八話目になりますけども……今日、ついに始まりますね…始まっちゃいますね…!!
原画展行っていたので、あのTシャツ着てリアタイで私は見ます。
推しを、推しを私は応援する人々の一人として叫び応援します!!
一対多……複数"個性"をもってしても、対処しきれるかどうか…。
(緑谷くん)
ッ!初代!
(さっきのあの二人の会話、遠かったから聞き逃しそうだったけど、黒い霧の方が、青年のことを『死柄木』と呼んでいたんだ…もしかしたら彼は……)
死柄木って…あの『触れたものを崩す』"個性"を持つ
(……信じがたいことだが、与一の姓もまた死柄木だ。たまたま同姓って可能性もあるが、
二代目、それってつまり奴は――
「――殺れ、脳無」
「ッ…!?」
――もう、拳が目の前!?
『危機感知』もやっぱり反応しない!!
頬が掠ったけど、直撃はギリギリで回避できた…でも速すぎる……!!
それでもすぐに『黒鞭』を出して、手の
だけど、脳無はパワーはすさまじく、自身の身体を振るい、僕は『黒鞭』で捕縛しているのもあってそのまま振り回された。
パワーが強すぎる…今の僕じゃ捕縛しても逆に利用されるだけだ。
すぐに『黒鞭』を解除してから地面に着地する。
(対平和の象徴……つまり、俊典を殺すために改造された生物兵器ってことか)
(待って! そういうことができる"個性"だったとしても、そんなことをする奴なんて、それに初代の姓のことも…
「おい、ガキ」
「ッ!」
なんだ…とりあえず脳無への警戒は劣らず、『危機感知』にも意識を集中してるけど。
「お前、なんで"個性"を複数持ってんだ? それともそういう風にできる"個性"なのか?」
「――ッ!!」
その言い方はまるで、複数所持の人物を知っている。もしくは、後からでも可能なことを知っている感じだ。もしかしたらこいつらの後ろには……!!
(――もしかしたらじゃない)
ッ!二代目…!
(奴の姓が死柄木であること。複数所持を驚くこともなく知っている素振り。八木を殺すための生物兵器。何より奴が
………はい…!
(お前と魔王との衝突は確定した。そして今目の前にいるのは、奴が用いる駒の一部ということ。ここで倒れるようでは奴には到底及ばない!)
…はい!!
目の前にいるのは、巨悪を知る人物たちで、うまく捉えられれば……ッ!
『危機感知』が反応してないけど、こっちに来てる!!
「キェェ!!!」
目の前に詰めてきて、拳を掲げてる。
回避は間に合わない。
避けたとしても一部がやられる。
だったら『黒鞭』と合わせて…受け止めるッ!!
「ぐっ…!!!」
重…い……!!
あらかじめ背中からも『黒鞭』を出して地面に突き刺してよかった!
ただ受け止めただけだと吹き飛ばされてた!
痛いけど…このまま受け流してから飛んで、蹴る!!
「なっ!?」
打撃が…効かない…!?
「効かないのは『ショック吸収』の"個性"だからさ。オールマイトは自身の肉体で戦うからな、その対策だよ」
ご丁寧に説明してくれた。
そうか、だからか。
だったら、インパクト15%で…!!
【――スマッシュ!!】
命中した…けど!これも手ごたえがない!!
(『ショック吸収』だけじゃねぇ…! こいつ、元の肉体そのものが固ぇんだ!!)
んだそれ…!!
つまり今の僕が出せるパワーじゃ太刀打ちできないってことか!!
蛙吹さんと峰田くんは……相澤先生を連れてある程度離れてる!
脳無と少し距離を取ってから――
「――『煙幕』ッ!!」
『煙幕』をもう一度全開で発動させて視界を塞ぐ!!
アイツは主犯である奥にいた奴の命令で動いた。
つまり脳無自身は、見えていようとも自分から動くことは決してないはずだ。
(九代目、『煙幕』の出し過ぎはリスクを伴うって言ったはずだぞ? いくら四ノ森さんの『危機感知』があっても向こうには『ワープゲート』もいるし、きっとあの脳無には反応しないんだ。それにパワーなら、一瞬で晴らすこともできると思うぜ? いったいどうするんだいここから)
意味はあります!
