自来也師匠が加わって旅を始めた俺達
「おっ!ここはたしか馴染みの店があるだったのう!天間よ取材の時間じゃぞ!」
「オッス!師匠!」
俺が師匠について行こうとすると
「待ちな、天間」ガシッ
「母ちゃん?」
「天間、まさか自来也と行く気じゃないわよねぇ?」
「・・・・・・・」
母ちゃんは笑顔で見てくるがなんか怖い、姉ちゃんも冷たい目で見てくるし
「こ、これは師匠と弟子の修行だからし、仕方なく」
「ん?・・・・・そうなのか?自来也」
「い、いや、それは・・・・・天間、お前もワシに甘えてばかりではなく自分の力で成長することだのう」
「師匠!!師弟の絆は!」
自来也は少し考える素振りをすふとニカッと笑い肩にポンと手を置く
「天間よ、お主も忍の子、いつ別れるか分からない身・・・・・・今は家族の絆を大切にするんじゃのう!!!」
そう言い自来也師匠は満面の笑みで走っていく
「師匠〜」
「なんだい?不満なのかい?それならそろそろお風呂も別々の方がいいかねぇ?シズネ」
「そうですね、綱手様」
「そうか、可愛い息子も親離「ごめんなさい!本当は行きたくなかったけど!師匠の手前仕方なくです!母ちゃんや姉ちゃんより綺麗な人いるわけないもん!」・・・・・なんだ、可愛いこと言ってもお小遣いはあげないよ天間〜」
「そうですよ、まぁ、今日は私が頭を洗ってあげてもいいけれど」
「なら私は尻をピカピカにしてやろう」
「うん」
俺は二人と手を繋ぎ歩きだす
うん
この天国はまだ手放したくないな
今日も楽しく、賑やかに旅をする
なんだかんだNARUTOの世界に転生したけど小説家として旅をしながら印税生活ってのもありだな
うん
忍界に巻き込まれるより護身術の代わりに忍術覚えて小説家として旅をするほうが良さそうだな
取材しつつ
津津浦浦
「そんな人生もいいだろうな」
俺は見晴らしがいい屋根の上に腰を下ろしながら歓楽街を眺めながら筆を走らせる
「何がいいんだ?天間」
「師匠」
俺は後ろから現れた師匠をみる
「まぁ、護身術として忍術を覚えつつ小説家として津津浦浦と旅をする人生もありかなぁって」
「護身術なら忍術じゃなくていいんじゃないか?」
「・・・・・そうかもしれないですね。でも今の世で一番大切なものを守れそうな力なんで」
「そうか・・・・・綱手とシズネは大切か?」
「あぁ、この世でもっとも護りたい女だよ」
そう言い笑う
「そうか・・・・・・たしか、シズネから忍術を学んどるんだったのう」
「ん?まぁ、今はチャクラコントロールを上げてる最中だけど」
「ふむ・・・・・・どれ、小説を見せて見ろ」
「まだ書きかけですよ?師匠」
「途中まででいいから見せて見ろ」
そう言い俺の書き掛けの原稿を奪う
「なかなか表現が良くなってきたのう」
俺達の珍道中は続き暫くがたったある日
「のう天間よ、この近くに儂が契約している出版社があるのだが、お前の処女作を出して見んか?」
「い、いいんですか?師匠」
「まぁ、そろそろお前が弟子入りして1年だろう。いいタイミングだろし、ものは試しだ」
「よっしゃーーーっ!」
「それと、師匠としてお前にプレゼントがあるんだが」
「プレゼント?」
そう言い師匠が巻物を出すとそこにかかられていたのは
【ラブラブパラダイス〜舞う蝶はかくの如し・乳倍加編〜】
巻物に書いたタイトルを見せてくる
「イチャイチャパラダイスにちなんだラブラブパラダイスなんてどうかのう?」
「し、師匠!!俺、俺!」
俺の瞳からとめどなく涙が溢れる
「そうか!そうか!泣くほど嬉しいか!」
「俺!売れても売れなくてもラブラブシリーズを書き続けて見せます!そして、世の中にティッシュの紙吹雪を吹かせてみせます!!」
「それでこそワシの弟子だ」
俺は涙を流しながら師匠を見つめ
師匠は優しい笑みで俺の肩に手を置き見つめる
「お前達は何を馬鹿なことをいってんだ!!」
ゴンッ!
ピンっ!
