最初はみなさんも知っている“だるまさんがころんだ”!!
今回はインフィニット・ストラトス側がメインで一夏の視点から始まります!
それではどうぞ!!
俺の日常は平凡だ。いや幼馴染に竹刀で叩かれたり、英国のお嬢様から化学兵器クラスの料理を振舞われたり、嫁と呼ばれ寝技をかけられたりするが平凡なはず……というか平凡だと信じたい!!
「一夏さん!突然ですが今日のお昼は空いているでしょうか?」
「セシリア?ああ、空いているけど…」
「でしたらお昼は私と「「「「待て!!」」」」あっ!」
「貴様は何を抜け駆けしておる!?一夏!今日の昼は私と行くぞ!!」
「ほ、箒…いやでもまだ…」
「ねえ一夏?今日お弁当を作ったんだけど一緒に食べない?」
「お!いいな!でもまだ授業…」
「一夏!ここは当然嫁として私と行くのだろうな?」
「いやだから授業…」
「一夏!お昼食べながらあの特撮アニメの話をしよ!」
「話はいいけどまだ授業が…」
「「「「「一夏(さん)!結局誰と行くの(ですか)(だ)!?」」」」」
………俺の言いたいことは一つだけ。まだ午前の授業始まってないんだけど…
そう考えていた時に丁度チャイムがなる。
「は~い!みなさん席に着いてくださ~い!」
教室のドアが開き、メガネを掛けた先生、山田先生が入ってきた。箒たちは慌てて席に戻る。
本来なら千冬姉の出席簿が炸裂するはずだが今日は出張でいない。だから今日は山田先生が担任代理ということになる。
「今日は織斑先生は出張のため私が授業を担当します!」
そう言って山田先生は教科書を持ち授業を始めようとする。これからいつもと同じ日常が続くと思っていた。
だけどこの時の俺は知らなかった。
何気なく続く日常が
…………こんな簡単に終わるなんて。
「それでは教科書は74ページを“ドバ!!”
『……え?』
一瞬クラスメート全員が呆然とした。
山田先生は授業を始めようとしただけだった。俺達は教科書を開いて授業を受けようとしただけだった。
それだけだったのになんで………
なんで山田先生の頭は
「イ、イヤァァァァァァァ!!」
「山田センセェェェェェェェェ!!!」
頭がようやく追いついて今の状況を理解してきた。
誰が山田先生を!?もしかして
俺は頭の中でいろいろな推測を考え、山田先生に駆け寄ろうとする。その時
「い、一夏…」
後ろにいた箒が俺の腕を掴んでくる。
「箒?」
「あ、あれ…」
箒は震える手で真っ直ぐと教壇の方に指を指す。そこには
「……ダルマ?」
一体のダルマがあったのだ。
なんでダルマがこんなところに?ていうかこのダルマはなんなんだ?
『だ~る~ま~』ズズズズ!
!だるまが動いてる!?何で勝手に動いてんだ!?
『さ~ん~が~』
俺達はじっと成り行きを見ていた。そして
『ころんだ!!』
そう言ってダルマは振り返った。俺を含めみんな動きを止める。何が起きているのか理解できないからだ。
そして少し時間が経つとガタッという音がする。
『フッ!』
「え?“ドバ!!
……え?今が何が…
「イ、イヤァァァァァ“ドバ”
…俺は悲鳴が聞こえてきたところに少しずつ目線を動かした。そこには
頭が無くなった二人のクラスメート…
「ヤァァァァァァ!!!」
「なに!?なんなのよぉぉぉぉ!!?」
「誰か助けて!!!!」
クラスメートの遺体を見てクラスの生徒がパニックになり悲鳴を出し助けてと叫ぶ者が出始める。そして
『フッ!フッ!フン!!』
ドバ!…バタン!
ダルマが目線を動かすたびに生徒が死んでいく。生徒が死ぬたびに悲鳴が上がり悲鳴を上げた生徒も次々に死んでいく。
もしかしてあのダルマが…
俺は意を決してダルマに近寄ろうとした。すると
「動くな!!」
腕を掴んでいた箒がクラスメート全員に向かって叫ぶ。
「な、なんだよ箒!俺はあのダルマを…」
「いいから動くな!!動いたら死ぬかもしれない!!」
!!…死ぬ?動いたら死ぬってどういうことだよ?
