東方学園譚~回り咲く恋華詩~   作:くるくる雛

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どうも皆さんくるくる雛です。
また一日遅れをやってしまい申し訳ございませんでした。
け、決してモンスターハンタークロスが発売してそれをやっていたこととは関係ありませんからね!?
それでは今回もどうぞ!


第六三話 お茶会?

「ふぅ…美味いな。でもこんな服とか売ってるところで紅茶とか大丈夫なのか?」

 

俺がアリスさんに淹れてもらった紅茶をなるべくすすらないように紅茶を飲みながらアリスさんに質問をする。

それに対して少しだけ笑みを浮かべてアリスさんは言葉を返す。

 

「大丈夫よ、服にも人形にも軽い防汚魔法をつけているから。他にもぬいぐるみと子ども服には少しだけ壊れにくいようにしているけどね。」

 

「あぁそれでフランがあんなに触ったりしててもほっとけるのか。」

「そういうことよ。流石にあの子の能力を使われると耐えれる自信ないけれどね。」

 

と、苦笑いしながらアリスさんはどこか妹のアリシアちゃんを見ていた時のような優しい目でフランを眺める。

同じ金髪だしなんだかレミリアよりもアリスさんのほうが姉妹っぽいなどと考えながら紅茶を楽しむと先ほどのアリスさんの会話に気になる言葉があり尋ねることにした。

 

「そういえばフランの能力ってなんなんだ?」

「え?あなた家に泊めておきながら聞いてないの?」

「あぁ、あんまりストレスを与えないようにということだけを考えていたからな。そんなこと考える余裕もなかった。」

「…あなたって案外天然?」

「そこは純粋と言ってくれると嬉しいかな、知らなくても問題なかったし。」

「まぁ、確かに家出してた人を泊めるってなったら気をつかうし仕方ないのかしらね。とりあえず教えとくとあの子の能力はありとあらゆるものを破壊する程度の能力、よ。」

「…なんだその僕の考えた最強の能力とかででてきそうな能力は。」

「まさにそういう能力なのよ。あの子の能力は。」

 

そこまで言い切るとアリスさんは紅茶を口に含み、息をもらす。

 

「そういえばアリシアちゃんはいないんだな。」

「あの子なら今は家にいるわよ。もっとも今頃お母さんとどこか行ってるかもしれないけど。」

「お母さん?てかアリシアちゃんもいるしアリスさんは一人でこっちに来たわけじゃないのか?」

「こっちにきた…というよりもそもそも幻想郷(こっち)の生まれなのよ。」

「あぁ、そういうことか。ところでこの人形だけアリスさんに似てるのは何か意味あるのか?」

 

そういいつつ机の上にたっていたどこかアリスさんの服と似た感じの人形のでこを指でつつくとピクリと人形が動いたような気がしてビクッと一度指を離す。

…気のせいだよな?

そんな俺の様子を見てかアリスさんは微笑しながらさっきの俺の質問に答えた。

 

「ふふっ、意味はあまりないわよ。ただその子は私にとって特別な子なのよ。」

「特別?」

「えぇ、特別。その子は私が初めて作った人形なのよ。もちろん私の腕が上がるたびに細部を少しカスタマイズしてるのだけれどね。あとその子…」

「ん?なんだ?」

 

アリスさんの話を聞きつつ俺がもう一度人形に触ろうと指を伸ばすといきなりその指をガシッと人形が動いた。

 

「ふおぉ!?」

「その子動くわよ、あと片言くらいなら話せるわ。」

「それはもう少し早く言ってくれ…」

 

いきなりのことに驚いて指を引くとその人形はふわりと浮かんで俺の肩へと座り、耳元でシャンハーイとよく分からない言葉を告げてくる。

 

「えと…アリスさんこれは?」

「自己紹介がしたいのだと思うわ、その子の名前が上海なのよ。」

「お、おう…それは分かったが何故肩に乗る?」

「多分気に入られたんじゃない?多分あなたの驚く顔をみて楽しいと思ったからでしょうけど。」

 

アリスさんに解説をもらうと今度は何処か満足そうに人形はシャンハーイと話す。

 

「驚く顔を見て気にいられるってのもなんか微妙な気がするが…ま、いっか。」

「この子案外いたずら好きところがあるから…ごめんなさいね。」

「確かにそうみたいだけど気にすることは無いよ、微笑ましくていいじゃないか。」

 

