地獄で叩く!   作:スロウ亀

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感想を見て、書こうと思ったんですが
流石に全部はかけませんでした。続きは年明けになると思います

書く前に笑ってはいけないシリーズを一通り全部見た後書いたんで
似てるところとかあるので気にしないでください
それと過度な期待はしないで下さい


絶対に笑ってはいけない帝都警備隊24時! ①

AM 9:00

 

 

小鳥の囀りと共に迎えられる。始まりの朝

某広場にて歩いてくる二人の男の姿が

 

「一体誰なんだろうな」

 

「俺も知らねーよ」

 

その二人はタツミとラバック

その手には手紙を握り締め、書かれている場所に向かっている

しばらくして目的地が見えてくると

 

「あれ?お前らは」

 

「ナイトレイドのお二人ですね」

 

そこに待ち人が二人

ウェイブとランである。二人もタツミ達と同じように手紙を持っていた

 

「なんでお前らが此処に」

 

「そりゃこっちの台詞だ。俺達は『この場所に来るように』って手紙があったから来たんだよ」

 

「この場所にって俺達も手紙で」

 

「どうやら、私たちは同じ手紙を貰ったようですね」

 

同じ手紙を持つ四人

目的地に辿り着き、しばらく立ち尽くしていると

遠くから馬の蹄の音が鳴り響いてくる。それが次第に大きくなり、遂に四人の前に姿を現す

 

「どうも皆さん。お待たせしました」

 

馬と共に登場したのはウィンター

乗馬の格好をし、手綱を握り締めている。その姿に関しては何も問題はない

あるとしたら馬の後ろに簀巻きにされ引きづられてボロボロになっているシュラの姿だけ

 

「少し急用(シュラ)があったので片付けてました」

 

「…ちなみに聞きますけど、急用って」

 

「皆さんは気にしないで結構です……オラッさっさと起きろ」

 

ゲシッ

 

「ぐっふ!?…ッテメあとで覚えてろよ」

 

ウィンターに蹴られ強制的に起こされるシュラ

四人と同じように列に並ぶ

 

「これで全員ですね。皆さん宛に手紙を出したのは私なんですが、何故呼ばれたかお分かりですか?」

 

ウィンターの質問に五人は心当たりが無いので首をかしげる

 

「分かりませんね。実は帝都にある物を配布しました……それはテレビです」

 

『テレビ?』

 

「そうです。今の社会でのあらゆる情報は、チラシか新聞だけしか得られません。そこで試しに帝都限定で全民家にテレビを置き、どれ程の効果があるか検証する事になりました」

 

「それは分かりましたが、私達の呼ばれた理由は」

 

五人とも接点はあまりない

強いて言うなら敵対関係・暗殺対象・指名手配などなど色々ある

 

「実は貴方達五人には番組を作ってもらいたいのです。題して」

 

ウィンターはそこで区切り、どこからかプラカードを取り出し公開する

 

「『絶対に笑ってはいけない帝都警備隊24時』!!」

 

「絶対に?」

 

「笑ってはいけない?」

 

「帝都警備隊?」

 

「24時?」

 

「………」

 

タツミ、ラバック、ウェイブ、ランが一文字ずつタイトルを呼んでいく

しかしシュラはタイトルを全て言われた為何も言えない

 

「………お前ら、せめて俺の分残しとけ」

 

「……プッ」

 

デデーン ラバック OUT

 

「えっ!?」

 

シュラの予想外の的確なツッコミに思わずラバックが笑ってしまった

それに反応してどこからかアウトコールが鳴り、何処からか黒い棒を持った黒衣が現れる

 

「な、なんだコイツ…《スパーン!》痛ッ!」

 

ラバックの尻を黒い棒で叩く黒衣

そしてそのまま何処かへ行ってしまった。突然起きた事に着いてこれない残りのメンバー

 

「言い忘れてましたが、既に番組制作が始まってますよ。気を引き締めてこれから言うことをきちんと聞くように」

 

急に始まった番組制作

普通なら断る所だが、先ほどシュラのボロボロになった姿を見てしまったのか

断った時の自分達の悲劇を想像してしまい、拒むことが出来なくなってしまった

 

「では番組のルールです。一つ、皆さんには今日一日帝都警備隊として勤務してもらいます。一つ、勤務中は絶対に笑ってはいけません。一つ、もしも笑ってしまった時は、その場で罰を受けてもらいます」

 

「って事はさっきのが罰なのか」

 

「その通りです。では仕事場に移動と言いたいのですが、皆さんのその格好のままでは行けません。警備隊たる者、規定の制服を着替えるように」

 

ウィンターの指差す所には、いつの間にか着替えボックスが五つ設置されていた

一つ一つに名前が書かれたカーテンがある

 

「自分の名前が書かれたボックスに入って着替えて下さい」

 

