SAKAMOTODAYS 二天の鬼   作:アサヨシ

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初投稿なため温かい目で見てください。


坂本商店の副店長

 

 

 

 

ザーザー

 

 

夜空は暗雲に包まれていた。

 

 

 

 

激しい雨が彼と彼の抱きかかえるおくるみに巻かれた赤子に、そして―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りに夥しい程に横たわっている死体にさらされていた

 

 

 

周辺には横たわっているであろう亡き人々の建物が業火の如く激しく燃え上がっていた。

まるで彼がこの事態を呼び寄せて(・・・・・・・・・・・・)しまったことを責めるかのように

 

「もう―」

 

 

 

彼は口元を震わせながらもはや誰もいないこの場で何を言おうが意味はなく、されど今胸に抱いている心中を吐露せずにはいられなかった

 

彼はこう告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      「もう―人斬りはたくさんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

      SAKAMOTODAYS 二天の鬼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京のはずれにある街に一つの小さな商店があった

看板には《坂本商店》と大きく書かれていた。

 

その店舗にあるレジ前で座りながらカップラーメンをすするちょび髭を生やした太っちょの白髪の男がいた。

一方商品棚に商品を恐るべき速さで並べているのは首元に十字架のペンダント、エプロンの下に灰色にパーカーを着込み右手には赤色のミサンガを巻いて腰にまで届く長さの髪を一本結びにして纏めている黒髪青眼の中性的な少年だった。

 

彼の名は、和泉 剣人(いずみ けんと)

 

この坂本商店の副店長である。

 

並び終えた剣人は男に商品をすべて並び終えたことを報告する。

 

「坂本さん、商品並べ終わりました。」

 

そうこの男こそかつて5年前、最強の殺し屋と言われた男 

 

坂本太郎である。

 

かつてはもっとスリムな体型をしていた彼が今ではメタボなおっさんに成り果てていた

今ではこの商店の店長つまり剣人の上司に当たる。

彼を知っている人がいたら今の姿をみたらどんな反応をするのか、少年はそんな楽しみを密かに心に潜ませていた

 

そんなことは知らない坂本は仕事を終えた少年に何も言わずに、ただ彼に向かって静かに頷くだけである。

剣人は彼を知っているためそれだけでコミュニケーションが成立していた。

 

「あら剣人くん、お疲れ様ー」

 

「! ありがとうございます!葵さん」

 

店舗を清掃していた女性が剣人を労った。

 

彼女は、ここで働く坂本の妻である坂本葵。

彼女こそが坂本を殺し屋の道をやめさせたキッカケを作った人にして坂本の最愛の人である。

以前剣人は最強の殺し屋であるはずの彼をどうやって射止めたかを聞いたが、昔あるコンビニで買い物がてらでレジに会計のため寄った時に初めて会った。

その彼女の明るい笑顔が彼の心を撃ち抜いた。すなわち一目惚れである。

意外にも初心だったことに驚いたが同時に微笑ましいとも思った。

 

「ここに来てもう3年経つけどすっかり副店長の板がついたって感じね」

 

「はい、最初は俺みたいなぽっと出に副店長の座は過分ではと思い迷いましたがやってみてやり甲斐を感じてます。改めて俺を雇ってくれてありがとうございます!」

 

「うふふ、いいのよ私達こそ人手が足りなくて困ってたから剣人くんのように若い子が来てくれて助かってるのよ。ねぇあなた」

 

「・・・・」コクッ

 

ガチャ

 

楽しく談笑していると従業員用のドアが開いた。

 

「おにーちゃんお疲れさま〜」

 

「お、花ちゃん!お兄ちゃん頑張ってるぞー」

 

この少女は坂本花。坂本と葵の一人娘だ。

彼女の純粋な優しさはこの坂本商店の癒しの一つである。

彼女はまだ学校に通っておらず家でもあるこの坂本商店に暮らしている。

 

「おにーちゃんあとで花とあそぼー」

 

「おおーもうすぐ昼休みだし少し間なら」

 

「やったー!」

 

その二人の姿は兄妹のように仲睦まじいものである。

 

「店長ォー、見ててェー」

 

そんな時に小学生が自動ドアに的のような落書きを描き出した。

どうやら景品もといジュース目的の遊びがいつの間にか始めていた。

ドアをーに落書きを書かれたことを葵は困り顔ながらも笑ってその子を許していた。

 

「ああ〜はずしたァ」

 

子供は的を外してしまったため失敗なのだがもう一回と駄々をこねて外した弓矢を拾おうとした時、ランドセルの中身が開いてしまい運悪くドアから入ってきた客のズボンにぶちまけてしまった。

その客は見るからにガラの悪そうな男性で明らかにズボンを汚されたことにキレていてこれには子供もやばいと思った。

 

