東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
まずい、最近ネタが思いつかない…ま、そんなの今更のことはともかく最近めっきり冬っ
ぽくなってしまったので皆さん体調にお気をつけてください。
それでは今回もどうぞ!


第六二話 不穏…?

「ちょっとまってくれ。」

 

二人の危険人物を警察に引き渡そうと通報をするためにスマホに手を掛けた瞬間俺の背後から聞きなれた声が俺を引きとめた。

俺はその声の主に向き合うことなく背中をむけたまま話かける。

 

「…何故止める、妹紅。」

「…そいつらはアタシの仲間さ。アンタに手を出したことは謝る、だから今は見逃してくれないか?」

 

妹紅はどこか悲しげにその言葉を発した。

多分、妹紅は本当のことを話していない。

なんというか元から話すと決めていた言葉を暗唱しているようなそんな感覚を受ける。

正しいことを言えばこいつらはすぐさま警察に突きだすべき奴らだ。

だが何故か今の俺には妹紅の言う通りにしておくべきだという考えが頭をよぎる。

どちらの考えを実行すべきか俺は熟考して口を開く。

 

「…いいだろう、勝手にどこへなりと行け。ただしそいつらをもう俺に近づけるな。今度俺の近くで妙な真似をすればお前が何を言おうがしったこっちゃねえ、いいな?」

「あぁ…それで構わない、すまない。」

 

その妹紅の言葉になにも返さず一度も顔を合わせることもせずにそのまま俺は歩き去った。

 

 

 

 

 

「あ!やっと、きた!急に走りだしたけどなにしてたの?」

「ん?あぁ、ちょっと知り合いがいたようにおもったんだがな。気のせいだったよ。」

「ふーん…?まあいいや、それじゃあ入ろうよ。それと…」

「はいはい、待たせたぶんはお菓子か何か買ってやるよ。」

 

その俺の声にやった!とガッツポーズするフランを伴って店の中に入る。

いまさらだがフランの羽が皿にあたって床に落ちて割れたりしないだろうな…

 

「やぁ、いらっしゃい。おや、君は確かレミリアさんの所の…」

「フランだよ、今日はこの人がお皿を探しに来たの。」

「そうなのかい。初めまして僕はこの店の店主である森近霖之助だ。」

「どうも、信貴峰空華です。」

「空華君だね、それじゃ早速だけどどんなお皿を探しに来たのかな?」

「そうですね…とりあえず出汁巻きなんかを置く様な長い皿ってありますか?」

「長い皿か…君はブランドは気にするかい?」

 

霖之助さんはカウンターから移動して木製の商品棚の前に来ると皿を一枚取りだしながらそう言った。

 

「いえ、別に俺はブランドにはあまり興味ないです…というより皿のブランドなんて聞いたこともありません。」

「そうか、実は僕も知らないんだ。」

 

店主はそう言うと軽く笑みながら皿を手渡してくる。

その皿は細長く皿のフチに4本の線が入っている真っ白な皿だった

 

「ふむ…シンプルでいいですね。それにフチの盛り上がりが大きめだから何かを乗せるにはちょうどいい。じゃ、これください。」

「お買い上げどうも、それじゃあこのお皿は割と売れ残っていた品だし3割引きにしといてあげるよ。」

「お、本当ですかありがとうございます。」

「いえいえ、こちらとしても助かったからね。それじゃあほかにもほしいものはあるかい?」

 

その後もいくつか品を買ってその店を後にした。

 

 

 

 

 

「ん~♪美味しい!」

「そりゃよかったな、でももう少し落ち着いて食えよ。ほっぺたにクリームついてるぞ。」

「とってー!」

「おうおう。」

 

そう言うと机の上にある紙ナプキンを手に取るとフランのほっぺについているクリームを拭き取る。

するとフランはまた目の前にあるパフェを口に放り込み始める。

はぁ…落ち着いて食えってつっても無駄だな、と考えながらクラシックチョコレートケーキを口に含む。

 

「にしてもよくそんなでかいパフェが入るよな…おやつにはでかいだろ。」

「スイーツは別腹なのよ~♪」

「…そうみたいだな、俺はそんなに甘いものばかり連続で食えんが。」

 

