地獄で叩く! 作:スロウ亀
年明けという事で色々あったので書けなかったです
それから一旦笑ってはいけない書くのをやめて普通の話を書こうかなって思ってます
AM11:00
勤務開始から二時間が経過
全員自分の名前が書かれた席に座っている。順番は奥からウェイブ・ラバック・タツミ・シュラ・ランの順
各々お茶やコーヒーを飲んでいるが、誰も言葉を発さない。エアーポットからCO2ガスが噴射という仕掛けを見たせいで下手に動けず、何もせず、じっとしてるしか無いのだ
しかし、長時間黙っているのも苦である
ある意味では拷問に近い。そんな事が言えるほどの沈黙を破ったのは
「…なぁ」
相変わらずオカッパのシュラだった
「いい加減引き出し開けようぜ。気になってしょうがねーよ」
「じゃあ開ければいいじゃん」
「いや怖いだろ」
全く進展しない状況
だがシュラの言っている事は間違いではない。今日突然勤務する事になって自分達の引き出しには何も無いだろうっと考えているが、企画という事で何も仕掛けてこない筈が無い。エアーポットにあって引き出しに無いなんてありえない
「けど確かに気になるな。お前はどうだラバ?」
「………」
「ラバ?」
タツミの呼びかけに反応しないラバック
「…ごほっ!?」
「えぇ!?」
突然苦しそうに咳込み一目散にゴミ箱に駆け寄る
ラバックが口から何かを吐き出す
「げっほ!げっほ!!」
「大丈夫か?」
「何食べたんですか」
「あぁ~~辛っ!」
ラバックが吐き出したのはクッキー
実は編み籠に入っているお菓子の中に激辛クッキーが紛れ込んでいる。ちなみに辛さはハバネロの三倍
「クッキーに何か入ってるぞオイ」
「もう笑ってはいけない関係ないぞ」
ラバックのクッキー騒動も収まり、再び引き出しに戻る
実際他の四人も引き出しの中身が気になっていたが、問題は誰が始めに開けるかである
話し合いの結果
「では私から」
トップバッターはラン
恐る恐る長い引き出しを開け始める。他は巻き添えにならないように遠くに避難する
「……ん?」
「どうした?」
長い引き出しを開けたランが動きを止める
ウェイブが何を見たのか聞くと見つけた物を机の上に置く
「これが」
出てきたのは謎の封筒である
何も書かれていないので尚のこと怪しい
「…これは保留ですね」
ランの意見に他も頭を縦に振り賛同
長い引き出しを閉め、脇の引き出しを開けるが何も無い
最後の四番目の引き出しを開けると
「……またですか」
また何か発見し、それを机の上に置く
今度は謎のボタン(赤)である
「もうこれで全部ですね」
「封筒にボタンって」
「無闇に押すなよ」
「それフリって奴か?」
「黙れお前ら」
全員尻を叩かれ精神的にもダメージがあり、もはや自分のキャラすら忘れかけている
「封筒見ますよ」
ランが封筒の中身を取り出す
それは何かの指令書のような物でこう書かれている
【部屋にある銀色のジュラルミンケースを開けよ】
「ジュラルミンケース?」
「ずっと気になってたけど、アレか?」
五人がずっと気になっていた物があった
それは部屋の隅っこに置かれている巨大なジュラルミンケース
どんな仕掛けがあるのか分からず、ずっと放置していた。しかし、指令書には開けろと書かれているので開けなければならない
「ちょっと持ってきますね」
ランがジュラルミンケースを取りにいく
巨大な為、両手を使わないと持てないが楽々と持ち上げる
だが両手が塞がったランに対して
ギィ~~~ゴン!!
「痛っ!?」
突然近くの壁に飾っていた額縁が倒れる
それがもろにランの頭にクリーンヒットする。それも鈍い音を出して
「プフッ」
「フッフフフ」
「ククク」
「ブホォ」
デデーン タツミ ラバック ウェイブ シュラ OUT
不意の額縁に笑ってしまった四人
そしていつもの如く黒衣が部屋に入って来て尻をしばく
「《スパーン!》だぁ!」
「《スパーン!》なぁば!」
「《スパーン!》ごぅ!」
「《スパーン!》っでぇ!」
尻をしばかれる四人に頭に額縁直撃するラン
もう痛いの連続である。そんな一連の流れでようやくジュラルミンケースを持ってこれた
「もう額縁の恐怖で開けるのも嫌なんですけど」
「でもここで開けなきゃ後で怖いぞ」
「まぁ番組的にな」
全員覚悟を決めてジュラルミンケースの中身を見る
ランはビビリながらケースの留め具を外し開ける
「あれ?」
ランの疑問になりながら中身を四人に見せた
中身は五つのガスマスク
「これ…皆さんの」
ガスマスク一つ一つには五人の名前が張られている
しかし何故ガスマスク?っと思っていると
ブュシューーーーー!!