「てめぇ〜クソガキ!」

 

男が子供の胸ぐらを掴んで怒鳴り始めてしまいこれには葵もおろおろとしてしまいそうこうしている内に子供が男のズボンに足を掛けてしまいズボンには子供の靴跡がくっきり付いた墨が付いてしまい余計に男の怒りに火をつけてしまい、

 

「殺すッ!」

 

子供に拳を振りかざそうとしたが、直前で坂本がその腕を止めたため男は坂本を睨みつけたがそれよりも坂本が懐からボールペンを取り出すところが見えた剣人が素早く子供を掴んでる腕を掴んだ。

 

「子供なんですからちょっと多めに見てやってくださいって」

 

「ああー!?おめーも何なんだよ!」

 

「近くクリーニングがあるので今すぐならシミも取れますから」

 

「うっせー!このクソガキ殴らなきゃー気がすまねーんだよ!」

 

剣人は怒りを鎮めさせようとしたが却って火に油を注いでしまい男は腕に力を込め始めたが、

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい加減しろ」

 

「ヒッ!」

 

子供に対する行き過ぎた言動についに剣人は男に対しほんの少し圧を当てたことで男は萎縮してしまった。

先程までの横柄な態度はすっかりなくなっていた。

 

「この子の不注意もあっただろうがそれでも子供に殴りかかるのはやり過ぎだ。それからこれ以上騒げばお前を営業妨害で警察に告訴するぞ。それが嫌ならさっさとここからお引き取り願う」

 

そう言い切った後、男は剣人の言葉と気迫に押され何も言わずに逃げるように店から出て行った。

 

「てんちょー、ふくてんちょーありがとー」

 

「よしよし泣かないの」

 

「よしよし」

 

怖かったであろう子供を葵と花が頭を撫でてあやしていった。

そんな様子を見ながら剣人は坂本に近づき小声で話す。

 

 

 

 

 

 

「俺が行かなかったら危なかったですね」ボソボソ

 

「ああ、危うくぶち殺すところだった。それはそれとしてお前も圧をかけるのはやり過ぎだ。客足が遠のいたらどうする」ボソボソ

 

「うっ、それに関してはすみません」ボソボソ

 

「お前が子供好きなのは分かっているが少しは抑えろ」ボソボソ

 

「はい」ボソボソ

 

二人の小声による反省会が行われていることは三人には聞こえておらず不思議そうに見ていると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石ですね」

 

 

 

 

 

 

 

全員が声のする方を見るとレジカウンターの上に座っている金髪の青年がいた。

 

 

「ボールペンで下アゴから頸動脈を一突き・・・!僕には“視え”ました・・・!」

 

青年はそう語りながら彼らの方を、正確には坂本の方を見つめた。

 

「お久しぶりです坂本さん、エスパーのシンです」

 

自身の名を語った青年-シンはその直後坂本に掌底突きの要領で彼の首をへし折る。

という妄想を読み取ってしまい引いてしまった。

 

「なんで想像で殺すんですか!!!?俺ですよ!昔部下だったシンですよ!!!」

 

「とりあえずそこから降りてください。仕事の邪魔なんで」

 

エスパーであるシンは相手の思考を読み取れる特殊能力を持つ殺し屋である。

 

その後、昼休みにて外で坂本はシンの話を聞くついでに彼の前で食事をするためにカップ麺を温めている。シンは彼に殺し屋として戻ってきてほしいのだが坂本は断固として拒否をしたため話は平行線になっていた。

剣人は先ほどの約束通り花と一緒に目隠し鬼ごっこで遊びをしていた。

 

「どーこいったー花ちゃんー」

 

「こっち、こっちー」

 

「んーここか!」

 

声の聞こえる方をうまく聞き取り花のいる方に手を伸ばし悪戦苦闘の末見事捕まえた。

 

「キャーつかまちゃったー」

 

「よーし!今日は俺の勝ちだー!」

 

「おにーちゃんもういっかいやろう!」

 

“もちろんだ”と言おうとしたとき

 

「おーす坂本さんいいもん食ってるところちょっと悪いんだけどちょっとお願いがあってさ。剣人君も遊んでるところ悪いんだけどたのめるかい?」

 

この町の住人から仕事の依頼が来て遊びは切り上げなくなってしまった。

 

「ごめんな花ちゃん、また忙しくなりそうだからまた後でいい?」

 

剣人は花ちゃんに遊べなくなったこと申し訳なく伝えたが、花は満面の笑みを彼に向けた。

 

「ううん全然だいじょうぶだよーおにーちゃんもパパと一緒がんっばってー!」

 

「! 応!頑張ってくるぞー!」

 