ウィンターの指示に五人は恐る恐るボックス入って着替えを始める

 

 

 

 

10分後

 

 

 

 

「皆さん着替えましたね」

 

時間を見計らい、ウィンターは順番に出るように指示を出す

 

「ではタツミ君から」

 

ボックスのカーテンが開かれ、前に出るタツミ

警備隊という事で黒い服に白の鎧をつけている

 

【田舎警備員】タツミ

 

「なかなか似合っていますよ。次にラバックさん」

 

次にラバック

タツミと同じように警備隊の格好をしているが服は緑

 

【スケベ警備員】 ラバック

 

「悪くありません。ではウェイブさん」

 

三番目にウェイブ

二人の色違いの青の服に白の鎧

 

【苦労警備員】 ウェイブ

 

「元海軍所属とあって様になってますね。それではランさん」

 

色々カラフルな三人の後にラン

髪と同じ黄色の服に白の鎧

 

【インテリ警備員】 ラン

 

「女性受けしそうですね。最後にシュラさん」

 

ラストを飾るのはシュラ

今のところ色違いの服という事しか変化が無い四人。シュラも色違いの服に鎧だろうと考えている

今までの色を考えるとグレーだろうと予想をしていた時、カーテンが開かれシュラが登場する

 

『……ッブゥ!?』

 

シュラを一目見た瞬間、四人とも吹いてしまった

それもその筈、シュラの格好だけ女性用の警備隊の格好。しかもデカイ乳でミニスカ、オカッパ鬘を被っていた

 

【ミニスカ&巨乳警備員】 シュラ

 

デデーン タツミ ラバック ウェイブ ラン OUT

 

アウトを取られ、四人の黒衣が出てくるとアウトの四人の尻を叩く

 

「《スパーン!》痛た!」

 

「《スパーン!》あぁ!」

 

「《スパーン!》ぐぉ!」

 

「《スパーン!》うぅ!」

 

叩かれる痛みにも耐える四人に対してシュラは静かにキレていた

 

「何で俺の格好だけ女なんだよ?」

 

「数が足りなかっったから我慢しろ」

 

「…これ終わったら、マジで殺す」

 

「ってかその胸何敷き詰めてんだよ」

 

ウェイブの質問に対してシュラは黙って胸の中に手を突っ込み

敷き詰めた物を掴む

 

「…これだ」

 

シュラの胸から出たのは十王の裁き・秦広球(ボールサイズ)

 

「…フフッ」

 

「ハハハッ!」

 

デデーン タツミ ウエイブ OUT

 

「それ卑怯だろ!武器を何に使ってるんだよ《スパーン!》ってぇ!」

 

「つーか良く作ったなこれ《スパーン!》うぉお!」

 

文句を言いながら黒衣に尻を叩かれる二人

 

「というより重くないんですかソレ」

 

「いや、重いつーか」

 

ランの質問にシュラは秦広球を胸に戻し調整しながら答える

 

「丁度良いってやつだ」

 

「丁度良い?」

 

「あぁ、こうフィットするというか」

 

「胸にですか?」

 

「まぁまぁそういう事だ」

 

「………」

 

「………」

 

『……フフフッ』

 

デデーン 全員 OUT

 

謎の沈黙に思わず全員笑ってしまう

五人の後ろに黒衣が現れるが、何故ウェイブだけ巨漢の黒衣

 

「なんで黙るんだよ《スパーン!》ぐぉ!」

 

「余計な事喋るなって《スパーン!》のぁ!」

 

「ちょっと待て!なんで俺だけ違うん《ズバァーン!!》あぁー!」

 

「すいません皆さん《スパーン!》いっ!」

 

「お前が変な事聞くからだろ《スパーン!》うぉぉ!」

 

早くもお仕置きラッシュの五人

自分達の着替えだけでこの有様である

 

「では皆さん。改めて仕事場へ向かいましょう」

 

ウィンターを先頭に仕事場に向かう五人

果たして彼等はこれから待ち受ける者達にどう立ち向かうのか

 

 

 

 

 

 

しばらくしてウィンターにつれて来られると馬車が待機していた

馬が四頭、ワゴンの座席は大勢乗れる位である

 

「これが皆さんの仕事場へ向かう送迎馬車です。さぁ乗ってください」

 

五人は黙って馬車に乗り込む

タツミ・ラバック・ウェイブ・ラン・シュラの順に座席に座り、ウィンターは向かいの座席に座る

御者は馬を操り、馬車を走らせる。特に変わった事は無いが五人の警戒は怠らない

 

「頼むから何も起こらないでくれ」

 

「そりゃ無理じゃねーか」

 

「俺なんで帝都に来たんだ?」

 

「現実逃避しちゃ駄目ですよ」

 

「………」

 

