NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 4

俺は木の葉の里にやってきた

 

「母ちゃん!早く!まずは木の葉観光しよう!!」 

 

俺は母ちゃんの手を引き木の葉の門を開く

 

「分かったから!離れるんじゃないよ!・・・・・まったく自来也と別れてから暫く落ち込んでたくせに」

 

「あははは、でも天間がこんなはしゃぐの珍しいじゃないですか」

 

「にひひ〜」

 

「・・・・・・まぁ、そうだね」

 

俺達が木の葉の里に入ると

 

シュンッ!

 

俺達の周りに仮面を付けた忍びが十人程現れる

 

「木の葉の暗部!?」

 

「・・・・・何のようだい?」

 

「・・・・儂の孫を返して貰おうと思ってな」

 

そして、右目を包帯で覆い杖をついた顎にバッテン傷のある老人が歩いてくる

 

「孫?」

 

「・・・・・ダンゾウ」

 

「ヒルゼンが勝手に預けたようだが天間は儂の大切な孫だ。儂が育てるのが筋と言うものではないか?」

 

「勝手な事を言うんじゃないよ!天間は私の息子だ!」

 

「子供をまともに護れないものが親と?」

 

「何ぃ?」

 

ダンゾウはクックックッと笑う

 

「お前に天間を護る力はなかろう?」

 

「あ?」

 

「まだ、治っておらんのじゃろ?」

 

「っ!?」

 

「・・・・・そう言うことじゃ、天間は儂の大切な孫で木の葉の未来じゃ」

 

そう言うとダンゾウは俺のほうに来る

 

「さぁ、爺とともに行こう・・・・・天間」

 

優しく笑うその瞳の奥は恐ろしい光が宿っていた

 

「む?二代目様と瓜二つだが右目だけ黒色なのだな」

 

「・・・・・・」

 

「おっと、名乗っていなかったな、儂は志村ダンゾウ、お主の母方の祖父じゃよ。さぁ、これからはこの爺と暮らすのじゃよ」

 

爺は俺の手を取ろうとするが俺は母ちゃんの方によけ距離を取る

 

「天間」

 

「あいにく、俺は爺ちゃんより母ちゃんと暮らしたいから、悪いけど一緒には暮らせないよ」

 

「ならば・・・・・・望まぬ結果になってしまうのう」

 

ダンゾウは指先を噛み切ると血を流してみせる

 

「っ!?」

 

「綱手様!」

 

母ちゃんの呼吸が震えるが聞こえみると顔を青くして首飾りを握り締めて震えている

 

「てめぇ・・・・・」

 

俺はダンゾウを睨む

 

「ほう?それも二代目の遺産の一つか?」

 

「・・・・・」ギリッ

 

「さぁ、来るのじゃ天間・・・・・血が繋がった家族でいる方が正しいあり方じゃ」

 

今の俺じゃあ無理だ

 

「・・・・・・なぁ爺ちゃん」

 

俺の言葉に僅かに頬を緩ませる

 

「もし俺が自分のやりたい事を通すならどうすればいいの?」

 

「そうじゃのう里で最も偉いのは火影じゃろう。誰よりも強く里を護れる火影になれば誰も・・・・・少なくとも里で意見するものはいなくなるじゃろうな」

 

「そう・・・・・・爺ちゃんは俺が火影になりたいと言ったらどうする?」

 

ダンゾウは一瞬目が細くなり少し考える素振りをするが

 

「天間がもし本気で目指すのなら儂が教え導こう」

 

「そしたら火影になれる?」

 

「あぁ、その代わり里を護ることが条件だがな」

 

「うん」

 

俺は母ちゃんのもとに歩いていく

 

「天間?」

 

「母ちゃん、ごめんね・・・・・・俺は爺ちゃんと行くよ」

 

「まて!そんな必要ない!」

 

俺は震えながら伸ばしてくる母ちゃんの手を握る

 

そうだよ

 

前世でも今世でも変わらないじゃないか

 

最も力があるものが強く、手に入れられ、失わない

 

権力

 

武力

 

知力

 

財力

 

情報力

 

魅力

 

いずれも自分の大切なもよを守り 

 

相手から奪うことができるのは

 

力のあるもの

 

ならば簡単である

 

俺が力を手に入れれば

 

誰にも奪われることはない

 

大切な時間を護れないのは俺が弱かったからだ

 

そう考えるとスッと頭がクリアになる

 

そして心の奥底から頭に入ってくる

 