そういいながら商店街のマップを広げて次は何処へ向かおうかと思考を巡らせる。

一先ず必要なものは一通り買い込んだからな…ゲームセンターはネタ被r…昨日行ったし。

 

「ふむ…フラン何か行きたいところってあるか?」

「ん~…あ!お人形店さんいきたい!」

「人形?まぁ、どうせ暇だしいいか。で、その人形店はどこにあるんだ?」

「ここからすぐ近くだよ。」

「そうか、まら食べたら行こうか。」

「うん!」

 

 

 

 

 

そしてフランの要求通りにその人形店にきたんだが…

 

「なんか、人形店っぽくないな。」

「うん?信貴峰はこういうお店は苦手?」

「いや?別にこういう入り口を植物で囲ったりっていうのは嫌いじゃないけど人形というよりカフェっぽい感じでおしゃれだな。」

「あら、それはどうもありがとう、信貴峰さん。」

「お…?あぁ、ここアンタの店なのか?」

「えぇ、そうよ。どうもいらっしゃい[boutique Doll&vêtements-pays des merveilles-](人形と服の店-不思議の国-)へ。」

 

その言葉を聞きながら顔を横へ向けるとそこにはアリスさんが立っていた。

 

「さ、立ち話もなんだし中に入っちゃって。一応服と人形を売ってるけど男性客が暇なときもあるからそれ様の椅子もあるしお茶もいれてあげるわ。」

「また、サービスのいいこって。それじゃお言葉に甘えて。」

 

そう言って店内に入ると店の中の全体は木製といった様子でなんだか少し落ち着く様な店内だった。

肝心の商品は半々で分けれれていて片方は人形や後は少しの服飾品、服などの方に関しては(多分)アリスさん手製の服が並んであり、2つだけではあるがガラスのショーケースに入ったドレスも陳列されていた。

 

「へー…アリスさんはドレスなんかもつくってんのか…」

「えぇ、とは言ってもあれは売り物じゃなくて見本よ。私がドレスを作る時は常に依頼を受けてから作るわ。後ここからでは見えないけどアクセサリーなんかも奥のレジの近くにあるわよ。誰かにプレゼントなんかをしたいんならオススメよ。」

「あぁ、いや。今はまにあってるよ。今回はフランが来たがったんだよ…まぁ、当の本人はすでに人形の所にいるんだがな。」

 

そう言いつつ指さすとそこにはまるで自分が夢の国にいるかのような顔で人形の山の前で目を輝かせているフランがいた。

 

「フフッ、あの子はここに来てくれるといつもあんな感じなのよ。こちらからしたらそれだけ気に行ってもらえてるのだからとてもうれしいわ。それじゃあ紅茶でもいれてくるから適当に見るかそこの窓際の椅子にでも座ってて頂戴。」

「お、サンキュー。それじゃあ少し見させてもらうよ。」

 

そして特に誰かに上げる予定も無いもののフラフラとアクセサリーコーナーへと歩いて適当に見始める。

 

「ふぅん…値段の割には結構細かいところまで作りこんであるんだな…」

 

そういいつつ手に取ったのは青と黄緑で構成されたシュシュだ。

…何故か芸人の舞台に上がった鍵山さんを幻視したんだがこれ大丈夫か?

ちなみに商品名はにとりのシュシュというらしい。

なんとも微妙な感じになった俺はシュシュをそっと元の場所に戻すと同時に店の奥からアリスさんが御盆に紅茶をいれて戻ってきた。

 

「あら?そのシュシュ気にいったのかしら?」

「ん?いや、ただ見てただけだよ。」

「あら、そう。折角売れると思ったのだけれど、まぁいいわ。ほら、入れてあげたから飲みましょう?」

「はいはい…あ、御盆持つよ。」

 

そう言いいながらアリスさんから御盆を受け取ると良い香りがして俺の期待を上げた。




今回もお読みいただきありがとうございました。
え?終わり方がすっきりしない?いままですっきりした終わり方をした覚えがないです。
それではまた次回!
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