花の声援を受けて張り切って坂本となぜかついてきたシンと共に住人の頼み事を済ませに行った。

 

最初に頼まれたのは木々の手入れをしたいのだが高いので手が出せず困っていたらしく二人で分担して手入れをした。次に子持ちの母親が子供が野菜を食べなくて困り果てていたが坂本がスプーンで食べさせたことで子供が野菜の味をしめてくれたことで解決。今度は猫好きのお姉さんに猫が高いところに上って降りられないというありがちなシチュエーションにも出会いその時は比較的に小柄な剣人が忍者の如き速さで登り猫を怯えさせないように降ろすことに成功。

続けて公園で遊んでいた子ども二人がボールが一個しかないから遊べないことを嘆いていたところ坂本がボールを二つに割りねりねりしたら、なんということでしょう。ボールが二つになり二人は大喜び。なんで二つになったかはツッコまないでいただけると助かります。最後に通りすがりの親子が突然突風で子供が持っていた風船が飛んで行ってしまい子供が泣きかけたが剣人が素早く街灯を伝って風船を高く飛び去る前に飛び出して掴むという超人技を駆使し子供に風船を返した。

 

「ふぅー」

 

「疲れたー」

 

「町の便利屋もやってるんですか!?」

 

シンの方てっきり殺しの依頼かと思ったが全然関係ない事柄であったことに驚愕した。

そしてなぜか変な方向に勘違いを起こした。

 

「フフッなるほど正体を隠してうまく町に溶け込んでるようですね。ただ、坂本さん」

 

そう言いながらシンは今の坂本を見てどうやら落胆した様子を見せていた。

 

「僕から言わせれば今のあなたは、実に滑稽ですがね」

 

 

 

 

「そんなことねーさ」

 

「えっ?」

 

そんなシンの言うことに反対するのはシンが振り返った眼前にいる商店の副店長である剣人である。

剣人も彼の言うことには少々ムッとした。

 

「坂本さんは好きでこの生活を過ごしてんだ。これは坂本さんの選んだ道なんだから無理に戻そうとすんのはお間違いだろうが!」

 

「はー!?お前こそ坂本さん何を知ってんだよ!殺し屋時代の坂本さんは今よりスッゲーカッコいいんだぞ!!!てかあんた誰!?」

 

 

坂本のフォローを促す剣人だったが全然話が通じず、それどころか彼のことは全く眼中になく彼の名前も覚えてないシンはある意味でちょっとズレていた。

それを聞いた剣人は結構ショックを受けていた。

 

「んな!あんだけ一緒にいて俺の活躍見てて俺の存在に一切気に留めてなかったってどういうこと!?どんだけ坂本さんにしか眼中にねーんだよ!」

 

「いいか!俺はこの坂本商店でNo.2かつここの副店長和泉 剣人だ!!!覚えておけ!」

 

「うるせー!!名前の部分だけデケー声出すなよ!」

 

「そっちこそうっせー!!こうしねーとお前俺のこと覚えねーだろ!?」

 

「知るか!つーかお前俺より年下だろうが!!俺がお前より年上なんだから敬え!!」

 

「ふざけんな!初対面でレジカウンター座ってたやつにかける礼儀なんてねーんだよ!!」

 

二人がギャーギャーとどこか子供じみたような言葉と言葉の殴り合いがヒートアップしていき何処まで上るのだろうか思ったその時、シンの頭におもちゃの弓矢がおでこヒットした。剣人が何事かと思い振り返ると、

脱兎の如く逃げ出した小学生の少年が見えた。

 

「待てこのクソガキ!!!」

 

「おま、子供に当たんな!!!」

 

そんなこんなあって討論の熱が下がった頃合いにシンがようやくある程度落ち着いた商店を離れていき“俺の方が坂本さんのこと詳しいからなガキ!!”と捨て台詞を吐きながら去っていった。

これに子ども扱いされた剣人がまたキレそうになったが、坂本にストップされたためこれ以上騒ぎにはならなかった。その後仕事に戻ったが坂本が“花と一緒に遊んでやれ”と言われて剣人は急に言われて午後に残っている仕事をほっぽり出してよいのか戸惑ったが坂本自身と葵がやってくれるらしく、午後の給金も出してくれる。

剣人とっては給金も出てかわいい妹分の花とも遊べて癒されるためにまさに一石二鳥である。

 

「はい!謹んで遊ばせ・・・じゃなくて務めさせていただきます!」

 

(声がでかい・・・)

 

こうして花との約束を果たしつつ仕事(もとい癒し)をこなしながら定時の夕暮れ時が訪れた。

 

「おっともうこんな時間か花ちゃんそろそろ時間が来たからお兄ちゃん帰らなきゃ」

 

