NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 8

「天間!悪戯するってばよ!」

 

「あ?戯けたこと言う前に朝飯食え!こちとらお前より早起きして作ってやってんだぞ!残したら千年殺しすんぞ!」

 

「うひっ!?・・・・・わ、分かったってばよ」

 

「ふん、ウスラトンカチが」

 

「サスケ!お前もスカしてねぇでとっとと飯食え!」

 

俺は弁当を作りながら怒声をあげ2人の朝食を出す

 

「へへっ、サスケも怒られてやんの!」

 

「黙れ、ウスラトンカチ」

 

「何だと!!」

 

「喧嘩してねぇでとっとと食えウスラトンカチズ!!」

 

ゴンッ✕2

 

「「・・・・・・」」

 

二人が朝食に手を掛けようとするが

 

「いただきますはどうした!」

 

「「・・・・・・いただきます」」

 

そうしてやっと二人が食べ始める

 

世の母ちゃん達は凄いな

 

俺は弁当を包むと朝食を食べる

 

「食べ終わったし!悪戯するってばよ」

 

「はいはい・・・・・影分身の術」

 

俺は影分身に皿洗いを任せ二人の弁当を持ってくる

 

「ほら、お前らの弁当」

 

「「・・・・・・・・」」

 

「ん?どうした」

 

二人は俺の顔をみてくる

 

「いや、なんか母ちゃんみたいだなって」

 

「普段から術を使うのがお前の強さの秘訣か?」

 

「俺の強さの秘訣は欲望に忠実なことだ、そして誰が母ちゃんだ、父ちゃんと呼べ」

 

「「・・・・・・なんか、嫌だ(ってばよ)」」

 

「ケツの穴増やすぞウスラトンカチズ、ほれナルト悪戯に行くんだろ?付き合ってやるからとっとと出るぞ」

 

「おう!」

 

「まったく、そんなくだらない事をしてたらまたイルカに罰食らうだろうが、時間の無駄だ」

 

「へん!うるせぇってばよ!行くってばよ!天間」

 

「へいへい」

 

今日もナルトは元気一杯!火影岩にお絵かきだ

 

そしてイルカ先生に怒られる

 

「さて、今日は分身の術だ」

 

「うげぇ~、俺苦手なんだってばよ」

 

「まぁ、頑張れナルト」

 

「・・・・・なぁ、天間教えてくれってばよ」

 

「あぁ、いいぜ」

 

そうして日々が過ぎていく

 

「なぁ!なぁ!天間!」

 

「ん?」

 

「俺にも遁術教えてくれってばよ!」

 

「まず分身の術をできるようにしたほうがいいだろ」

 

「だってだって!サスケだって火吹けるし!天間だって水吐けるだろ!俺だって欲しってばよ!!」

 

「はぁ」

 

「分身もできないのに遁術覚えてどうするんだウスラトンカチ」

 

「俺は得意を伸ばすんだってばよ!」

 

「・・・・・とりあえず飯食え、飯」

 

俺は晩飯を食べながら聞き流す

 

「なぁ!天間!」

 

「・・・・・・」

 

「はぁ、天間・・・・・お前の事だ、教えられるんだろ?」

 

「・・・・・・」

 

「教えてやれよ、煩くてかなわん」

 

「天間!」

 

「あぁ、分かったよ!うっせぇな!飯食ったらだぞ」

 

「よっしゃあ!!」

 

「その代わり!明日から風呂掃除と便所掃除はナルトな!それと野菜も食え!」

 

「えぇ〜」

 

「嫌ならいいんじゃないか?天間、俺の修行に付き合え」

 

「勝負七日と引き換えな」

 

「おい、多すぎる」

 

「嫌なら構わんぞよ?」

 

「ちっ」

 

「なぁ、サスケ、天間って意外とケチだしどんどんオカン臭くなってねぇかってばよ?」

 

「俺の母さんはもっと静かで優しかったがな、こんな口煩くない」

 

「誰がオカンだ、ダディーと呼べウスラトンカチズ」

 

「その纏め方やめろ(ってばよ!)」

 

コイツラどんどん息ぴったりになってくな

 

「サスケ!オメーがいっつもウスラトンカチっていうから纏められちまってんだろ!」

 

「お前がウスラトンカチのせいだろ」

 

俺は食べ終わった食器を分身に片付けて貰い一つの紙を出す

 

