神さまの言うとおり 時空を超えた神の遊戯   作:白影

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遅くなりました。今回はいつもより短い文で若干キャラ崩壊を起こしているかもしれません


第一話

今の俺は動く気力さえなかった。さっきまで友達を失った絶望で泣いて叫んでいた。どうして俺だけ生きてみんなが死ぬのか…。それだけが今の俺の心を埋め尽くしていた。

 

そんな時、止まっていたダルマが突然口を開く。

 

『お前は魚や。もうすぐ来るで~。熊来るで~。早よう体育館行きなはれ』

 

「…?」

 

熊?魚?何を言っているんだ?そんなことを考えている間もダルマは同じこと繰り返していた。

 

『お前は魚や。もうすぐ来るで~。熊来るで~。早よう体育館行きなはれ』

 

ダルマが何を言っているのか分からなかったがこれ以上ここに居るのも辛いだけだと思い俺は教室を出た。そしてその瞬間

 

「一夏!」

 

俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。その声の方を振り返ると一人の少女が居た。

 

「……鈴か?」

 

そう。中国の代表候補生で俺のセカンド幼馴染の鳳鈴音がそこに居た。

 

「よかった…あんたも無事で…!!///」

 

俺は夢中で鈴を抱きしめていた。友達がまだ生きていてくれたことが嬉しかったのかもしれない。

 

「ちょ、ちょっと一夏///離れなさいよ…どこ触って……離れなさいこのバカ!!!」

 

「ぐふっ!」

 

抱きしめていると顔を赤くした鈴に思いっきり殴られた。

 

「い、一夏!いきなり抱きついてくるなんて…なに考えてるのよ!?」

 

「いてて…悪い…。鈴が生きていてくれたことが嬉しくて」

 

「////」

 

そう言うと鈴はさらに顔を赤くして後ろを向いた。なんで顔を赤くしてるんだ?

 

そしてしばらくすると顔を元通りになり真剣な顔で振り返った。

 

「…ねえ一夏。一夏が教室から出てきたってことは箒たちは…」

 

俺はゆっくりと頷いた。

 

「…そう」

 

鈴もそれ以上のことは言わず

 

「これからどうする?あのダルマの言うとおり体育館に行くの?」

 

鈴は不安な様子で言う。確かにこんなことをするような奴の言うとおりに動くのは得策ではない。だけど

 

「もしかしたら俺達の他に生きている人やこんなことした奴がもいるかもしれない。だから俺は行こうと思う」

 

「一夏がそう言うんだったら私も行くわ」

 

そうして俺と鈴は体育館に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館に着いてみるとそこには他の生徒達もいた。俺達の他にも生き残っていた人たちがいたんだ。

 

「一夏君!!」

 

突如俺の名前を呼んだのは水色の髪の女子生徒、簪の姉の更織楯無だった。

 

「一夏君!簪ちゃんは!?簪ちゃんはどうしたの!?」

 

「楯無さん…。それは…」

 

俺は言いよどんでいた。簪が死んだなんて言える訳がない。だが俺が何も答えないことから察したようだ。

 

「そんな…。簪ちゃん…簪ちゃん!!」

 

楯無さんはその場にへたり込み泣き崩れた。

 

俺はひとまず楯無さんから目を離して体育館の周りを見て気になるものを見つけた。

 

生き残った生徒達の過半数が妙な服を着ていたからだ。強いて言えば魚の着ぐるみ。床には他の魚の着ぐるみがありそれぞれの着ぐるみに学年が書かれていた。そしてもう一つ大きく目立っていたもの

 

「…熊に鮭を食わせれば終わり?」

 

どういう意味だ?最初に浮かんだのはそれだった。だけど一つ言えることはまだ終わっていないということだ。

 

「そこの二人!ちょっとこっちに来て!!」

 

壇上に立っていた女子生徒が呼んでいることに気づいた俺は鈴と少し顔を合わせ壇上に向かった。

 

「あなたは織斑一夏くんね。それから中国の代表候補生の凰鈴音さん。とにかくあなた達もこれを着て。まだ何か分からないけどきっと何かの役に立つと私は思うわ」

 

着るってこれをか?さすがにこれを着るのはきついと思った。鈴も同じく嫌そうな顔する。

 

「バカじゃないのあなた達!?」

 

後ろから聞こえた声に反応して振り返るとそこには二年の女子生徒がいた。

 

「そんなことしなくても逃げればいいだけのことじゃない!!私は逃げるわよ!!」

 

女子生徒は走って体育館の扉から出ようとした。だが

 

「あれ?うそ?開かない!?」

 

その言葉を聞いて俺は急いで別の扉を開けようとしたがピクリとも動かなかった。そして後ろにいた鈴が右腕を上げる。

 

「下がって一夏!!私の“甲龍”で」

 

「やめろ鈴!!だるまさんみたいにISを使ったら殺されるかもしれない!!」

 

鈴は悔しそうにISを使うのをやめる。だが扉が開かずISも使えないこの状況から俺達は閉じ込められたことを認識した。

 

 

 

 

 

 

少し経った後生き残っている生徒達は一ヶ所に集まる。ただ楯無さんだけは今だに床に崩れていたままだった。俺は楯無さんの所に行こうとしたが鈴に止められしばらくそっとすることにした。