【力がなければいずれ失う、上に立っても内部を従わせ、見張る力なければ全てを失う】

 

なんだろう

 

大切な事を忘れてる気がする

 

力を得なければ

 

・・・・・・

 

「母ちゃん・・・・・・俺、夢が見つかったよ」

 

「天間?」

 

俺は母ちゃんの手を握り見つめる

 

「・・・・・俺、火影になるよ」

 

「は?何を・・・・・・」

 

「火影になって、もう二度と母ちゃんに怖い思いさせたり、悲しい思いしなくて済むようにするからさ、俺がこの里の火影になれば俺が母ちゃんとまた暮らすこと阻むものはなくなる」

 

俺はダンゾウのほうを見る

 

「そうだろ?爺ちゃん」

 

「あぁ」

 

「・・・・・・安心してくれ母ちゃん」

 

母ちゃんが火影に原作通りになっても・・・・・いや、なったせいで死にかけたり寿命を縮めていた

 

俺がしなくても主人公が母ちゃんを立ち直らせるだろう

 

でも俺は大切な時間をうばわれた

 

二度とうばわれるつもりはない

 

故に

 

大切なものは護り通す力がいる

 

「俺が火影になって全てを護ってやるかよ」

 

「そんなもの目指すな!天間!大丈夫だから私といろ!天間!」

 

「・・・・・・大丈夫。俺は二代目火影の子孫で、母ちゃんの息子だからよ!」

 

俺は震える母ちゃんをしゃがませ、額にキスをする

 

「・・・・・天間」

 

「震えが止まったね・・・・・行ってきます」

 

俺は姉ちゃんのほうを見る

 

「姉ちゃん・・・・・母ちゃんの事、よろしくね」

 

「天間!待ちなさい!」

 

「そこまでです」

 

暗部・・・・・否、根がシズネと俺の間に割って入る

 

「それでは、行くとするかのう?天間よ」

 

「うん・・・・・姉ちゃん、俺の通帳とか渡して」

 

俺がそう言うと根の忍が姉ちゃんの前に進みでる

 

「こちらに」

 

「っ!」

 

姉ちゃんが睨みつけるが

 

「シズネよ、天間に辛い思いをさせるつもりか?」

 

ダンゾウの言葉で根が刀に手をかける

 

「・・・・・わかりました」

 

「・・・・・お預かりします」

 

俺はダンゾウに手をひかれながら里の奥へと歩みを進める

 

「せっかくだ、何処かで食事でもしていくか?」

 

「別に、気を付かわなくていいよ」

 

「そう、言うな」

 

ダンゾウは会えて周りに聞こえるように言う

 

「孫が食べたいものを食べさせてやりたいのが祖父の心というものであろう、遠慮するでない・・・・・・そうじゃ焼肉なんてどうじゃ?」

 

「・・・・・そうだね、爺ちゃん」

 

俺はその日は食事を終えると目隠しをされ、何処かへと連れて行かれた

 

「今日からここが天間の部屋じゃ」

 

「・・・・・んで?俺に何を望むの?」

 

「何、お主は木の葉にとって重要な存在じゃ、お主の体は情報の塊。お主には自衛の力を付けた上で儂が保護する」

 

「・・・・・三代目を欺きつづけれるの?」

 

「・・・・・・」

 

ダンゾウの目はスッと細くなる

 

「俺にも火影になる理由ができた。今回は爺ちゃんだったから穏便にすんだってのは良くわかるよ」

 

こういう偉そうな年寄は持ち上げすぎてもいけないから難しいんだよな

 

「・・・・・・そうか」

 

「だからこそ、思うんだ・・・・・・母ちゃんと離れたのは寂しいけど爺ちゃんが母ちゃんや俺を護るためだっていうなら俺は爺ちゃんを信じるよ」

 

「ほう?」

 

ちっ、やっぱり浅知恵だと厳しいか

 

「・・・・・俺は強くなりたいし、火影になりたい、でも匿われただけだと三代目が心配するんじゃないの?昔母ちゃんと三代目が話しているの聞いたんだ、俺の血で争いが起きてるって」

 

「・・・・・・猿め、油断しよってからに」ボソリ

 

「俺に少し里で行動できる時間をくれれば普通に遊びに出る子供にも見えるから都合がいいんじゃない?」

 

「・・・・・そうか、天間は賢いのう。案内は近くに誰かしらおると思うから呼ぶのじゃ、そうすれば外出して良いぞ」

 

「うん!」

 

俺はその日は眠りについた

 

翌日

 

