勝利の女神:NIKKE[DAEMON X MACHINA]   作:ちしかんn号機

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俺とデモエクTSのDLC実装により[X MACHINA]の状態を一部変更しました。
物語の展開に影響はなく、より主人公であるクロガネのアーセナルが強力になるだけなのでご安心を。




DAEMON(悪魔)

〔クロガネSIDE〕

 

 

 

〘―――以上ですクロガネさん!〙

 

「なるほど」

 

俺は発電所に居たラプチャーを殲滅しおえて、ラピたちと合流しようとした時にシフティーから緊急通信が来た。

 

まず、ラピが頭部だけになり戦闘不能でラピを抱えているアニスとネオンはタイラント級ラプチャーである[グレイブティガー]に追われている。

 

そして、ラプチャーがこの発電所を使っていた事。

これは調()()()()()()()()()()()()()()()

 

しかもあの3人の中で一番強いラピが真っ先にやられたのもヤバいな。

 

追跡しているのも地中戦においては最強のグレイブティガー。

 

ディアボロスの弾丸もこの戦闘で数発程度。

 

「シフティー。3人は今どうしている?」

 

〘現在貨物輸送用の地下列車でこの地域から脱出中! ですがグレイブティガーもそれを追跡していて危険です〙

 

「了解。アニスとネオンに伝えろ―――直ぐに行くと」

 

俺はそう言いながら大概からエブラ粒子を放出する。

 

〘直ぐに行くってクロガネさんでは……突然の…通信…障…害。エブ…ラ粒…子……の…う………〙

 

シフティーとの通信が完全に遮断された。

 

よし、これでアークの記録に俺が[機械の悪魔]だと知られることはないな。

 

「―――ユーザーネーム[クロガネ]。アーセナル[X MACHINA]展開」

 

俺はアーセナル装着展開コードを唱えて全身に[X MACHINA]を装着する。

 

《ユーザーの認証を確認。クロガネ専用アーセナル[X MACHINA]起動します》

 

頭部装甲のバイザーが俺の顔を覆う。

 

あれから多少整備したからあの時よりも機能は回復しているはずだ。

 

『武装と内部機能はどうなっている?』

 

《武装及び内部機構を確認》

 

《大口径アサルトライフル[グリムリーパーⅡ]1丁、使用可能》

《ナックル型近接パイルバンカー[タイラントハンマー]1機使用可能》

《その他武装オフライン》

《エブラスラスターオンライン》

《高機動粒子兵装[ウイングシフト]オフライン》

 

とりあえずスラスターとグリムリーパーⅡを優先して修復したのが使えるな。

かといって、100年前みたいな感じで無茶は出来ないが。

 

『この一帯をスキャン。そして現在グレイブティガーと戦闘中のラピ、ネオン、そして戦闘不能のラピとの最短ルートを』

 

《スキャン開始―――完了。当該ニケ2名健在、グレイブティガーと交戦中。最短ルートは発電所を経由した施設の地下列車ステーションからの合流ルートを推奨します》

 

『わかった―――[X MACHINA]レディ』

 

俺は脚部装甲にエネルーギーを集中し地を翔るように走り発電所施設に突入した。

 

X MACHINAに搭載された高性能AIのナビゲーションに従って発電所内部を走る。

 

《この先にラプチャー数機の反応を検知》

 

『わかっている』

 

俺はアーセナルの左腰装甲に懸架された大口径アサルトライフル[グリムリーパーⅡ]右手で抜きながら進路方向にいるラプチャーに向かって引き金を引く。

 

グリムリーパーⅡの大口径弾によって数機の小型ラプチャーが瞬時に破壊される。

 

そのまま俺は発電所内部を走りながら施設内にいる小型ラプチャーを撃滅。

 

そして、進路上にあるルートに発電所内部にある発電所の中枢が見えた。

 

既に俺の親友を察してか全ての入り口に小型ラプチャーが遠距離武装を構えて放ってきた。

 

奴等が放ってきた銃撃を三次元軌道を描きながら全て回避と同時にグリムリーパーⅡで反撃し破壊。

 

シフティーの報告にあった中枢を制御するロード級ラプチャーも攻撃しようとするが、その前にグリムリーパーで奴のコアを撃ち抜く。

 

発電所中枢を出る前にそのまま体勢を変えてスラスターによるバックホバー走行に移行。

それと同時に発電所中枢のリアクターにも数発撃ち、発電所としての機能だけを破壊。

 

なぜラプチャーがこの施設を使っているのかが不明だが、こちらにとって良くないことは確実。

 