喋る四人に対してシュラはずっと貧乏揺すりしながら黙っていた

それを気にしていたのはウェイブだった

 

「なぁお前さっきから何してんだよ」

 

「…お前らはズボンあるから良いけどよ。こっちはミニスカで寒いんだよ」

 

シュラはミニスカの間から入ってくる風で寒がっていた

これ以上に無い屈辱に対しての寒さがシュラの苛立ちを増していく

すると馬車は途中で止まり、ワゴンの入り口の扉が開く。五人は一斉に入り口に視線がいく

 

「段差には気を付けて」

 

「うん!」

 

乗ってきたのはボルスと娘のローグ

両手には買い物の袋を提げている

 

「(ボルスさん?それにローグちゃんまで)」

 

「あれパパ。ママは?」

 

「あ、そういえばお肉買いに行ったきり戻ってこないな」

 

どうやらボルス一家全員の買い物だと思う五人

しばらくしていると

 

「二人共~!」

 

大急ぎで走りワゴンに乗るボルスの奥さん

 

「随分遅かったけど、どうしたの?」

 

「ごめんなさい。丁度カルビが切らしてたからまとめて買ってきたの」

 

そう言ってボルスの奥さんの手には買い物袋に詰め込まれた肉

それに混じっている帝都で肉屋、ミノタウロスのような風貌のカルビの姿

 

「ップハハハ!」

 

「そ、それカルビ違い…ククッ」

 

「…フフッ」

 

デデーン タツミ ウェイブ ラン OUT

 

アウトになり席に立つ三人

ワゴンに一人入ってくる黒衣

 

「《スパーン!》おぅ!」

 

「《スパーン!》ぎぃ!」

 

「《スパーン!》うッ!」

 

タツミから順に縦に叩きワゴンに降りる黒衣

三人は再び席に座るとボルス一家の会話が再開する

 

「今夜はカルビ料理にしようと思うんだけど……アナタどうしたの?」

 

「いや、一つだけ気になるんだ」

 

ボルスがカルビの入った袋を凝視する

人目で見れば可笑しいところだらけであるが、まずはそれが肉ではないという事を言ってほしい

 

「この肉……狂牛病とか感染してない?」

 

「そういう事じゃないって!」

 

たまらず突っ込むウェイブ

 

「……っふ」 

 

デデーン シュラ OUT

 

「はぁ!?俺今耐えたって《スパーン!》あぉ!?」

 

文句を言うがアウトで叩かれるシュラ

 

「一応、お店の店主さんに確認した方が良いね」

 

「そうね。じゃあ」

 

ボルスの奥さんはカルビの詰まった袋を床に置き

 

「すいません。狂牛病ですか?」

 

肉まみれのカルビに話しかけ始める

 

「ップフ」

 

「ップハハハ!!」

 

「ククク!」

 

デデーン ラバック ウェイブ シュラ OUT

 

「店主だって自覚してんのかよ《スパーン!》いっつ!」

 

「ってかいきなり失礼だろ《スパーン!》ごぉ!?」

 

「明らかにワザとだろオイ《スパーン!》なぁ!」

 

各々ツッコミしてから叩かれる

しかし未だに話しかける事をやめない奥さん

 

「あの、貴方は狂牛病なんですか?」

 

「………」

 

「聞いてるんですか。貴方は狂牛病ですか?」

 

「……まだ、大丈夫です」

 

「プッ」

 

「ブフゥ!」

 

「ちょっ…と待てって」

 

「フフフッ」

 

「クハハハッ!」

 

デデーン 全員 OUT

 

カルビが普通に返答するという不意打ちに五人は撃沈

 

「牛肉扱いで良いのかよ《スパーン!》うごぉ!」

 

「もうこれ長いって話《スパーン!》あぁ!」

 

「ってか最初起きてたのか《スパーン!》にぃ!」

 

「まだって何年牛肉にされてるんですか《スパーン!》のぁ!」

 

「なんで否定をしないんだよ《スパーン!》うぉを!」

 

五人はカルビの文句を言いながら叩かれる

 

「ちょっと心配ね。一度お店に戻りましょうか」

 

「そうだね。じゃ一緒に行こうか」

 

「パパー!抱っこ!」

 

「良~し良し。良い子だ」

 

そのままボルス一家はカルビを引きづり、ワゴンを出て行く

何事も無かったかのように扉が閉まり、再び馬車は動く

 

「…もうなんか色々お腹一杯なんだけど」

 

「何もしてないのに疲れた」

 

「……ボルスさん」

 

「予想以上に厳しいですね」

 

「早く中で温まりたい」

 

揺れ行く馬車の中で早くも翻弄される五人

この後、さらなる笑いの刺客達が彼らに迫る

 

 




こんな感じです
ちなみに文章の中にお祝いの言葉が隠れてます
暇があったら見つけて下さい
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