Side〜天間〜
俺はツナミと朝食の準備をしていると
「そう言えばナルト君帰ってこないわね?」
「あいつは馬鹿だから時間を忘れて修行してますよきっと、朝食も少し遅くしてもいいかもしれませんね」
「天間君はお腹すいてないの?」
「結構空いてますね俺も昨日は頑張ったので」
そう言うとツナミさんは俺にデコピンをする
「もう、内緒でしょ?」
「はい」
仲良く料理している二人を見て複雑な表情を浮かべるタズナとカカシ
「のう、儂と超態度違うくないかのう先生よ」
「はぁ、すいません・・・・・なんか仲いいですね」
「うむ、ツナミのあんな笑顔は久しぶりというか・・・・う~む」
「ははは」
二人が眺めていると扉があく
「へへへ・・・・・・修行完了だってばよ!」
「ふん」
泥だらけのナルトを少し汚れたサスケが肩を貸して入ってくるので俺は食事を盛り付け
「ほら、修行馬鹿コンビ、飯できてるぞ。手ぇ洗って座れ」
「「コンビじゃない!」」
食事を食べ終えるとナルトは寝てしまう
「さて、俺も回復したし修行も完了したようだからこれから全員でタズナさんの護衛にあたる」
「ナルトはしばらく起きそうにありませんよ?」
「まぁ、いいでしょ」
「なら俺は家事を終わらせてナルトが起きたら向かいますよ」
「そうだね、コイツだけ置いといても心配だし」
「それじゃ、行くかのう」
タズナに続いて、カカシ、サクラ、サスケが出ていき
俺はツナミさんと家事をしつつナルトが起きるのを待つ
数時間後
「ん?・・・・・あれ?俺ってば」
「あら、起きたのナルト君」
「イナリの母ちゃん!みんなは?」
「天間君なら今洗濯もの干してくれてるわよ?先生達なら父さんの護衛で橋にいってるけど」
「えーーー!何で起こしてくれなかったんだってばよ!」
ナルトは急いで着替えると
「おぉ、ナルト〜起きたか」
「この!馬鹿天間!何で起こしてくれなかったんだってばよ!」
「ぐえっ!?」
ナルトは俺のの襟首を持つと走り出す
「あっ!天間君!お弁当!」
「ぐえっ!ぐえっ!」
俺は手を伸ばすが無情にもナルトに引きずられていく
「早くしろってばよ天間」
「待てナルト」
俺が止まるとナルトは振り返る
「なんだってばよ!」
「下を見ろ」
「なんだってばよこれ」
俺が指さした方を見ると猪や木がやたらめったらに切られていた
「・・・・・・恐らく、ツナミさんとイナリへの刺客だな。まぁ今度家痕跡残すってことはどうせ雇われた荒くれあたりか?」
「なら急いで戻るってばよ!」
「・・・・・・ナルト、別れるぞ。恐らく奴らがツナミさん達の方に向かってるってことは再不斬達は襲撃を掛けているはずだ」
「っ!?」
「切り口から見て二人・・・・・・一人でやれるか?ナルト、それとも俺がやった方がいいか?」
「・・・・・・こっちは任せろってばよ、天間!」
ナルトは拳を天間に向けて真っ直ぐ見つめる
「・・・・・・死ぬんじゃねぇぞ」
そう言いナルトの拳にコツンと拳をぶつける
「任せたぞ」
「おう」
ナルトと別れ橋へ行くと既に霧に包まれていた
「さてと・・・・・・再不斬!お前の判断に委ねるとするかね」
霧につつまれた橋の上で息を潜めて待つ
「見えづらくて観戦ムードになりきれないのが残念だ」
俺が傍観する橋の上では激しい戦いが繰り広げられていた
カカシと再不斬の戦い
そして白による魔鏡氷晶に追い込まれるサスケ
「・・・・・・この気配はナルトか」
俺はは巻物を開くと術式の中には死と書かれていた
「そろそろか・・・・・・どうする再不斬」
俺は冷や汗を流しながら勾玉を握り締めていた
しばらくじっと待っていると赤いチャクラの竜巻が上がる
「そろそろだ・・・・・・・」
そして、青い雷の光が迸る
その瞬間天間の握る勾玉が熱くなり光る
「来た!口寄せ!」
ボンッ!
