知らん間にランキングに何度かは言ったり、お気に入りが2000に評価が80と過去作をもう抜いてるのなんなの??マジで放心して背景が宇宙になってる猫の画像状態だったよ???
でも嬉しいです。ありがとうございます。
誤字報告もありがとうございます。
死柄木たちの襲撃から、臨時休校を挟んでの登校。
怪我もリカバリーガールのおかげで完全とは言えないけど、何とか治った。
(それでホッとするの良くないからな)
うっ、すみません……。
(クラスメイト、特にあの蛙とボールの子は心配していたからね。あと初日から仲良くなった二人も)
うぅ…申し訳なさでいっぱいです。
その一方で委員長である飯田君は着席するよう促すも、彼以外全員が既に座っていた。
もうすぐホームルームだけど、相澤先生は大丈夫なのだろうか?流石にまだ入院中だよね――
「――おはよう」
「「「相澤先生復帰速ぇ!!!」」」
――そう思っていたらほぼミイラみたいな状態で、当たり前のように教室に入ってきた。
「プロ過ぎる……!」
「先生! 無事だったのですね!!」
「無事言うんかなぁ、あれ……」
「俺の安否はどうでも良い。何より戦いはまだ終わってねぇ」
皆が呟く中、相澤先生はまだ終わってないと言った。この前の襲撃のこともあり、固唾を飲んでしまう。だけど、その次の言葉で理由は分かった。
「雄英体育祭が迫ってる!」
「クソ学校っぽいの来たァーー」
「――待って待って!」
相澤先生の言葉に教室に歓声が響いたが、すぐに静まり返った。
「
「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示すって考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は最大のチャンス、
つまり、一度の襲撃を受けたところで雄英は屈したりしないと知らしめると言うことか?
「それにウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した……そして、日本に於いて今かつてのオリンピックに代わるのが――雄英体育祭だ!」
それと体育祭を見に来るのは一般人に限らず、プロヒーローも将来のヒーローの卵をいち早くスカウトしようと例年会場やテレビで見てたりもするはずだ。
「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ」
相澤先生の説明で、さっきまで襲撃後の愛際に不安があった僕たちは、次第に期待が高まってきた。
「年に一回……計三回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ。その気があるなら準備は怠るなよ!」
「「「はい!!!」」」
——◆——
あの後、みんながテンション上がっていたり、麗日さんのヒーローを目指す理由がご両親のためにプロになってお金を稼いで、両親を楽させることという立派なことなどを聞いた。
その後にオールマイトからお昼のお誘いを受けて、二人で仮眠室に移動した。
「――50分前後!?」
「あぁ、私の活動限界の時間だ。無茶が続いてね。奴が用意し今回の襲撃に繰り出した脳無とやらが手ごわかった。マッスルフォームはギリギリ一時間半くらい維持出来るって感じ」
「そんなことに……」
やっぱり、USJでの脳無との戦闘が大きく響いてる…僕がもっとちゃんとしていれば、戦えて、倒せていれば……。
「ごめんなさい!」
「謝らんで良いよ! 全く、似たとこあるよな君と私は!」
(九代目、元々残り火はいずれ消え行く定め。八木くんが気にするなと言っているのだから、気にしすぎるのは良くない)
…はい……あ、お茶ありがとうございます。
「それより体育祭の話だ。『ワン・フォー・オール』と歴代の"個性"は今どこまで使えるんだい?」
「はい。『ワン・フォー・オール』はまだギリギリではありますが、20%まで使えるようになってます。歴代の"個性"も、七代目の『浮遊』、五代目の『黒鞭』、六代目の『煙幕』は使用時の負荷も大分軽減しまして、殆ど痛みもありません」
「おぉそうか! いやUSJでの戦いを見ていたから、体育祭は大丈夫だろうと思っていたが、そりゃあよかった!!」
「あの戦いで三代目の"個性"『発勁』を解錠もしたので、今はそれを身体に慣らしつつ並列処理もできるようにしています」
「三代目…あの赤い発光か! 私も調べているが、正直初代から三代目までのは未だ手掛かりゼロでね……歴代の方々の意思があってよかった」
確かに、"個性"だけが解錠されて歴代との会話が不可能だったら、今以上に制御ができずに身体がボロボロになっていた可能性がある。
本当に…よかった。
「それでね、ぶっちゃけ私が平和の象徴として立っていられる時間って……実はそんなに長くない」
「ッ、そんな……」
「悪意を蓄えている奴らは、そして魔王はそれに気づき始めている。いや、確実に気づいているだろう。死柄木弔が逃げられたからこそ。だからこそ、君に『ワン・フォー・オール』を授けたのは『私』を引き継いで欲しいから!! ってのが大きな理由さ」
そう言って、オールマイトが僕を見つめる。
その目には強い意志と願いが込められていた。
「体育祭…全国が注目しているビッグイベント! 今こうして話しているのは他でもない!! 次世代のオールマイトの、平和の象徴の卵――」
強い視線に射抜かれ背筋が強張る。
「――『
オールマイトの、平和の象徴の卵であることを、世に……!!
