NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 17

「はいよ!天間様特製ラーメン出来上がり!」

 

「わぁ!凄いわね、本格的ラーメン」

 

「よっしゃーー!今日は天間特製ラーメンだってばよ!」

 

「ふん」

 

修行を終えたナルトとサスケは今か今かと待っている

 

「あんた料理できたの?」

 

「あん?ナルトとサスケをここまで健康に育てたのはおれだぞ?ちなみにコイツらの弁当も毎日作ってたのおれ」

 

「そうなの!?」

 

「これまた随分と本格的だねぇ」

 

「ほぅ、こりゃあ超凄いのう」

 

「・・・・・」

 

「あぁ、一楽に一時期通い詰めて味の再現には苦労した、だけどそこから俺なりのアレンジを加えメンマとの相性が一番エクセレントな組み合わせを調合した結果だ」

 

「材料どうしたの?」

 

「巻物」

 

「本当に便利だね」 

 

「文句あるならカカシ先生だけお粥でもいいぞ?ラーメン味の粥今なら作れるけど」

 

「いやこの匂いかいでそれはないでしょ」

 

「天間おかわり!!」

 

「はいはい、今茹でてやるから待っとけ、固さはどうする?」

 

「硬めで!」

 

「天間、俺もだ」

 

「はいはい、待っとけ食いしん坊ズ」

 

天間はもはやラーメン屋の店員といっても過言ではない腕で湯切りをする

 

「美味しい!」

 

「ほう、こりゃ旨い!いっそ忍者なんてやめてラーメン屋を開いたらどうだ、週一くらいでなら通ってやるぞ」

 

「黙れお漏らしジジィ」ボソリ

 

「なっ!」

 

「「お漏らし?」」

 

「な、超何でもないぞ!」

 

天間の呟きにツナミとイナリは首をかしげタズナは焦る

 

「ちょっと、食事中に変な事言わないでよ!」

 

「おかわり!」

 

「俺もだ・・・・あとチャーシュー?増してくれ」

 

「あ!ずるいってばよ!俺も!」

 

「今日は鶏なんだな天間」

 

「ん?そう言えば」

 

「おっ、よく気づいたなサスケ、今回はチャーシューの代わりにタンパク質がよくとれる鶏むね肉にしてみたんだ」 

 

「そうか」

 

「何でもいいからおかわり!」

 

「・・・・・ナルトはナルトだけにしとこ」

 

「何でだってばよ!?」

 

「へい!おまち!肉増々とオンリーナルトトッピング」

 

そうして食事の時間が過ぎていき

 

デザートを出すと

 

「天間君、お客さんなだからゆっくりしてて」

 

「いえ、家では良くやってるんで」

 

天間はツナミとともに皿洗いをしていた

 

「そう言えば、何で破れた写真なんか飾ってるんですか?食事中イナリ君ずっと見てたようですけど、なんか写ってた誰かを意図的に破ったようですし」

 

その言葉で空気が変わる

 

「・・・・・夫よ」

 

「かつて、この町の英雄と呼ばれた男じゃ」

 

タズナが言うとイナリは出ていく

 

「イナリ!」

 

「父さん!イナリの前であの人の話はしないでっていつも!」

 

そう言いツナミは出ていく

 

「・・・・・・やれやれ、生憎重苦しい話はごめんでね、便所に行ってきます」

 

天間は食器を洗い終えるとその場を後にする

 

外の空気を吸いに出た天間の耳にすすり泣く声が聞こえた

 

「・・・・・・・」

 

天間は裏戸から出たとこでなくツナミを見つける

 

「こんなところで泣いていたら風引きますよ」

 

そう言いハンカチを差しだす

 

「・・・・・やっとイナリが徐々に部屋から出るようになったのに」

 

天間はツナミが泣き止むのを空を眺めながらただ待ち続ける

 

そして落ちつてきたころ

 

「ちょっと、散歩しませんか」

 

「え?」

 

「さっき卵が面白いことをいいながら飛び出していったので」

 

天間はツナミの手を引くと森の中を歩く

 

