天間は暮らしが落ち着いて来たのを見計らってアカデミーを影分身に任せ、二人をイズミに見ていてもらい修行に励んでいた
「行きますよ、お孫様」
「来い、癸!」
天間は右目を写輪眼にし構える
「・・・・・」
「・・・・・」
癸が動き出す
印を素早く組む
それに合わせて天間はクナイを出すと距離を詰める
【水遁・水乱破】
【風遁・真空刃】
水乱破を避け口から風を出し、風の刃をクナイに作り上げる
「ふっ!」
天間は手や足を狙って刃を振るい
「くっ!」
癸はそれを避けるが天間の攻撃は逃げる先へと先回りをする
「水遁!」
「甘い!」
天間の風の刃は癸の手をとらえられる
「ぐうっ!?水龍弾!」
天間は水龍弾を避けるが水龍はそのまま天間を追いかける
【水遁・水陣柱】
龍は柱にかちあげられ周囲に水が飛び散る
「・・・・・・・」チャキッ
「・・・・・・お見事です、お孫様」
癸は手首を抑えながら歩いてくる
「大丈夫か?」
「えぇ、ギリギリ健には異常ありません。これ以上続けれ使えなくなりますが」
「・・・・・・手を出せ」
「はっ」
天間は癸の手首を治療する
「まさか医療忍術まで使えるとは」
「まだ傷を塞ぐくらいしかできない・・・・・・・病院にはいけよ」
「はい・・・・・それではおさらいとします」
「あぁ」
天間の治療を受けながら癸はつづける
「たしかに一撃で殺せるに越したことはありませんが自分と同等以上の者と戦うさいは今のように手と足を狙ってくださ、足は機動力を手は術を殺します。次からはもっと指を狙ってください、それこそ印が組めなければ忍など死んだも同然です」
「あぁ、心得た」
「お孫様、ダンゾウ様より契約の巻物をお渡しするようにと申し使っております」
「分かった・・・・・・お前は病院に行け。監視は他にさせとけ、俺は修行をつづける」
「監視ではありません。護衛です・・・・・・・それでは失礼します」
癸は巻物をとって来ると天間に手渡しその場を後にする
「・・・・・始めるか」
天間は自来也に聞いた手順を行う
「まずは血で名前か」
巻物を開き、一つの名前を見つける
「・・・・・・ふっ、母ちゃんの次か」
母の名前の横に指を噛み切り名前を書き始める
【千手 天間】
そして親指から順に指に血をつけ押す
「よし」
そして天間は印を組む
【口寄せの術】
手をついた場所からポン!と音をたて煙がでる
「・・・・・どうだ?」
天間が煙がはれるのを待つと徐々に煙が消え
「私を呼んだのは貴方ですか?」
可愛らしい声が聞こえる
その主は子供の手のひらくらいの大きさのナメクジ
「あぁ、母ちゃん・・・・・・千手綱手の口寄せ獣だったのと同じ個体か?」
「綱手様がお母様?」
ナメクジはあたりを見渡すと巻物を見つける
「俺は千手天間だ」
「天間様ですね、私はカツユ。貴方のおっしゃられた綱手様と契約しておりました。最近は綱手様に呼ばれることはなくなりましたが綱手様はお元気ですか?」
「あぁ、ここ暫く会ってないが元気だったよ」
「それは良かったです。親子で契約するのも何かの縁ですね」
「あぁ、今日は会ったばかりだしゆっくり話のはどうだ?」
「はい、かまいませんよ」
俺は間カツユの前に手を出すとカツユが乗ってくる
ヌメッとしたシットリとした感触が天間の手に伝わる
「・・・・・・まずはそうだな、昔の母ちゃんの話から聞かせてくれないか?」
「はい」
天間は手の上のカツユと話始める
翌日天間は久しぶりに本体でアカデミーに来ていた
「ふぁ〜」
欠伸をしながら天間は授業を受ける
普通に授業を受けるサスケと居眠りをしてるナルトを眺めながら日常を味わっていた
そして昼になり
「おい、天間・・・・・飯にするぞ」
「あぁ、今日は纏めて作ったんだった」
「天間!腹減ったってばよ!」
二人は天間の席の近くにやってくる
「わかった、わかった・・・・・・どっか適当なとこに移動すんぞ」
「ねぇねぇ、サスケ君一緒にご飯にしない?」
「私と一緒に食べましょうサスケ君!」
「天間君!私達とたまには食べない?」
天間とサスケの周りには女子達が集まってくる
「俺はサスケとナルトがいいなら大勢でもいいぜ」
「断る、ナルトだけでも騒がしいのにこれ以上騒がしくなったらたまったもんじゃない」
「ならナルト抜きでいいじゃん!」
「そうしましょう!」
「ねぇ、天間君もいつものナルトの面倒ばかりだしたまには私達とたべよう」
女子達がキャイキャイ騒ぐが
「悪いな、俺はこいつらとがいいんだよ」