『えぇ!?』
部屋の至る場所からガスが噴出し出す
突如起こった出来事に慌てながら自分のガスマスクを被る五人
直後部屋から放送が流れる
【緊急事態発生!緊急事態発生!只今屋舎内にて激臭ガスが漏れ出した!舎内に居るものは直ちに防護マスクを装着せよ!繰り返す!舎内に居るものは直ちに防護マスクを装着せよ!】
警告音が鳴り響き、部屋のライトも点滅しだす
ただ事ではないというのが分かる。しばらくしてガス漏れが弱まり、再び放送が流れる
【只今ガスの発生源を確保処理した。舎内に居るものは防護マスクを外して下さい】
「あぁビックリした!」
「俺もだよ」
「ガスマスクがあってよかったですね」
「急に何が起こったかと思ったぜ」
ガスマスクを外す四人
激臭ガスを防げたのだが、ある一人に異変が
スヒュー! プピィー!?
ラバックである
激臭ガスが止んだのにガスマスクを外さない
否外せないのであった
「ラバ、もう外していいぞ」
「いつまでがぶってんだ」
タツミとシュラは、いつまでも外さないラバックを見る
ウェイブもランも異変に気づき様子を見る。ガスマスクのゴムを外し遂に外れようとした時
ニュ~~~~~~
マスクの口元部分とラバックの口元にトリモチが張り付き伸びる
『フッハハハハハハハ!!』
デデーン 全員 OUT
トリモチ付きラバックに笑う四人
そして何故かアウトになるラバック
「それは駄目だろ《スパーン!》のぉ!」
「死ぬわ!《スパーン!》でぁ!」
「何してんのかなって思ったけど《スパーン!》なぁ!」
「そういう事ですか《スパーン!》うぅ!」
「害は無いが《スパーン!》いっつ!」
まんまとやられる五人
トリモチが口にべっとりと付くラバック
「大丈夫かそれ?」
「ティッシュで取れって」
「…あぁ」
ラバックがティッシュで口についてるトリモチを取る
他は謎のボタン(赤)に目が行く
「どうするんだ」
「いやガスマスクの仕掛けであれだからなぁ」
「もう押しても良いこと無いですよ」
「けどこのままにするのもなぁ」
気になっているがさっきのラバックの惨状を見て押すに押せない
言わばパンドラの箱のようなものである
「…これも保留にしましょう」
謎のボタン(赤)を一先ず置いて他の引き出しを見ることにした
次にシュラの引き出しを開く番である
「いくぞ」
シュラの一言に全員身を構える
長い引き出しをそーっと開けるが
「何もない」
長い引き出しは空
次に脇の引き出しを開ける。一番上の引き出しを開けると
「…出たよ」
中身を机の上に置く
ランと同じ謎のボタン(青)である。もう無いだろうと残りの引き出しを開ける
四番目の引き出しを開けると
「マジかよ」
今度は謎のボタン(黄)が出てくる
シュラの引き出しにはボタンが二つ発見される
「全部で三つのボタン」
「それぞれ色違いか」
「なんのボタンだよ」
「それは全員引き出し開けてからですね」
「おら、次お前だぞ」
シュラに言われ渋々長い引き出しを開けようとするタツミ
二人同様に長い引き出しを開くと
「なんだこれ」
謎のパネルが一枚入っている
タツミは裏にしたまま机に上に置く
「…まぁまず引き出し片付けてから」
「そうだな」
脇の引き出しを開いていくと
「えぇ!?」
また謎の封筒が入っている
しかもそれは㊙と書かれている
「㊙?」
「いやこれヤバイ奴だろ」
「とりあえずパネルから見ようぜ」
いかにも危険な香りがする封筒を後回しにし先にパネルを見ることにする
タツミはパネルを引っ繰り返す体勢になり、他は見えるように近づく
「いくぞ……せ~の」
勢いよくパネルを引っ繰り返す
パネルはブラートとタツミのアニキパネルだった
『ブッフゥ!?』
デデーン 全員 OUT
原作ではホモ疑惑であるブラート
それを確信させるほどを出来栄えの絵を見た全員が噴く
それがタツミ相手なのでさらに噴く
「《スパーン!》ぎぃ!」
「《スパーン!》のぉ!」
「《スパーン!》っだ!」
「《スパーン!》ぬう!」
「《スパーン!》っでぁ!」
尻をしばかれた後
タツミはパネルを見つめる
「これ悪意しかないだろ」
「いやぁマジで反則だろ」
「もう見たくねーよ」
「どこかに仕舞いましょ」
「あぁしんどい」
アニキパネルを見えない場所に置く
残った封筒を手に取る
「なんでしょうね㊙って」
「タツミ。お前だけ見ろよ」
「えぇ~怖いなぁ」
ラバックに言われ四人から離れて一人で見るタツミ
そっと封筒の中身を見ると写真が何枚か入っている
「写真?…一体何の」
タツミが数枚の中から一枚選び取り出すと
………バッ!!
