地獄で叩く!   作:スロウ亀

3 / 15
いつの間にかお気に入りが100を超えていた時はビックリしました

一体何が起こったんだ!?

そしてアニメが終わってしまいました

この後の情報はどうすれば


帝都仕事人

「仕事は退屈と悪事と貧乏とを遠ざける」という言葉がある

 

しかし誰しも仕事が上手くいく訳ではない

 

仕事によるストレスや不満を抱え、それでも明日から再び働く

 

家族の為、自分の為、様々な理由があるがそれを実行するにも仕事をしなければならない

 

仕事をしなければやりたい事ができず苦難する事となる

 

右を向いても左を向いても結局の所、仕事を見つけなければ始まらない

 

ある意味、現代社会がもっとも恐ろしい物かも知れない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「針山は特に問題なし。不喜処地獄はどうですか?」

 

「従業員不足っすね」

 

帝都とは思えない程の禍々しく枯れた木々が彼方此方生えている場所を歩く二人

皆さんお馴染みのウィンター。そしてもう一人が白い鉢巻をしている青年、イエヤスである

 

「それに大半の不喜処の動物は、皆高齢ですから」

 

「少子化問題は人間だけではなく動物も同じですね。それはそうと此方の仕事は慣れましたか?イエヤスさん」

 

「なんとかやってけますよ。サヨの方も花町の甘味処で店員として頑張ってます」

 

「聞きましたよ。あるお店に居る看板娘が非常に人気が高いって噂」

 

「はははっ。サヨもそれ聞いて照れてましたよ」

 

二人の何気ない会話

しばらくしてウィンターが手帳をメモしてから紙を切り取りイエヤスに渡す

 

「ではこちらに人材貸し出しに関する事を書いたので読んどいて下さい。それと賃金と予算の割り当てについては私の方でやっておきます」

 

「はい。ありがとうございます」

 

「それでは私は帝都に戻りますので」

 

ウィンターは金棒を取り出し地面に突き立てる

すると亀裂が走り目の前の大地の一部が崩れ落ち、その中からゆっくりと門が這い出てくる

骨の装飾され中央には『地獄』と彫られた巨大な門

 

「天網恢恢・ヘルゲート」

 

「いつ見てもデカイっすね」

 

「この門は多くの亡者を地獄送りにする為、大きめに設計されましたから巨大なっただけです」

 

ウィンターは門の前に行き開こうとした

しかし開いたのは門自体ではなく、隅っこに設けられた普通のドアを開ける

 

「えぇ!そこから出るんですか!?」

 

「一々こんな馬鹿でかい門を開け閉めする訳ないでしょ。最近改装して作ったんです」

 

そう言ってウィンターは帝都に戻っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これが最後の仕事ですね」

 

ウィンターは封筒を手にある場所に向かう

しかしその顔は嫌々である

 

「正直会いたくないんですが仕方ないですね。それに…」

 

「やっときやがっ『ガンッ!』ぶふぉ!」

 

ウィンターの前に襲い掛かる奴を金棒でブチのめし、天井に突き刺さる

ブチのめされた奴は頭が天井に突き刺さり宙ぶらりん状態だった

 

「ダイダラさん。何度も言いますが、私に斧で攻撃しないで下さい。危うく死ぬ所だったんですよ?」

 

「い、いゃおばえはしょんなんじゃひなねーとおもうんふぁが(い、いやお前はそんなんじゃ死なねーと思うんだが)」

 

襲い掛かった奴の正体はダイダラ

強い敵と戦い経験値を得るという追求を持ちながら何度もウィンターに襲い掛かるが結果は全敗。天井や壁、地面に頭を突き刺される始末である

 

「どうかしたダイダラ?」

 

大きな物音に反応し誰かがやってくる

小柄な体格をした少年、ニャウである

 

「なんか凄い物音が……」

 

ニャウが一瞬、ウィンターを見ると

 

「にゃはっば!!??」

 

目、口、鼻から血を噴出す

そのまま白目を向きながら背中からぶっ倒れる

 

「顔を見るなり吐血とは失礼な人ですね」

 

「しょ、処方箋。処方…箋」

 

ニャウが薬袋を取り出し薬を口に入れ水を飲む

 

「私は仕事がありますのでこれで」

 

天井に突き刺さるダイダラと未だに震えているニャウを無視して先を急ぐ

 

「うん?ウィンター様ではありませんか」

 

「リヴァさん」

 

急ぐウィンターの前にリヴァがやってくる

いずれも三獣士と呼ばれ、帝具使いでもあるがウィンターの金棒で一撃でやられた事もある

 

「何かこちらに用でも」

 

「えぇ、エスデス将軍に大事な報告と書類諸々を」

 

「そうですか。エスデス将軍なら自室でお待ちですよ」

 

「そうですか。では」

 

リヴァに一礼しウィンターは去る

ウィンターを見送った後、目の前のダイダラとニャウの惨劇を見て、後を追う事になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遂に来てしまいましたか」

 

