天間は香燐を性的に食べつつ木の葉の里に帰ってきていた
「再不斬、香燐を頼んだぞ」
「あぁ、面倒は白に見させる」
「・・・・・・お前、本当に変わったよな。白のヒモじゃん、それが他の女連れ帰って面倒みさせるとかサイテー」
「あ゛ぁ!!?殺されてぇのか!オメェの荷物だろうがっ!」
「天間くん、私もここで一応いつもの烏に戻るわ」
「あぁ、また頼むぞ烏」
そして解散するとすぐに天間の元に根の者が現れる
「お孫様・・・・・・ダンゾウ様がお呼びです」
「分かった」
天間は根のアジトへと向かう
「まさか草を1日で潰すとはな」
ダンゾウはいつも通り茶を点て茶菓子と茶を差しだす
「ん〜・・・・・茶菓子によく合う」
「草には火の国を通じて援助の打診をしておる」
「早すぎて怪しまれないか?」
「なに、土に流しているスパイからとでも言えば納得する、それにもしものときは・・・・・・烏を使えばよかろう?」
「まぁ・・・・・そうだな」
「今や草は岩隠れを敵視するもいつ襲われるがと気が気でない、そして溶解した建物を見て土だけではなく水をも敵視し始めておる」
「水隠れの溶遁と沸遁を草が把握しているの?」
「お主がくれた情報を事前に幾つかの儂の駒に流しておいたのだ・・・・・お主がカツユと契約したときからな」
天間はやられたと頭をかく
「はぁ・・・・・・さすが爺ちゃん情報の使い方が上手い。やられたよ」
「情報はどこにどう流し、どう使うかが価値を路傍に転がる石にも万の金を産む鉱山にもなる。まだまだだのぅ・・・・・・・よいか天間、情報とは忍術に劣らぬ武器、お主はそれを知ってはいても根底を理解できておらん」
「・・・・・・・」
「まぁ、よい・・・・・・・お主のおかげで今や草隠れは岩隠れとの壁であり前線基地になった、樹木を護る柵が一つできた」
「まだまだ・・・・・・足りない」
天間は目を閉じ、少しの間閉じているとゆっくり目を開く
「・・・・・・ほぅ」
「・・・・・・・・」スズッ
ダンゾウは天間の雰囲気がほんの僅かに研ぎ澄まされた感覚を感じる
「本戦期待しておるぞ」
「あぁ・・・・・わかってるよ」
天間は茶を飲み終えるとその場から消える
天間はアジトからでると火影岩の上から里と夜空を眺めていた
「だれだ」
天間は気配を感じると目すら向けず聞く
シュタッ!
「・・・・・・・大蛇丸様の遣い北門の多由也と申します。天間様」
「ほう」
天間が目を向けると大きいしめ縄を付け、赤い髪に帽子を被った美しい少女がいた
「で?大蛇丸からの要件は?」
「はっ」
そう言うと多由也から布の擦れる音が聞こえ天間はようやく顔を向ける
「・・・・・・・何のつもりだ?」
「大蛇丸様からの手付け金です。今後の両者の友好の為にと」
「ほう、悪くねぇが・・・・・・・気に食わねぇことが一つある」
「・・・・・・・」
天間の目の前には衣服を全て脱ぎ全裸で片膝をつく多由也の姿があった
「お前はそれでいいのか?・・・・・本当に俺に抱かれる覚悟はあるのか?」
「それが大蛇丸様の命令ですので」
「つまんねぇなぁ・・・・・・・・まぁ、俺好みだが今はそんな気分じゃねぇんだよ」
「大蛇丸様からは何としても天間様を楽しませて来いと言われております」
「・・・・・・・そうか、ならすまない。今日は夜空を見ると決めているんだ」
「・・・・・・・・」
多由也は依然として動かない
「・・・・・・・」
天間が月へと視線を戻すと
「ちっ・・・・・・・ならば失礼します」
多由也は笛を取り出し曲を奏でる
「・・・・・・・・いい音色だ」
天間は何かに導かれるように立つと服を脱ぎはじめ、全て脱ぎ終わると紐で吊り下げられたかのように大の字で立つ
「・・・・・・・」
多由也は笛を吹くのをやめるとゆっくりと天間に近づく
「それでは失礼します。天間様」
【写輪眼】
「っ!?」
