イセリア人間牧場奮闘記 before&after   作:あるいてごろりと

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劣位

【大樹一階層(右)】

~開戦直後~

 

クロドレの『スパイラルフレア』を避けたのち、ロディルとクヴァルはフーディーと対峙していた。

2人は、フーディーが天井に向って口を開くのを見る。

口内から黒くて丸い魂が1つ出てくる。

やがて魂は形を作り出し、黒いドラゴンへと変化した。

フーディーの前にドラゴンは降り立つと、ロディルとクヴァルを睨みつける。

 

「ごああああああっ!!」

 

フーディーは荒い呼吸を繰り返す。

先ほど、ユアンに切りつけられた胸部の横一文字の傷がいまだうずいているようだった。

 

(強力な魔物は、こいつで最後だな。

大樹の外に戦力のほぼ全てを吐き出すことになるとはよ!

食料以外で使えそうなストックは、雑魚と調教前の”上玉”だけか…)

 

フーディーはドラゴンの背後から指示を出す。

 

「あいつらをやれ!」

 

ドラゴンの口元から炎が漏れる。

ブレスを出そうとしているようだ。

ロディルが足元に魔法陣を展開する。

ドラゴンが炎を吐き出すとほぼ同時に術を発動する。

 

「ロックブレイク!」

 

クヴァルとロディルの前方の足元から大岩が隆起して炎を防ぐ。

ドラゴンがブレスを終えると、大岩も術の効果が切れて崩壊する。

2人が無傷の状態であることを知り、こめかみをひくつかせるフーディー。

再び大口を開けると、2つの黒くて丸い物質を吐き出す。

黒くて丸い物質が形を変えると、ハチ型の魔物であるビーが2体出現する。

 

「順番に行け!」

 

フーディーは、ビーとドラゴンに指示を出す。

2体のビーが縦に並んで特攻し、さらにドラゴンが追走する。

ビーだけを相手していると、背後のドラゴンに食われかねない状況だ。

 

「ロディル、大きな術を用意してください!」

「分かりました。

あまり無理をされるでないですぞ」

 

クヴァルが前に出て、先頭のビーに向けて杖を振るう。

ロディルはもう一度、魔法陣を展開する。

 

「降雷撃!」

 

ビーに杖が当たった瞬間、敵の頭上より3連撃の雷が落下する。

最初の一撃と二撃目が縦に並ぶビー2体を撃破し、3連撃目の雷が後ろのドラゴンに直撃する。

ドラゴンは一度止まり、顔を左右に振るが大してダメージは無い様子だ。

ビーは2体とも消失していた。

クヴァルはバックステップでロディルの元へと後退する。

再びドラゴンが大口を開けて特攻しようとした後に、ロディルが術を発動する。

 

「ふぉっふぉっふぉ。

させませんぞ。

グラビティ!」

 

ドラゴンを覆う半球状の重力波が巨体を押し潰す。

 

「ごああああああっ!」

 

床に腹ばいになったドラゴンは咆哮しながらもがくが、重力の術の威力に抵抗しきれず立ち上がれない。

クヴァルはその間に、術の詠唱を始める。

 

「天光満つる処に我は在り、黄泉の門開く処に汝在り」

 

なお重力の波に押し潰されたままのドラゴンの周囲に、大きな魔法陣が展開されていく。

 

「なっ、なんだと!?

あれは…あの術は!!」

 

術の詠唱を聞いたフーディーが驚きの声をあげる。

クヴァルは杖を振り上げると同時に、最後の詠唱と術の名を口にする。

 

「出でよ、神の雷!

インディグネイションッッ!!」

 

束の間、轟音と共に天より迅雷が落ちる。

直撃したドラゴンは、声を出すこともなく体を崩壊させていった。

クヴァルは、ビーやドラゴンのことを思ってか少しだけ目を伏せる。

焼け焦げた床を見て、フーディーがブルブルと身体を震わせている。

強力な僕を失い、邪魔な2人への対応の煩わしさに怒りが体から溢れているようだった。

 

「て、てめぇらっ…!」

「ふぉっふぉっふぉ。

どうしましたかな。

もしや、もう手段がないとか…?

その程度の戦力で世界を狙おうだなんて、思慮が浅いと言わざるを得ませんなぁ」

「ロディル、待ってください!」

 

呷るロディルを引き留めるクヴァル。

ロディルが視線を移すと、クヴァルはフーディーのいる位置とは反対側である2階層への入り口を見ていた。

 

「今しがた、プロネーマが炎の術にやられていました。

すぐに振り払って、階段の先に行きましたが…」

 

クヴァルは、心配そうに階段を見ている。

代わりにロディルは、フーディーの姿を見ながら話す。

 

「ふむ、もう一人のソウルイーターですかな?