「おりゃあぁぁぁぁ!!」

 

「あれはナルトくん」

 

「うちの卵君ですよ」

 

ナルトは木から落ちると手をつき呼吸を整える

 

「はぁ!はぁ!ぜってぇ英雄がいるって証明してやるだ・・・・・・おりゃあぁぁぉぉ!!!」

 

「・・・・・・」

 

「うちの卵君ならもしかしたらって思いませんか」

 

「えぇ・・・・・イナリに伝わってくれるといいわね」

 

「それは、うちの卵君を信じるしかないですね」

 

「ふふふ、随分と信じてるのね」

 

「・・・・・そんなんじゃないですよ」

 

「君、案外素直じゃないのね?」

 

「これでも男のこなんで」

 

「なにそれ・・・・・ふふふっ」

 

天間はツナミとともにプラプラと歩く

 

「恥ずかしいところ見られたわね」

 

「何がですか?」

 

「いい歳したオバサンが泣くところよ」

 

「それの何を恥じるんですか?その涙はその人がどれだけ大切だっかを示す大切なものです、それに涙で悲しみは消えても本当に大切なものは流れ落ちませんよ」

 

「ふふっ、君って本当に子供らしくないわね」

 

「対等な男と思ってくれてもいいですよ?」

 

天間がおちゃらけて言うと

 

「もう、あんまりかっこつけてるとオバサン本気になっちゃうわよ」

 

そう言いツナミは天間の頬をつつく

 

「いいですよ本気になって」

 

「え?」

 

「俺は忍です、貴女が本気で癒しを求めるなら俺は受け止めますよ、言いましたよね、俺にどんな気持ちでもいいのでぶつけてくださいって」

 

「何いってるの、こんなオバサンの相手なんて、それに私は今でも死んだ旦那を愛してるの」 

 

「その愛を捨てる必要ありません・・・・・ただ心が壊れる前の治療として仕方ないと思えば旦那さんも、許してくれるんじゃないですか?旦那さんが一番望まないことは貴女が壊れてしまうことだと思います。俺は貴女の旦那はわかりませんが・・・・・・それでも貴女が愛してやまない男ならそう思うんじゃないんですか?」

 

「でも、貴方への見返りがないわ」

 

「もし、それが気になるんでしたら、俺を後で抱きしめて貰えませんか?あいつらの前だと強がっちゃいますけど、やっぱり誰かに抱きしめられたい・・・・・・温もりが欲しい、こんな俺を軽蔑しますか?」

 

天間はツナミの両手を握ると見上げる

 

「軽蔑なんてできないわ・・・・・・その温もりが欲しいのは私が良く分かるもの」

 

そう言いツナミは天間を抱きしめる

 

天間はゆっくりとツナミ背を撫でながら唇を重ねる

 

そして、波の国の夜の森に男女の声が密かに響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝になり、草の上で抱き合った女と少年が目を覚ます。女は自身に抱かれて眠る幼さのある少年を見て心が少し埋まる感覚と罪悪感を感じながら頬を撫でる

 

「・・・・・・・・少し楽になりましたか?」

 

「起きていたの?」

 

「えぇ、オバサンっていう割には可愛いかったですよ?」

 

「もう、大人をからかわないの」

 

「はうっ」

 

天間は天間Jrを握られ声を上げるとツナミはクスクスと笑う

 

「それじゃあ、朝ごはんの支度をしに行きましょうか」

 

「えぇ、でも罪悪感が酷いわ」

 

「それは旦那さんへの愛ですよ。大切にしてください」

 

「普通は忘れろっていうものよ?」

 

「貴女がそうしたいならそうすればいい、でも大切なものなら手放しちゃ駄目です」

 

「意地悪ね」

 

「その代わり、前に進めるようになるまで心の隙間を埋めますよ」

 

「貴方の心の隙間は埋まったのかしら?」

 

「さぁ・・・・・・・でも、久しぶりに心があったかくなりました」

 

「ならもう少し抱きしめていてあげる」

 

「はい」

 

二人が戻る頃にはみんな起きて朝ごはんを待っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日

 

