天間は企業の契約や求人を終えて里を歩いていた
「キャーーーーっ!!かっこいい!!」
何処かで聞いたような黄色い声が天間に聞こえてくる
「あん?」
天間が声のした方を見るとナルトサクラ木の葉丸、もえぎ、うどん、木に座るサスケと黒子のような格好をした少年と金髪で大きい扇子を背負った少女が揉めていた
「おっ、可愛い娘発見」
天間はとことこと歩いていくと黒子のような服を来た少年は背中から包帯に巻かれた身の丈もあるものをおろす
「よう、そんな熱くなんなよ」
「っ!?」
天間は黒子の手を掴む
「・・・・・誰じゃん?」
「天間!」
「おたくの連れが木の上でだいぶ怒ってるみたいだけど?」
天間クイッと指を差し全員が木のほうをみるとそこにはサスケが座っており、木の陰に人影が見える
「「「っ!?」」」
「「我愛羅!?」」
「・・・・・・カンクロウやめろ、この里の面汚しが」
「まあまあ、そうカリカリしなさんな、せっかく木の葉に来たんだから楽しんでいってくれよ砂のお客人」
「砂?」
ポカンとするナルトを天間は呆れた顔でみると
「額あて見ろ・・・・・・うちの同盟国だ、せっかく同盟国がわざわざ来てんだ楽しい思い出作って貰おうや」
「生憎、こちらは遊びに来ていない、君たち悪かったな」
そう言うと我愛羅は少女とカンクロウの間に現れる
「俺達はもう行く、手を離してくれるか」
「そうか、木の葉は見どころは少ないがいい飯があるから是非楽しんで貰いたかったんだがな」
天間はカンクロウの手を離すとニッコリと笑みを浮かべる
「・・・・・・・(こっちもなかなかいい男じゃない)」
「待ってくれよ我愛羅、あいつらが先に」
「黙れ・・・・・殺すぞ」
人睨みで砂の二人は青くなる
「わ、悪かったじゃん」
「ご・・・・・ごめんね・・・・ホントゴメン」
「・・・・・・行くぞ」
「ちょっと待って!何で砂の忍が木の葉の里にいるの!たしか条例では例え同盟国でも勝手に里への出入りは禁止されているはず」
サクラの言葉に金髪の少女は鼻で笑うと
「灯台もとくらとは言うけど、何にもしらないだね。そっちの坊やならわかってるんじゃないかい?」
そう言い少女は天間をチラリとみる
「まぁ、中忍試験の砂隠れ代表だよね」
「何で砂の忍が中忍試験で木の葉にくるのよ」
「本当に何も知らないんだねぇ」
少女が呆れていると天間が口を開く
「中忍試験は同盟国やその周辺の里から中忍を志願している優秀な忍が担当上忍の推薦のもと集められる。今年は木の葉が主催だからだ、表向き同盟国同志の友好と忍のレベルを上げるため競わせ切磋琢磨して国々の友好と質、緊張感を保つためとされている」
「表向きって、他にもあるのかってばよ?」
天間は周囲を確認し
「忍しかいないから教えるが、これは下忍による代理戦争だ。今うちはこれだけの力を持ってますっていう水面下で力を見せあいお互いの国力や次世代という第二第三の矢で牽制または把握する表面がある・・・・つまり、下忍に化け物見たいな奴がいればこれから要注意、逆にしょうもない連中だけなら里の国力・・・・・層の薄さが見えてくる、そして同盟とは今の時代お互いにメリットと拮抗があって成立している」
「スゲェ!なら木の葉丸!俺もその試験でるってばよ!」
「はっ!上忍から説明も受けてないのに推薦されてると思ってるのかい?」
「まぁ、あんたらが来てるってことは優秀な証、こちらこそ穏便に済ませてくれて感謝するよ」
「あぁ」
砂の三人が立ち去ろうとすると
「あっ、待ってくれ」
天間が呼び止めると三人が天間をみる
「そっちの扇子のめっちゃ可愛いお嬢さん、お名前をお伺いしても?」
「わ、私か?・・・・・・し、しかたないな私はテマリだ」
少女が天間をチラチラ見ながら自己紹介するとサスケも木から降りてくる
「俺も名前を聞きたい」
「ま、またか!?」
「いや、そっちの瓢箪の方だ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・砂漠の我愛羅、俺もお前達二人に興味がある。名は」
「・・・・・・うちはサスケ」
「・・・・・・・」
我愛羅はじっと天間を見る、そして天間は後ろを振り返る
「ナルト〜よかったな名前聞かれてるぞ?」
「違う、カンクロウが近づかれた事に気付かなかったお前だ」
「わ、私も興味あるかな」
天間はパァッと笑顔になり
「俺は千手天間・・・・・テマリさん、良ければ木の葉を案内しましょうか?お連れの二人もご一緒に・・・・・・せっかくなので両国の友好というかたちで以下がですか?表むき」
「そ、そうか?・・・・・その、う、裏は」
「個人的な理由ですよ」
「こ、個人的な理由!・・・・・・こほんっ、が、我愛羅どうだ?一応他里を見る機会は中々ないし情報収集と言うことで」