そうしてクラスメート全員が動きを止めるとダルマの動きも止まった。
「…動きが止まった。どうなってんだ?」
「分からない。分からないがこれは“だるまさんがころんだ”ではないのか?」
だるまさんがころんだ?そういえばあのダルマそう言って振り向いていた。ダルマが振り向いている間に動いている奴は殺すってことか?
どうやら他の生徒達も震えながらも納得したようだ。だがセシリアたちはよく分かっていないようだ。外人のセシリアたちじゃ日本の遊びは知らないようだ。
「三人とも聞いてくれ。“だるまさんがころんだ”は鬼を一人決めてその鬼は壁なんかの方を見て“だるまさんがころんだ”って言ってその後に後ろを振り返るんだ。鬼が後ろを振り返る時に後ろにいる人たちはその間動きを止めてなきゃいけない。そして鬼がまた壁の方を向いている間に後ろの人たちは鬼に近づいていく。最後に鬼がタッチされたら終わりっていう遊びなんだ」
俺はできるだけわかりやすく三人に説明した。三人はなんとなくではあるが理解したようだ。説明が終わった後シャルが質問してくる。
「でも一夏。その遊びって人が死ぬことはないよね?」
「そ、それはそうだ!」
遊びで死ぬなんて冗談じゃない!
『だ~る~』
ダルマがまた振り返った!!
「だめ!!ドアが開かないわ!!」
「窓も開かない!!」
何人かの生徒が脱出しようとするが窓もドアも開くことはできない。つまり俺達は閉じ込められたということだ。
『ま~さ~』
どうする!?このまま止まってやり過ごすか!?でもいつまでも止まっていられない!どうする!?
「はぁ!!」
突如セシリアが右手を上げそこから粒子が纏わり巨大なレーザーライフルとなった。あれはセシリアのIS“ブルー・ティアーズ”の主力武器“スターライトmkⅲ”!?
「セシリア!!何を!?」
「あれを撃ち抜きますわ!!」
セシリアは“スターライトmkⅲ”の標準をダルマに合わせる。 確かにセシリアの射撃とこの距離ならダルマを撃ち抜ける。
『ん~が~』
「死んだみなさんの敵はこの私が“ドバ”
ライフルを撃とうとしたセシリアの頭が吹き飛ばされた。教壇のダルマはこっちに振り返っていた。
「セシリア?セシリア!!」
俺はセシリアの名を叫んだ。だが動くことはできなかった。
なんでだ!?まだ“だるまさんがころんだ”と言い切っていないのになんで!?
『反側や』
ダルマがそう口を開く。 反側?一体何が?
『IS使うのは無しや。使った奴は問答無用で殺す』
ISを使ったから!そんな理由で!!そんな理由でセシリアは殺されたのか!?
『だ~る~』
ダルマはまた初めからやり直す。だけど今の俺は友達を失ったショックで動く気力はなかった。
「…!?一夏、一夏!!」
「……簪?どうした?」
セシリアを失ったショックを受けていた俺に簪が焦るように話しかける。
「後ろ!!ダルマの後ろを見て!!」
そうして俺はダルマの後ろを見る。そこにはボタンとタイマー(2分30秒)、そして“おしたらおわり”と書かれた文字があった。これって…
『ころんだ!』
ダルマが振り返り全員が動きを止める。だがダルマの後ろを見て俺は分かった。
「あれを押せば終わりってことか?」
それを見て全員がそう考えた。あれを押せば解放される。だが
「あ、あなた行きなさいよ!」
「はぁ?なんで私が!?」
周りの生徒達は他の生徒にボタンを押させようとする。自分が行けば死ぬかもしれない。そんな恐怖心があるから誰もいけないんだろう。
「…俺が行く」
「!?一夏!」
俺はボタンを押すことを決意した。セシリアを失ったショックはまだ抜け切れていない。けど今ここで立ち止まっていても意味がない。
「誰かが行かなきゃいけない。それにもうあまり時間がない」
さっきボタンと一緒にタイマーもあった。おそらくあれが制限時間だと思う。あのタイマーを超えたら何があるか分からない。
『だ~る~』
振り向いた。今だ!