「ごはっ!?」
「いてっ」
そして母ちゃんの拳骨とデコピンが入る
「まったく!」
そして数日後、俺は師匠とともに出版社と契約し、小説家用の口座をつくった
「師匠!処女作なんでせっかくだから一緒に撮りましょうよ!」
「仕方ないのう!」
そう言い二人でポーズを取り表紙の最後に載る写真を取る
暫く経ち
「ほほぅ、ワシのイチャイチャシリーズ程ではないが高評発売中じゃのう!天間!」
「そうですね!印税も結構入ってきました!」
「しかし、ワシの処女作とは違っていい売れ行きだのう」
「まぁ、師匠の弟子による待望の新作ってつけてますからね。師匠のファンを借りた感じですから」
「お前、それを狙っておったくせに良く言うわい!しかしその売り出しは間違っておらんからのう」
「そうだ、新作の挿入絵どうでした?1年でだいぶ上達したと思うんですけど」
そう、俺は隠れて修行しつつ影分身に絵を特訓させていたのだ
今は影分身の最大数は一人しか出せないがゆくゆくは十人くらい出して全員に絵の練習をさせたい
「うむ、少し荒いからワシの新作に入れるのは要検討じゃのう、しかし構図は良かったからあの構図でいくがな」
「うっす!精進します!」
「むむむむ〜」
「綱手は何を見て唸っておるのだ?」
「あぁ、俺の通帳ですね」
俺達が母ちゃんを見ていると
「綱手様?それは天間の将来の為の貯金にしますので私に渡してください」
「わ、分かってる・・・・・なぁ天間」
母ちゃんは俺のところまでくるとしゃがむ
「今日からシズネと交互じゃなくずっと私の布団で一緒に寝ないか?」
「綱手様?」
「な、なんだシズネ」
「まさか、天間に借りようなんてしてませんよね?」
「ま、まさかな!でも天間も最近寒くなってきて一人で寝るのはつらいだろ?」
「なら、その件でお金の話は無しですね、天間、寒かったら私と一緒に寝ましょうね」
「綱手、よもや自分の息子から借りるつもりだったわけではあるまいのう」
流石の師匠もドン引きした目でみる
「なっ!そんなわけないだろ!見くびるなよ!」
「「・・・・・・・・・」」ジーー
「な、何だその目は・・・・・天間は信じてくれるよな」
「うん!俺は母ちゃんを信じてる!」
「ふふんっ!」
母ちゃんは俺を抱きしめると二人にドヤ顔を見せる
今日も平和で母ちゃんのおっぱいは柔らかいなぁ
俺はこの騒がしい日常を楽しみつつ次の構成を考える
次はラブラブパラダイス〜ママは僕から全てを搾りとる編〜
とか良いかもな
俺がぼんやり考えていると
母ちゃんが自来也をチラリと見る
「・・・・・・のう、天間よ」
「ん?どうしました?師匠」
「ワシからもお主に一つ忍術を教えてやろうかと思ってのう」
「・・・・・どうしました急に、いままで姉ちゃんとの修行すら見に来たことないのに」
「なに、お前の処女作の出版祝いとでも思え」
そう言うと、師匠は軽く離れ、母ちゃんは背を向ける
「印は亥、戌、酉、申、未だ」
師匠は印を説明し始める
「口寄せの術は血を媒介にして契約をした口寄せ動物を呼び出す忍術で契約の巻物に血で名前を書き契約する手の全ての指の指紋を押して契約する。実演してみせるぞ」
そう言うと師匠は右手の親指を噛み切ると
「亥、戌、酉、申、未!口寄せの術!!」
そう言い地面に右手を叩きつけると
ボンッ!!
煙が上がる
「これがワシの口寄せ動物!蝦蟇だのう!」
煙が晴れると人並みの大きさの蝦蟇の上に自来也は乗り歌舞伎役者のようなポーズをとっていた
「それで契約なんだが」
師匠がそこまで言うと
「天間、私と同じ契約動物にしないか?」
母ちゃんが後ろから声を掛けてくる
「私の契約動物は医療忍術も使えるからと思ってねぇ、私は口寄せできないから自来也に手伝ってもらったのよ」
「今から練習したいなら蝦蟇とも結ぶのもありだがどうする?複数口寄せ動物と契約する者もおるしのう」
「・・・・・・・」
俺は少し考える
ん〜せっかくだし母ちゃんのと別のにするのもありだろうな
「なら、印は覚えたし母ちゃんとおんなじのにする!」
「そうかい・・・・・悪いね自来也」
「なに、いいってことよ」
そう言うとポフンと煙とともに蛙は帰っていく
「じゃあ綱手、契約の巻物を出してくれ」
「巻物は木の葉の里だ。猿飛先生に預けてある」
「なら次は木の葉の里か・・・・・どうやらここまでのようだのう」
師匠は残念そうにこちらを見る
「ワシはこれから水の国の方に行かなくてはならんくてのう」
「そうか、ならここが丁度別れみちね」
「おう、達者でのう・・・・・・・天間よ」
師匠は俺を見る
「・・・・グスッ」
俺は涙を堪えながら師匠を見あげる
「お主の次回作楽しみにしておるぞ」
「はい!必ず師匠の目に届かせて見せます!」
「ふっ」
そして俺達は木の葉へ向け師匠は水の国に向け歩き出した