「うん!花とたくさん遊んでくれて花だいまんぞく!おにーちゃんありがとう!」

 

「ああ、そう言ってもらえると遊んだ甲斐があった。」

 

遊び終えてた剣人は花と一緒に商店に戻っていき、花は母親である葵のもとに走って抱き着いていった。葵の方も娘の抱擁を待ち構えるべく腰を降ろしてハグの姿勢を取り花が抱き着くと同時に彼女も優しく抱きとめた。

 

「剣人、お疲れ」

 

「花と遊んでくれてありがとう」

 

「はい、こっちこそ本来やるはずの仕事を任せてもらってありがとうございます!お先に失礼します」

 

一言二人に退勤することを伝えてカウンター裏に置いておいたバックとそれぞれ長いのと短い二本の竹刀袋を右肩にかけ坂本商店を後にする。

 

 

 

 

「そろそろか」

 

 

商店が遠くなった頃合いで剣人突然走り出した。そのスピードは常人の肉眼ではでは捉えきれないほどのスピードで商店街を走り抜け、裏通りの中に通り建物の間を壁を足場にし連続で飛び続けそのまま建物の屋上に到達したが彼の勢いは止まらず隣の建物に飛び移りまた他の建物に飛んでそれを繰り返していきその先の向こう側に鉄橋の線路が彼の目に映っていた。

その時遠くから揺れるような音がどんどん近づいてきて音のする方に顔を向けると、音の元である―電車が彼の眼前を通り過ぎようとしていた。

 

「タイミングばっちり」

 

彼は小さく呟きながら足に力を込めて瞬間彼は消えた。否、すでに剣人は空高く飛んでいて鉄橋まで十数メートルあった距離を一気に飛び越えてそのまま通り過ぎようとしている電車の上に飛び移った。実は剣人は予め電車がいつ出るかを前もってい知っていたためスピードを落とさずに飛び越えかつ間に合うように計算してたのであった。

 

 

※この芸当ができるのは人並み外れた身体能力と頭の回転力を持った剣人か坂本クラスでないとできないので良い子のみんなは絶対にマネしないでください。

 

「ふーやっぱこれなら時間短縮といっしょに特急にタダで乗れて節約もできっから一石二鳥だな」

 

だがこの男のやってることは無賃乗車、つまり立派な犯罪なわけなのだが持ち前の身体能力で普通じゃあり得ないことをやってるため捕まる心配はない。仮に見つかっても彼なら走って逃げきれそうだ。

そこまでしてでも急いでいるのは彼には待たせている()がいるからである。

しばらく乗っていると目的地の町までたどり着いた。ここは先ほどの商店街からやや離れた隣町である。

そろそろかと剣人は電車から飛び降りて建物の上に着地し再び走り出した。建物飛び続けてその途中で梯子に手をかけ端っこを持ちながら滑り降りていき地上に足をつけ、裏路地を出てそこから先にあったのは―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保育園であった。

 

 

 

 

 

彼はその幼稚園の門の前まで近づきその場にいるのは保育の先生と翡翠色の瞳と紺色の髪色をした4歳程の幼女が立っていた。

そして子供は剣人の存在に気付くと目を輝かせて彼の方に走っていき―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパ(・・)~!!」

 

 

なんとこの幼女は彼のことをパパ―父と慕い剣人の胸に飛び込んできた。当の剣人はさも当たり前のように受け止めており自分を慕う娘を優しく抱っこしてあげた。

花の時に見せた時の楽しそうな目ではなく娘に向ける目は慈愛に満ちた優しさを感じる。それは坂本が花に向ける娘に対する愛情そのものである。

 

「リベレ、いい子にしてたか?」

 

「うん!あのねあのねー今日はともだちとかけっこして二番目にはやかったんだよー!」

 

「そりゃーすげー!大きくなったな!」

 

「えへへ」

 

剣人の愛娘-和泉 リベレは父に褒められたのが嬉しくて顔がにやけてしまいそんな娘の顔を見た剣人はほっこりした。するとここで咳払いが聞こえ剣人はここでハッとなり保育の先生の存在をすっかり忘れていたことを思い出した。

 

「す、すみません。ずっと立ちっぱなしさせてしまって」

 

「いえいえ、別にそのことはいいのです。ただずっと立ってると後ろの歩行者が通れなくなってしまってるのが気になってしまって」

 

「え?」

 

言われたとおりに後ろを見るとそこには、通りすがりの熟年夫婦がこちらを生暖かい目で和泉親子を見ていた。

 

「す、すみません!全然気が付きませんでした!」

 

「いいえ、そんなことないよ」

 

「おかげで良いものも見れたし」

 

「「ねー」」

 