「勝手にしろ・・・・・・俺は帰る」
「俺も帰るじゃん」
「な、なら、頼もうかな」
テマリはそわそわしていると
「テマリ・・・・・・・遊びに来たわけじゃないのを忘れるなよ」
「わ、わかってるよ我愛羅」
そう言い残しそれぞれの方向に歩いていく
「それじゃあ、行きましょうかテマリさん」
「その、テマリでいいぞ・・・・・・そんなに年も変わらないだろ。口調もだ」
「ならお言葉に甘えて・・・・・・それじゃあとりあえず里の名所でも言ってみますか」
天間とテマリは里をプラプラ散歩する
火影岩がよく見えるところや公園、商店街を歩き
「丁度この近くに団子が美味しい店があったなぁ、甘いものは好き?」
「あ、あぁ、好きだ」
「なら、ここで休憩しませんか?」
「そ、そうだな。」
「なら良かった」
天間が中に入ると老婆が出てくる
「あら、天間ちゃんデートかい?」
「で、デート!?」
「デートだからサービスしてくれてもいいんだぜ、団子とお茶二つ」
「味はどうする?」
「何がいい?三色とあんことみたらしあるけど」
「な、なら、あんこにしとこうかな」
「あんこと、みたらしで」
「あいよ」
「天間ちゃんのデートの時は割引しないってのがここらのルールだよ」
「そいつは残念」
天間とテマリは隣同士で席に座る
「木の葉の里はどうだった?」
「あ、あぁ、いい里だと思うぞ。砂隠れと違って水も緑も豊かだ」
「なら、案内できてよかった。三人は随分とおつよそうですね」
「これでも里の代表だからね」
「そっか、凄いんだね・・・・・扇子ってことは風遁が得意なの?っと・・・・・・試験前にごめん、それに忍としても術はNGだったね」
「い、いや、いいんだ、私の武器は分かりやすいからね、あんたはどんな遁術が得意なんだい?」
「ん〜遁術かぁ、今雷遁を練習中なんだよねぇ。最近やっと雷遁の性質変化に成功してね」
「なら、相性は私の勝ちだね」
テマリはニシシと笑い
天間はニコニコしながら話す
「お待たせしました」
老婆がお茶と二串づつ乗せられた団子をもってくる
「ん、ここの団子美味しいね」
「だろ?うん・・・・・旨い」
「ふっ、随分と美味そうに食うんだな」
「ん?旨いからな・・・・・みたらし団子も食ってみるか?木の葉流を楽しんで貰うのもありだしな」
そう言い天間は手に持っている串を差しだす
「え、えぇっと・・・・・ならありがたく」
そう言い天間の串から食べるテマリの耳は真っ赤になっていた
「・・・・・・甘い」
「甘すぎたか?」
「い、いや!美味しかった!わ、私の方も食べろ!」
そう言いズイッと天間に団子を差しだす
「それじゃあ、ありがたく・・・・・・たしかにとっても甘いね」
そう言い天間は優しく笑う
「っ!・・・・・にこにこ笑ってるより今の笑い方の方がいいぞ」
「ん?」
「いや!何でもない!」
そう言うとテマリはパクパクと団子を食べ、それを眺めながら天間はゆ茶をすする
二人はまったりと会話をしながら時間を過ごすと里を軽く歩く
「さてと後は木の葉と言ったら」
「言ったら?」
「温泉だな」
「温泉かぁ・・・・・たしかに砂漠にはないからな、それに砂漠で水は貴重だ」
「なら、せっかくだから温泉入ってくか?ここらの温泉も結構質が良くて人気だぜ?」
「お、温泉にか!?」
「あぁ、ここらは入浴だけってとこもあるし、少し休憩したりできるとこもあるから入るか?」
「い、一緒にか?」
「ん?せっかくだし一緒に休憩してこうぜ(せっかくなら晩飯を一緒にとるのも悪くないしな、現実でみるとめちゃくちゃ可愛いし)」
「一緒に温泉・・・・・休憩・・・・(まずい!このままだと流される・・・・顔は悪くないし、同い年のガキどもより断然大人だし千手って言えば木の葉でも有名・・・・・・だけど、木の葉の男はこんなにグイグイくるのか!?)」
「気持ちいいから1回ためしたらクセになるぜ」
「クセに!?気持ちいい!?ま、まて、私達はあったばかりだろ!そんな急に・・・・・それに同盟国とはいえ他里同志だし」
「ん?(温泉に入った後一緒に飯食うのに)里って関係あるか?」
「あるだろ!?」
「そ、そうか・・・・・・すまなかった、木の葉を楽しんで貰おうと思ったが不愉快にさせてしまったな」
「い、いや・・・・・そんなことは」
「まぁ、残念だがまた今度是非楽しんで欲しいな」
「また今度!?(それってあたしとまたデートして次こそは一緒に温泉入って御休憩したいってことか!?次は御休憩するから、その覚悟で来いってことか!?)」
「宿の近くまで送るよ、他里に一人は心配だからね」
「あ、あぁ、そうだな」
そこからテマリは顔を真っ赤にして俯いたまま宿に着くまで上の空な返事をしつつ歩く