マーテル様に接触されたらお終いですし…。

いいでしょう、私がここを引き受けますぞ。

クヴァル殿、行って下され」

「…頼みます」

 

クヴァルは階段に向って走り出した。

ロディルはフーディーに声をかける。

 

「さて、仕切り直しといきますかな」

「ぐは…ぐはは!

ぐははは!!」

 

笑い出すフーディーを見て、ロディルは眉を寄せる。

 

「科学者的に、どうもそういうのは理解できませんな。

前置きはいいです。

結論から話していただけませんかな?」

 

胸の傷が痛むのか、手で押さえ笑うのを止めるフーディー。

 

「はぁ~いてぇいてぇ。

…分担したのは俺がドラゴンを失ったからか?」

「私一人で十分な状況に思えますしね」

 

ロディルの言葉を受け、今度は押し殺すようにして含み笑いをするフーディー。

 

「甘ぇな、お仲間の心配なんざしてる場合じゃねぇんだよ!!」

 

フーディーは大口を開ける。

そこから、1つの白くて丸い魂が出てくる。

ロディルは興味深そうに眺めていた。

 

「面白い体の構造をしていますな。

胃袋に魂があるのか、それとも別の器官に収容できるのか。

解剖にお付き合いいただけますかな?

なに、痛みは伴わない実験ですからご安心を」

「ぐははは!

どっちが悪党か分からねぇセリフを吐くじゃねぇか!」

「ワシの魂は探求心に満たされておりますから。

科学者は答えを求むるのみ。

そこに善悪はありませんぞ」

 

会話の中、フーディーの手元から離れ床に降りた魂が徐々に形を変えていた。

曖昧な人の形となっていき、やがて色味を帯びて鮮明に生前の姿へと戻り始めていく。

フーディーは待ち遠しそうに魂の変化を見ながら、ロディルの言葉に返答する。

 

「分かっちゃいねぇな。

悪っていうのはよ、本能以外で他者に害を為す奴らだよ!

俺らは、よりよい食事ができる環境作りをしたいだけだ!

保身やストレスのはけ口、快楽のために他者を傷つけるお前ら人やハーフエルフのような悪とは違うんだよ!!」

「イルカはどうですかな?

彼らも快楽のためにフグを突つく趣味をもっておいでのようですぞ」

 

ロディルの問いに、フーディーは少しばかり思案した。

 

「じゃあ、イルカも悪だ!!」

「ふぉっふぉっふぉ。

"同感"ですな」

 

会話が終わると、フーディーは口内に手を入れた。

引きずり出されたのは、一振りの剣である。

何の変哲もないミスリルソードだ。

ロディルは、剣を扱うのはフーディーではないと予測する。

理由は、戦闘開始時から手ぶらであり、その上傷を負っているフーディーが今更武器を振り回すとは思えないからだ。

それに、元に戻った魂の人物が武器を扱える男であることを生前レネゲードに関する資料で把握していたからというのもある。

 

(やはり…食われていましたか)

 

フーディーの前に立つのは、顎髭を蓄えた筋肉質の男・ボータだった。

 

 

 

 

△△

 

 

 

 

【大樹一階層(右)】

~クヴァルとロディルが分かれたあと~

 

 

クヴァルが二階層に上がるための階段に向って駆け出していると、階段上からゴロゴロと転がり落ちてくる者がいた。

一瞬、プロネーマかと危惧したクヴァルだが、見た目が大きく異なることを確認してホッとする。

転がり落ちてきたのはソウルイーターのクロドレであった。

まだクヴァルとの距離は遠い。

 

クロドレは顔をしかめながら上体を起こす。

破れた白のコートを見る。

プロネーマの技と階段を転がった影響ですっかりヨレヨレとなっている。

コートの内ポケットにしまっていた本を抜き取ると、煩わしく思い脱ぎ捨てた。

先程よりも体の傷は増えている。

 

(これ以上はさすがにまずいわねぇ)

 

手を振り下ろすと、空間に裂け目が出来る。

ソウルイーターは空間の裂け目を使い、一度視認した別の空間へ移動できる手段を持つ。

クロドレは、階段に視線を移す。

 

(そろそろあの女もこっちに向って下りているかしらね)

 

クロドレは魔法陣を展開する。

狙いは階段入り口である。

 

「バイトオブアース!」

 

地面から大地の牙が現れて、階段入り口を食らうようにして左右から包む。

入り口は防がれた。

クロドレは、先程コートの内側から取り出した一冊の本を空間の裂け目に投げ入れる。

その後、口の中に手を入れ込み黒くて丸い物質を1つ取り出して裂け目に投入する。

さらにもう二度、口内に手を入れる。

 

二回とも取り出したのは奇妙な形をした剣だった。

一本は角のような形をした見た目をしており、もう一本は曲線を描くパープルカラーの剣なのだがぐねぐねと動いている。

クロドレは、二振りの剣も裂け目の中に入れ込んだ。

すると、『バイトオブアース』で防いだ岩の向こうから大きな衝撃音が聞こえた。

 

プロネーマが技を放って岩を壊そうとしているのだ。

だが、一度の攻撃で岩は壊れない。

 

(おほほほ!