発電所としての機能が消えるが資材だけは残せる以上はアークとしては問題ないだろう。

 

そもそもここを占拠できたとして、アークが地上奪還まで守り切れる保証の方が無いけどな。

 

俺はホバー走行からダッシュ装甲に移行。

 

道中のラプチャーを撃破しつつ、グレイブティガーが掘削したであろう痕を見つけ最短ルートで地下列車の線路へと入った。

 

そして移動をダッシュからエブラ粒子を使ったジェット飛行にシフト。

 

『スラスター全開』

 

俺は背部にあるスラスターを全開にして亜音速で飛行。

 

すると、グレイブティガーがこちらの有視界範囲に入った。

 

『ケツが丸見えだぜ…機械土竜(グレイブティガー)!』

 

俺は奴の背部に遠慮なくグリムリーパーⅡの弾丸を浴びせる。

 

 

―――ギュォォォォォン!?

 

 

背後から撃たれたことに動揺を感じる機会音を鳴り響かせるグレイブティガー。

 

『只の機械が動揺か? ならその動揺を恐怖に変えてやるよ』

 

俺は全身掘削機装甲のグレイブティガーにグリムリーパーⅡの弾丸をひたすら浴びせ続ける。

 

威力と精度が以前よりも落ちているがその中でも連射性が落ちているな。

これじゃ連射力が高いセミオートスナイパーライフルだな。

使えるだけ大分ましだが。

 

俺はそのまま射撃を続けグレイブティガーのバランスを崩し、その隙に奴のケツかどう変わらないが背部に急加速した勢いで蹴りを一発放つ。

 

俺の蹴りを受けたグレイブティガーはそのまま地面へと激突。

 

俺はそのままグレイブティガーをやり過ごして、列車後部で戦闘しているアニスとネオン。

 

そしてアニスが背部で抱えている頭だけとなったラピを確認した。

 

いつ見ても頭だけのニケを見るのは慣れないな。

 

「あれは何ですか!? まさか新種のラプチャー!?」

 

ネオンは俺を見るなりショットガンを向けて来た。

 

そういえば、この姿を知っているアークのニケはアニスとラピだけだったな。

 

「ッ!? ネオン! クロ…じゃなかった! この()()()()()()()()()()()!!」

 

「はい? どういうことですか?」

 

「だから敵じゃないのよ! さっきのグレイブティガーの異変だって多分この機械人形がやってくれたはずだから!」

 

「ですが、黒い全身機械のボディに赤い光って完全にラプチャーじゃないですか!」

 

「それは…確かにそうね…」

 

少しは頑張って擁護して欲しいな。

 

まあ、色合いとかぱっと見ラプチャーなのは俺も言いようが無いのは確かだ。

 

仕方がない。

 

『撃つな。勝利の女神2人』

 

「しゃ、喋った!?」

 

『だから撃とうとするな。()()()()()()()()()()()、そこのグレネードランチャーを持ったニケが言った通り敵じゃない』

 

「だったら何ですか!?」

 

『そうだな…()()()()()()()()()悪魔(DAEMON)とでも言っておこうか』

 

「デモン?」

 

『ああ。俺の事はアークにいる中央政府にそう報告すればいい。そして―――()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「勝利の女神の味方でアークの味方じゃない? なんだかよくわかりませんね…」

 

『少なくとも3人の味方だ。自己紹介はともかくグレイブティガーが復帰してくるぞ』

 

列車と並行して飛行する俺がそう言うと同時に、奴の最終形態であるコア剝き出しの高速形態が迫って来た。

 

しかも形状が通常のグレイブティガーよりも小さく、フォルムがより攻撃的だな。

 

『スキャンしろ』

 

 


《対象をスキャン―――。通常のグレイブティガーよりも強力なコア出力を確認。あらゆるスペックが通常個体よりも高いスペックを有しています。よって、この個体は[異常個体]と判定します》


 

 

やっぱりこいつも異常個体か。

 

ラピが戦闘可能でもこの3人とディアボロスを装備した俺でもキツイな。

 

だが―――

 

『俺が奴を破壊する。2人は先頭車両に移動して後部車を全て切り離して逃げろ』

 

「で、でも! あんな強そうなグレイブティガー相手に大丈夫なの!?」

 

アニスがそう心配してきた。

 

『ああ。あの程度なら問題ない。心配するなら抱えている仲間を心配しろ』

 

「…ッ。わかったわ。ネオン、行くわよ!!」

 

「ちょっと、アニス大丈夫なんですか!?」

 

「あの機械人形…じゃなかった悪魔なら大丈夫!! 前に助けてもらった事があるから! とっと逃げるわよ!」

 

「いまいち状況が掴めませんがわかりました!」

 

ラピを抱えたアニスとネオンはそのまま戦闘車両へと移動した。

 

さて―――

 

『強くなってさぞ気持ちが良いだろうな土竜野郎。だがな―――その程度で(DEAMON)に勝てると思うなよ?』

 

 

―――ギュォォォォォォォォン!!!!

