【悲報】ワイ、IS世界に転生するもISに乗れない   作:同感するワイト

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評価が8.22……、お気に入り100件越え……だと…?こんな作品に評価していただきありがとうございます!これが…続くといいんだけどね………。
話変わりますけど、エンブレム自分でかける人って凄いですよね。センスとか、絵心とかあって。俺にゃ無理だな……。


2話:交渉

場所は変わり、兵庫県。俺は今、自宅のリビングで、隣にモブさんを置き、両親とテーブル越しに向かい合っていた。

 

「それで、話とは───いや、聞くのは無粋というものだな」

 

「それで、話って何かしら?言ってみなさい」

 

圧力が凄い………。もしかしてバレてるのか?そりゃ8m以上あるロボット(ゴリゴリ兵器)なんて否定されて当然………、いや!諦める訳には行かなねぇ!覚悟見せろ男だろ!

 

「………親父。頼みがある」

 

深呼吸をし、目を瞑る。そして喉から言葉を絞り出した。

 

「ロボットが作りてぇ!工場使わせてくれ!」

「その子との交際など、認める訳には行かん!」

 

「「………え?」」

 

なん…だと……?

 

「え?いや、流れ的にさ。うん。『その子と付き合いたい!』って、流れじゃん?え、違うの?」

 

「え、いや、違う違う。そのー、ロボット、作りたい!って話で頼み事しに来たんよ」

 

「あーー、うん。なるほど──ね。うん。あー、そういう事か」

 

緊張した俺が馬鹿だった。てか、‎親父ってこういう性格だったな……。俺の性格も親父譲りって訳か…。

 

「そういえば、名前聞いてなかったわね。あなた、名前はなんて言うのかしら?」

 

「私、星垣(ほしがき) チハルです」

 

へぇー、そんな名前だったんだ。知らんかったわ。

 

「まぁ、いい。それで、そのロボット、というのはどういうものなんだ?」

 

「ARMORED CORE。略称AC。想定では全高8mの人型歩兵機動兵器だ」

 

「ほぉ。話は変わるが、チハルちゃんよ。ガンダムは見ているかね?」

 

急に何かと思えばマジでなんなんだこの人。

 

「はい!見てます!」

 

「そうか。私もガンダムは見ていて自称ではあるがガノタを名乗らせてもらっていてな。それで、好きなモビルスーツは何だ?」

 

この場面で聞くとか正気の沙汰じゃねぇだろ。

 

「色々ありますけど……、サイサリスとかガーベラ・テトラ。後サザビー試験型とか、ですかね」

 

宇宙世紀かよ。だいぶ古いし。最後はMOONだし。

 

「そうか。私と君は良い友になれそうだ」

 

「わかってくれる人がいましたか!」

 

なんでそこだけで盛り上がってんだ?これ腐ってもACの話だよな?

 

「あぁなると中々冷めなさそうね。それで、ACだったかしら?それを作ってどうしたいの?目的もはっきりしていないことに許可を出すことは親としてできないわよ?」

 

どうしたい…、か。

最初はほんのノリだったけど、スレ民のおかげでここまで来た。なら答えは1つ!

 

「友達と夢を叶えるため。その為に俺は、俺たちはACを作りたい」

 

冷や汗が額から流れる。手に力が籠る。

そして、母の口が開いた。

 

「いいわよ。それがあなたの言う友達との約束であり、夢なら、親として反対する事もないし、逆に応援するわよ」

 

母が女神に見える。これが親というものか……。ありがたすぎる…。

 

「話は着いたようだな」

 

あっ、もう終わったんだ。もうちょい長引くかと思ったけど。

 

「終わったわよ。それで、お父さんは?」

 

「フッ。聞くまでもないだろう」

 

「らしいわよ」

 

「いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

これで!ようやく!初めの!1歩!

いい土産話ができたよ……!

 

「それじゃ、他の人に伝えてくる!」

 

「それじゃあ、私もこの辺りで。また語り合いましょう」

 

「あぁ、いつでも待っているぞ」

 

そして俺とモブさん、もといチハルさんは家から飛び出し、集合場所の公園へと走って向かった。

 

──────

─────

────

───

──

 

公園に着く。工業大学生さんと東京工業大学ニキはブランコを漕いでおり、アーキバスニキはジャングルジムのてっぺんに座っていた。言葉を選ばずいえば、傍から見ればニートの集まりだった。

 

「うわぁ〜…、待たせたのはこっちだけど……、絵面結構酷いねぇ〜……(小声)」

 

モブさん口に出しやがった。小の大くらいの声でんな事言うなよ。

 

「ん?あぁ、ようやく来たか。で、交渉の結果は?」

 

「フッフッフ………、許可───貰えましたーーーーー!!」

 

その瞬間、公園にいる3人(大学、大人組)が湧き上がる。傍から見れば目を背けたくなるような酷い絵面だろう。

 

「これで!ACが!作れるぜぇぇ!」

 

「順風満帆!上手くいく気しかしねぇ!」

 

「やはりアーキバスは我々に味方してくれる!」

 

カオスだなぁ………。

 

「んじゃ、こっから考えるべきは構想と資金源、ですね」

 

何気にいちばん難しいのは資金源だ。一つ作るのに幾らかかるかなんて想像し難い程には高いだろう。株式会社の資本金はざっと100万。そこに材料費や人件費その他諸々が嵩むとなれば、見ているだけで胃に大ダメージ確定だろう。

 

「とりあえず…、俺の両親とスレ民達に相談、ですかねぇ」

 

「そういや、俺たちさ。衣食住どうすりゃいいの?」

 

………あ。

問題はまだまだ、山積みだな……。




《スレ民》
───東京工業大ニキ───
《転生者の中では珍しい現実世界転生者であり、日本一の工業大学と言われる東京工業大学を卒業したハイスペスレ民。非常にノリが良く、ACの建造計画の中心を担う人物の一人とも言える存在》
───工業大学生───
《通称、工大ニキ。現役工業大学生徒で、偏差値は70と高い。東京工業大ニキで薄れがちだが、かなり頭が良く、頼りにされている》
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