NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 6

今日は俺はダンゾウに呼び出されおめかしされていた

 

「なぁ、爺ちゃん。こんなにめかし込んでどうすんだ?」

 

俺は紋付袴で爺ちゃんとともに歩いていた

 

「なに、これも政治のいっかんじゃ」

 

「ん?」

 

「お主の後ろ盾に申し分ないものじゃよ」

 

そう言い歩いていくとデカい屋敷についた、屋敷の前には白目の男が立っていて爺ちゃんが一言二言話すとすぐに家の中に通される

 

「爺ちゃん、ここは?」

 

「日向宗家の屋敷じゃ」

 

「日向」

 

何故?

 

「お待たせしました。ダンゾウ殿」

 

「いやいや、儂らも今しがた来たところじゃ」

 

そう言い現れたのは老人と壮年の日向の男と着物に身を包んだ少女だった

 

「まずはご挨拶させていただきましょう、こちらの二人が現当主の娘で姉のヒナタと妹のハナビです」

 

「え、えっと・・・・・ヒナタです」

 

「・・・・ハナビです」

 

「うむ、この子は儂の孫で二代目様の系列の千手天間じゃ」

 

「千手天間です。よろしくお願いします」

 

「この子が・・・・・」

 

「ほう、たしかに二代目様と瓜二つですや」

 

俺の名前に反応する

 

「本日は日向と千手で婚約と言うのは如何かと思いお邪魔したしだいで」

 

「婚約ですかな?・・・・しかし我が一族は」

 

「分かっておりますとも、しかし千住天間は少々特殊でしてのぅ。普通の嫁を貰わせてやるわけにはいかんのでしてなぁ」

 

「なるほど・・・・・・そう言うことですか」

 

「次期当主が決まってない状態であれば長女のヒナタ殿よりも次女のハナビ殿とこの天間の婚約など如何でしょう、お互いいつまでも礼を言い続けるわけにもいくまいし、この天間、身内贔屓に聞こえるかもしれんが忍としての資質、才能は充分でのぅ・・・・・まぁ親馬鹿といわれればそれまでですがのぅ」 

 

「・・・・・・・ほう」

 

日向ヒアシの顔は険しくなる

 

「これ、ヒアシよ・・・・・・ははは、すみません。ダンゾウ殿娘を持つ父とはかようなものでして」

 

「何、急な話ですし我等はくれと言っている立場です。しかし日向にもメリットもございます。」

 

「・・・・・・・・」

 

「解体されたとはいえ、根は依然として大木を支えております。ゆくゆくは天間も大木を支えましょう。寄る年波には勝てませんのでなぁ儂も後継者を育てなければと最近思い立ちまして」

 

「・・・・・・・なるほど」

 

「里の未来の為にも良い返事を期待しているのですが如何でしょうか」

 

「ふむ・・・・・・ヒナタよお主はもう下がりなさい。ハナビよ、天間殿に庭を案内して差し上げるのだ」

 

「父上!」

 

「・・・・・・ヒアシよここからは我等とダンゾウ殿でゆっくりと話そうではないか」

 

「・・・・・わかりました」

 

「天間よ、お言葉に甘えてハナビ殿に案内して貰いなさい」

 

「はっ」

 

ヒナタは部屋を出て行き、俺はハナビとともに廊下へと出る

 

肩までの、髪と可愛らしい顔の幼女だ

 

「ハナビ殿、今日のお着物よくお似合いですね」

 

「あ、ありがとうございます」

 

まだ人見知りをしているのか少し緊張しているようだな

 

「せっかくなのでお庭のほうに行きましょうか、案内をお願いしてもよろしいでしょうか」

 

「はい」

 

俺は何気ない話題を振りつつハナビと歩く

 

庭と行ってもだだっ広い開けた場所に小さな池があるだけだった

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

気まずい 

 

「ハナビ殿、そこし池を借りても?」

 

「はい」

 

俺は池の上に立つと

 

「水遁」

 

と行ってもも水にチャクラを流し操るだけだが

 