俺は巻物からあるものをとりだすと動く
Side〜OUT〜
「雷切!!」
カカシの雷が少女のような顔をした者を貫く
「・・・・・・・再不斬」ボソボソ
「っ!?・・・・・・・くくくっ、また外れたなぁカカシ」
再不斬に囁くと荷物を担ぎすぐに消える
「・・・・・・」
そして、離れたところに荷物を下ろす
「影分身」
ボンッ!
「お前は見張っててくれ、俺は次に動く」
そして橋のたもとに行くと巻物を支柱に仕込む
「さてと・・・・・そろそろでますか。影分身」
分身を置くとその場を後にする
「終わりだ!再不斬!」
カカシのクナイが首切り包丁をふる再不斬に刺さる
「くっ・・・・・・・くくくくっ、写輪眼が未来が見えるのは嘘じゃねぇようだな・・・・・」
「写輪眼にそんな機能ないでしょ、有るのは洞察力による先読み」
「天間!今まで何処にいたんだ!」
血だらけで両腕を下ろした再不斬は天間を見てニヤニヤと笑う
「おーおー、随分と派手にやられたじゃないか。がっかりだよ再不斬」
声がするほうを全員がみるとグラサンをかけたちっちゃいオッサンとその後ろに軽く20を越える荒くれ者たちが武器をもってニタニタと笑っていた
「ガトー、どう言うつもりだ」
「くくく、再不斬お前にはここで死んでもらう、少々作戦は変わってねぇ・・・・・・いや、元々こういう作戦だったんだよ。」
「正規の忍びを雇うには金が掛かるから処理しやすい俺達抜け忍を使えば処理しやすく、強い忍が現れれば同士討ちになればいい、そうでなくても弱ったところを襲えばやれると思ったか?ガトー」
「ほう、霧隠れの鬼人・・・・・・いや、小鬼ちゃんにしては随分と察しがいいじゃねぇか」
ガトーはニヤニヤと笑うと転がっている死体に歩いていく
「こいつにもカリがあったな!」
「てめぇ!何を!何やってんだってばよ!」
「私の腕が折れるまで握りやがって!!」
死体を蹴り続けるガトーに走り出そうとするナルトを天間は止める
「とめんなってばよ天間!お前!あいつの仲間だろ!何もおもわねぇのかってばよ!」
「ガトーが俺を利用したとおり俺は白を利用していたそれだけだ、いっただろ利用される人間と利用される人間がいる、そして忍はただの道具だ・・・・・・お前もそう思うだろ白髪の小僧」
「まぁ、自分でも白髪だと感じるけど銀髪じゃねって最近思い続けてる天間君的には道具なら使われるだけだけど・・・・・・俺は道具で居るつもりはないよ。
道具は道具でも持ち主を選び気に入らない者を好き勝手に切る妖刀くらいにはなりたいとおもうけどね」
「何いってんだってばよ・・・・・・天間も眉無しも!死んじまってるんだぞ!眉無し!お前を大好きだった奴が!死んじまってるのに本当にそんな事思ってんのかよ!お前みたいに強くなっちまったらそう思うようになっちまうのかよ!あいつはお前の為に命を捨てたんだぞ、自分の夢も見れねぇで!道具として死ぬなんて!そんなの・・・・・悲しすぎるだろ」
ナルトの涙を流しながら語る言葉に鬼の目から一雫の涙がかながれる
「小僧・・・・・・」
「・・・・・・」
「もう黙れ、何度見ても・・・・・・胸糞ワリィ景色だなぁ」
「いい景色・・・・・・見たいか?」
天間はゆくっりと再不斬のとなりに歩いていく
「おい・・・・・ガキ」
「天間様と呼べ」
「餓鬼で充分だよ・・・・・・オメェの様な飢えてる目をした奴は」
「んで?何だよ」
「・・・・・契約だ」
「おい、いったい何の話をしている」
カカシの言葉を無視した天間のカカシ達からは見えない表情はニヤリと怪しく微笑んでいた
「テメェの胃袋に入ってやる、今は俺の道具になれ餓鬼」
「・・・・・ご注文は?鬼人殿」
「道を切り開いてくれ」
「・・・・・なら首切り包丁を預かるぞ」
そう言うと天間は首切り包丁を拾いにいく
「あぁ・・・・・・おい小僧」
「・・・・なんだってばよ」
「白は俺だけじゃなくお前らの為にも心を痛めて戦っていた、俺には分かる。あいつは優し過ぎた・・・・・・忍とはいえ人間だ感情のない道具にはなれないのかもな」
「なる必要なんてないだろうに」
「ガキが・・・・・・感情なんて持つから傷つくんだよ」
天間は戻ってくると首切り包丁を肩に担いで員を組む
「小僧・・・・・・クナイを貸せ」
「うん」
ナルトはクナイを軽くなげると再不斬はクナイを加える
「何をするつもりだ!天間!」
「何って・・・・・・戦うだけですけど?」
「ガキ・・・・・俺をガトーの前まで連れていけ!」
「ついてこいよ鬼人!」
天間は走り出す!