狙い通りね。

さて、時間を稼ぐかそれともこのまま”一緒に”行くか…)

 

クロドレは考えたのちに、空間の裂け目に入り込もうとした。

 

「何をしているのですか?」

 

顔を向けると、クヴァルが数歩分後ろに立っていた。

手には杖を構えている。

クロドレは、クヴァルを睨みつける。

 

「乙女の行動をジロジロ見てるんじゃないわよ」

「乙女?

女性のような顔立ちですが、尻のラインからしてあなたは男性のはずでしょう?」

 

先ほど、クロドレはコートを脱ぎ捨てていた。

下の服は、体のラインが強調されている。

 

「…やるじゃない」

 

クロドレは武器を向けられたままだが、構わずズボンに両手を入れて振り返る。

クヴァルの杖を握る手に力が入る。

 

「どうしてあんたら五聖刃がマーテルを救おうとしているのよ。

ディザイアンとは慈悲深い組織だったのかしら?」

「それに答える義務はありません」

 

クロドレは白けた顔をする。

 

「あっそ!

じゃあ勝手に言わせてもらうわよ。

あんた達はそうね…。

フーディーから聞いた通り、全員死んでいるはずよ。

それなのに今ここで戦えているのは、精霊マーテルより現実世界へ干渉するための力を魂に受けているから。

結果から原因を予想するなら大きく間違ってはいないはずよ。

どうして共にいるのか、それと力を与えた理由の2つは分からないけれどもね」

 

杖を向けられているにも関わらず、思考し始めたクロドレを見てクヴァルは不気味に感じた。

 

「それと、生前は非情なはずのあんたらが何故、生ぬるい人助けなんかやっているのか…。

力を与えられた時にマーテルの感情が干渉されたのかしら?

一緒に生活していたり働いていれば、近くにいる他者の影響は受けやすいのだから、干渉を受けるのは当然ね」

 

ディザイアンの構成員は、果たして個々に生活していてもムチを振るう性格となっていただろうか。

恐らくNOである。

組織の中で五聖刃含め周囲の仲間と関わりを持ったからこそ、末端の者でも意識が統一されたかのようにムチを振るっていた。

近くにいる者の影響力は、良くも悪くも出てくるものだ。

五聖刃の心の変化はマーテルと同化した影響が強いのだが、クロドレの話も全く当たっていないわけでもない。

夢の世界での体験やスピリアの捜索という時間を過ごす内に初めの頃よりも彼らの心は残忍性を失いつつある。

 

「そうして、哀れな女と世界のために戦いの場に赴いている。

要するに、あんたらには平和が好きな奴らにとって都合の良い善意が芽生えたってこと」

「その確認は今必要なことなのですか?」

 

尋ねたクヴァルに対して、クロドレは陽気に笑う。

 

「おほほほ!

大事よ、大事。

ソウルイーターにとっては特に、ね」

 

クロドレはズボンから握った両手を出す。

足元に魔法陣は見られない。

クヴァルは警戒しつつ、敵の攻撃手段を思考する。

クロドレは、ほくそ笑む。

両手を開くと、いくつもの小さな玉が床に落下した。

クヴァルがその玉に視線を移した途端、小さな玉は破裂して煙を噴出する。

 

(これは…煙幕!?)

 

周囲を灰色の煙が包み込む。

視界は防がれ、クロドレの姿を見失う。

 

「スパークウェブ!」

 

球体上の紫雷を先ほどまでクロドレが居た地点に発動させるが、命中したような手応えがない。

クヴァルは左右を見まわすが、一向に煙は晴れない。

すると、彼のすぐ近くでクロドレの声が静かに聞こえた。

耳の奥にゆっくりと入っていくような気味の悪い声色で、だ。

 

「 エー ・ ゼロ ・ イチ ・ ニ 」

 

クヴァルの心臓がドクンと脈打つ。

記憶にある言葉だった。

たった4つの文字の羅列。

だが、今のクヴァルには口の中が苦くなるほどまでに至る文字の並びだった。

 

かつて、クヴァルがおこなっていたハイエクスフィアを人工的に製造するための『エンジェルス計画』に取り組む日々と牧場から逃げ出した培養体の姿が脳内に映像として流れる。

冷静さを保とうとするもクヴァルの呼吸が荒くなっていく。

突如、視界を灰色で包む煙の中で、クヴァルの目の前にシルエットが浮かんだ。

そのシルエットは、短髪の女性の姿をしていた。

 