すぐに封筒に仕舞う
デデーン タツミ OUT
急に反応するタツミに全員気になり始めた
「おいどうしたタツミ!?」
「何の写真だったんだ!」
「どうして何も言わないんですか」
「いいから見せろ!」
「見せるか!見せてたまるか!!《スパーン!》痛ッ!」
何故か写真を全員に見せたくないタツミ
それもそうだった。その写真はある人物の写真だからである
「(こんな写真誰にも見せれるか!俺すら心臓に悪い奴だぞ!?)」
タツミはなんとか写真入の封筒を死守するのに成功した
ちなみに写真は全てパジャマ姿のマインの寝顔である。たまにタツミ似の人形に抱きつき緩みきった顔で寝ているのも少々
「よし。次は俺か」
次にラバックがあける
恐る恐る長い引き出しを開けると
「何だこれ?」
疑問に思いながら長い引き出しの中身を机に上に置く
それは謎のスクラッチとコイン。横には五人のデフォルメされた顔が描かれた当選賞金表
そしてAとBという列に削れる場所が五つ
「これって削って揃えば賞金貰えるって事か」
「そうじゃないのか」
「えぇーなんでラバだけ?」
酷い目にあったのにも関わらずラバックだけ褒美がある事に納得がいかない
ラバックは脇の引き出しを調べるが何も入っていない。スクラッチもボタンと同じように後回し
「よし行くぞ!」
ラストはウェイブ
気合を入れて長い引き出しを開ける
「えぇ?」
長い引き出しに何かありそれを取り出す
「こんなのあった」
ウェイブの手にあったのは謎のDVD×2だった
何も書かれてなく透明のプラスチックに入ってるだけ
「とりあえず引き出し全部」
「あぁ」
ウェイブが脇の引き出しを開ける
一番目から三番目まで何も入っていなかったが四番目を開けたら
「…フフ」
デデーン ウェイブ OUT
突如笑ってしまった
ウェイブの引き出しに何がいたのか気になる四人
「《スパーン!》いぁ!」
ウェイブが尻をしばかれた後、ランが聞く
「どうしたんですか」
「………」
ウェイブは無言で四人を手招きし近づける
全員寄ってきた時に四番目の入っていた中身を取り出す
取り出したのはMr.ボルス
しかもセクシーポーズの状態
『ハッハハハハハハハ!!』
デデーン タツミ ラバック ラン シュラ OUT
まさかのボルスネタ二発目だった
それも可笑しな状態だったんので笑ってしまう
「いや不意打ちだろこれ《スパーン!》でぇ!」
「もうマスク見ただけで駄目だ《スパーン!》あぁ!」
「随分ボルスさん押しですね《スパーン!》ぬぅ!」
「もうやめてくれって《スパーン!》ぎぃ!」
Mr.ボルスの恐るべき破壊力
五人を一撃で笑いに沈めるなんて訳がない
全員尻をしばかれた所で引き出しネタが終わった
「これで全部か」
「俺気になるのがこれだな」
ラバックの引き出しに入っていたスクラッチが気になる
「ちょっとやってみろよ」
「もしかした当たってるかもしれませんよ」
もしも当たっていたら貰えるという事で少し期待で胸が膨らませるラバック
一緒に入っていたコインを手にとり削り始める
「最初Aからか」
「じゃあAから行くぞ」
ラバックはA列の真ん中部分を削っていく
すると誰かの顔が見えてくる。ゴーグルを付けていて片目前髪で隠れている
「これラバックか」
「だったら俺かタツミが出れば良いのか」
当選賞金表にはAとBの顔が揃えば5万円。ナイトレイドメンバーが揃えば1万円
それ以外なら0円という至って普通である
「B行くぞ」
次にB列の右端部分を削っていく
削っていくと顔ではなく文字のような物が出てきた
次第にすべて削ると隠れていた文字が出てくる
スサノオキックという文字が
「…スサノオキックだって」
「はぁ?」
デデーン ラバック スサノオキック