「待て!天間!」
「天間!俺も行くってばよ!」
「駄目だ!ナルト!」
「とめんなってばよ!カカシ先生!」
天間は首切り包丁を持ちながら走り出し
「影分身の術」
ボンッ!ボンッ!
二人の天間が現れる
分身、分身、天間、再不斬の順で1列になる
「いけ」
天間が言うと分身は1体先行してツッコむ
「へへっ!ぶち殺してやるよ」
ガトーの一味の一人が武器を振るう
キンッ!
「爆ぜろ」
天間が印を組むと
「はっ?」
けたたましい爆発音とともに一味の一部が吹き飛ぶ
「もう一発!」
崩れた敵陣の中央に分身が飛び込むと
「殺せっ」
ズドンッ!と言う音とともに大爆発がガトーの一味を吹き飛ばす
「風遁・真空刃」
馬鹿デカい首切り包丁に風の見えない刃が纏わる
「真空斬」
天間が半円を描く様に首切り包丁を振るうと二桁の首が一斉に飛び血の雨が降る
「やるじゃねぇか、鬼人の花道に血の雨とは粋じゃねぇか」
「どうも」
再不斬は天間の影から抜け出すと
ドスッ
「がはっ!?」
再不斬は加えたクナイでガトーを刺す
「小鬼かどうか地獄で教えてやるよ、鬼人も地獄に行けば本当の鬼になれるからなぁ!先に行って怯えながら待ってやがれ!」
「ひいぃぃぃ!!」
そう言うと再不斬はガトーの首を飛ばす
「・・・・・・・契約は守るぜ餓鬼」
そう言い再不斬は力を無くした様に橋から落ちる
「・・・・・・・・あぁ」
天間は首切り包丁を巻物にしまうと
「さてと・・・・・・お片付けの時間だな」
天間は周りを見渡すとため息をつく
「はぁ、血生臭くなったらこの後こまるんだけど・・・・・・今更か」
血塗れの服をみて肩を落とす
「ガキぃ、良くも金づるをやってくれたなぁ」
「ただで死ねると思うなよ?」
天間の周りにゾロゾロと集まり武器を突きつけてくる
「甘いねぇ」
ボフンっ
【土遁・岩隠れ】
その場から消え去り
スゥッ
「天間!?」
「・・・・・・影分身」
天間は三人に分身する
「はっ!三人に増えたからなんだ!」
「ぶっ殺してやるぜ!クソ忍者ども!」
「こーなったら町から徹底的に奪うしかねぇなぁ!!」
そう言い残党が駆け出すと
シュドっ!
残党の近くに一本の矢が刺さる
「それ以上この島に近づく輩は島の全町力をもって生かしちゃおかねぇ!!」
鍋を被った小さな少年とその後ろに町の大人達が思い思いの道具をもって立ち塞がる
「くっ」
残党はその場で足を止めるが
「「「終わりだ」」」
天間が動きだす
【【【土遁・土流壁】】】
残党をコの字に囲む様に土壁が現れ
【火遁・灰積焼】
【風遁・大突破】
【火遁・豪火球】
土壁に囲まれた中に可燃性の灰が風で送り込まれ風に乗った火が着火する
そして
爆発が起こると同時に爆炎が風に操作され天へと向い火柱が立つ
「・・・・・・・やり過ぎでしょ」
カカシは呆れた顔で火柱を眺める
「す、スゲェ」
「・・・・・・」
チラリと天間がみると町民はあんぐりと口を開けている
天間は橋のしたにいくと死体を回収する
「天間・・・・・・」
「・・・・・・・・」
天間は死体を2体並べるとその場をさる