(とんでもなくプレッシャー掛けんじゃん)
(出久くん、身体をもし貸すことが出来るなら後で貸してほしい。私が俊典にガツンと言っておく)
――へっ!!?
あ、でも僕が来たってどうやって…?
「緑谷少年、体育祭のシステムは知っているね?」
「あ、はいッ! もちろんです! サポート科・経営科・普通科・ヒーロー科がごった煮になって、学年ごとに各種競技の予選を行い、勝ち抜いた生徒が本戦で競う。いわゆる学年別総当たり」
「そう! つまり、全力で自己アピール出来る!!」
「ハア……」
「――"ハア"て!!!」
思わず生返事してしまった…でも自己アピールって言われてもな……。
「いや! あの、仰ることはもっともです! でも、正直あんなことの直後でいまいち乗り切れないっていうか……それにもうオールマイトに見てもらえてますし。僕的には体育祭で目立つモチベというか…もう『ワン・フォー・オール』と歴代の"個性"は使えるとはいえ、現状こんな感じでまだうまく扱えるかと言ったら嘘になるし――」
「――ナンセンス界じゃ他の追随を許さないな君は!!」
「な、ナンセンス界……!?」
ナンセンス界とは何ですかオールマイト!!?
(ナンセンス界ばかりは俺らもわからないな)
(同感です)
「常にトップを狙う者とそうでない者……そのわずかな気持ちの差は社会に出てから大きく響くぞ」
社会に出てから大きく響く……ヒーローとして活動してきたオールマイトのその言葉は、重みはとても重かった。
「気持ちはわかるし私の都合だ、強制はしない。ただ……海浜公園でのあの気持ちを忘れないでくれよな」
——◆——
そんなこんながあっての学校が終わり、今では僕の秘密の特訓場となっている森の奥地へとやってきた。理由は当然『OFA』と歴代"個性"の特訓だ。
雄英校内であればより"個性"を使っての特訓ができるけど、歴代のアドバイスを聴きながらやると、周りからは不自然にみられるから、ここでする。
(当初の予定通りには行かなかったが、俺の"個性"も解錠した今、リーダーのを除いて今六つの"個性"を扱えるようになっている。だが俺たちのは『ワン・フォー・オール』によって強化された特殊な"個性"故、負担も大きい。身体は大丈夫か?)
「はい。初めて使用したあの時は確かに負担も大きく身体中痛かったですが、今はある程度の痛みで済んでいます」
(『ワン・フォー・オール』もあの戦いと今日までのトレーニングも相まって、ギリギリ20%が上限となって扱えるようになってる。成長は確実にしているよ)
初代の言う通り、僕は身体作りも欠かさず行っている。そして歴代の皆さんの指示もあって、『フルカウル』を20%までならギリギリでも扱えるようになった。
なにより、あの戦いで20%まで使ってたからってのが大きい。
そして三代目の"個性"の解錠。
今後はこれも手札として扱っていく。
(よっしゃ! 早速特訓と行こうぜ!! んで、何をするんだ最初は!!)
(『危機感知』の解釈を広げる。それが最初の課題だ)
二代目……解釈を広げるって?
(いった通りだ。脳無の攻撃に四ノ森さんの"個性"は感知しなかった。それもあってお前は脳無に苦戦をしいられたんだ。ならば、自身に降り注ぐもの、その全てが脅威と思うなどの解釈をする。ちっぽけな石ころであろうと、雨であろうとだ。今後も脳無を向こうが繰り出してくるのなら、それが一番だ。敵の持つ武器が死角から来ても対応する。それらも同じ理由だな)
なるほど……確かにそうだ。
ならそれを今回は中心で行います!
(私たちもできる限りアドバイスはしていくつもりだ。無茶せずにだぞ)
(体育祭当日にオーバーワークで出場できませんってのは、敗退とかよりも恥ずかしいことだからな)
は、はい…!!!
雄英体育祭は二週間後。
どんな種目に参加するかは当日までわからないけど、みんなそれぞれ準備を始めているはずだ。
僕も、頑張らないと!!
ヒロアカ終わっちゃう、私は今後何を糧に生きて行けばいいの……?
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