ウィンターは部屋の前に立っていた

しかし言葉とは逆に「もう帰りたい」という雰囲気がバンバンに出ている

それもその筈、ウィンターがこれからある人物にとって面倒以外の何者でもないからである

覚悟を決めたウィンターは、ドアを二回ノックする

 

「入って良いぞ」

 

扉越しに聞こえてくる声

失礼しますっと言いドアを開けるウィンター

部屋に入るなり彼は目の前の人物を見る。軍服に身を包んだ女性、エスデス将軍である

 

「良く来てくれたウィンター。歓迎する」

 

「仕事で来ただけですよ。こちら必要な書類が入った封筒です」

 

封筒を机の上に置きエスデスに差し出す

エスデスが封筒を受け取り、引き出しに仕舞う

 

「あぁ、後で目を通しておく」

 

「よろしくお願いします。明日までに提出する物もあるので遅れずに」

 

「分かっている。それとウィンター喉が乾いていないか?茶ぐらい出すぞ」

 

「いえ、仕事が残ったますので」

 

一秒でも早くこの部屋から出たいウィンター

さっさと済まそうとするがエスデスがそうはさせない

 

「遠慮するな。今朝届いた紅茶があるから飲んでいけ」

 

「……仕方ないですね」

 

ウィンターは渋々了承する。もちろんエスデスの為ではなく紅茶の為である

エスデスは紅茶を入れるべくティーカップに茶を注ぐ

 

「それにしても変わったな」

 

「何がですか」

 

「帝都や身の回りの事だ。昔は殺伐としていたのにお前が現れて一切それが無くなった」

 

「不満ですか?」

 

「そういう訳じゃない。まぁ楽しみが少し減ったと言っておこう」

 

狩りや拷問が趣味のエスデスをウィンターが見逃す筈がない

しかし全てを否定した訳ではなく、地獄に連れて行きストレス解消という項目で獄卒と共に罪を攻め尽くしている

 

「そう言うなら地獄に就職しますか?貴方だったら生き生きできますけど」

 

「いや、今生きている内は将軍としてやっていくつもりだ。もしも死んだ時はよろしく頼む」

 

「死ぬ時ですか。その際はよろしくお願いします……それよりエスデス将軍」

 

「何だ?」

 

「貴方が私の飲む紅茶に何を入れようとしてるんですか?」

 

何気ない世間話をしているがウィンターは見逃さなかった

注ぎ終わった後、ティーカップに怪しげな液体が入った小瓶を取り出しソレを入れようとするエスデス

 

「気にするな。少し香りの良いシロップだ」

 

「紅茶はストレート派です。入れないで下さい」

 

「そう言うな。騙されたと思って飲め」

 

「ちなみにそれを飲んだ後どうするんですか」

 

「もちろん。催眠薬だから私に従って……あっ」

 

見事に誘導されるエスデス

それを聞いたウィンターは額に青筋を浮かせ、部屋から出ようとする

しかしドアの前にエスデスが立ちふさがる

 

「待ってくれ。誤解だ!」

 

「何が誤解ですか。どうせ私にイェーガーズに入れというんでしょ」

 

「お前が居てくれたら心強いんだ!」

 

「前にも言いましたが、私は補佐官ですので無理です」

 

「…そうか。だったら」

 

エスデスの雰囲気が変わる

ウィンターが異変に気づき動こうとした時、周りの物が凍り始める

もちろんウィンターの足も凍らされる

 

「無理やりでも飲ませて従わせる!」

 

「やれやれ、やっぱりこうなりましたか」

 

ウィンターが金棒を取り出し、凍った床を叩く

その瞬間凍っていた部屋が解凍され砕かれる

 

「次の仕事があるので手短に済ませましょ」

 

「はははっ!やはりお前は私を惚れさせただけの事はある。さぁ私の元に来いウィンター!!」

 

こうしてウィンターVSエスデスのバトルの幕が上がった

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

 

 

 

 

 

「では私は失礼します」

 

何事もなかったかのように部屋を出て行くウィンター

そして部屋にはズタボロにされぶっ倒れているエスデスの姿があった

戦闘が合ったとされてる箇所はあるが被害は少ない方である。ウィンターが去った後駆け足でやってくるリヴァ

 

「エスデス様!ウィンター様が…って何だこれは!?」

 

リヴァは荒れ果てた部屋を見て驚愕する

そしてエスデスの元へ行く

 

「エスデス様!しっかりして下さい!エスデス様……ん?」

 

その時リヴァは違和感を感じた

これ程の戦闘がありながらも血は一滴も出ていない。それに部屋の方も散乱しているだけで壊れていない

そして何よりエスデスから聞こえてくる息。それは疲労ではなく、艶めかしい物だった

しばらくしてエスデスが顔を上げると頬を染め、物欲しそうな目をしていた

 

「ウィンター…何故やめるんだ?…ハァ…ハァ……もっと激しく…まだ足りない…満足できないのだ…」

 

「(……だめだこの将軍、早く何とかしないと)」

 

リヴァの悩みの種は増える一方である

 

 

 

 

 

エスデス将軍はドS精神の塊

しかしウィンターの前ではドMであった




という訳でやってしまった
最終回見た後に書いたので抵抗はあったんですが振り払いました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。