俺はイチャイチャパラダイスを呼んでいると

 

コンコン

 

「はい」

 

「お孫様、ダンゾウ様より教本等や忍具をお預かりしております」

 

「ありがとうございます」

 

俺はいろいろ受けとると

 

「お孫様は既に遁術も学習済とか」

 

俺は荷物を開き整理を始めながら話す

 

「えぇ、爺ちゃんが俺に教師をつけてくれるとの事でしたが貴方ですか?」

 

「はい、私がまず、基本を見て必要であればそれぞれの専門に行ってる忍びを呼びます」

 

「そうですか、何と呼べば?」

 

「癸と及びください。敬語も敬称も不要です」

 

「・・・・・・わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修練場

 

そこは数あるところの一つで壁に囲まれパイプから流れる水が水場を作っただけの空間だ

 

「それでは、どれだけできるか一通り見せていただいてもよろしいでしょうか」

 

「あぁ」

 

「チャクラ吸着や水面歩行はできますか?」

 

「問題ない」

 

俺は壁を歩き、水場に降りるとその場に立つ

 

「問題なさそうですね、できる忍術を一通り見せていただいてもよろしいでしょうか」

 

「あぁ」

 

【分身の術】

 

【変わり身の術】

 

【変化の術】

 

【影分身の術】

 

【水遁・水飴拿原】

 

【水遁・水鉄砲】

 

【水遁・水分身の術】

 

「・・・・・ふぅ」

 

俺は一通り見せ、額に滲む汗を拭う

 

天泣と医療忍術は隠して置こう

 

「お見事です。お孫様」

 

「・・・・・それで?俺に何を教えてくれるんだ」

 

「はい、私の知り得る水遁忍術を教えさせていただきます」

 

「・・・・・」

 

【写輪眼】

 

「なるほど・・・・・全てお見せした方が良さそうですね」

 

癸は印を組始める

 

【水遁・水陣壁】 

 

「さぁ、お孫様」

 

【水遁・水陣壁】 

 

「お見事です。私の後に繰り返してください、チャクラが尽きそうならお声掛けください」

 

【水遁・水陣柱】

 

【水遁・水龍弾】  

 

【水遁・大瀑布】

 

【水遁・水断破】

 

【水遁・水乱破】

 

【水遁・水牢の術】

 

【水遁・滝壺の術】

 

俺はコピーして癸に続き忍術を一つ一つコピーしてい行う

 

「問題なさそうですね」

 

「はぁ、はぁ・・・・・で?次は?」

 

「今日はチャクラ量の確認とコピーをしたらそれで終わりです。今日は確認だけですので、明日から本格的に始めさせていただきます。今日はコピーした印の反復を自習してください」 

 

「わかった」

 

俺はメモを取り出し、印をメモしていく

 

「今回は目をつぶりますが印も頭で覚えてください。そのメモは覚えたら適切に処分してくださいね」

 

「わかった」

 

癸は紙を出すと差し出してくる

 

「チャクラ紙はご存知ですよね」

 

「あぁ」

 

「一応お願いします」

 

俺はチャクラ紙を持つとチャクラを流す

 

「・・・・・・・」

 

「これは」

 

チャクラ紙は濡れてから裂けながら崩れ落ちる

 

「水のチャクラ性質の他に風と土も始めから持っているんですね」

 

「あぁ」

 

「ダンゾウ様もお喜びになるでしょう」

 

「そうか」

 

「はい、今日はこれでおしまいにしてお勉強をしましょう」

 

「あぁ」

 

俺は勉強を見てもらいながら休憩で印の反復をして初日が終わる

 

食事は栄養管理がされたものだ

 

「誰か」

 

「はっ」

 

癸が現れる

 

「外に出たい」 

 

「何用で?」

 

「夜空が見たいんだ・・・・・見終わったら戻る」  

 

「・・・・こちらです」

 

俺は癸の案内で地上にでる

 

「顔岩の上まで行ってもいいか?」

 

「・・・・・里内で誰か1人連れていれば問題ありません」 

 

俺は顔岩の上までいき里を見る 

 

窓から溢れる光や街灯の光

 

人々の生きる証だ

 

そして、それに負けず劣らず輝く星々

 

そして天に浮かぶ月の何と美しいことか

 

「団子・・・・・買ってくりゃあ良かったな」

 

ただ、エロく楽しく生きてこの世を生き残りたいと考えてたのになんでこんな事になったのかねぇ

 

不思議と夜空を眺めると寂しいような懐かしいような気持ちになるな

 

 

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