」

 

…魔理沙の野郎俺が一切耐える気も勝つ気もなかったことに気づいてやがるな。

まぁ、この人数分を女性に奢らすのは男として駄目だろうから最初っから勝負としては成立してなかったんだ。

どちらかといえば魔理沙による俺の男気?確認するだけのゲームだった気がするな。

 

「それじゃ、そろそろ部屋の制限時間だし皆でドーナツ食べに行くか。皆一人二個な。」

「じゃあフランはデビルズ・チョコクリームとチョコウィンテージファッション食べたい!」

「じゃあアリシアはあの苺のやつー!それとえ~っと…」

「はいはいアリシアみてから決めていいから慌てないの。」

 

とアリスさんがアリシアちゃんの頭をポンポンと撫でるようにした所でマスタードーナツへと移動をするのだった。

 

 

 

 

 

-近くを歩いていたとある二人組-

「ふぅ…なぁ、文そろそろ休憩しないか?」

「えー!まだ8軒しかまわってませんよ!」

 

普通それだけ回れば十分じゃないのかよ…まぁ、そこは男女の差なのかもしれんな。

 

「…愛雄(レオ)は私の服選びに付き合うの…嫌?」

 

まったくこいつは…わかっててやりやがるからな。付き合う俺も俺なんだが。

 

「そんなわけないに決まってるだろう?面倒と思ってたら最初っから一緒についてきてはいないよ。」

「…~!やっぱり愛雄(レオ)大好…」

「おっと、人前でそれは恥ずかしいからあまり抱き付かないでくれ…ってあれ信貴峰か?」

「へ?信貴峰さん?」

 

文がそういいながら俺の指さした方を見ると確かに信貴峰がそこにいた。

しかも周りには他によく知った面々もいて声をかけようかと二人ですこし悩んだが…

 

「うん、あれはおいとくか。俺もこっち来たときはあんな感じだったしこっちで暮らすためにはあれになれないといけないってことで。」

「なんて言ってるけど自分があんな状態で苦労したからその苦労を信貴峰さんにも味合わせたいってこと?」

「流石文、よくわかってるな。それじゃあもう一回まわろうか。」




今回もお読みいただきありがとうございました。
祝!お気に入り100人!
最初はほとんど思いつきでかいたこの小説がここまで評価されるとは…一応目標としてはお気に入り100人を目指していた節はあるのですがまさか本当にいくとは思ってなくて驚いております。
プロット(笑)をもとに書く時にはガン無視するスタイルで書いていく変な物ですがこれからも応援お願いいたします。
それではまた次回!
(感想・批評お待ちしております)
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