そう言い天間は二人と肩を組むと歩きだす
「あの・・・・」
俺達が歩き出すとヒナタが声を掛けてくる
「ん?どうした?」
「えっと・・・・・」
「・・・・・なぁ天間!腹減ったってばよ」
「おい、早くしろ」
天間は急かす二人をよそにニヤリと笑った
「たまには俺達と一緒に飯食うか?ヒナタ」
「えっと・・・・・・いいの?」
そう言いナルトを見る
「ん?別に言ってばよ?」
「・・・・・・・おい」
「なら食いにいくか・・・・つっても女がヒナタ一人ってのも味気ねぇな」
天間が歩きながらあたりを見回していると
金髪の少女がウロウロしていた
「お〜い、いの〜」
「あ、天間君」
いのは天間を見つけると歩いて近寄る
「これから飯なんだが一緒にどうだ?今日はヒナタも一緒なんだが女一人だと味気なくてな、今ならサスケもついてくるぞ?」
「行く行く!」
天間が話していると腹ペコの二人が恨めしそうにみてくら
「わかったよ、腹ペコツンインズ、飯にする」
そうして5人で近くの見晴らしのいい場所にいく、机と半円のベンチがあり、見晴らしのいい場所だ
そしてヒナタ、ナルト、天間、サスケ、いの、の順で座る
「そう言えばヒナタが一緒なのは珍しいわね」
「うん・・・・・・3人はお弁当は?」
「あぁ、今出す」
天間は巻物を出すと茶と弁と書かれた術式が現れる
天間が印を組むと煙を立ててヤカンとコップ、重箱と箸が現れる
「それ、忍術?」
「あぁ、口寄せの道具や弁当バージョンだな」
「それより早く食うってばよ!」
ナルトが重箱を開けていき、サスケも食べ始める
「わぁ、凄い」
「天間君が3人分作ってるの?」
「あぁ、ナルトに任せるとカップラーメンばかりだしサスケに任せるとオニギリばっかだし」
「ふん」
「ラーメン旨いってばよ」
「何で3人で纏めてるの?」
「まぁ、俺達3人で同じ家で住んでるからな、コイツら見てたらまともな生活してなさそうだからせっかくだから面倒みてやってんの」
「ふん、頼んでない」
「別に一人でも暮らして行けるってばよ」
「良く言うぜカップラーメン小僧」
天間が笑うとサスケも鼻で笑う
「たしかにな、部屋も片付けれない料理もできない、ラーメンとお汁粉ばかり、天間に養って貰わないと生活できていないだろウスラトンカチ」
「お前だって買ってきたオニギリとトマトばっかだろ!サスケ!」
「だったら今度ご飯作りに行こうかサスケ君」
「いらん、天間ので充分だ」
サスケに一言で振られていのは落ち込む
「え、俺なら喜んでお願いするけど?」
「本当、天間君!?・・・・・・あ、でも、このお弁当って天間君が作ったのよね?」
「ん?そうだけど」
「あははは」
いのは肩を落とし自分の弁当を食べる
「えっと・・・・・な、ナルト君・・・・お茶」
「おっ!サンキュだってばよ!ヒナタ!」
バクバク食べるナルトにヒナタはお茶を注いで渡すとナルトが食べる姿を眺めている
「おい、天間・・・・茶」
「ん・・・・・俺はお前の嫁じゃねぇぞ」
天間がヤカンをとると
「私が注ぐわ」
そう言いいのがヤカンを取り
「はい、2人とも」
天間とサスケに注ぐ
5人が食べていると
「なんだよ、先客か」
「わぁ、いっぱいあるね」
ぽっちゃりした少年、秋道チョウジ
ダルそうな少年、奈良シカマル
二人が現れた
「ちっ、どこも先客だらけだったしどうすっか」
「なら一緒に食うか?俺達の弁当たくさんあるしせっかくだからつまんでいけよ」
「いいの!ねぇシカマル」
「まぁ良いってんならいいんじゃねぇか?他を探すのも面倒くせぇし」
「やった〜!この唐揚げいい匂いしてたんだよね!」
そう言い二人は別れてそれぞれ向かいあうように座る
「ちょっと、チョウジあんた取りすぎよ!サスケ君と天間君の分なくなるでしょ!」
「だって美味しそうなんだもん」
「大丈夫だ、うちのウスラトンカチズがたくさん食べれるように多めに作ってきてるから」
「「セットにするな(ってばよ)!」」
俺達は増えたメンツでワイワイと食べる
「にしても珍しいんじゃないか?天間」
「何が?」
「いつも、ナルトとサスケとばっかつるんでるのに」
「あぁ、それは俺が飯つくってるしなぁ、あとコイツら見てると退屈しねぇし」
「退屈しないねぇ、お前も物好きな奴だな」
「何言ってんだよ、せっかく生きるなら楽しいに越したことはないだろ?嫌なことや辛いことは歩いてよってくるんだ、楽しいことや良いことには自分で歩みよらないとな」