「ナルト、これにチャクラ流してみ」

 

「ん?なんだってばよ?これ」

 

「チャクラ紙か」

 

「チャクラ紙?」

 

「チャクラの種類を見分ける紙だウスラトンカチ」

 

「まぁ、流してみ」

 

「分かったってばよ」

 

ナルトが流すとピシッと割ける

 

「風だな」

 

「ふん」

 

サスケは相性がわかると鼻で笑う 

 

「風ってどんなのだってばよ?」

 

「5属性は授業で習ったろ」

 

「ん?」

 

「サスケ頼む」

 

「何で俺が」

 

「明日の朝飯にトマト出してやる」

 

「・・・・・・いいかウスラトンカチ1回しか説明しないからな」

 

そう言いサスケが説明する

 

「つまりお前の風遁じゃ俺の火遁とは相性が悪いわけだ」

 

「なー!なんだってばよ!それ!他のがいいってばよ!」

 

案の定ナルトは騒ぎ出す

 

「まぁ、相性が悪くても倍の威力でやりゃあ押し返したりもできるからな、特に風は火と相性いいぞ、飲み込まれず押し返せれば倍増した威力で返せるし、コラボすれば火の威力あげれるし」

 

「ふん、こいつが俺の火遁を越えるなんて無理だろうがな」

 

「なんだと!やってやるってばよ!」

 

「じゃあ、これだな」

 

俺は1枚の紙を出すと手に挟む

 

ピシッ

 

紙は真っ二つに割ける

 

「これを葉っぱでやるところからだ、表の木から葉っぱ取ってきてやっとけ」 

 

「分かったってばよ!」

 

そう言いナルトは走って出ていく

 

「・・・・・・おい」

 

「ん?」

 

サスケはこっちをチラチラ見てくる

 

おい、可愛くないぞサスケ

 

「なんだよ」

 

「・・・・・俺にはないのか」

 

「・・・・・う〜んお前火遁使えるだろ?」

 

「・・・・・・・・」

 

不機嫌そうに見つめてくるなよ面倒くせぇ

 

可愛くねぇから!

 

「はぁ、分かった、分かった・・・・・お前は術よりまず体術を鍛えろ」

 

「何故だ?」

 

「写輪眼・・・・・お前が開眼するかは知らんがこいつの特徴は優れた洞察力と動体視力だ。そいつを万全にいかすにはそれに反応できる体、それにチャクラ量、教わったと思うがチャクラとは身体エネルギーと精神エネルギーからできている。ここまで言えばわかるな?」

 

「今は基礎を固めろということか?」

 

「あぁ、どんな立派な建造物も基礎が疎かならたかが知れるってもんだ、特にお前まだ豪火球の最大威力での使用は見たところ2発か3発と言ったところだろ?」

 

「・・・・・・・・・」

 

「どちらにしろチャクラ不足・・・・・・術なんざその後だ」

 

「・・・・・・なるほどな」

 

サスケは満足したのかでていった

 

それよりナルトよ分身覚えないとお前卒業できないぞよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近ナルトは修行に夢中で悪戯の頻度が減ってきていた

 

「なぁ、天間!コツ教えてくれってばよ!」

 

「ん?」

 

「風遁のコツだってばよ!」

 

「風遁は薄く鋭く・・・・・二つのチャクラで擦り合わせて研ぐようなイメージだな」

 

「・・・・・薄く鋭く」

 

「まぁ見てな」

 

俺は包丁に風のチャクラを流す

 

「ほれ、肉がすんなり切れてまな板までスパン!」

 

俺がゆっくり下ろすと全て切れる

 

「こんな感じになる」

 

「まな板まで」

 

「でも、よく切れるからなんだってばよ?」

 

「同じ力量、同じクナイを使った戦いでは切れ味が強いほうが有利だろ?」

 

「たしかに」

 

「それに、風遁の基本技は風で吹き飛ばすか切る事だ」

 

「分かったってばよ!」

 

まぁ、本当はもっと成長してから影分身を使いながらやるはずだったんだけどなぁ

 

そんなある日

 

「天間〜、風遁の術何か教えてくれってばよー」

 

「お前、本当に集中力ないのな」

 

「だってよ〜」

 

「・・・・・はぁ」

 

俺は印をゆっくり結び

 

「風遁・突破」

 

口から息を吐くと突風が吹く

 

「ほい・・・・・これでいいか?」

 