仲の良い夫婦はそのまま満足げに通り去っていき、残されたのは哀れそうに見る先生と頬を赤らめながら顔を伏せておりリベレはそんな父を不思議そうに見ている。

 

 

(うう~こんなとこ見られるとは恥ずかしい・・・!まぁせめて《あのこと》がバレなかっただけマシといえるか)

 

「パパー、あのこと(・・・・)って何?」

 

口に出してないことが何故かリベレに方に漏れていた。まるで思考を読んだ(・・・・・・)かのように。

 

「ッ!」(しまった・・・思考がもれていた・・・)

 

「?いったい何のことですか?」

 

(マ、マズイ)「い、いやだな~リベレあの事って言ったらアレだろ!」

 

「? アッ!」

 

最初こそリベレ父の様子に疑問符を浮かべたがすぐに自分のしでかしたことを察してオロオロしはじめてしまったが、再び彼女に思考を送った。

 

(俺の思考の通りに話を合わせてくれ・・・!)

 

「ッ!」コクコク

 

「ア~おもいだした。今日の夕ご飯ハンバーグだったー。もうおなかペコペコー」

 

「そうそう、俺の言ってた今日の夕ご飯の予定を思い出せたようだなーえらいぞー。おおーそんなことを言っていたらそろそろ夕ご飯の時間だなそれじゃあ先生また明日お願いしますー」

 

「また明日ー」

 

「は、はぁ」

 

棒読み感が半端ない寸劇紛いを行ったがバレるかバレないかという綱渡り渡るに等しいくらい危ない状況で誤魔化せるか心配だったがその場の勢いで何とか切り抜けて立ち去ることに成功した親子二人であった。先生は最後まで訳が分からない顔をしていた。

 

無事に逃げ切った剣人は抱きかかえていたリベレを降ろし彼女の目線に合わせるために腰を降ろした。この時の剣人の表情は頭からあ煙がた立つ程怒っていった

 

「リベレ、思考を読んでもいいが人前で口に出さないようにってあれほどいったじゃないか!!」

 

「うう~、ごめんなさい~」

 

剣人に怒られてしまったリベレの目元に涙が溜まっていきポロポロと零れ落ちていく。

娘の泣き顔を見てしまった剣人は心を痛めたが、すぐさま気を取り直して娘の説教を続けていく。口調は厳しいが娘を思ってのことである。

 

「何度も言うがお前の能力(・・)は他の人にバレればどんな目に合うか分からないんだ。だから気をつけろって言ってるだろ」

 

剣人の娘リベレは今朝商店に来ていたシンと同じ他の生き物の思考を読み取れる≪超能力者≫である。彼女のこの能力は生まれつきで明確に発現が現れたのはこの子がまだ一歳のころだった。だがそれゆえに娘の能力に目をつけて悪行に使われまいか心配になった剣人は娘に先ほどの約束を取り付けたのだが思わずボロが出てしまったため剣人はこうして焦っていたのだ。

言い切った剣人はひとまず落ち着かせるために大きく深呼吸して心を落ち着かせた。

 

 

「俺がいない間保育園で口に出してないか?」

 

「・・・」

 

「正直に言った方がいいぞ。嘘ついたり黙ったりしたら余計に怒るぞ」

 

そう言われたリベレは黙って怒られるくら決心して白状した。

 

「リ・・・リベたまにともだちの頭よんで口に出しちゃったことあったけど」

 

「けど?」

 

「そ、その時はあてずっぽうだったりカンだったりとかうまく誤魔化してるの。黙っててごめんなさい」

 

リベレは涙ながらの必死の弁明で娘が目の届かないところで彼女なりに善処して約束を守ろうとしていたことを知り彼は驚き娘の真摯な努力に感銘を受けていた。

これ以上怒るのは野暮で娘の影の頑張りに対して今回の件を許してあげないわけにはいかない。

その時リベレに向けた表情は元の穏やかな顔に戻っていた。

 

「分かった、それだけ頑張ってるだったらこれ以上怒るのは大人げないな。今回は大目に見てやる」

 

「ッ!いいの!?」

 

「ただし!次からは今日みたいなことがないように気を付けることだ。約束できるな?」

 

「うん!やくそく!!」

 

「よし!そんじゃ家に帰るぞ」

 

「はーい!」

 

無事仲直り出来た二人は手をつなぎながら家路を通り楽しく帰っていった。

しばらく歩き続けてついにわが家へと帰ってきたのだった。扉の前に立った剣人は扉を開けるべくズボンにしまってるはずのカギをポケットに手を突っ込んだが、どれだけ探ってもなくバックの中や他のポケットも探ったが結果は同じであった。その瞬間彼の顔が青ざめた。

 

「パパー?」

 

(まさか・・・家にカギ置きっぱにしちまった・・・!)