天間はシカマルが食べ終わったのを見ると隣に移動する
「そんな、食わず嫌いなお前さんにもいいものを教えてやる」
そう言い別の巻物から持運び用の将棋盤を出す
「なんだよ」
「せっかくだ、遊ぼうぜ」
そう言い天間は説明書を渡すと駒を並べ始める
「俺はまだやるなんて言ってねぇぞ」
「退屈しのぎだ」
「ちっ、面倒くせぇ」
そう言いシカマルも駒を並べ始める
「知ってんのか?」
「親父が詰将棋やってんの見てたから並べ方と動かし方はわかるんだよ」
そう言い天間はシカマルと将棋を始め、サスケとナルト、チョウジは食べ、いのとヒナタはサスケとナルトのお茶くみをしながら話していた
それからは7人で昼食をとるようになっていった
そして毎朝、天間の影分身が一生懸命料理していた
「ふ〜む」モグモグ
パチッ
「・・・・・」モグモグ
パチッ
そしてシカマルは天間と将棋をしながらご飯を食べ
ナルトとサスケはヒナタといのに世話をされながら食べ
「そうだチョウジ、これ食って感想と改良案書いといて」
天間はチョウジにお菓子と紙を渡す
「まかせて!」
そしてチョウジは味わっていた
天間の最近の趣味は料理になっておりオリジナルデザートまで作るようになっていた
「ホント天間君って、何でもできるわよね」
「天間ってばスゲェだぞ!いろいろできんのにサスケより強いんだってばよ!」
「なんであんたが自慢気なのよ」
「でも、いろいろできて凄いよね」
「おだてても何もでねぇぞ」
数日後
「よう」
「・・・・・なんだ」
天間は昼の時間になると一人の少年に声をかける
「せっかくだしお前も一緒に飯でもどうだ?」
「何故、俺を誘う」
「面白そうだから」
「・・・・・・・」
天間が歩き出すと少年も歩きだす
「天間!遅いってばよ!」
「おい、後ろのはどうしたんだ?」
いつもの6人が天間をみつめる
「こいつは油女シノだ。面白そうだから誘った」
「こいつ、暗くてよくわかんねってばよ」
「まぁ、いいんじゃねぇの、天間が誘ったんならいいだろ?」
「そうよ〜」
「こいつの何処が面白そうなんだ?天間」
「こいつ、油女一族で蟲使いの一族なんだけどさ、最近蜂の子とかのタンパク質や蜂蜜の厳選や花による味の違いを調べててな」
「最近、蜂蜜系のデザートの研究してるんだっけ」
「そう言う事であればいい選択だ。何故な「そらならコイツの知識があれば蜂蜜のデザートがレベルアップするんだね!」・・・・・・」
天間の日常はゆっくりと過ぎて行く
天間はそれからナルトとサスケとの生活、修行、カツユとの会話、デート、新術の修行と忙しくすごしていた
そんなある日
「カツユ・・・・・・頼みがある」
「なんでしょう、天間様」
「仙術を学びたい、湿骨林に連れて行って教えてくれないか?」
「仙術・・・・ですか。まだ早いのではないでしょうか」
「頼む・・・・・・俺には時間がないんだ」
「・・・・・・・・」
天間はカツユをじっと見つめる
「わかりました。しかし、あちらには天間様が食べられるものはありませんので1週間置きに帰って来ましょう。そして・・・・・・私がいない時は絶対修行しない。これが条件です」
「わかった」
「それでは明日、逆口寄せしますのでそれまでに1週間分の準備をしてきてください」
そう言いカツユは消える
その日の夜
「おい、ウスラトンカチ、取りすぎだ」
「へっ!うるせってばよ!早いもの勝ちだってばよ!」
「ふん」
「あっ!それ!俺が狙ってた天ぷら!」
「早いもの勝ちなんだろ?」
「テメェ!サスケぇ!!」
サスケとナルトがわいわい騒いでる最中、天間は口を開く
「お前ら、俺、明日から暫く家開けるから飯は自分達で何とかしろよ」
「どっかいくのか?天間」
「その間、こいつと二人だと?」
サスケが言うと二人は睨み合う
「まぁ、そう言う事だ仲良く・・・・・はしなくてもいっか」
そう言い天間は苦笑すると二人は不思議そうに見つめる
「どうしたんだってばよ天間」
「珍しいな」
「別に今までも止めてねぇだろ、まぁ、しっかり食ってしっかり寝ろ、これだけ護ってれば何もいわねぇよ・・・・・・・あと家の掃除、特にナルトお前は部屋を片付けとけ」
「やっぱり変わんねぇってばよ、小うるさいってばよ」
「お前が片付けないからだウスラトンカチ」
「まぁ、そう言う事だ・・・・・烏は残るから何か困った事があれば烏に言え」
夕食を終えると天間は準備をし、その日を終え
翌日、部屋にカツユを口寄せし、残すと逆口寄せにより湿骨林へと向かった