「うおぉぉぉぉ!!」
俺は全力で走った。この距離なら走ればがたどり着くはずだった。
『まさんがころんだ!』
!?フェイント!!俺はすぐに動きを止めた。だが
ドバ!ドバ!
二つの血が噴き出す音が聞こえた。この間に動いたのは俺だけのはず…だと思ったが俺は後ろから倒れてきた二つの死体を見て分かった。その死体近くに見慣れたリボンと眼帯があったのだ。
「シャル…。ラウラ…」
おそらく俺が走ると同時に二人も走ったのだろう。今の二つの音は二人ということになる。俺は泣きそうになった。友達を三人も亡くしてしまったことに。
「…私、行く」
簪?突如簪が行くことを決意する。だけど危険すぎる!!
「簪!危険だ!ここは俺が!」
「駄目!行かなくちゃいけない…。一夏だけに行かせられない!」
簪の両目からたくさんの涙が流れていた。
『だ~る~』
「あぁぁぁぁぁ!」
ダルマが振り返ったと同時に簪は走っていった。その姿を見て他の生徒達も走る。
『ま~さ~』
「わ、私も行く!」
「私も!」
「私も行くわ!」
俺と箒を除く全員が行く。そして簪がダルマにたどり着いた瞬間
『んがころんだ!!』
またもダルマはフェイントをして簪たちは止まることはできず全員の頭が血と肉と共に飛び散る。
………これで残ったのは俺と箒だけ。
「い、一夏…」
隣に居る箒が声を震わせて名前を呼ぶ。足も震えていた。
箒も同じなんだろう。少しでもミスをすれば死ぬ。死ぬのは怖い。足がすくんで今にも倒れそうだ。だが
「……箒、少し待っててくれ」
「え?」
セシリアもシャルもラウラも簪もみんなも死んだ。もう俺と箒しかいない
死ぬのは怖い。けど
「俺はもう仲間が死ぬのは嫌だ!」
箒を助けたい!その心だけが今の俺を動かしていた。
「一人で行くつもりか?言っておくが待てと言われても私は行く」
「箒…。けど…」
「お前は私を死なせたくないのだろう?それは私も同じだ。お前を死なせたくない。」
「箒…」
箒の言葉にジ~ンときちまった。そうして話をしている中、ダルマは次の回を始めた。
『だ~る~』
「始まったな。行こう!」
「ああ!」
俺と箒はまたダルマに向かっていった。今度はいつでも止まれるようにゆっくりと。
『ま~さ~』
そうだ!俺達は絶対に生きる!そしてもう一つやらないといけないことがある!
『ん~が~』
元凶を探す!セシリアたちを殺した奴を突き止めてやる!!
『ころんだ!』
ゆっくり近づいたおかげで止まることができた。今のダルマとの距離は走ればすぐにいける距離。だがダルマはフェイントを仕掛けてくる。ここは慎重に…
「一夏…。次で決めよう」
と箒が突然、宣言をしてきた。
「な、何言ってるんだよ箒!?この距離を次の回でいけるかどうか分からないんだぞ!!焦らずギリギリまでつめて!!」
「次があるのか?」
それを聞いて一夏は口を閉ざした。そう…もう時間がないんだ。さっきダルマの後ろを見た時、タイマーは15秒を切っていた。次の回があるかどうかは分からない。俺も覚悟を決めて構えた。
『だ~る~』
ダルマが壁の方を向いた。今だ!
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺と箒は走った。速く、とにかく速く!
『ま~さ~』
そして箒がボタンを押そうとする。だが!
「あっ!」
あと一歩のところで足を躓いてしまった。 まずい!あのままじゃ!
『ん~が~』
あの状態じゃ箒は殺される!そして俺は無我夢中で
『ころん「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
ダルマに飛び掛った。ダルマを抱えながら俺は黒板にぶつかる。体中がすごく痛い!
「ハァハァハァ、痛っつ!」
「一夏!大丈夫か!?」
躓いていた箒は俺を心配する。
「ああ。体中すげぇ痛てぇけど大丈夫だ!」
「そうか…。!!ダルマは!?ボタンは押したのか!?」
箒に促され俺は抱えているダルマを見た。ボタンは確かに押したはずだ!すると
ピロリロリン!ピロリロリン!
