NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 25

天間がいつも通りの雰囲気になり観覧席を歩いていると

 

「ねぇ、君!」

 

可愛らしい声が聞こえそちらを見るとお団子ヘアーの中華服に身を包んだ可愛らしい少女が笑みを浮かべながら見ていた

 

「何か?」

 

「そのチャクラ刀見せてくれない!」

 

「おい、テンテン」

 

「何よネジいいじゃない・・・・・ねぇいいでしょ?お願い」

 

可愛らしく両手を合わせてくる少女に天間はデレデレした顔になる

 

「そんな可愛いく頼まれたら断れないなぁ・・・・・どうぞ」

 

テンテンは脇差しを受け取ると色んな角度から見て刃をジーっと眺めると目をキラキラさせ

 

「これ!鉄の国製の脇差しじゃない!?いいなぁ!凄く高いのよねぇあそこの国の!木の葉だとこのレベルのもの中々売ってないし、売られても数本だけでしかもめっちゃ高価なのよねぇ!何処のお店でかったの?」

 

「爺ちゃんに下忍祝いにもらった奴だから店で買ったわけじゃないんだ・・・・・・爺ちゃんのコネで特別に注文できただけだよ」

 

「いいなぁ〜・・・・・・・いいなぁ〜」チラリ

 

「・・・・・・・」

 

「いいなぁ〜」チラリ

 

「えっと・・・・・・」  

 

天間がデレデレしながら断れないところをテンテンは見逃さず

 

「ねぇ、一本くらいダメ?」

 

後ろで手を組み前かがみになると見上げるようにして聞く

 

「う〜〜〜〜〜〜〜ん」

 

「ねぇえん」

 

テンテンは徐々に顔を近づけ耳元に口を近づけると

 

「お・ね・が・い・・・・・・もしくれたら、私もい・い・も・のあげちゃうからぁ」

 

耳元で囁かれ

 

「ぐおぉぉぉぉっ!!し、しか「天間く〜ん!!」おっと!」

 

イノが天間に突撃し、背中におぶさるように抱きつく

 

「ふおっ!?(ふ、ふにふにとした成長しはじめの割には実りが他より一歩抜きん出てる果実が我が背中に!!!)」

 

「さすが天間君!砂の忍をあんな簡単に倒すなんて!」

 

「い、イノ・・・・・ありがとうな応援」

 

「なんだよ、いつも通りの天間じゃねぇか」

 

「なんか、二次試験のとき雰囲気違ったから僕達ビックリしちゃったよ」

 

「あぁ、それはな」

 

「「「それは?」」」

 

「コスケさんから貰ったタレを改良したバージョンの試作を試してたからだ!」

 

「「はぁ〜」」

 

「どうだったの!天間!」

 

「ふっ・・・・・」

 

天間は軽く笑うとチョウジに親指を立てる

 

「・・・・・それで、お披露目はいつなの」

 

「検討中」

 

「ノーーーーーっ!!!」

 

「相変わらずうるせってばよ、てか天間!お前全然来ねぇし!何してたんだってばよ!」

 

「な、ナルト君、試験だと思うよ?」

 

「ヒナタ!お前からも何とか言ってやれってばよ!」

 

「わ、私は、いいかな」

 

「天間、さっきの術はなんだ。何故ならお前が雷遁を使うところを俺達は始めてみたからだ」

 

「あぁ、丁度あいつのチャクラ糸で新しい術閃いたから試したんだよ」

 

「あんた、その場で術開発したの?」 

 

「まぁ、実戦向きじゃないけど使い所はそれなりにありそうな術ができたよ」

 

「お前は常に俺達の先にいるな」

 

「案外俺との距離が一番近いのはお前だと思ってるんだけどなシノ。俺はお前らの中だとお前とだけは一番戦いたくねぇがな」

 

「ふっ、お前に言われると嬉しいな。何故ならお前は俺達の中で圧倒的に強いにも関わらず実力をまだ見せてくれていないからだ」

 

「今に見てろよ天間!俺がお前をすぐに追い越して火影になってやるからよ!」

 

ナルトが言うとイノが後ろからべーと舌を出す

 

「あんたは、まず天間君にまた修行つけて貰いなさいよ」

 

「なんだとーーーっ!」

 

「あの!」

 

天間達が盛り上がってるなか一人の少年が声をかける

 

「はじめまして、千手天間君」

 

緑色のタイツに身を包んだ太眉のオカッパ君だ

 

「先程の体術お見事でした、一瞬僕も動きを見失ってしまいました」

 

「君はロック・リーだよね。知ってるよ」

 

「僕を知ってくれているとは嬉しいですね」

 

