NARUTO〜碑の子孫〜   作:雲の如く

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碑孫 5

俺は修行と勉強の日々を過ごしていた

 

「天間よ、修行頑張っているようだな」

 

そんなある日ダンゾウが部屋を訪れた

 

たまに呼び出して飯を食わせてくれるが部屋まで来るのは珍しい

 

「うん」

 

「・・・・・ほう、そこまで進んだか」

 

別に目を通してるだけだしな

 

忍びの学ぶ事は専門性がなければそこまで難しいわけじゃないからな

 

「で?今日はどうしたの?」

 

「なに、お主何か欲しいものはないか?」

 

「・・・・・・どうしたの?」

 

「なに、祖父として孫の欲しいものが気になるのは当然じゃろう」

 

ふむ、根は感情を殺させているようだが俺にその素振りはない

 

なんだ、何を考えている

 

「・・・・・・俺専属の忍が欲しいって言ったら?」

 

「ほう?・・・・・して、どんな忍が欲しい?」

 

「・・・・・うちはのくノ一、年齢が近めで」

 

「して、その心は?」

 

「俺の血って貴重なんだよね?だったら爺ちゃんなら優秀な人と結婚して欲しいと思うよね、この前読んだ教本に政略結婚の重要性についてあったから・・・・・となると、俺が関係を持つのは自国なら、うちは、日向、山中、秋道、奈良、油女、あたりで他国なら血継限界を持つ一族、かなって思って」

 

「お主は期待を裏切らんのう」

 

そう言い俺の頭を撫でてくる

 

その瞳は怪しくギラついていた

 

「よく勉強している・・・・・そうじゃのうもう少し大きくなったら男女の機微について教えよう。なるほど、うちはから1人確保しておくのも良さそうじゃ・・・・・若い柔軟な考えも捨てたものではないのう」

 

ダンゾウはぶつぶついいながら部下よ呼びつけ命令をする

 

「さて、今日は儂が風遁を見てやろう」

 

「っ!うん!」

 

ダンゾウの風遁技術は凄く

 

歳の功か教えるのも上手いからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天間、もっと薄く鋭くじゃ」

 

「はい」

 

【風遁・真空斬】

 

俺はクナイに風のチャクラで刃をつくる

 

「切ってみよ」

 

「はっ!」

 

俺は岩を切ると岩に切れ込みが入る

 

「みよ、まだまだ厚いから傷の幅が大きい、もっと薄く鋭く、チャクラを擦り合わせて研ぐようなイメージで刃にするのじゃ」

 

「むん」

 

俺がチャクラを練っていると

 

「ダンゾウ様」

 

「うむ、ご苦労」

 

ダンゾウは一つの冊子を受けとる

 

【風遁・真空斬】

 

「はぁはぁ」

 

「天間、これの中から選びなさい」

 

「ん?」

 

俺は与えられた冊子を見る

 

「これは」

 

「うちはの女の一覧じゃ」

 

「・・・・・」

 

「好みの者はおるか?」

 

「いや、そんな早くは」

 

「ならば明日までに決めておくのじゃぞ、さぁ修行の続きじゃ」

 

「はい」

 

俺は修行を終えると部屋に戻る

 

「・・・・・」

 

冊子をめくると顔写真と六角形のステータスパラメーターみたいなのと得意忍術が書かれていた

 

まぁ、この目録じたいに意味ないんだけどな

 

一応選んでいる素振りをしなくてわな

 

「・・・・・・あった、こいつだな」

 

俺は床につく

 

翌日

 

【水遁・水乱破】

 

「すぅ!」

 

【水遁・水陣壁】

 

俺は修練場で癸と訓練をしていた

 

癸との訓練は基本実践訓練だ

 

これがもっとも効率がいいらしい

 

「・・・・・・・」シュッ

 

最近は武器を使うのも増えてきた

 

【水遁・水陣壁】

 

武器を弾き水に姿を隠しながら近づく

 

【水遁・水牢の術】

 

「っ!?」

 