 

「!? パパ、リベ達このままたちおうじょう・・・!」

 

どうやって開けようにもドアをぶち破るしかないがそれはできない。なぜなら彼は厳密にはこの家の者(・・・)ではないからだ。他の方法がないか考えていたが何も思いつかず時だけが無常に過ぎていき完全に八方塞がりな状況に陥ってしまった。

 

 

とその時-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?どうしてそんなところで突っ立てるの二人とも」

 

 

 

 

 

 

二人の後ろから聞くもの全ての者を心を解きほぐすような優しい女性の声がして、振り返るとそこには右手にピンク色のミサンガを巻き学生服を着た水色の髪色を一本結びに纏め、目の色は金色と美しい瞳をした少女が不思議そうにこちらを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「晶!!!」

 

 

ママ(・・)~」

 

剣人は目の前の少女、リベレが母と慕う彼女-赤尾 晶が帰ってきてこれで一安心できた。そう、この晶こそがこの家の者である。つまり彼女はこの家のカギを持っているのはずだ。

 

「実はカギを家に置き忘れてたまま仕事に行っちまってずっと立ち往生しちまってな」

 

「ええー⁉剣の修行が大事なのは分かるけど朝ちゃんと準備は済ませてって私言ったよね?いくら≪幼馴染≫だからって限度もあるんだからね」

 

「はは、面目ねー」

 

呆れた目で晶はそうは言いつつも本気では怒ってはおらず、剣人の方も慣れたやり取りしていて互いに遠慮がなく柔らかい雰囲気だ。

さっき晶が言った通り二人は幼馴染の関係で幼いころから一緒にいた。親がいなかった剣人は赤尾家に引き取られ育てられてきたため晶とは兄妹であり親友であり家族でもあり一言では纏められないくらい強い絆で結ばれている。

晶は本来誰に対しても敬語を使うのだが剣人に対しては唯一タメ口を言えるのだ。

そして同時に晶は剣人を唯一尻に敷ける存在である。

 

「もう、世話が焼ける人ね。明日はちゃんと準備を終わらせてからじゃないと修行はきんしだから」

 

「ああ分かったから!今回で懲りたからそんなに怒らないでくれ!」

 

「本当?」

 

「ああ、この通りだから許してくれ!」

 

晶は彼が修行ができないように詰めてきたためそこそこ頭にきていることを察しすぐに頭を深く下げて反省の意を示した。

その様子を見て本気で反省していると受け取ったため晶はようやく怒りが収まりいつもの明るい笑顔を見せてくれた。

 

「分かった、信じるからもう顔を上げて」

 

「!ありがとう晶」

 

「いいよ。ほら立ち話もなんだし入ろ」

 

「やったー!やっと入れるー!」

 

「リベレも待たせてごめんね」

 

「ううん、三人で帰るのひさしぶりだからうれしい!」

 

 

 

楽しい雰囲気を出しながら晶は鍵を開けて扉を開けてようやく家の中に帰ってこれた三人だった。

 

 

 

 

 

 

「「「ただいま!!!」」」

 

 

 

三人は誰もいないわが家に帰ってきたことを報告した。

現在晶の両親は家におらず仕事で遠出に出張に行っており仕事の内容が多いため帰ってくるのが最低でも一年かかるらしい。つまり今は三人で暮らしている。

 

「ママ、今日の晩ご飯なに?」

 

「今日はリベレの大好きなハンバーグだよ」

 

「やったー!」

 

 

「リベレ、カバンを降ろしてちゃんと手を洗いなよ」

 

 

「はーい」

 

靴を脱いで家に上がってトテトテと廊下を通り階段を上っていた。

 

「俺も手伝うよ」

 

「いいの、じゃあお願いしよっかな」

 

「分かった。それにしても≪母親≫呼びに随分慣れたな」

 

「うん、最初あの子にママって呼ばれたときは“えっ!?”ってなったから」

 

「俺も3年位前にパパ呼びされ度肝抜いたわ。何度もせめてお兄ちゃんって呼んでくれって何度も言ったがあの子の泣き顔で縋ってきて根負けして受け入れるしかなかった」

 

 

「私もお姉ちゃん呼びしてっていたけど剣人と同じ状況で私も折れちゃった」

 

二人は家に上がって朝のうちに仕込みをしておいたご飯の準備を始めながら昔語りをしていた。そう剣人と晶は最初親呼びされた時天地がひっくり返る程の出来事で何とかしようとしたがリベレの泣き顔を見てしまえばパパ、ママ呼びを許さざるを得なくなってしまった。