「あなたは…クラトス・アウリオンの…」

 

女性の姿は影に覆われたようになっており、表情が読めない。

だが、クヴァルは彼女の自身を見る目は怒りに満ちているのだろうと思った。

本人には、残酷な実験を行ってきたからだった。

 

「がっ…!」

 

クヴァルは自身の腰の辺りに衝撃を受けて苦痛の声を漏らす。

刺されたようだ。

血が体外へ流れるような感覚があった。

 

霞む視界の中、前方の女性のシルエットが徐々に消えていくのが分かった。

振り向くのと同時に握りしめた杖を背後へと振るが、空を切ってしまう。

視界の下側に、腰を落として攻撃を躱した様子のクロドレが映った。

不気味な笑顔を見て、クヴァルはゾッとする。

クロドレは右手の揃えた指先の爪で、今度は正面からクヴァルの腹部を刺した。

 

「ごふっ…」

 

刺された直後、空間にヒビが入り始める。

 

(そうか…。

ここは私の…精神世界の中…)

 

膝から崩れ落ちていくクヴァル。

目と鼻の先にいるクロドレが手先についた鮮血を舌でなめとる。

 

「おほほほ!

あんたに善意が芽生えたおかげで楽にやれたわぁ~。

ここへ来るまでにフーディーから情報聞いといて正解ね。

たった一言で罪悪感を感じるまでになっちゃって、あんた隙だらけだったわよぉ」

 

再び笑い声をあげるクロドレ。

体がほとんど動かせないクヴァルは、混濁しそうな意識を抑えるので必死だった。

空間に入ったヒビが大きくなり、割れる。

そこは元居た大樹の内部だ。

広がる灰色の視界はいつの間にか晴れつつあった。

クヴァルは神経がねじれるような痛みの中、わずかに思考する。

 

(煙幕を張った直後に…私の魂はこの男に憑りつかれていたということか…)

 

 

 

 

△△

 

 

 

 

【大樹一階層(左)改め

空中都市エグザイアを模した空間】

~プロネーマ達が戦いを始めた頃~

 

 

マグニスは空に浮かぶ島をひた走っていた。

島の連結した石橋を渡り、目的の人物達を探す。

マグニスは、島を渡りながらもつい先ほどまでの出来事を思い出していた。

 

暗転した空間が光に照らされると、1人島に立っていた。

近くにはレイジネスもフォシテスも見当たらない。

そのため、移動して探す羽目にあっている。

 

(あのヤロウッ!)

 

雑な扱いに怒りをにじませるマグニス。

時折、建物の中に入ってみるが人っ子一人見当たらない。

ふと、ある方向から音が響いてきたのでそちらに顔を向ける。

長い連結橋の向こう側にある小島から、渦を巻きつつ上昇していく風を見た。

 

(あれは、フォシテスの術か!)

 

すでに2人の戦いは始まっていた。

目的の位置が分かったので、駆け出す。

 

(さっきの舐めた態度、あいつの顔を殴らねぇと気が済まねぇ!)

 

マグニスは、テセアラ事件のことを思い出す。

不意打ちとはいえ、一撃で沈められた苦い経験だ。

あれからマグニスは、筋トレと鍛錬を欠かさなかった。

仕上げた肉体と過程は、自信の糧となっている。

 

長い連結橋を渡る。

向こう側には目的の島があった。

今は戦いの様子が見て取れない。

すでに落ち着いた雰囲気すらマグニスは感じていた。

 

(フォシテスの野郎、もう終わらせちまったのか?)

 

近づくにつれて、島の様子が鮮明に表れる。

島の中央にある石碑の隣には、一人立つ人物がいることに気づく。

その者は、マグニスが思う人物ではなかった。

敵であるソウルイーターだ。

 

マグニスの足音に気づいたレイジネスが振り向く。

額や胸には、切り裂いたような傷が見れるがどれも浅く致命傷には至らない。

レイジネスは、ふぅと嘆息して話す。

 

「遅かったな、マグニス。

お前が以前、宿で言った通りだ。

いつの間にか、あいつは腑抜けてしまったようだな」

 

マグニスは、今の状況でレイジネスが語り掛けてくることが信じられなかった。

目前の敵の落ち着き様、それが指す意味をすぐには理解できない。

 

「これなら、テセアラの時の方が余程昂ったぞ」

 

マグニスは島の端で倒れた石柱を見る。

そこには、石柱に背を預けて座り込むフォシテスがいた。

だが、動く気配がない。

 

「フォシテスッ!!」

 

フォシテスは目を閉じ、気絶していた。

 




アンナ・アーヴィング

ロイドの実母で、クラトスの妻。
クヴァルの提唱した『エンジェルス計画』の犠牲者。
実験中は、培養体番号A012と称されていた。
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