「ほう、随分と戦闘なれしてきたのぅ天間よ」

 

「ん?爺ちゃん」

 

俺は顔だけダンゾウの方を向ける

 

「うむ、すぐに術を解除しないのもよいな、もう解いてよいぞ」

 

「うん」

 

俺は水牢を解除する

 

「・・・・・」スッ

 

癸は俺の脇にくると片膝を付く

 

「して、候補者は決まったか?」

 

「うちはイズミ」

 

そう言い俺はうちはのくノ一の書かれた本をカバンから取ってきて渡す

 

「ふむ・・・・・特段秀でて優秀ということもなさそうだが?」

 

「まぁ、好みで選んだのと・・・・・この娘、この年で開眼してるし」

 

「・・・・そうか、まぁ必要なのは目と血・・・・・・良いか」

 

「爺ちゃん?」

 

「良かろ、暗部への打診をしておく、希望に叶うか分からんがやってみるとしよう」

 

「うん!」

 

恐らくダンゾウのこれは俺を試している可能性がある充分利用させて貰うとしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

コンコン

 

「天間様」

 

「入れ」

 

俺が言うと癸とともに仮面を付けた少女が入ってくる

 

「このものが天間様の専属と成ります」

 

「もう名前は決めているのか?」

 

「ダンゾウ様は天間様に決めさせろと」

 

「・・・・・ふむ、烏でどうだ?」

 

「はっ」

 

「烏はどうする」

 

「これから暗部について教えます」

 

「爺ちゃんに伝えといてくれ、俺は素材の味が大切なものもあると思うっ、あと俺の専属だから俺の部屋の近くに彼女用の部屋をあてがってやってくれ」

 

「はっ!」

 

「よいぞ」

 

俺は自身の修行と勉強でその日を終える

 

それから俺の付き人は癸とイズミになり修行をする

 

そんな日々を過ごし1年が経ったある日

 

「外の空気を吸いに行きたい」

 

「お孫様、今日はダンゾウ様より外出を禁じられております」

 

外出禁止?

 

「烏・・・・・何か聞いているか?」

 

「・・・・・いえ」

 

「・・・・・爺ちゃんとその側近は?」

 

「おりません」

 

「癸は」

 

「おりません」

 

「そうか・・・・・」

 

俺の年齢や時期から考ええると今日の可能性が高いな

 

うちは一族のクーデター画策による殲滅は

 

「烏・・・・・・否、うちはイズミ」

 

「はっ」

 

「これからの事は黙ってて貰うぞ」

 

そう言い写輪眼でイズミの目を見る

 

「え?」

 

俺はイズミに写輪眼で幻術をかける

 

「っ!?」

 

「おちつけ、盗聴防止だ・・・・・この幻術の中で情報のやりとりをしたい」

 

「情報ですか?」

 

「あぁ・・・・・うちは一族はクーデターを考えている」

 

「っ!?クーデター!」

 

「そして、反対派の主流は死んだうちはシスイとうちはイタチだ」

 

「イタチ君」

 

「おそらく、クーデターを止める為に今日とあることが起きる」

 

「何故今日だと?」

 

「始めて外出禁止になったからだ、俺は毎回必ず根の護衛がついて外出していた、それが禁止となると臭う」

 

「これからお前にこれから起きるであろう事を見せるが、2つ条件がある。一つ情報の出どころを気にしない、一つ俺に忠誠を誓うこと」

 

「何故私に」

 

「うちはイタチと恋仲なのだろう?」

 

「っ!?」

 

「暗部に入ったのもイタチと同じところで働きたいからなんだろう」

 

俺はニマニマ笑いなが言う

 

「・・・・・・・」

 

「どうせ、爺ちゃんからの圧力があって断れないなら少しでもイタチの近くにってところか」

 

「・・・・・・・」

 

「まぁ、そう怒るな・・・・・・爺ちゃんの命令は何だ?」

 

彼女は黙って仮面をあげると舌を見せる

 

「さすが爺ちゃん・・・・・抜かりないな」

 

