NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 15

Side〜天間

 

 

「依頼の内容についてじゃ」

 

「・・・・・・・」

 

「儂は超恐ろし男にねらわれておる、お主らも名前は知ってるであろう」

 

「・・・・・誰ですか」

 

「大海運会社社長のガトーという男だ!」

 

「ガトーってあの!?あのガトーカンパニーの?世界有数の大金持ちといわれる?」

 

何か始まった

 

まぁいっか

 

俺は聞くのも面倒なんでイチャイチャパラダイスを読む

 

うん、イチャイチャパラダイス最高

 

俺がイチャイチャパラダイスを読んでいると話はどうやら終わったようだ

 

「カカシ先生、話終わりました?」

 

「ん、あぁ、お前聞いてなかったの?」

 

「どうでもいいんで、それよりナルトの治療も終わってますしとっとと帰りましょうや」

 

「天間!お前きいて無かったのかってばよ!」

 

「だから、どうでもいいから聞いてないって」

 

ナルトは拳を握りながら切れてくる

 

気持ちも分からんでないがな

 

「いいんじゃ、儂が死んでも十歳になる孫が1日中泣き続けて!絶望して暮らすだけじゃ!儂の娘も木の葉を一生恨みながら死んでいくだけじゃからのう!稼ぎ頭の儂が死んでも路頭に迷うだけじゃ!気にするな!」

 

タヅナは明るく言う

 

「ちょっと!天間!あんたここまで言わせて何も思わないの?」

 

サクラが詰め寄ってくるが

 

「え?本人が気にするなっていってんじゃん、とりあえず違約金の回収の為にもついて来て貰いますよ?金が無いなら木の葉で働いて作らせればいいんで」

 

「ちょっと・・・・・あんた、何いってんの」

 

サクラはまるで人外を見るような目で見る

 

「お前こそ、何いってんの?」

 

「え・・・・」

 

「この隊の隊長は俺だ・・・・・タズナさんを波の国までは送り届ける。いいな天間」

 

俺はため息を付きながら睨む

 

「はぁ、良くないから言ってるんですが?」

 

「・・・・・・・・」

 

「この方は俺達を欺いて任務をさせようとした、木の葉に対する立派な敵対行為です。」

 

「なっ!違う!さっきも説明したように波の国には大名も金はな「だから?」く・・・・・だから・・・・じゃと」

 

あぁ、いらいらして頭痛がしてくる

 

「あんたの孫が悲しもうが娘が路頭に迷おうが知ったことじゃあないんだよ。あんたは金を払う、それに見あった仕事に命を賭す、それが忍だ・・・・・・・報酬がなければそもそも任務ですらない、百歩譲って続行するなら忍が出た場合は忍と交戦しないのが条件だろう、あんたが死のうが連れ去られようが」

 

「・・・・・・・見殺しにするべきだと?」

 

「そうだ」

 

「おい天間!あんまりだろそれ!」

 

「何がだ?奴は同情で値切ろとしてきてるじゃないか、孫や娘を引き合いに出した時点でそう言うことだ。

もし奴の言葉で断りづらいとおもったなら悪い事は言わない、忍なんて因果な仕事は辞めて置いた方がいい」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

「そしてカカシ上忍、あえて言わせていただきます」

 

「なんだ」

 

「情に流されるような前例は作るべきじゃない。木の葉の里に似たような事をされれば裁く正当性を失う。そしてそれは木の葉の信用失墜につながる・・・・・・そして似たような事があれば血を流すのはこの薄汚い嘘つきの情で動かそうとするクズのような奴じゃなく、木の葉の時代を担う新たな芽だ!」

 

「っ!」

 

そう、たしかにここで見捨てるのは人道に反するだろう

 

それでも、こんな前例をつくれば必ずつけが回ってくる

 

そのつけを払うのは次の力のない奴らだ

 

「木の葉までご同行いただいても?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

俺はタヅナの前に立つ

 

「貴方の娘や孫が恨みを持ったところで知ったことじゃない、確かに任務に命をかけるのは忍の本分だが、あんたにもあんたの娘や孫にも嘘をつかれてまで命をかけるほど木の葉の忍の命は安くないぞ!」

 

そしてタヅナの胸ぐらを掴み顔を俺の高さに合わせると目を見据えて言う

 

「どうしてもというならお前らの価値を示してみろよ!少なくとも今俺が感じてる価値はゴミ以下だ」

 

「おい、天間!・・・・・・言い過ぎだ」

 

「カカシ上忍・・・・・・現場指揮官は貴方なので命令なら従いますが、納得はしませんよ。納得する説明くらいは欲しいですがどうです?」

 

「・・・・・・・・・とりあえず、手を離すんだ。瞳孔が開いてるぞ」

 

俺が手を離すとドサリと尻もちを付きツーンとした香りがする

 

見ると股間が濡れて大きな染みを作っていた

 

「おい・・・・・天間」

 

「なんだサスケ」

 

