今日『More』放送だよ!やったァ!!
またテレビ越しにデク(推し)たちに会える!会えるよォ!!
ヤッタァァァ!!!!!!!!!!!!!!
後この度更新頻度が落ちてしまい誠に申し訳ございませんでした。
I・アイランドの事件から数日。
容疑者、実行者の一人として連行されたデヴィット博士は、自首したこと。
その計画の真実(オールマイトの件は隠しながら)を話したことで、警察たちも要注意人物として危険視するところまで落ち着いた。
自首したこと、実行前に改心しながらも人質含めて利用された立ち位置の証言があったこともありそこまで落ち着いただろう。
だが犯罪に手を染めたことに変わりなく、彼は罪を犯しその罪を背負い続ける。
そして彼をしばらくは謹慎処分として監視付きで隔離すると決まりかけていた時だった。
「――罪滅ぼしに思われても仕方ないと思うが、一つだけやりたいことが、やらなきゃいけないことがある。それだけ……最後に全うさせてくれないだろうか」
その詳細を警察たちは問いただした。
彼は一言、決意を示した表情で告げた。
「近くもなく、遠くもない未来……平和の象徴の後を継ぐ者を支えるための
無論、警察の細かな検査を通して構わない。
それだけを告げる。
デヴィット博士の目はまるで、自身が最後の最高傑作を作り上げて生涯を終えるばりの決意が宿っていた。
——◆——
I・アイランドの事件から数日。
僕とオールマイトはまだI・アイランドに残ってある施設、もしくは研究所的な場所に来ていた。
本当なら他の皆と一緒に日本に戻って、合宿に備えるはずだけど、まだ合宿まで数日あるからと、オールマイトに言われてとどまっている。
「それでオールマイト、今日はここに来て何をするんですか?」
「あぁ、実は元々I・アイランドに来た目的は君の
「えっ? 僕の
確かにオールマイトに言われた通り、今日は
「その説明はこれから行うよ。ちょうど来たみたいだしね」
扉の開く音が聞こえて振り向けば、そこにはデヴィット博士とメリッサさんがいた。
「遅くなってすまない」
「いや大丈夫。むしろこちらが無理を言ったんだ」
「あの、博士は…その……」
博士にはいろいろとアレな事情があるから、あまり聞いた方がいいのか分からない。
そんな僕に博士は気づいたのか答えてくれた。
「大丈夫。あの事件に関しては数日前から昨日ようやく話し終えたんだ。これからやる仕事が私にとっては最後の大仕事になるからね」
そう言った博士の顔は、もう迷いはないって感じで笑った。
「良かったよデイヴ。そしてすまない、君もいろいろと大変だろうに……」
「気にすることない。さっきも言ったろ? 私にとっては最後の大仕事。なにより、君の後を継ぐ彼を支える人柱になれるなら喜んでするさ」
オールマイトと博士が笑い合ってる。
(あの様子を見るに、きっと明かしたんだろうね『ワン・フォー・オール』のことを)
えっ、七代目わかるんですか?
(何となくだよ。以前と違って隠してる雰囲気的なものがなくなってる。きっと出久くんの為にも、俊典も覚悟を決めたんだろうね)
「っと、少し話が逸れてしまったが……緑谷出久くん。君の
「……へっ?」
聞き間違いです…か?
(聞き間違いじゃないね)
(俺たちもハッキリと聞いたさ坊主)
ゆっくりとオールマイトの方へ向けば、「そういうことさ!」って言いながらサムズアップしてきた。
「ぼ、ぼぼぼ、僕の
そ、そんな夢過ぎることがァ!?
「あぁ。それが私の最後の
「パパの謹慎処分が終わるまでは私が引き継いで今後調整や改良を加えていくつもりよ」
あ、だからメリッサさんもいるのか。
そうだよな、メリッサさんは博士の娘さんだし、『OFA』の100%にも耐えうるサポートアイテムを作れる人だ。
(これほどまでにありがたいことはない。奴を討つためにも、遠慮なんて考えずに要望を出したほうがいいだろう。内容によっては俺からもアイディアを出す)
(ちょ! 三代目だけずるいさ!! 俺らだって要望あるぞ!!)
(二人とも、あくまで緑谷くんが決めることだし、彼は優しいから余計な要望で変になったら大変だろう?)
あ、アハハハ……でも"個性"に関するサポートアイテムなんかでは聞くかもです。
二代目の『変速』は特に……なので、その時はお願いします。
(あぁ)
僕が歴代と話している間に、博士とメリッサさんが端末やコンピュータなどの準備を始めてる。
それを機にオールマイトが寄って来て、こっそりと告げて来た。
「デイヴには話したが、メリッサには明かしていない。だからうまく誤魔化しながら進めていくつもりだ。いいね?」
「は、はい!」
僕もお母さんに話していないんだ。
博士だって、家族を巻き込ませないためにも話すわけにはいかないのは当然だ。
「おさらいしておくと、緑谷くんの"個性"で使える技は主に七つ。身体能力を常時底上げする『フルカウル』。身体から黒いエネルギー状の鞭を変幻自在、更に伸縮自在に放出して操ることの出来る『黒鞭』。自身を無重力状態にして空中に浮くことの出来る『浮遊』。身体から量を調整して放出することできる『煙幕』。『フルカウル』とは別に一部にのみエネルギーを蓄積、溜め込むことで爆発的なパワーを引き出す『発勁』。そして自身や触れた物の速度を五分間だけ、五段階で好きな速度に変えることの出来る『変速』。トシの話と君の体育祭での映像で分析したんだが、あっているかな?」
「は、はい…!」
流石博士だ…『OFA』と歴代の"個性"をここまで!