軽快なアラームがダルマから流れてきた。
『終ーーーーー了ーーーーー』
………お、終わった。
「終わった!?箒終わったぞ!!」
「ああ!やったぞ、一夏!!やったんだ!!!」
俺達はようやく解放されるという感動に打ちひしがれていた。生き抜いた嬉しさから俺は箒に歩み寄ろうとした。
パァァァァァン!!
…え?
俺は一瞬、理解できなかった。ダルマのボタンは押した。ダルマが終了と宣言した。だからこのゲームは終わったはずだ。
なのになんで?
なんで
『織斑一夏、生きる!!』
ああ、神さま
「あぁ、あぁ」
俺の日常を
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
返してください…
白影
「みなさんどうもこんにちわ!!“神さまの言うとおり 時空を超えた神の遊戯”の作者の白影です!!」
一夏
「“インフィニット・ストラトス”の主人公でこの作品の主人公、織斑一夏です」
白影
「そして脇役の四人です!」
???
「「「「誰が脇役だ(ですか)(じゃ)!?」」」」
???
「紹介ぐらいちゃんとさせろよ!」
白影
「わかっているよ。冗談だ。じゃあ順番に紹介してくれ」
和人
「ああ。“ソードアート・オンライン”の主人公のキリトこと桐ヶ谷和人です」
秀吉
「“バカとテストと召喚獣”の木下秀吉じゃ」
セイバー
「“Fate/stay night”のヒロイン、サーヴァントセイバーです」
朱乃
「“ハイスクールD×D”のヒロイン、姫島朱乃ですわ」
白影
「というわけで後書きではこの6人で進めていきます」
一夏
「進めるっていうかここは何をするところだよ?」
白影
「本編についてをこの6人でいろいろ話したり、本編に登場するキャラクターをここに登場したりとか」
セイバー
「つまり無計画ということですね?」
秀吉
「大丈夫なんじゃろうか?このコーナー」
朱乃
「あら?私はいいと思いますわ」
白影
「まあ一番最初ということで主人公の一夏に今回の話について聞いてみましょう。それでどうでしょう一夏さん?」
一夏
「………箒、セシリア、シャル、ラウラ、簪…俺は結局誰も守れなかった…」
一夏を除いた全員
(い、いきなりシリアスで重い話…)
和人
「でもその気持ちは分かる(回想 月夜の黒猫団)」
セイバー
「仲間が死ぬのは何時の時代でも辛いことです(回想 カムランの丘)」
白影
「まあでも全員死んだってことでもないけどな」
一夏
「え?それってどういうことだ!?」
和人
「待てよ…原作では確かこのゲームって…」
白影
「これ以上はネタばれになるからやめろ。分かる人には分かるかもしれないが。次はこの作品のこれからの展開について話そう」
秀吉
「これからの展開はどう進むのじゃ?」
白影
「一応原作で言うところの“ダルマ編”から“こけし編”までは少し手を加えるが原作に沿うような形で進めてそこからはオリジナルストーリーていう形かな?」
和人
「ちなみに俺達の登場は?」
白影
「“まねきねこ編”まではインフィニット・ストラトス側がメインになるから登場はまだだな」
秀吉
「で、できる限り早くして欲しいのじゃ!」
セイバー
「同感です!」
朱乃
「そう慌てないでゆっくり待ちましょう」
一夏
「さすがこの五人のキャラの中で一番の年上だ。落ち着いている」
白影
「いや年齢的にはセイバーの方が年上だろ。まあ年上だけど性格は子供っぽい」
セイバー
「何かいいましたか?」
白影
「いいえ何も。ですからその“約束された勝利の剣”を仕舞って下さい!お願いします!」
和人
「土下座してないでそろそろ終わらせないか?」
白影
「そうだな。それでは皆さん!次回もご期待ください!では最後に新年の挨拶を皆さんご一緒に…せ~の」
全員
「「「「「「Happy new year!!!!」」」」」」
※キャラのリクエストもしています。詳しくは活動報告で!