「ならこう言う理由ならどうだ、俺達は始めて里の外に出て対人戦は初だ今回ナルトの我儘でせっかくCランク相当の任務が回ってきて、カカシが続行できると判断した、こんな経験を積める機会は少ない。

ここは経験を積むために敢えて受けるということだ、担当上忍がいる今しかできないチャレンジだ」

 

「・・・・・・ふっ、納得だ」

 

俺はサスケの頭をワシャワシャと撫でる

 

「ふん」

 

「・・・・天間が怒ってるとこ始めて見たってばよ」

 

「助かったよ、サスケ」

 

「本当よ!あいつ人の心がないんじゃないの!」

 

好き勝手言われてるなぁ 

 

「それじゃあ、タヅナさんを送りますか」

 

Side〜OUT〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天間達は重苦しい空気で小舟にのり波の国を目指していた

 

「・・・・・・」

 

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」

 

天間は小舟に座り足を組みながら本を呼んでいる

 

「ちょっと、あんた何か話なさいよ。あんたあいつと一緒に暮らしてたんでしょ」

 

「無理だってばよ、あんな怒った天間始めて見たんだったばよ」

 

ヒソヒソと話すナルトとサクラ、天間にビビリ天間から離れたところでちょこんと座るタヅナ

 

「・・・・・・・・」

 

無関心のサスケ

 

「はぁ、天間・・・・・そろそろ機嫌直してくれない?空気がさぁ重いんだよねぇ」

 

「機嫌は悪くありませんよ。言うべきことは言いましたので」

 

「そう言うけどねぇ、タヅナさんが身動きするたびに殺気放つのはやめなさい」

 

「してませんけど?」

 

天間は心底しらない感じでキョトンとする

 

「漏れてんの」

 

「失礼しました」

 

「それで?君のお母さんてとお姉さんってどんな人?医療忍術を子供に教えるレベルの人ってそうそういないと思うんだけど、調べても出てこなかったし」

 

「なら知らなくて良いって事ですね。二人は俺にとって命より大切な存在なので世間話でするつもりはありませんよ」

 

「・・・・・・・あっそう」

 

「あんた、そんな大切な人がいんのにタヅナさんの気持ちわからないの?」

 

「気持ちがわかるのとこれは別に問題だ、俺にとってそこの詐欺師よりナルトやサスケが大切でコイツらに何かあった時に彼奴等の顔に悲しみが浮かぶ方が嫌なだけの話だ・・・・・・誰かの悲しいツラは見飽きてんだよ」

 

「・・・・・・・超すまんかった」

 

「俺に謝る必要はありませんよ」

 

「・・・・・・・ふぅ、空気が重い」

 

「タヅナ、そろそろ着くぞ」

 

「おう」

 

俺達は上陸する

 

「じゃあ、タヅナ、俺はここまでだ」

 

「あぁ、超悪かったの」

 

「気ぃ付けろよ」

 

そう言い先頭は立ち去り

 

天間は無言で本を読みながら最後尾を歩く

 

「そこかぁ!」

 

ナルトが手裏剣を投げる

 

シーーーーン

 

「ナルト、頼むからやたらめったら手裏剣を投げないでくれ、マジでアブナイから!」

 

「こら!チビ!紛らわしいことすんじゃねぇ!」

 

「むー、あそこに人影が」

 

ナルトはキョロキョロするなか

 

「!」ピクッ

 

「「そこだ!」」

 

ナルトと天間が手裏剣を投げる

 

「だから!やめろぉ!!ちょっと!天間まで何やってのよ!」

 

「ごぼっ!」

 

サクラはナルトを殴り天間に怒鳴るが天間は無視して草むらへいく

 

「本当に誰か見てたんだってばよ」

 

「ナルト、ウサギだ・・・・・ウサギ鍋が食えるぞ血抜きしとけ」

 

そう言い天間は脳天にナルトの手裏剣を刺して殺すとウサギをナルトに投げる

 

「うわぁ!!!ウサ公!ごめんよ〜!!」

 

「ちょっとナルト!あんた何してんのよ!」

 

「サスケ〜、その馬鹿から奪って血抜きと皮剥ぎしといてくれ!」

 

「おい、ウスラトンカチ晩飯をよこせ」

 

「天間といいお前といい人の心はねぇのかってばよ!」

 

「あんたが殺したんでしょ!」ゴンッ!

 

「あだっ!?」

 

コントを無視して天間はあたりを探すと

 

「・・・・・・ふっ」

 

ニヤリと笑う

 

「それは敵の血か?」

 

「えぇ、あのウサギの毛色から考えて恐らく」

 

「室内で育てられた変わり身ようだな」

 

「えぇ、しかも相当な手練れですよ、気配があの一瞬しかなかった」

 

「中忍二人がやられたからそろそろ上忍がくると思ったけど厄介そうだね」

 

「追いますか?」

 

「追えるの?」

 

「ここ以外に血は落ちてませんが痕跡は短時間で消せませんので」

 

「ん〜〜・・・・・・やめとこうか」

 

「わかりました」

 

そう言うと天間は手裏剣を投げる

 