彼女が仮面を戻すと俺は

 

「答えやいかに?」

 

「もし、そうだとして私に何の得があるの」

 

「俺の計画が上手くいったらイタチはお前の好きにしろ」

 

「え?・・・・・・わかったわ」

 

「さて、上映会の始まりだ」

 

彼女の前にテレビが出てくるとうちは一族殲滅とイタチへの命令が流れていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて上映が終わる

 

「何よ・・・・・これ」

 

「ん?」

 

「何故イタチ君が!」

 

「落ち着け、今の俺達じゃ何もできない」

 

「これを見せて忠誠を誓えですって?馬鹿にしてるの?」

 

彼女は殺気のこもった写輪眼でみてくる

 

「・・・・・俺には力が必要だ。力を手に入れればイタチの処遇も如何様にもできる。それこそクーデターの真実を出し一族を貶めることだろうとイタチを無罪にすることも・・・・・そして里にイタチの帰る場所を作ることもな」

 

「どうやって」

 

「圧倒的な力と権力を持てばいい・・・・・・誰も逆らえない程の力をな」

 

「そんな力が何処にあるの?」

 

「火影に俺がなる・・・・・・そしてダンゾウの権力や人脈を継いでみせる」

 

「・・・・・ふふっ面白い冗談ね」

 

「その為にお前が必要なんだ・・・・・・・」

 

「イタチ君にそんなことをさせた里を私が憎んでないと思うの?」

 

「イタチが護った里でもある」

 

「・・・・・・・」

 

俺は幻術を解除する

 

「・・・・・・・」 

 

「どうする・・・・・・俺に協力するか」

 

「・・・・・わかったわ、協力するわ・・・・・・イタチ君を取り戻せるのならね」

 

「約束はできない」 

 

「それでも、イタチ君が戻ってくる可能性が少しでもあるなら私はそれに賭ける、貴方はこの里をイタチ君が帰ってこれる場所にしてくれるんでしょ」

 

「あぁ」

 

「わかったわ、貴方の言う通りならきっともう一族はみんな死んでいるころね」

 

「そうだな・・・・・・イズミ舌を出してくれ」

 

「ん?」

 

イズミは首をかしげながら舌を出す

 

「解!」

 

「・・・・・いいの?困るのは貴方よ」

 

「信頼の証だ・・・・・・これからは共犯だろ?」

 

「ふふ、そうね」

 

「あ、そうだ・・・・爺ちゃんはイズミに俺の子供を産ませるように命令してくるだろうから」

 

「え?なんで?」

 

「俺の血統の問題かな」 

 

「私、嫌なんだけど」 

 

「直接言われると傷つくんだけど・・・・・・まぁ安心しろ、今言われてないってことは俺の体が成長するまで待ってから言うつもりだろうしな、その命令も従う必要ないし」

 

「それで?私は何をすればいいの?」

 

「とりあえず、俺の協力者として爺ちゃんに隠し事する手伝いをしてくれればいいよ」

 

「それだけ?・・・・・わかったわ」

 

翌日イズミ経由でうちは皆殺しの情報が入った

 

数日後、処理も落ち着いたのか外出許可が出たため俺は1人木の葉の里を歩く

 

「・・・・・・・・・」 

 

本当なら聖地巡りみたいなもんだから喜んで飛び回るはずなのに全然嬉しくねぇな

 

「出ていきやがれ!」

 

「な、何だってばよ!お金ならあるし売ってくれてもいいだろ!」

 

「うるせぇ!テメェに売るもんはねぇ!」

 

金髪の少年は仮面を見てる

 

「・・・・・・なぁ、おっちゃん」

 

「お、どうしたんだい坊主!うちのオススメは暗部の仮面だよ!」

 

「ならそれ一つ」

 

「あいよっ!」

 

店の親父は俺に仮面を渡してくる

 

「な、何でこいつはいいんだってばよ!」

 

「うるせぇ!商売の邪魔だ!うせなっ!」 

 

「・・・・・いこうぜ、邪険にされて買っても嬉しくないだろ?」

 