「あぁ、なんせあの木の葉の青い猛獣マイト・ガイさんの教え子だからね」

 

「何と!君もガイ先生を知っているのですか!?」

 

天間はニヤリと笑うと巻物を開き口寄せする

 

「ガイさんの著作のマイト・ガイ熱き青春の激闘録も買ってるし青春の熱きトレーニング理論も買ってるぞ」

 

「ほう!それを購入するとは君、見る目あるねぇ」

 

天間の前にガイが現れると天間は姿勢を正すと

 

「はじめまして!ガイさん!木の葉の忍びで二代目と4代目とくノ一を除いて一番尊敬してます!サインください!!」

 

「そうか!そうか!かしたまえ!」

 

「あの、今度よろしければご指導いただけませんか!」

 

「もちろん!ファンのためだ時間があったら共に青春しようじゃないか!」

 

そう言い上機嫌になりながら本にサインをする

 

「天間くん、こんなのがいいの?」

 

イノも、うわ!っ濃ゆっ!といった雰囲気をだすが

 

「俺、努力できる人間って好きだし尊敬してるからね、努力ってさ必ず身を結ぶわけじゃない・・・・・・でも何かをなす人間ってのは必ず努力してるからね」

 

「ほう、素晴らしい考え方だ」

 

「それに、俺の認識が間違いなければ命を賭けて戦う状況においてガイさんは5影並みに強い・・・・・・そして、こと体術においてはこの忍界最強の存在だ」

 

「ちょっと・・・・・・・さすがに言い過ぎじゃない?忍界最強なんて」

 

「くぅ〜・・・・・・ここでガイ先生の素晴らしさを知る人とであえるとは!天間君!今度青春の熱き組手をしましょ!」

 

天間が真剣な表情で言うと普段の天間を知っている連中は濃ゆ濃ゆのガイ先生を意外そうに見る

 

「ならさならさ!カカシ先生とガイ先生だったらどうなんだってば?」

 

「こと、単純の殺し合いで己の命を賭けて戦うと言う状態なら少なくとも俺はガイさんだと思うね」

 

「っ!?」

 

ナルトは驚いた表情でガイを見る

 

「ならさ火影様でも?」

 

「少なくとも今の老いた三代目ならガイさんなら殺せる可能性はあるよ、個人的には初代や二代目、4代目だと厳しいかなった思うな、あとは現土影とも相性悪いからもしかしたら厳しいかなって思う」

 

「いや〜っ!そんなに持ち上げるな!若人よ!」

 

ガイほゴソゴソとカバンを漁ると

 

「そんなファンの君にこの青春タイツをプレゼントしよう!私がみずから監修して伸縮製、通気性、揮発性に優れた一品だ!そして君にはこのド根性オモリと重り入れをあげよう!!」

 

「ありがとうございます!!これにもサインを入れてください!」

 

「はっはっはっ!仕方ないなぁ!この欲張りさんめ!」

 

ガイからサイン入りのタイツと本、重り入れと重りを貰い天間が年相応に喜んでいると

 

「ごほっ!・・・・・・それでは壊れた会場の整備も整いましたし第4回戦を始めます第4回春野サクラ対山中イノ」

 

二人が会場に降りると天間は自身の足元の布が引っ張られのを感じる

 

足元には黒いネズミがおり天間が見ると少しもどり振り返る

 

そしてまたトトトっと会場の外へ出ていく

 

「すまん、ちょっとトイレいってくる」

 

「天間!今サクラちゃんが戦ってんだぞ!トイレなんて後にしろってばよっ!」

 

「はいはい」 

 

「あっ!おい!天間!」

 

天間はナルトを放って会場からでると

 

【影分身】

 

「適当な頃合いでたのんだぞ」

 

「あぁ」

 

天間は分身を残しその場から消える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場となった塔の中、人気がない通路をネズミは走り一つの部屋の前で止まると

 

パシャリっ!

 

墨汁になって消えると地面に【入室求む】と書かれる

 

「・・・・・・・・」

 

カチャリ

 

「・・・・・・予選ご苦労であったな天間よ」

 

「わざわざ試合の途中で呼び出して何のようだよ爺ちゃん」

 

目の前にはソファにダンゾウが座り茶を飲んでいた

 

「うずまき一族の女は戸籍を作り根回しをしておる」

 

「ありがとう、さすが爺ちゃん仕事がはやいね」 

 

「尾獣を抑えるほどの力がある血ならなら大樹の養分にするのが儂の役目だ」

 

「それで?本題は別にあるんだろ?」

 

「・・・・・・・天間よお主、草を潰す気か?」

 

「まぁ、あそこには鬼灯城もあるし、ある程度は残す予定だけど?」

 