 

 

異常個体グレイブティガーが俺の挑発に怒りを荒げるように咆哮。

それと同時に無数の丸鋸ユニットを射出してきた。

 

『異常個体になってもやる事は変わらないな』

 

俺は射出された丸鋸ユニットを全てグリムリーパーⅡの射撃で破壊。

 

そのままグリムリーパーⅡの射撃で奴の掘削機ではない部分を正確に打ち抜く。

 

そして奴の身体に武装はすべてなくなり、後はコアとコアと体だけの貧弱な姿と成り果てた。

 

『土も掘れない惨めな姿だな』

 

 

―――ギュォォォォォォンッ!!

 

 

異常個体グレイブティガーが武装はまだあると言わんばかりに咆哮すると同時にコアにエネルギーを集束し始める。

 

なるほど、コアを介したレーザーキャノンって所か。

 

まあ―――

 

『もう終わりだ』

 

俺がそういうと同時にアニスとネオンが切り離したであろう後部車両がスピードを落として来た。

 

俺は最後部車両の連結部分をグリムリーパーⅡの射撃で破壊。

そしてグリムリーパーⅡを左腰に懸架しその最後部車両を右手で持ち上げる。

 

()()()()()()()()()()()―――受け取りな』

 

俺は持ち上げた車両をそのままグレイブティガーに勢いよく投げつけた。

 

そして、投げた車両が奴のコアに直撃と同時に破壊。

 

 

―――ギュォォォォォォン……

 

 

獣が息絶える様な機械音声を放つと同時に爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

異常個体グレイブティガーを撃破した俺はそのまま3人の後を追って飛行。

 

そのまま地上に出て列車のステーションにはボロボロの戦闘列車と、ステーション近くで休んでいるアニスとネオンの姿があった。

 

『無事の様だな。勝利の女神たち』

 

「あ、悪魔さん!」

 

「来たって事は、グレイブティガーは撃破したようだね」

 

『もちろんだ。2人も無事で何よりだ』

 

スキャンしても目立った損傷はない。

 

それよりも頭だけになったラピが心配だな。

頭部に内蔵されたバッテリーが持つのは数日。

 

この付近にあるアークへと続く生きたエレベーターは―――歩いて1日。

 

問題ないな。

 

『俺は用事があるから失礼する。もうすぐお前たちの指揮官も来るだろう』

 

「そうね。()()()()()()()()()()()()()()

 

アニスが意味ありげに俺を見ながらそう言う。

こんな茶番に付き合ってもらってありがたいな。

 

今度前哨基地にある美味い飯屋で好きなだけ奢ろう。

 

「あ、あの!悪魔さん!」

 

『なんだ、勝利の女神』

 

「貴方は一体何者なんですか?」

 

『さっきも言った通り[悪魔(DAEMON)]だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。アークが俺を敵とするなら敵になるがな』

 

「そうなんですか…。あ、貴方の事をアークに報告するのは…ダメですよね?」

 

『好きにしろ』

 

「良いんですか!?」

 

『ああ。それと俺が戦う前にかなりの装甲がスラグ弾と散弾で削られていた。通常個体よりも固いグレイブティガーの装甲を削るとは、()()()()()()()()()()()()

 

「!? 私の火力が判るんですか!!」

 

『ああ。そしてもう一人の勝利の女神。君も仲間を見捨てずちゃんとここまで来れた。よくやったな』

 

「私も? ま、まあ…素直に受け取っておくわ。悪魔様」

 

『もうすぐここに来る指揮官であろう人間にも好きに報告すると言い。但しこれだけは言っておけよ―――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()とな』

 

俺は2人にそう言い残してこの場を飛行で去った。

 

そして近場でアーセナルを解除して、そのまま2人に合流した。




ちなみにデモエクTSで好きなキャラはギアワームです。
あのヘビーアーマーかっちょ良すぎるし、ノインの中でナーヴと同等に好きです。
裏切っても戻って来いって言えるほどの器のデカさですからね。

因みにこの物語では主人公であるクロガネはヘビーアーマーは使いません。
主人公はですがね。
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