最初こそそれぞれ戸惑っていたが次第に悪くない気持ちになって今ではすっかり定着していた。

ただ周りにバレれば色々厄介事になるため一緒に外に出るときだったり、幼稚園の先生にコネを作ったりなど色々やることがあって大変である。だがそれでもこの家庭は結構-いや、かなり幸せと感じている。

 

「パパ、ママお手洗いおわったよ」

 

「リベレ偉いね、お父さんの言うとおりにできて」

 

「うん!リベレえらい!」

 

「あの晶・・・その君の口から父さん呼びするのやめて恥ずかしいから」

 

「ええ、いいじゃないこの子も呼んでるんだから私が呼んでもいいよね☆」

 

「く、そんじゃ俺が晶をお母さん呼びしたって文句ねーな!」

 

「う・・・!そ、それは・・・」

 

 

 

晶はいたずら心でからかったが頬を赤らめた剣人の反撃を食らって逆に顔を赤く染まって互いに恥ずかしくなり顔を俯かせてどうしたらいいのか分からずにいた。

するとリベレが二人に近づき―

 

 

 

「パパとママ、イチャイチャしてる」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「違う違う!!!」」

 

 

 

リビングに充満した甘々な空気が娘の一言で大爆発し、さらに顔がトマトのように真っ赤となり頭から湯気が出てきた。

 

 

 

その後落ち着いた二人は先ほどのことは不問することで和解し食事の準備を再開して準備を済ませて三人ともテーブルに着いた。

 

 

 

「それじゃ、手を合わせて」

 

 

『いただきます!』

 

 

剣人達は晶の作ってくれたハンバーグや他の料理を見渡し箸を左手で持ちご飯を口元に運び口に入れ美味しそうに噛み砕いて味をかみしめた。

 

「やっぱり晶の料理は何度食べても一番おいしい」

 

「ママのごはんは世界一!」

 

「もう剣人もリベレも褒めすぎ。それに今日の仕込みも剣人が手伝ってくれたし」

 

「そうだったな」

 

 

楽しく食事を堪能していき食べきりみんなのお腹は満たされた。

 

 

『ごちそうさまでした!』

 

「晶、食器洗いは俺に任せてリベレとお風呂入ってきなよ」

 

「いいの!?じゃあお言葉に甘えてリベレ、一緒にお風呂に入りましょう」

 

「わーい!ママとおっふろおっふろ~♪」

 

晶は大のお風呂好きなため剣人からゴーサインが出た瞬間リベレを連れて一瞬のうちに浴室に入りこんだ。浴室まで入ったところまで見送った剣人はテーブルに残された食器をキッチンに運び込んで水を流しスポンジに洗剤を染み込ませ食器を丁寧に洗いはじめ数分後、すべての食器がピカピカになった。

洗い終えた剣人はそばに立てかけておいた竹刀袋二本を持ち二階に上がっていき自身の私室の扉を開けた。その部屋は普通のベッドがあり部屋の隅に本棚とその中に本がずらりとしまわれていてクローゼットもあり机と椅子があるというごく普通の洋風の部屋だ。

ただ違うところがあれば洋風の部屋には似つかわしくない掛け軸が壁に掛けられ書かれたいる言葉は≪万里一空≫と描かれていた。他にあるとすれば机の上に置かれている一つの写真立てで、剣人はその写真を手に取り眺めたそこには三人が写っていてまだ幼く明るい笑顔をしている剣人と晶。

そしてもう一人晶に似つつも活気に溢れた女性が二人の頭をわしゃわしゃ撫でながらじゃれている姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

「≪リオンさん≫、大丈夫です。晶は絶対に殺し屋にはさせませんし、何があっても俺が守ります・・・。貴女の分(・・・・)まで」

 

 

 

 

写真に写っている晶の叔母-赤尾 リオンは剣人にとって姉、母、恩人という存在で晶に勝るとも劣らないほど大切な人だった。

 

 

そう、だった(・・・)

 

しかし彼の発した言葉の意味が明かされるのはまだ先の話である。

 

 

そして今はここにいない彼女に向けた誓いは何に対するものか?

 

 

それもまた、まだ知る由ではない。

 

 

 

 

「剣人ー!お風呂空いたよー!」

 

「!あー分かった今入いる!」

 

 

思いにふけっているうちに晶達が風呂から上がったようで彼も風呂に入るために替えの服と下着を持って出る直前に写真を一瞥し部屋の出て階段を下りて行った。

 

 

風呂をじっくり堪能し、剣人が上がったころには晶が付き添いながらリベレはすっかり自分の部屋で眠りについていた。

剣人は眠っていることを察して扉を静かにそっと開けた。そこにはベッドでぐっすりと寝ているリベレと優しく彼女の頭を撫でている晶がいた。娘を起こさないように剣人は小さく晶に声をかける。

 

 

 

 