 

集まったところで俺達より上の三年の先輩が話をする。

 

「さて。みんなも分かっていると思うけどこの体育館でまた何かが起こると思うの。床に書かれているこの“熊に鮭を食わせれば終わり”という文、これが次のクリア条件だと私は思うわ」

 

先輩の言葉に全員が頷く。条件の意味はまだ分からないが“だるまさんがころんだ”から考えてまた何かのゲームであることは間違いないだろう。

 

「そして私たちに与えられた物は二つあるわ。一つはこの魚の着ぐるみ。何かは分からないけど私は着ることをお勧めするわ」

 

先輩はそう言うが実際着る者はすでに来ている人を除いて誰もいなかった。

 

「もう一つ私の手の中にあるこの鮭の絵が描かれたボール…おそらく床の文の鮭はこれのことね。この二つがゲームクリアの鍵になると思うの」

 

そう言いながら右手にあるボールを見せる。確かに鮭の絵が描かれていた。それにこれにはタイマーが付いている。だるまさんと同じように時間制限がつくのだろう。

 

「とりあえず話せることはこのぐらいね。ひとまずみんな次に備えて少し休みましょう」

 

先輩は一通り話し終えるとその場に座り込む。俺はこの間にいろいろなことを考えていた。

 

なぜこんなことが起きたのか?

 

誰かがこんなことを引き起こしたのか?

 

箒たちは何故死ななければならなかったの?

 

考えているうちに俺は自分の無力さを腹ただしく思った。簪を守ることができずに楯無さんを悲しませることになった自分を…

 

「一夏…あなた今箒たち…特に簪のことを考えてなかった?」

 

隣にいた鈴の言葉に俺は一瞬驚いた。鈴は間を置かずに話を続ける。

 

「どんな状況だったか分からない私が言うのもなんだけどあの状況じゃ仕方なかったと思うわ。あんたのことだからみんなを助けるために自分からボタンを押しにいったんでしょ?押せば終わりって書いてあればみんな助かるって誰だって思うわよ」

 

「でも俺は…」

 

「ああもう!まどろっこしいわね!」

 

突然鈴は俺の顔を無理やりに自分に向けて話を続けた。

 

「あんたには私や楯無さんだっているでしょ!あんたはまだ失ってないものだってあるの!失ったものだけじゃなくて目の前にあるものもちゃんと見なさい!」

 

「鈴…」

 

…俺は確かに俺は失ったものばかり見ていたみたいだ。鈴の言葉で俺は少し目が覚めたような感覚がした。

 

「ありがとな。鈴」

 

「////べ、別に私はあんたがうじうじしてからそれを無くすために

 

ピーーーーーーー!!

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

突如ボールから高いアラーム音がした。俺も鈴も他の生徒も一斉にボールを見る。

 

「ボール!ボールのタイマーが動いたわ!制限時間は…」

 

見てみると確かにボールのタイマーが動き始めている。つまり次が始まったということか。

 

 

 

 

「10分よ!!」

 

 

 

 

先輩の言葉と同時に空から何かが落ちてきた。ほこりが舞って最初は何が落ちてきたか分からなかったが

 

 

 

 

 

 

「「「「「「……!!!???」」」」」」

 

 

 

 

しばらくしてほこりが無くなり俺達が見たものは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「き、木彫り熊!!?」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨大な木彫り熊だった。

 

 

 

 

 

 

これが俺達のゲーム二回戦の始まりだった。




白影
「まず謝罪を。みなさん序章からお待たせして申し訳ございません」

秀吉
「第一話から遅すぎじゃと思うがの」

和人
「こんな調子で本当に大丈夫なのか?」

白影
「ぶっちゃけるとこの作品完結するかわからない」

一夏・和人・秀吉
「「「いきなりぶっちゃけすぎだろ(じゃろ)ーーーー!!?」」」

セイバー
「分からないとはどういうことですか!?」

白影
「この作品は自分が映画の予告を見て漫画を読んでみて予告を書いてみたことから始まり衝動的にやってみたものだから途中で止まる可能性も否定できない」

一夏
「否定しろよ!!そこは!!」

秀吉
「わしらの出番あるか本当に不安になってきたの」

セイバー
「ところでアケノはどこに行ったのですか?」

白影
「そういえば見かけないけど何かあったのか?」

朱乃
「私ならここにいますわ」

セイバー
「アケノ?何か様子が違うような…というかその鞭は?」

朱乃
「これですか?ちょっと悪い子にお仕置きと思いまして。一夏くん、キリトくん。少し悪い子を捕まえててくれませんか?」

一夏・和人
「「は!!」」

白影
「え?悪い子って僕?ちょっと待てその顔はドSの顔!?二人とも離せ!!」

和人
「大人しくお仕置き受けとけ」

一夏
「離したら俺達の方がやられるかもしれないしな」

白影
「離せ!ちょっと待って朱乃さん!冷静に話し合おう!そんな物騒な物なしで!待って!本当にやめて!!!」

秀吉
「そ、それでは次回を期待するのじゃ!」

白影
「ちょ、やめて!僕Mじゃないから!ノーマルだから!誰か助けてーーーー!!!」
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