「君自身、何かしら問題点はあるかな? 本人じゃないと分からない課題などもあるだろう」
「えっと…『黒鞭』『浮遊』『煙幕』はとくにありません。三つはもう負荷もなく扱えます。『黒鞭』は僕の中でもずば抜けて幅広く使えるので、今も新しい戦法や応用など思いつけば出来るので」
「他の四つは?」
「『フルカウル』は基本15%~20%をメインに維持して常時発動するようにしています。インパクトの瞬間、放つ部位には30%、限界ギリギリで45%あたりです。『発勁』は溜める部位に一定の動作をしなければ溜められないので、回避などで一定の動作、難しい時には『黒鞭』で内側の筋肉を伸縮する形で溜め込む術をしています。これなら溜め込んでいると悟られることもありませんし、即時『発勁』を溜め治せるので。『変速』はまだ身体への負荷が激しく、体育祭以降は使用していません。『フルカウル』同様、身体が追い付いていないのと、使用した後は反動によって息もままならない程に動けなくなるデメリットがあります。使用する際は短期決戦…それこそ『変速』を発動した後の五分以内に勝負を決めなければならないので、これはあくまでもまだ切り札の状態です」
(すっげぇ自己分析)
(こっちはもう何言ってるか分からないっスよこれ…)
「なるほど…なら一番の課題はその『変速』を切り札ではなく常に使える普通の手札にすることだな。それにトシの話だと、『フルカウル』の単体でもトシと同等の超パワーを引き出すことが可能。だがその後君の身体は反動で骨ごと粉砕して使用が出来なくなる。その補強、もしくは反動に耐えて戦えるサポートアイテムが必要だな」
結構早口になっちゃったけど博士わかってくれてる!!す、すごい!なんか嬉しいィ!!
「それならパパ、壊れちゃったけど私がマイトおじ様のデータをもとに作り上げたあのガントレットはどうかしら?」
「メリッサが作った……あぁフルガントレットか! 確かにあれはまだ試作段階と言えどトシのパワーに耐えうる代物だ。だけどそれはあくまでも外部に放出する爆発的な力の反動から来る反動ダメージを抑えるアイテムだが…『変速』も同じ容量かい?」
「えっと、『変速』は少し特殊でして、小さいものにしか付与できないという条件があります。小さいものであれば無機物であろうと付与することが可能です。僕はその解釈を広げて自身の細胞一つ一つに付与するようにしました。その結果、あの尋常でない速度を引き出せるようになってます」
二代目が教えてくれた内容を、僕なりに書き換えて説明した。
これで大体わかるだろうか?博士には後で個別でもオールマイト経由でもいいからちゃんとした詳細を渡しておかないと……。
「そうか、細胞に……確かに強力だが反動で動けなくなる。まるで耐久が一しかないがその分ダメージ量が桁違いに高い諸刃の剣そのものだ。となるとフルガントレットと言ったサポートアイテムと同じような感じでは難しいかもしれない」
「呼吸を整えて、酸素を送れば回復できます。最初こそ反動で動けない日もありましたが、場合によっては反動から逃れることもあります」
「なるほど……これはかなり難関だ。だが完成すれば確実に『変速』は切り札でなく武器になる。よし、『変速』をメインにしつつ、並行して他のサポートアイテムも作るとしよう。メリッサ、フルガントレットは作り直せるか?」
「時間はかかっちゃうけど大丈夫よ! それにデクくんのデータを元に新しく作れば、三回限りの耐久を改善できると思うし」
壊しちゃってもうないのに!?
それに僕のデータって…!?
(ヴィランアタックの時とか、体育祭の奴を見ればわかるんじゃないかい? あとこれから取るかもしれないだろ?)
あ、なるほど……!!
「サポートアイテムと
「い、いえ! こちらこそここまでしていただきありがとうございます!! あの、申し上げにくいんですが、
「ん? それぐらいなら大丈夫だ。もしかしたら多少のデザインとカラーリングの変更は必然的にしてしまうかもしれないが、なるべく崩さないようにするよ」
「ありがとうございます!!!!!!!!!!」
ベースはなるべく今のままで、初期と比べたら多少なりと変わったけど、この
そう思っているとメリッサさんが箱を持ってこっちに来た。
「その間はコレを渡しておくわ。フルガントレットには劣るけど」
箱を開ければ、フルガントレットと同じものが入っていた。
「これは?」
「『ミッドガントレット』。持久性特化のテストサンプルよ。幅広く身体を補強してくれるけど、フルガントレットと違ってデクくん本来の力に耐えうるものじゃないわ」
ミッドガントレット……でも、一見すればフルガントレットに似ている部分もある。
テストサンプルってことは、まだ出回ってないものなのか?
(先行体験ってやつだな坊主!)
そ、それってあってるんでしょうか…?
いや、わかる部分もありますけど……。
「さて、ある程度話はまとまったからここからは改めて緑谷くんのデータを取る。一つ一つ見せてもらうから結構大変だろうけど、いいかい?」
「大丈夫です! むしろお願いします!!」
「ハハハ、トシの言う通り返事はいいね。それじゃあ始めようか」
そして僕は、博士たちと一緒に新しい
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