俺は少年の腕を引き店を後にする

 

「おっ、サンキュ坊主、また来いよ」

 

「離せってばよ!!」

 

少年は腕をふり俺の手を払う

 

「何で俺ばっかり」

 

「・・・・・・・ん」

 

「え?」

 

俺は仮面を差し出す

 

「やるよ・・・・・・別に仮面はいらねぇから」

 

「でも、なら何で買ったんだってばよ?」

 

「・・・・・・気まぐれだよ。なんかむしゃくしゃしてたからスッキリすることしたかったかだけ」

 

「・・・・・ありがとうだってばよ」 

 

少年は仮面をおずおずと受けとる

 

「ん、じゃあな」

 

「ま、待てってばよ・・・・・お前、名前なんて言うんだ?」  

 

「天間・・・・・・千手天間」 

 

「俺はうずまきナルトだってばよ!なぁ天間・・・・・良かったら一緒に遊ばねぇか?」

 

ナルトっ!?

 

・・・・・もっと別の時に会いたかったな

 

そうすればもっと喜べただろうに

 

「・・・・・だめか?」

 

ナルトはショボンとしながら見てくる

 

「・・・・・いいぜ、その代わり俺に木の葉を案内してくれ」 

 

「っ!?わかった!!」

 

ナルトは駆け出し俺は歩いてついて行く

 

「・・・・・・・・」

 

周りのヒソヒソと囁かれ声を無視しつつ俺達は店を回る

 

「なぁ、天間は気にならないのか?周り」

 

「別に」

 

「そ、そうか!次はあっちに行くってばよ!」

 

「あぁ」

 

俺達は日が暮れるまで里を歩き回った

 

「そろそろどっかで休憩するか」

 

「そうだな、俺もお金なくなってばよ」

 

「そうか、どっか旨い飯屋知らねぇか?奢ってやるぜ」

 

「それなら一楽がいいってばよ!あそこなら俺も入れるからな!」

 

「あぁ」

 

俺はナルトについていき案内されたのは有名なラーメン一楽

 

「おっちゃん!味噌チャーシュー大盛り一つ!」

 

「俺は味噌チャーシューメンマ追加で大盛り一つ」

 

「あいよ!」

 

「ここはすっげー旨いんだってばよ!」

 

「あぁ、楽しみだ」

 

「おまちどう!」

 

俺はスープを一口飲む

 

「っ!?・・・・・うまい」

 

前世と比べてもトップレベルの旨さだ

 

「だろっ!ここ旨いんだってばよ!」

 

「あぁ」

 

「はっはっはっ!嬉しいこと言ってくれるねぇ!よし、ナルトが初めて友達連れてきたお祝いにチャーシューサービスしてやろう」

 

そう言いおっちゃんは俺とナルトのラーメンにチャーシューを三枚づつ乗せる

 

「おっちゃん!サンキューだってばよ!」

 

「おう!その代わりまた来いよ!」

 

「おう!」

 

「ふっ・・・・・ありがとうございます」

 

ラーメンを啜りメンマをかじる

 

うん

 

旨い

 

「ごちそーさん!」

 

「ごちそうさま」

 

「おう!また来いよ!」

 

「はぁ、食ったってばよ!」

 

「あぁ」

 

俺は根の拠点へと戻ると珍しくダンゾウが出迎えにきていた

 

「天間よ・・・・・今日会った者と関わるでない」

 

「何で?爺ちゃん」

 

「アヤツが九尾の人柱力じゃからじゃ」

 

「なら、仲良くすべきじゃない?」

 

「む?」 

 

「だって、里の連中はあいつを憎み嫌ってるでしょ?だったら唯一の繋がりが俺の方が都合がいんじゃないの?」

 

そう言い俺は写輪眼を見せる

 

「・・・・・・くくく、そうじゃのう。人柱力の役割については既に学んでおるな?」

 

「充分に」

 

「さすが儂の孫じゃ・・・・・・お主はそれでよい」

 

 

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