「はぁ!?ちょっと待て!」
ラバックは書かれた事の意味を理解し焦りだす
しかし時は既に遅かった。部屋から民族音楽のような曲が流れ、ゆっくりと扉を開ける音がして全員扉の方に目がいく
そこにはキックボクサーの格好をしたスサノオがいた
「いやいやいやいやヤバイって!スーさんの蹴りってマジでマズイって!!」
「もう諦めろラバ」
「素直にキックされて来い」
「往生際が悪いですよ」
「さっさと済ませろ」
「お前らも少しは心配しろ!!」
キックされない事を良いことにラバックを突き放すメンバー
そして蹴る素振りをしながら近づくスサノオ
「ほらラバック。ちゃんと尻を突きださない太ももに当たるぞ」
「いやまずやめないって選択肢は無いのかスーさん!?」
「すまない。ウィンターには加減無しにちゃんと仕事してくれと頼まれてな」
「鬼かあの旦那はぁぁ!!」
泣き叫びながらスサノオに連れて出され尻を突き出すポーズにさせられる
そして蹴りの準備が整った
「歯食いしばれラバック!」
「うわぁ!うわぁ!うわぁ!《ドォン!!》痛ぁ!!」
スサノオのキックが炸裂し、あまりの痛さに崩れ落ちて尻を押さえるラバック
スサノオはそのまま部屋を出て行った
「あぁ…あぁ…」
「大丈夫か。マジ蹴りで凄い鈍い音したぞ」
「これラバが出たから来たのか」
「そうか!!アイツがやったからじゃなくて、アイツの顔が出てキックって事か」
「じゃあ皆さんにも可能性があった訳ですよ」
一気にスクラッチの恐怖が倍増する
未だに尻を押さえながらスクラッチに手に取る
「…コレ。もう一回だけ削ってくれないか?」
「でも削らないほうが良いって」
「けど確かに気になるな。何マスあるんだ?」
「五マスありますね」
「確かめようぜ。全員あるか」
再びスクラッチを削る五人
今度はラバックではなくタツミが挑戦する
「うわ怖いなぁ」
「じゃあBからいこうぜ」
「そうですね。キック以外があるのか」
「右端やったから反対削ろうぜ」
シュラが左端を指差しタツミは少しずつ削る
そして削り終わると再び文字が出てきた
スサノオキックと
デデーン ラバック スサノオキック
「待て!ちょっと待て!!嫌だ!!」
またキックを食らうと分かり助けを求めるラバックだったが当然メンバーは助けてくれない
遂には削ったタツミを巻き添えにしようと抱きしめて離さない
そして民族音楽と共にスサノオが入場する
「俺違うからスーさん!ラバだから」
「分かっている。ほらこっちに来いラバック」
「待て!俺は嫌だ!もう無理だって!!《ドォン!!》痛ぁ!!」
今回二発目のスサノオキックを食らい、その場で崩れるラバック
そしてまたスサノオはそのまま部屋を出て行った
「だからBは全部スーさんのキックだよ」
「Aも全部同じだな」
「あの二発はキツイですよ」
「尻にキック二発って…たぶん他の奴でもあんまりされないだろ」
「………」
いつまでも尻を抑えるラバック
「大丈夫かラバ?」
「…ぃい」
「なんだって?」
微かに何かを言っているラバック
しかし聞き取れなかったのでもう一度聞き返すと
「……キン○マ痛い」
『……ッフフ』
デデーン タツミ ウェイブ ラン シュラ OUT
いきなりの下ネタに吹く四人
しかし激痛なのは変わりない
「やめろってそう言うの《スパーン!》だぁ!」
「くそぉ耐えたと思ったのに《スパーン!》ぬぃ!」
「貴方そういうキャラじゃないでしょ《スパーン!》でぇ!」
「原作にも似たような事あったな《スパーン!》ずぅ!」
引き出しネタに苦しめられる五人
しかしこの後、ボタン仕掛けが彼らに襲う
マインの写真はパジャマかぶかぶかのYシャツにしようか悩みましたが
ここは安全にパジャマにしました。皆さん異論はありますか?