「わぁ」

 

小さな魚や鳥、花を作り動かす

 

チャクラコントロールは嫌という程やったからな

 

「これは天間様の忍術ですか?」

 

「はい、チャクラコントロールのついでのものですがね」

 

俺は簡単な動きで動かしているだけだがハナビは目をキラキラして見ている

 

「綺麗」

 

そう言い手を伸ばそうと前に出るが

 

「危ない!」

 

「きゃ」

 

池に落ちそうになるのを支え抱き上げる

 

「あの、すいません」

 

「いえ、大丈夫ですよ」

 

俺はハナビをゆっくりと地面に立たせるとまた会話がなくなってしまう

 

 

クソ!こんな事ならイズミに女の子と何を話せばいいか聞いてくれば良かった!

 

「ハナビ殿、よろしければ空の散歩は如何ですか?」

 

「空ですか?」

 

【土遁・軽重岩の術】

 

俺はハナビと自身を軽くするとハナビを抱き上げる

 

「きゃっ」

 

「大丈夫です、俺に捕まっていてください」

 

【風遁・突破】

 

俺は足から地面に向け風を起こし飛び上がると風遁で調整する

 

「ふわぁ〜」

 

「綺麗な見晴らしですね、ハナビ殿」

 

「はい!凄いです!天間様!」

 

先程までの静かな様子はなく活発な声で話ながらキラキラとした目で周りを見渡す

 

「私は里を見下ろすのがすきなんです。理由はありませんが何故か引きつけられます」

 

「その気持ち、わかるかも知れません。こんな綺麗な景色なんですから」

 

「・・・・・そうですね」

 

「天間様も志村様の孫として里を護る為に修行をされているんですよね」

 

「・・・・・・・・・」

 

「天間様?」

 

「失礼、こんな時に修行の話は無粋ですよ。今はこの景色に酔いませんか?」

 

俺は風で咲いている適当な花を切って手元に運ぶ

 

 

「天間様?」

 

俺はそっとハナビの髪に花を添える

 

「可愛らしいハナビ様にお似合いです」

 

「・・・・・・・」

 

ハナビはじっと俺を見上げてくる

 

「ハナビ様!天間様!」

 

日向家のものが俺達を探しにきていたので俺はゆっくり降りる

 

「解」

 

そして術を解除する

 

「天間よ、何をしておったのじゃ?」

 

丁度ダンゾウ、とヒアシに長老が来る

 

「ハナビ殿と空の散歩を」

 

「父様!天間様は凄いです!私始めて高い位置から里を眺めましたが素敵な景色でした!」 

 

「そうか、その花はどうした?」

 

「天間様が摘んでつけてくれました!」

 

「そうか・・・・・楽しめたようだな」

 

「はい!」

 

「これはこれは、天間殿は中々に女子の扱いにも長けておるようですなダンゾウ殿」

 

「なに、まだまだ修行中の身、たまたまでしょう・・・・・・では、よろしいですな?」

 

「えぇ、異存はありません。こちらに入るとしても送り出すとしても異存はありません」

 

「うむ・・・・・両家の繋がりが里を護ることを願っておる。天間そろそろお暇するとしよう」

 

「はい」

 

「あの、天間様」

 

「ん?どうしました?ハナビ殿」

 

「また、空の散歩に連れて行って頂けますか?」

 

「えぇ・・・・・また空のデートをしましょう。約束です」

 

そう言い小指をさし出す

 

「はい」 

 

そう言い指切りをするハナビの顔はとても可愛らしかった

 

俺は爺ちゃんとともに日向の屋敷を後にする

 

「天間よ明日からアカデミーにかようのじゃ」

 

「アカデミーに?」

 

「九尾の人柱力、あれを他の里に取られるわけにはいかんのはお主も分かっておろう、しかし三代目はアヤツを今だアカデミーに入れておる万が一下忍になれば儂が止めようと三代目は外に出すのを放任するかもしれん・・・・・・万が一の為お主が近くで見張れ」