「ならばよい・・・・・そう言えば草は岩や滝とも隣接しておったな」

 

「・・・・・・・急いで呼び出すわけだ」

 

「さての・・・・・・」ズズッ

 

ダンゾウは茶を啜ると机の下から風呂敷を出して広げる

 

そこには茶色いベストと赤い布製の覆面と何かゴツゴツした石?のような絵が書かれた額宛を出す

 

「・・・・・・・」 

 

天間は巻物を広げるとその中へしまう

 

「そういゃあ、爺ちゃん最近小耳に挟んだことがあるんだけど」

 

「・・・・・・ほぅ、そう言えばお前が知りたがっていた話もまだあったな」

 

そうして天間とダンゾウはまったりとした雰囲気を作り話す

 

しばらく話が終わると天間は立ち上がる

 

「そろそろいくとするよ」

 

「天間よ本戦では派手にやるのじゃ」

 

「派手に?」

 

「お主はまだ下忍になったばかり、お主を印象付けるには各国の大名や重役がくる本戦は格好の場所だ。お主なら秘すべきものを秘したままできるであろう?」

 

「・・・・・わかったよ」

 

「うむ・・・・・」

 

天間は新たに入った情報に僅かに顔が動く

 

「どうした?」

 

「本戦の抽選が決まったが厄介なことになった」

 

「対戦相手はだれじゃ?」

 

「音のドス・キヌタ・・・・・・・はぁ」

 

「情報ではお前の相手ではなかろう」

 

「いや、本戦前に死ぬかもしれないんだよねぇ。運良く俺だけ一戦多くなったから困るんだよなぁ、死なれたら」

 

「ならば、儂のほうでそれぞれの他里の者に案内役を付け監視をさせよう。それぞれの上忍には他里とのトラブルの防止のためと伝えよう」

 

「爺ちゃんがいると物事がスムーズで助かるよ」

 

「忍の本懐とは裏で物事を進めること、お主には表をになえるよう進めておるが努々忘れるでないぞ」

 

「あぁ」 

 

天間の頭に入ってきた情報は

 

1回戦 天間VSドス・キヌタ

 

2回戦 うずまきナルトVS日向ネジ

 

3回戦 うちはサスケVS我愛羅

 

4回戦 奈良シカマルVSテマリ

 

5回戦油女シノVS1回戦勝者

 

となっていた

 

「・・・・・・さてと、俺は俺の仕事をするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天間は夜、里の門の外に立ち、その脇には赤い髪の少女が立つ

 

「さぁ、いくぞ・・・・・・香燐、イズミ、再不斬」

 

「あ、あぁ」

 

「わかったわ」

 

「・・・・・・」

 

天間は香燐とイズミとともに歩き出す

 

 

 

数日後

 

 

 

香燐の世話をイズミに任せながら天間は再不斬と修行を行っていた

 

「おらぁ!!!」

 

「っ!」

 

ガキンっ!と激しい金属音とともに天間は吹き飛ばされる

 

「はぁっ!はぁっ!」

 

「まだまだ、刀の扱いがなってねぇ」

 

再不斬は首切り包丁を自在にふる

 

「いいかガキ、お前は今まで突出した風遁チャクラの性質変化で刃物を使った戦いに有利だったせいで刀の使い方はそこらの中忍とそう変わらねぇ」

 

「あぁ」

 

「いいか、刀ってのは武器であると同時に手や足の延長線だと思え、お前はまだろくに手足の使い方を覚えてねぇガキと変わりゃあしねぇ、とくに今まで脇差しだったが新しく刀を覚えるならまずは刀を手足のように使えるようになれ」

 

「わかった、もう一本頼む」

 

「こい、ガキ」

 

天間は刀を構えて走り出す

 

「あめぇ!力だけで振るうんじゃねぇ!」

 

ガキンッ!

 

「くっ!」

 

キンっ!

 

「刀の重心を意識しろ」

 

パキンっ!

 

天間の刀が折れると再不斬は首切り包丁を地面にさす

 

「ガキ、チャクラをまとわせねぇとそんなもんだ刀ってのは良い武器だだが、お前の地面を簡単に砕く程の馬鹿力に耐えられる刀なんてそうそう有りはしねぇ、忍刀のうちの幾つかくらいだろう。まずは力で刀を振るのをやめろ」

 

「・・・・・・あぁ」

 

「刀は斬るものだ、俺の首切り包丁なら叩き切る使い方もあるがお前が求めてるのは斬る技だろ、無意識領域まで高めたチャクラによる強化を抑えてもう一度だ・・・・・・・まずはそこからだ」

 

「あぁ」

 

ボンッ

 

天間は新しい刀を出すと再不斬に切り掛かる

 

 

 

 

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