天間は多由也の顔が上がった瞬間幻術をかけると天間は唇を噛み自身に掛けられている幻術を解除する
「服を着て大蛇丸のところに帰れ、そして伝えろ、贈り物は気に入ったが今は受け取れない後日ゆっくりと味わいたいから大切に保管しといてくれとな・・・・・・そして俺の写輪眼は忘れろ」
天間がいい終えると多由也は服を着てその場をさる
それと入れ替わるように一人の男が近寄ってくる
「いかんのぅ、女に恥をかかせるなんざ、それでも儂の弟子かのぅ」
白い長髪に大柄で額に油とかかれた額あてを付けた男
自来也が現れる
「師に見られながらやるつもりもありませんよ。お久しぶりですね、師匠」
「でかくなったのぅ、天間」
天間は服を着ると自来也を無表情で見据える
「お前の本いつも楽しませて貰ってるのぅ、お前がここにいるということは綱手もおるんかのぅ?」
「ご存知なくせに、わざわざ聞きにきたんですか?どうせ相談役の二人や三代目から聞いてますよね」
「・・・・・・・お前の口から聞きたかったからだ。何故綱手の元を去ったのだ?天間」
「あの時は、あの様にするしかなかったんですよ」
「・・・・・・ダンゾウのもとで何を企んでいる。どうやら大蛇丸とも関わりがあるようだしのぅ」
「・・・・・・」
「・・・・・・儂はお前の師だ。教えてくれんか?天間、儂と別れたあと何があったかをのぅ」
「・・・・・・残念ながらそれはできそうにありませんね」
天間が言うと四人の忍が現れる
「自来也様、どうかお引き取りを」
「我々はお孫様がつつがなく本戦を受けれるように護衛を任されております」
「暗部・・・・・・いや、根か」
四人は自来也の前に片膝を突く
「・・・・・・天間よ。本当に今のままで良いのか?」
「良いも悪いもないさ・・・・・・・」
天間は何かをつづけようとするが、やめると
「師匠・・・・・・俺は俺の望む顛末を描きあげるだけです。今はその顛末に必要な道半ばです」
「その道に落としているものにお前は気づいておるのか?」
「俺はいろんなものを落として来てるのなんて師匠に言われなくてもわかっていますよ。落としていようが捨てようが最後に己が手元にあればそれでいい・・・・・・・・・それでは月も陰りましたので」
そう言うと天間はその場から消えると家に帰る
ナルトもサスケも修行の為か荷物を取りに来た痕跡はあるもののいない寂しい家の中で眠りに付く
数日後
中忍選抜試験本戦
早朝、顔岩の上にて
【口寄せの術】
天間は十分の一カツユを口寄せするとカツユは周囲を見回す
「おはようございます。天間様、今日は中忍試験の本戦ですよね?」
「それなんだが、カツユ・・・・・・おそらく今日は荒れる」
「・・・・・・私は何を」
「再不斬、白、香燐、イズミにそれぞれマーキング個体をつけ、さらにを里をそうだな9分割したパターンでそれぞれ中継ポイントになりそうなところにマーキング個体を、それ以外は分裂して事に備えてくれ、何体かはそれぞれの中継ポイントになる場所に隠れててくれ、危なくなったら分体も戻すように」
「わかりました。」
そう言うとカツユは分裂すると、天間は幾つかの個体にマーキングしカツユの1体は天間の左肩にのる
「・・・・・・・派手にってのも難しいものだけどな」
天間は分裂ししたカツユをそれぞれ木の葉に散らして置いていくとカツユはそこから分裂して建物や柱等に隠れる
「さてと会場に行きますか」
天間が準備を終えるころには日が昇り、人々は動きだしていた
本戦会場
既に人が集まり熱気に包まれており天間は観客席を歩き目的の人物をみつけると
「お久しぶりですね。ヒアシ殿、ハナビ殿」
ヒアシが目線だけ向けると天間がたっていた
「少し話せるかね?」
「かまいませんよ」
「ならば少し歩こうではないか」
「・・・・・・・・」
ヒアシはハナビに待っているよう告げると天間と共に会場の人気のない通路へと歩く