「えっと・・・・・印は」

 

ナルトは印を組練習を始める

 

「おい」

 

「どうした?サスケ」

 

「ナルトに甘すぎるんじゃないか?」

 

「男が妬いても可愛くねぇぞ?」

 

「妬いてない・・・・・・あんまり甘やかしても自分で成長しないといってるんだ」

 

「まぁ、そうだな」

 

俺はナルトが修行するのを眺めながら今後を考える

 

「むむむ〜風遁・突破!!」

 

「ナルト〜、もっと風遁チャクラをイメージしろ〜」

 

さて、どうするか

 

俺が考え事をしているとアラームが鳴る

 

「アラーム?何か用事でもあるのか天間?」

 

「デートだよ・・・・・・じゃあナルトの面倒まかせたぞ」

 

俺は後ろで何か言ってるサスケを無視して日向屋敷へと足を向ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日向屋敷

 

「天間殿、ハナビお嬢様は中でお待ちですよ」  

 

「ありがとうございます」

 

これもダンゾウからの指示だ

 

日向ハナビとの関係を深めろとの

 

まぁ、俺としては可愛い女の子と仲良くなれるならそれに越したことはないけどな

 

「ナツ!早く!」

 

「お待ちください、ハナビ様!」

 

門の奥から声が聞こえ門番が門を開けると

 

「天間様!」

 

門の奥からおめかししたハナビが走ってきて俺の腰に抱きつくとニカッと笑って見上げてくる

 

可愛い

 

「こんにちは、ハナビ殿」

 

「こんにちは!」

 

「申し訳ありません!天間殿」

 

ナツと呼ばれた若い日向の女性は頭を下げてくる

 

「いえ、大丈夫ですよナツ殿」

 

「天間様!今日のデートはどんな事をするんですか?」

 

「そうですね、今日は里をぶらぶら散歩しませんか?」

 

「はい!」

 

俺はハナビの手を握ると歩調を合わせて歩きだす

 

「天間様!私、里を見て周るのは初めてです!」

 

「でしたら、これからいっぱい見て周りましょうね」

 

「はい!」

 

俺達は適当に里を周り

 

「そう言えばハナビ殿はお団子は好きですか?」

 

「はい!」

 

「なら、あそこの茶屋に寄りませんか?」

 

俺は一つの茶屋を指す

 

「さぁ、ハナビ殿こちらにどうぞ」

 

「はい」

 

俺はハナビの横に座りナツ殿には適当な場所に座って貰うよう伝える

 

「ここは新しく出来た茶屋で結構美味しいですよ。オススメはみたらし団子ですね、ぜんざいとかも人気らしいですよ」  

 

「そうなんですか。天間様詳しいですね」

 

俺はお品書きを差し出すとキラキラした目で見ている

 

おそらく初めてなんだろう

 

「ハナビ殿、決まりましたか?」

 

「はい!ぜんざいがいいです!」

 

「ナツ殿は如何します?」

 

「私は気にしないでいただいて構いません」

 

「そうも行きませんよ・・・・・・ハナビ殿と同じものでも?」

 

「はい」

 

俺が手を上げると奥から注文を聞きにきてくれる

 

「お茶3つとぜんざい二つにみたらし団子」

 

「かしこまりました」

 

俺達が他愛もない話をしながらのんびり待ってると

 

「お待たせしました」

 

ぜんざいがつくとハナビはキラキラしながらぜんざいを見つめる

 

「それでは食べましょうか」

 

「はい」

 

俺を団子を食べながらぜんざいを小さい口で一生懸命に頬張るハナビを眺める

 

肩までの黒い髪に薄紫がかった白い瞳、整った顔立ち

 

将来は絶世の美女になりそうだ

 

口に頬張り緩んでいる頬を見て俺も自然と口元が緩む

 

「美味しいですね!天間様!」

 

「はい・・・・・口元に餡がついてますよ」

 

俺はそう言うと懐からハンカチを出してハナビの口元を拭う

 

「ん、ありがとうございます」

 

活発そうな声色で元気に言う彼女は純真無垢そのものだ

 

「ふっ」

 

「天間様?」

 

「何でもありませんよ・・・・・この近くに小物を売ってる場所があるんですが行ってみますか?」

 

「はい!」

 

俺はハナビを眺めながら団子を食べる

 

平和だねぇ

 

 

 

 

 

 

 

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