「なにしてんの?」

 

「なに、食料調達ですよ」

 

そう言い天間はヤブに入っていき戻ってくるとキジを一羽もっていた

 

「お見事」

 

天間は首を落とし血抜きをすると

 

「サスケ、終わったか?」

 

「血抜きが終わっただけだ」

 

「まぁ、いいや」

 

小さい巻物を出すと

 

「サラサラポンっと」

 

巻物にしまう

 

「医療忍術だけじゃないのね」

 

「便利なんでこの術」

 

「・・・・・・」チラリ

 

「・・・・・・」コクリ

 

天間とカカシは目線で合図をおくりあうと

 

サッ

 

小さな木の擦れる音がする

 

「天間!」

 

「了解!」

 

カカシがナルトとサスケの頭を抑え地面に伏せさせ 

 

天間はサクラとタヅナを伏せさせる

 

風斬り音とともに気にバカでかい刀がくい込む

 

「へぇ、こりゃこりゃ霧隠れの抜け忍桃地再不斬君じゃないですか」

 

ジリっ

 

ナルトが動こうとするので

 

「ナルト、下がれ」

 

「なんだってばよ天間」

 

「奴は上忍だ、依頼人を中心に卍の陣を作りカカシ先生を戦わせるのがセオリーだ」

 

そう言うと天間はくるりと背を向けタヅナの後に歩いていき本を開く

 

「ほう?俺を前に読書か?小僧」

 

「まぁ担当上忍が抜かれたら終わりでしょ?」

 

「はっ可愛げのねぇガキだなぁ、写輪眼のカカシ」

 

「まったく同感だよ」

 

そう言いカカシは額宛で隠した左目の写輪眼を出す

 

「まずは、俺と戦え!」

 

そう言い写輪眼でザブザを睨む

 

「ほう、それが写輪眼か噂では千を越える術をコピーしたとか、こうも言われてるなコピー忍者のカカシ」

 

そう言うとザブザはバカでかい刀、首切り包丁に手を掛ける

 

「さてと、俺はそこのジジィをやらなきゃなんねぇ、といってもお前を殺らないといけねぇようだな」

 

ザブザは姿を消すと

 

「・・・・・・・」

 

水の上に立ちチャクラを練る

 

「忍法・霧隠れ」

 

霧が濃くなりザブザの姿が溶け込み消えていく

 

「ザブザはまず俺を消しにくる、奴は霧隠れの暗部でサイレントキリングの達人と知れた男」

 

「サイレントキリング?」

 

「静かに殺すってことだ」

 

天間が言うとどんどん霧が濃くなる

 

「あの〜、すんませ〜ん、霧が濃すぎて本が見づらいんですけど!?」

 

「天間!そんなこと言ってる場合か!」

 

「今、良いところだから!」

 

「くくくく」

 

霧の中からザブザの声が響き渡る

 

「8カ所、咽頭、脊柱、肺、肝臓、頸動脈に鎖骨下動脈、腎臓、心臓、さて何処の急所がいい?・・・・・くくく」

 

「・・・・・・・」

 

カカシは印を組むとチャクラを練り上げ、殺気とチャクラが周囲に広がる

 

「・・・・・・・」

 

この殺気を敏感に感じたのはサスケだった

 

「サスケ、安心しろ、お前らは俺が死んでも護ってやる」

 

そう言いカカシは振り返り笑みをみせる

 

「俺の仲間は絶対殺させやしないよ」

 

「それはどうかな」

 

天間は瞬時にタヅナの襟首を引っ張り後に下がる

 

「ちっ・・・・・いい動きするじゃねぇかガキ!」

 

ザブザが振り返ろうとした瞬間

 

ザシュ!

 

カカシがサスケ達を突き飛ばしザブザの腹にクナイをさす

 

「ぐうっ」パシャリ

 

刺されたザブザは水になり

 

ズバッ!

 

後から現れたザブザがカカシを両断する

 

「ぎゃーーーーー!?」

 

パシャリ

 

「!?」

 

「動くな」

 

真っ二つになったカカシは水になりザブザの後から首にクナイを当てて現れる

 

「終わりだ」

 

「くくく・・・・・終わりだと?分かってねぇな。猿真似ごときじゃあこの俺は倒せない・・・・・絶対にな」

 

「あの時既に俺の水分身をコピーしてたってわけか、そしていかにもらしいセリフをいい俺の注意を引きつけ、本体は霧隠れで隠れ俺の動きを伺ってた寸法か、けどな俺もそう甘くわねぇんだよ」

 

カカシの後にもう一人ザブザがあらわれ分身を消し首切り包丁を振り抜く

 

「!?」

 

カカシはすぐさま身を伏せかわすが

 

ガッ!

 

ザブザに蹴り飛ばされ水中に落ちる

 

「くっ・・・・・(なんだ?水がやけに重い?)」

 

「ふん、馬鹿が」

 

ザブザは瞬時に印を組むと

 

【水遁・水牢の術】

 

「なにっ!?」

 

カカシへザブザの水牢に捕らえられる

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