天間はツナミの手伝いをしながら過ごしていた

 

「天間君、今日も私の部屋に来てくれる?」

 

「わかりました」

 

「ごめんね、最近一人になるのが怖くて」 

 

「いえ、大丈夫ですよ」

 

天間は寝静まった頃を見計らってツナミの部屋にいき

 

「今日は寂しくさせませんからね影分身の術」

 

天間は4人に分身する

 

「これなら、寂しくないですよね」

 

「寂しくないけどやっぱり意地悪ね」

 

「嫌ですか?」

 

「言わせないで」

 

今日も静かながらも熱い夜が訪れる

 

そして日が昇ると何事も無かったように、二人はいつも通りにする

 

「天間、アンタは修行に混ざらないの?」

 

「ん?水面歩行できるんだから木登りできるし」

 

「あぁ、そう言えばそっか、ならタズナさんの警護に来なさいよ」

 

「えぇ〜」

 

「えぇ〜じゃない!カカシ先生も何とか言ってください!」

 

「まぁ、そうだね〜」

 

「何ですか?」

 

「カカシ先生も分かってるんだよ、たしか再不斬が生きてる可能性が、あるんだったか?だとしても仮死状態から回復するにはそこそこ時間がかかるし、しかも大技ぶっ放せる忍がもう一人、あっちも回復するまで来ないって読みでしょ?ならタズナさんとタズナさんのウィークポイントにそれぞれつけて警戒してますよってしたほうが良いって考えでしょうよ」

 

「ん~~どうせ天間は行ってもイチャイチャパラダイス読んでるだけでしょ?」

 

「さすがカカシ先生、同志なだけ良くお分かりで」 

 

「もう!いいから来なさい!」

 

「へいへい」

 

天間はサクラに引きずられタズナの警護に出かける

 

建設中の橋の上

 

働くタズナをよそに天間は影分身を置いて別の場所に来ていた

 

「・・・・・・俺の理論が正しければそろそろ成功するはずだ。チャクラを写輪眼で見た時秋道一族と同じ性質もあった、あれは陽遁だろう。そもそも陽遁とは肉体に作用する性質・・・・・・そして血継限界は遺伝子云々いってるがうずまきの金剛封鎖や特殊瞳術ならともかく遁術なら組み合わせで再現できないとおかしい、そして適切な比率や性質を遺伝子レベルで肉体に刻まれているのが遁術系の血継限界と過程すれば性質割合と性質と性質の熟練度をマニュアルで操作すればできるはず、そしてそれに必要なのはチャクラコントロール」

 

天間は土遁と水遁のチャクラを合わせる

 

「・・・・・・・左手と右手に別々のチャクラを」

 

天間は地面に手を当てるがそこは水溜まりになってしまう

 

「はぁはぁ、くそっ、難しい、しかも俺は陽遁の性質は影響が出ていない以上、柱間にくらべれば普通だ、あっただけマシだが柱間のような陽遁の性質が馬鹿みたいに高いわけじゃなのは少し残念だな」

 

天間は写輪眼を開眼してからチャクラを見続けそれぞれの特徴に気づいた天間はそれを自身を調べるのに使っていた

 

現在天間のチャクラ性質は水遁=陰遁>土遁=風遁=陽遁>火遁である雷遁はもっか必死に生やしている最中で、最近ようやく火遁の性質変化を取得していた

 

「はぁ、扉間は五行陰陽全て使えるとかどんなチートだよ、1個増やすのもきついのに」

 

 

天間は頬を叩くと影分身をする

 

「よし、まずは同時発動を重点的に、なにより同時発動が一番の難点だ。だからこそ血継限界なんだろうな」

 

そして修行をある程度で影分身に任せる

 

2体はチャクラの同時発動の訓練

 

1体は配合を試す訓練

 

1体は火遁の熟練度を上げる訓練

 

1体は雷遁を取得する訓練

 

そして分身を残し橋へと戻るといつもの日常に戻る

 

そして夜はツナミの元へと通う

 

そんな日々を過ごしていた

 

 

 

 

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