「すっかり熟睡してるな」

 

 

「!うん、いつもならもっとはしゃいでるのに風呂からあがってしばらくしたらストンと眠ちゃった」

 

 

「今日は友達とたくさん遊んだからその疲れが風呂に入ってリラックスしたから眠気がでたんだろう」

 

 

「ああ、そういうことね」

 

 

小さく会話をしながら足音を立てずに部屋を出てそっと扉を閉めて静かにその場を離れた。部屋から離れた二人はリビングのソファーに一緒に座り冷蔵庫に閉まってあったアイスを晶と分け分けして食べながらお互い今日あったことを話し合った。

 

「で、店長の昔の知り合いが戻ってきてほしがってたけど店長は今の生活の方がいいって断ったんだ」

 

「うーん、その人には申し訳ないけどその店長さんがいなくなったら剣人働けなくなっちゃうからいやだな」

 

「ああ、それで俺が思わず話に割って入っちまってそれであいつなんて言ったと思う?」

 

「えーと、話に割って入り込んだんだから怒られたんじゃ・・・」

 

「まぁ間違いじゃないけど、あの野郎あんだけ長時間近くにいたのに存在を一切認知されなかったんだ!!そんで忘れねーように耳に記憶するくらいでっけー声で名乗ったんだが今度はあいつ年上マウント取ろうとしてもうてんやわんやだった」

 

「す、すごかったんだね今日の仕事は」

 

「あいつ今度俺の名前忘れてたら」

 

 

バキッボキッ

 

 

そう言いながら獰猛な笑みを浮かべながら手を鳴らした。

 

 

「あいつの顔面ボッコボコにしてやらー」

 

「だ、駄目だよそれはー!いくら失礼なことした人でもボコボコやりすぎだって」

 

「止めるな晶!店長の件もあるしここで始末しておくのも商店のためだしなにより最後に捨て台詞を吐いて帰っていったあいつに仕返しができるしな」

 

「むしろそっちの方が目的になってない!?」

 

「ああ、商店街一番の商店No.2のプライドにかけてこれだけは譲れない・・・」

 

「清々しいほど白々しい!!」

 

ボケとツッコミの応酬が繰り返しまくりどんどん激化しまくっていた。

 

 

 

そしてついには―

 

「必ずあいつの頭に鉄槌くだして」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「剣人?」

 

 

 

「ッ!」ビクッ

 

 

暴走しすぎた剣人を鎮めさせたのは彼に笑顔向けているが目は一切わらっておらず、剣人は先ほどまでの気迫が一瞬で委縮してしまいぶるぶる震えてしまっていた。

 

「いくらその人が失礼があったからって貴方も貴方でやりすぎです。今度またその人が来ても殴らないでください。」

 

「うう・・」

 

「しかも貴方声がでかすぎます。はしゃぐのもほどほどにししてください」

 

「いや、さっき君も大声で」

 

「黙って聞いてください・・・!」

 

口調が敬語になった黒いオーラを纏った幼馴染の後ろにコツメカワウソの化身の気迫に押されて一切言い返せずに圧倒されてしまいさっきと立場が完全に逆転してしまった。

ちなみにコツメカワウソとは見た目は愛らしいが性格は滅茶苦茶怒りっぽいので気を付けてください。

 

 

 

 

「ということで殴らないって約束できますか?」

 

「いやでも」

 

 

 

「できますよね?」

 

 

「ッ~!分かりましたもうそいつを殴ったりしませんだから許してください!」

 

 

やや早口なりながらもそれを聞いた晶は剣人にかけていた圧を解き元の笑顔と雰囲気に戻った。

 

 

 

 

 

「分かったなら今回は許します。はいお終い!」

 

 

「よ、よかったー」

 

 

 

彼女の怒りが収まったことで剣人はようやく張りつめていた気が抜けた。

話が終わった二人は二階の両隣のそれぞれの部屋に戻ってきた。

 

 

「じゃあおやすみ晶」

 

 

「うん、おやすみなさい剣人また明日」

 

 

 

 

互いにおやすみの挨拶をして自分達の部屋に戻っていっていき剣人はベッドにダイブして今日の疲れをベッドへと逃がしていく。そしてどんどんと眠りに包まれていき眠る前に浮かんだのは晶の明るくて優しい笑顔がうかんできた。

 

 

 

 

(おやすみ、晶)

 

 

 

心の中で己の最愛の人の名を呟きながら秘めた想いを胸に和泉 剣人の一日は終わったのであった。

 




初めてのハーメルン小説、頑張って長めに書きました。

面白そうだったら評価をください。新米ながら頑張って完結までもっていきます!

追記:まだ未熟なために物語の内容を追記・変更などしたりするのでご了承ください。
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