「・・・・・あの話は合意して頂けるか?」
「ハナビ殿との婚約解消の件ですか?」
「もうかれこれ1年か2年近く申し立ているがダンゾウ殿からは良い返事は聞けないのでな、それに君もハナビと合いに来る時かアカデミー以外では表に顔を出さないではないか、君はどうだね・・・・・・・随分と中の良い相手もいるようじゃないか」
「いやぁ、耳の痛い話ですなぁ」
「ここらが潮時ではないのかね?・・・・・・・日向の当主はハナビになる、故に相手も日向の分家からとるつもりだ。・・・・・・もともとダンゾウ殿は婿入りでもどうかとの話ではあったが千手の名は日向に婿入りするにはいささか大きすぎるのではないかね?」
「別に俺は気にしまけんけどね。俺の血の濃いのを千手として継がせる手もありますし」
「・・・・・・・」
「まぁ、ハナビ殿とも今は疎遠になりつつなっていますし、ヒアシ殿はゆっくり待ってればいいだけなのにわざわざ言うのは何故ですか?」
「あの娘は日向の為に生きる覚悟を決めている。・・・・・・・所詮交わらぬ運命ならば早いに越した事はなかろう」
「・・・・・・・・・そうですか」
「わかってくれたか」
「残念ながら・・・・・・・承服しかねますね」
「・・・・・・・・」
天間はヒアシに背を向けるとゆっくりと歩きだす
「ヒアシ殿一つ勘違いをしているようなので言っておきますね。俺にとってハナビ殿は母に勝るとも劣らぬ光となりました・・・・・・・あの初めて布団を共にした日から、私は彼女の無邪気な笑顔がとても気に入ってるんでよ・・・・・・・ハナビ、良い名前です。俺の真っ暗だった夜空を一時ではあるものの美しく彩ってくれた・・・・・・・」
「これは一族の問題、こちらもなるべく穏便に済ませたいと思っている」
「・・・・・・そうですか。ですが決めるのは彼女です。」
「いや、決めるのは日向だ・・・・・・・それが一族と言うものだ。」
「・・・・・・・・・一族ねぇ、俺には関係無いことですね」
「・・・・・・・・・」
天間の雰囲気が変わりヒアシは警戒心を強める
「・・・・・・・俺の道に一族も運命も何も関係ない、あるのは俺の力が強いか他の力が上回るかだけですよ」
「・・・・・・・」
「それでは本戦前に婚約者殿に応援して貰わないといけないので、本戦が間もなく始まるようですし」
「・・・・・・・・」
静かに立ち去る天間の背をヒアシは無言で見つめる
そして天間は観戦席へいくとハナビの隣に腰を降ろす
「ハナビ殿、やっとお話できますね」
「・・・・・・天間様。よろしいのですか本戦の参加者達は並んでいますが」
「婚約者殿に応援して欲しくて来ちゃいました」
「婚約は解消されるので私達は婚約者じゃなくなります。」
「ハナビ殿が嫌じゃなければ問題ありませんよ」
「私は日向の跡取りで日向を守らなければなりません。それが私の運命、天間様と私は交わらない運命だったんです。」
「・・・・・・・運命ってのは来るまでわかりませんよ。もしかしたらハナビ殿と俺が結ばれるのが運命かもしれませんよ」
「・・・・・・・運命は変わりません。それは父様もお祖父様も言ってます。」
「なら賭けませんか?」
「・・・・・・?」
天間の言葉にハナビは首をかしげる
「俺の信じる運命が正しいかハナビ殿の信じる運命が正しいか」
「・・・・・・・」
ハナビは下を向き答えない
「俺が負けた時、欲しいものかして欲しいことはありますか?」
「・・・・・・・」
「まぁ、考えて置いてください。俺が勝ったらハナビ殿、貴女を貰いますからね」
「・・・・・・・」
そう言うと天間は下を向くハナビの頭を撫でると
「みんな!逃げろってばよ!里中の牛が攻めてくるってばよ!!」
ナルトが本戦会場に飛び込んできては意味不明な事を叫ぶのを見てクスリと笑いその場から姿を消す