 

面倒くせぇ

 

もうさ、死ぬ確率あがるやん

 

まぁ、ここまで来たらしかたない

 

普通に友達でいるための理由だったのに

 

やっぱりこの爺面倒くせぇ

 

「わかった・・・・・ナルトに合わせる方で動いていいよね?」

 

「あぁ・・・・・お前に任せる」

 

まぁいいや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

俺はアカデミーに来ていた

 

「千住天間君だね。俺は海野イルカ、君の担任だ。よろしくね」

 

「はい、よろしくお願いします。イルカ先生」

 

「よし、それじゃあ教室にいくか!」

 

俺はイルカ先生に案内をされて教室にいく

 

「まて、天間」

 

「黒板消しですか?」

 

「まったく・・・・どうせナルトだろ」

 

「熱烈な歓迎ですね」

 

俺は構わず開けわざと黒板消しにあたる

 

「だーはっはっはっ!引っかかったってばよ!」

 

「残念だけど俺の髪じゃ何にも変わらねぇぞナルト

 

「天間!?・・・・・何でいるんだってばよ?」

 

「今日から俺もアカデミーで学ぶんだよ・・・・・ということで、友達に黒板消し当てて何か言うことないか?」

 

ナルトは気まずそうな顔をするとニヘラと笑い手を合わせる

 

「わ、悪かったってばよ天間」

 

「・・・・・・一楽のラーメンおごりな」

 

「なっ!それはあんまりだってばよ!」

 

「あ〜あ!俺友達に意地悪されてアカデミーこれなくなるかもなー!あー心が痛いなーー!この前お団子あげたのに!この仕打ちは心が傷ついたな〜!誰か絆創膏持ってきて!俺の心を包めるくらい大きな絆創膏持ってきて〜!!」

 

俺はわざとらしく大声でいう

 

「わ、分かったってばよ・・・・・一杯だけだかんな!」

 

「仕方ねぇ、許してやるか」

 

「むむむ」

 

俺はイルカ先生を見ると

 

「それじゃあ、イルカ先生お願いします」

 

「あ、あぁ、ナルトと知り合いだったんだな」

 

「えぇ」

 

イルカは教壇にいき、俺はその隣に行く

 

「え〜、みんな新しい仲間を紹介する!千手天間だ。今まで家庭の都合でアカデミーには通ってなかったが今日からみんなと一緒に学ぶ事になる仲良くろよ!・・・・・天間、挨拶をしてくれ」

 

「千手天間だ。尊敬してるのは二代目火影と伝説の三忍の自来也、好きなものはメンマと夜空と団子、嫌いなものはとくにないかな、大切なものは家族、趣味は読書だ。よろしく頼む」

 

「将来の夢とかはないのか?」

 

「まぁ、夢っていうか夢の通過点として火影になっときたいかな」

 

「普通は火影を目指すものだと思うが、よし空いてる席につけ」

 

「はい」

 

俺が空いてる席を探していると

 

「天間!俺の隣が空いてるってばよ!」

 

「おう、サンキュー」

 

そして、そこから授業を受ける

 

うん、退屈だ

 

懐かしいなぁ、小学校の授業とか思い出す

 

あ、でもリアルイルカ先生の授業か

 

うん、何とも趣深い

 

俺はそんなことを思いながら授業を受け休み時間になる

 

「なぁ、てん「ナルトどいてっ!」まはっ!?」

 

俺に話掛けようとしたナルトは吹き飛ばされる

 

「はじめまして!私は山中いの!アカデミー案内してあげようか!」

 

「ねぇねぇ天間君!私たちと周ろう!」

 

そう言い何人かの女子が集まってくる

 

流石、千住扉間フェイス

 

少し優しめにしたら女の子がよってくる

 

ありがとう扉間様!

 

「ありがとう、それじゃあ案内して貰おうかな」

 

俺は笑顔で答える

 

勝負は転校初日だ!

 

女子の興味が消える前に好印象を残すことだ!

 

 

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