そう言って俺の肩に座る上海を少しだけ撫でると嬉しそうに俺の指に頬を摺り寄せてくる。

 

「それに案外俺も気に行ったぜ?この店もこの子もな。」

「ふふっそれはどうも、じゃあまた気が向いてくれるようにこれをプレゼントするわ。」

 

アリスさんはその言葉と同時に立ち上がるとレジカウンターの裏へと行き一つのラッピングのされた小さな箱型の物を俺の目の前へと持って来た。

 

「はい、これを上げるわ。気にいるといいけど…あけてみて?」

「ん、じゃあお言葉に甘えて…」

 

アリスさんの言葉に従って青色の紙でラッピングされた箱を開けると中には革製の2つ折りの小物が入っていた。

 

「これは…キーホルダーか。」

「そ、前に革製のコートを注文されて作ったんだけどその時の皮が余っちゃったから作ってたの。どう?使えそうかしら?」

「あぁ、今の鍵をまとめてる奴がなんて言ったらいいのか分からんがあの鉄の丸いやつでな、いいかげん変えたいって考えてたから助かるよ、ありがとう。」

 

言うが早いか俺はすぐさま鞄から鍵束を取りだすとアリスさんからもらったキーホルダーへと移し替えを始めた。

 

「あら、あなた割と鍵が多いのね。」

「あー…言われてみりゃ確かに多いな。実家と今の家の鍵に今の自転車の鍵が二つ、そこに昔の自転車の鍵だからな。使わないのは分かってるんだけど長いこと使ってた自転車だから思い出の記念品みたいに感じまって捨てれないんだ。」

「確かにあるわよねそういうこと。私のこの頭のリボンも子供のころから使ってて変えたらいいんだろうけど何故か捨てる気にはならないのよね。」

 

そう言ってアリスさんは自分のリボンを軽く撫で少しだけはにかむ。

その様子をみて俺の肩に乗ってる上海も自分のリボンをなでていて、俺はつい苦笑する。

 

「大きさという点を除いたらアリスさんと上海も十分に姉妹にみえるな。」

「うーん、まぁ確かに付き合いの差ではアリシアよりも長いからそうかもしれないわね。」

 

そう言って紅茶を飲み干すとアリスさんは席から立ちあがった。

 

「それじゃ、そろそろお開きにしましょうか。」

「お?何か予定でもあるのか?」

 

その俺の質問を聞くとアリスさんは楽しそうにクスクスと笑い手のひらでぬいぐるみの方向を指した。

 

「私の予定じゃなくてあなたの予定よ。あの眠り姫を連れて帰らないと駄目でしょう?」

「あぁ…なるほど了解。それじゃあおいとました方がよさそうだな。」

 

アリスさんが指さした方向ではフランが人形の山に囲まれながらスヤスヤと寝息を立てていた。

 

「でもこれ大丈夫なのか?一応防汚魔法と絨毯をしいてるとはいえこんな床に人形おいてて。」

「大丈夫よ、そこにある人形は売り物じゃなくて子供達に遊んでもらうようだから。」

「…まったく、サービスが行き届いてるね。そろそろこの子を背負わないといけないから肩を開けてくれるかい?」

 

俺が肩に乗っている上海に言うと少し名残惜しそうにシャンハーイと言ってアリスさんの肩の上へと移動した。

その後アリスさんに手伝ってもらいながら起こさないようにフランを背中に背負い、鞄を受け取った。

 

「それじゃ今日はありがとうアリスさん、紅茶もおいしかったしまたくるよ。」

「えぇ、またのご来店お待ちしてるわ。あ、なにか作ってほしいリクエストとかも待ってるわよ。」

「へいへい、何かできたらここで頼むようにするよ。それじゃあまた学校で。」

「気を付けてね。」

 

そう言ってアリスさんと分かれると自転車置き場で鞄を荷台に置いて片手で自転車を押して、フランを片手で抱えて帰った。




今回もお読みいただきありがとうございました。
さて、前書きにも書いた通りモンスターハンタークロスを購入したのですが先日この駄作を読んでくださっているハンターさんとオンラインで出会ってものすごくテンションが上がってしまいましたw
(正吾さんまた会えたらフレンドお願いいたします。)
あ、名前は信貴峰空華でやっておりますので見かけたらよろしくお願いいたします。
それではまた次回!
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