今問題なのは、
100%を打っても反動で僕の腕がダメになるのも含めて、僕自身の身体が、器がまだ力に追いついていないんです。
それに向こうはインパクト15%の足蹴りも効かない。『ショック吸収』はおそらく打撃による攻撃を無効にするためなんだろう。
それに加えて素であの皮膚の固さ。
でも、勝機はまだある。
(まだって…どうするんだ? 君はまだ『ワン・フォー・オール』を15%までしか――)
『OFA』のパワーじゃまだ届かないのは確かです。
ですが、
(坊主、お前まさか!?)
『煙幕』で見えない状況。
索敵もなければ、いくら薙ぎ払おうと僕自身が出し続ける限り、周りが見えるようになることはない。
でもそれは僕自身も同じこと。
だからこそ、
屈伸を速く、一定の動作を繰り返し行う。
続けていけば足に、
(――推奨しない)
ッ!三代目…。
(君の考えも、やろうとしていることもわかる。だが君はまだその域に達していない。習得はせめて『ワン・フォー・オール』20%から25%まで扱える程の身体を得てから。そして使用感を――)
「――それでも遅いぐらいです…!」
オールマイトの代で終わらせたはずの巨悪がまだ生きているのなら、遅かれ早かれ衝突します。
奴らを捉えたら居場所を聞き出すこともできます。
もしかしたらその衝突はすぐそこの可能性だってあるんです。
僕は『OFA』を、皆さんの"個性"を少しでも早く扱えるようにならなきゃいけないんです。
だから今!
「
——◆——
紫に近しく、止まることなく放出されて滞留し続ける煙幕。
煙幕が完全に吹き飛ばされ、視界が広がる。
だが次の瞬間――
――緑の閃光、稲妻、赤緑の発光体、そのようなものが脳無を襲った。
――襲われた脳無は、対平和の象徴であるが故吹き飛びはしなかったものの、その場で浮き上がり、身体を捻らせられた。
死柄木たちは驚愕する。
何故いきなりそれほどのパワーを引き出したのか。
そしてよく観察し、微かに見えた。
緑谷の『フルカウル』を纏う身体、その両足は赤い別のエネルギーが発光しているのを。
——◆——
"個性"『発勁』
一定の動作を繰り返すことで運動エネルギーを蓄積し溜めて放つ"個性"
溜められたエネルギーは、『OFA』のパワーに合わせることで、ある程度反動無しで僕の限界以上の出力を出すことも可能なはずだと三代目は仰ってた。
そのエネルギーを、さっき『煙幕』の中で両足に溜めて、片足だけを放出。
その勢いでもう片方のエネルギーを脳無にぶつけた瞬間のインパクトに合わせて放出した。
『OFA』でのインパクトは15%だったけど、『発勁』の溜めによって疑似的に50~55%まで引き上がったはずだ。
「――ぐっ!!」
けど三代目の仰った通り、並列処理と身体がまだまだだから、ぐちゃったし、激痛が走ってる……でも、脳無にダメージは入ってる!
今のうちに残りの二人を……ッ!
(まだだ坊主!!)
「ッ!!」
既に復帰したのか、脳無が着地したのと同時にこっちに来ていた。
しかも早い!!
【――デトロイト スマッシュ!!】
脳無が繰り出す拳と、僕の拳が衝突する。
だけどパワーは圧倒的で、僕は腕から嫌な音が鳴ると同時に簡単に吹き飛ばされて、近くの壁に激突した。
(無事か九代目!?)
はい……壁に衝突する前に『黒鞭』で身体を守りました。でも、今ので腕が……。
(やはり今の君ではまだ奴らを倒すのは難しい。今は八木くんらが駆け付けるまでの時間稼ぎだけを考えるべきだ)
四代目の、仰る通りです……でも、アイツら以外にも
こいつらを止めて、みんなを助けないと……!!
(出久くん…!)
ッ!脳無がこっちにまた来てる!
もう一度、『発勁』を溜めないと……!!
「『煙幕』ッ!!」
『煙幕』を最大で発動。
同時に『浮遊』を発動して、『フルカウル』のパワーで一気に上に飛び上がる。
空中にいる間に『発勁』を…!!
「ッ!?」
『危機感知』が反応!?
脳無には反応しないから、これは脳無じゃない!!
「まるで先生のような戦い方、融合型とは明らかに異なる複数であろう"個性"」
『ワープゲート』!?
こいつ空中から放り出すことが出来るだけじゃない!自身を空中に、身体の一部を出すこともできるのか…!!
それにこいつは、いや、こいつらは確実にアイツのことを知っている!!
「ですが…無駄です!」
『発勁』はある程度溜まった!!
【――スマッシュ!!】
「おっと…!」
『発勁』を溜めた蹴りを放つも躱された。
いや、正確には黒い霧のせいか当たった感じがしなかった。
「私の"個性"は『座標などを知るか、肉眼で確認できる距離であれば、自由に行き来できる』。そして今、あなたの位置は分かりました」
「なにっ?」
(上だ九代目!!)
「ッ!?」
なっ、真上から脳無が!?
「終わりです」
「がっ!!」
防御と反撃をしようとしたけど、それよりも速く脳無が僕の顔を掴んで、そのまま一緒に落下して、地面に激突した。
(九代目、無事か!?)
(出久くん…!)
意識は…飛んで、ません……!!
けど、『黒鞭』を出す暇もなかった…!
今も、ずっと抑えられてる……!!
「ハハッ、いいね黒霧」
『黒鞭』で押し返そうとしたり、引き離そうとしてもビクともしない…!!
片足分の『発勁』は溜まってるけど、さっき脳無に放ったほどじゃない……くそ!!
「脳無、そのままそのガキの顔、砕け」
僕の顔を掴んでいる手が力みだした。
痛い!!!苦しい!!
どうする!?どうする!!?
オールマイトならこんなときどうする!!?
考えろ、考えろ!!!打開策を!!!
この窮地を突破する方法をォ!!!
「死柄木弔、その少年を殺し次第、撤退しますよ」
「わかってるさ。だからこそ、平和の象徴としての矜持を少しでもへし折るために、こいつの死体を置き土産にするんだろうが」
このまま押し返す……のは無理だ!
なら!下の地面を!!片足分の『発勁』はまだ残ってるから、その力で壊す!!
「ぬぅ!!」
抜け出せ…ッ!『危機感知』!?
死柄木がこっちに手を伸ばしてる!
すぐに『煙幕』を発動してから、『浮遊』と『フルカウル』で上昇!
一度距離を開ける!!
「ッチ、地面を抉って抜け出したか……頭も良いってか」
「流石は雄英生と言ったところでしょう」
抜け出せた……けど、身体中が悲鳴を上げてる。
さっきの落下で、多分身体の骨の数本はひびが入ってるかもしれない……!!
(九代目、これ以上戦闘が長引けば、君の身体が持たない。ここからはなるべく接近戦は避け、一定の距離を保ちながら耐えるしかない)
(待って! あの脳無ってやつの攻撃は四ノ森さんの『危機感知』を無視してるんだ! それにアイツ、本当に八木さんと同等のパワーとスピードを持ってる。俺の『煙幕』で視界を防いでも、下手すればこっちのリスクが上がるだけだ!!)
四代目の言うことも、六代目の言うことも正しい。
『フルカウル』『黒鞭』『煙幕』『浮遊』でうまくやれるか……!!
「しかし彼、なかなかの手練れです。ここは三人で殺しましょう」
「そうだな。さっさと殺して、それでも来なかったら帰ろう」
来る!!やるしかない――
「えっ!?」
「あっ?」
――そう思い、身構えた瞬間、出入り口の方で衝撃音が響いた。
思わず出入り口を見れば、土煙が上がっていて、そこから一人、姿を現した。
「もう大丈夫――」
(来たか……まったく、ヒーローは遅れてやってくると言うが、遅すぎるぞ)
七代目が、安心したように声を漏らした。
てことは……!!
「――何故って? 私が来た」
「オール、マイト…!!」
来た……オールマイトが…!
でも、笑ってない…!?
「待ったよ、ヒーロー……社会のゴミめ」
けど、こいつらはオールマイトを殺せる可能性が、十分に……!!
『頑張れ! 緑谷出久!!』
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