勝利の女神:NIKKE[DAEMON X MACHINA]   作:ちしかんn号機

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合流

〘クロガネSIDE〙

 

 

 

 

アンリミテッドと合流した俺はラピ達と最後に別れたバンカーに向かっていた。

 

「それにしても雪崩に巻き込まれて生きているなんて、その常識外れの生命力は相変わらずね」

 

「一般人とは違う事は自覚している。それにハートの女王を倒すなら普通じゃ無理だしな」

 

「流石うさぎさんですね! 早くうさぎさんの伝説の武器と防具を見てみたいです!!」

 

「それは機会があればな」

 

因みにアリスは独特の世界を持っている。

なので会話するときはある程度彼女の世界に合わせた言葉で会話する必要がある。

 

まあ、彼女自身の言動にツッコミを入れなかれば普通に会話しても問題ないがな。

 

「生存者様はマスタングCEOの指示ともう1つの目的で研究基地に用があると言っていましたが、どんな用事ですか?」

 

「地上を巡礼する()()()()調()()()()

 

「巡礼に白雪姫……ピルグリムのスノーホワイトを探しているの?」

 

「まあな。研究基地にピルグリムの情報があったと覚えているが…」

 

「白雪姫さんの記録もありますよ!うさぎさん!」

 

「そういえば私もデータに該当するニケを見たことがありましたね。なんか色々と食べていたようですが…」

 

トーブがスノーホワイトについてそう語る。

 

そういえば昔のスノーホワイトは割と食いしん坊だったな。

アンデルセンの酒のつまみとか羨ましそうに見ていたのが懐かしい。

 

そういえばアンデルセンが食べていた度数が高めのチョコレートボンボンを食べて倒れたな。

 

その後リリスがアンデルセンをシメて、俺がスノーホワイトを看病したな。

 

「そんな情報がある基地―――アンタ達の家は今どうなっているんだ?」

 

「実はどこからともなくハッキングを受けてラプチャーの手に落ちてしまったわ」

 

「あそこはアークとの独立したネットワーク以外接続されていないはずだが?」

 

「そのはずだけど、なんの前兆も無くラプチャーに研究基地の全権限を奪われたの。こうして備えを持ち出して逃げるので精一杯なくらいにね」

 

「私もびっくりしました!突然おうちが揺れたと思ったら家自体が襲ってきて。女王様の指示で逃げたんです。そして私達が離れた瞬間に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「私も見ましたが完全な地上歩行要塞化してました。流石に私達3人だけでは太刀打ちできませんでしたし」

 

「3人? ネヴェはどうしたんだ?」

 

「彼女は地上での動物生態観察の真っ最中よ。といっても今頃白熊と一緒に寝ているかもだけど」

 

「相変わらずだな…」

 

彼女はアークでも屈指の睡眠プロフェッショナルであるプリムばりに寝る事に真剣だ。

 

実際2人が出会った際に互いにライバル意識が芽生えたと同時に寝始めた事があった。

 

あの光景は何とも言えなかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ラピ達とはぐれたバンカー付近まで近づいた時。

 

「師匠ぉぉぉぉぉぉ!!!!何処ですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「クロガネ様ぁぁぁぁぁ!!!生きていたら返事をしてぇぇぇぇぇ!!!!」

 

「師匠ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「クロガネ様ぁぁぁぁ!!!」

 

「「「………」」」

 

俺、ルドミラ、トーブはアニスとネオンの叫びに絶句していた。

 

ネオンに至っては散弾銃を斜め上に発砲している始末。

 

「もしかして、彼女達がしもべの仲間?」

 

「……そうだ」

 

「なんか…生存者様のお仲間さん物凄くユニークですね!」

 

トーブのフォローが地味に染みるな。

 

「あ、うさぎさんのもう1人のお仲間さんも出てきましたよ! でもなんか困っている顔をしていますね?」

 

よく見ればラピが2人の後ろで頭を抱えていた。

凄く申し訳ないな。

 

「まあ、しもべの仲間が無事なのはよかったけれど……」

 

「女王様!ハートの女王が手下を送り付けてきました!!」

 

「こんなに騒ぎを起こせばラプチャーからやってきますよねぇ…」

 

2人の騒ぎのお陰で他の場所にいたラプチャーが迫って来た。

 

仕方がない。

 

「ルドミラ、アリス、トーブ。悪いが俺の責任を少しだけ手伝ってくれないか?」

 

「良いわよ。貴方には沢山借りがあるしね」

 

「大丈夫ですようさぎさん! 私も久しぶりにウサギさんと共闘したいですし!!」

 

「私もそろそろ1人前なところを見せないといけませんね!」

 

こうしてアニスとネオンが引き付けたしまった数十機のラプチャーをネヴェがいない[アンリミテッド]と共に撃破に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

アニスとネオンがひきつけてしまった数十機のラプチャーを全て撃破。

 

途中で俺達の戦闘に気づいたラピ達も加わり難なく終わった。

 

そして―――

 

「俺を心配する気持ちがわかるが、地上であんなドンパチ音を響かせるのはダメだろ」

 

「ごめんなさい…」

「すみません…」

 

俺はアニスとネオンをその場で正座させて軽く説教をしていた。

 

「申し訳ございません。私は止めたのですが2人が強行してしまい止められませんでした」

 

「そうだな。とりあえず次から俺と皆が分断されてもあんな呼びかけはするなよ? 最悪ヘレティックが釣れたら終わりだぞ?」

 

「はい…」

「わかりました…」

 

はぁ…なんで[カウンターズ]と[アンリミテッド]との顔合わせが開幕説教になるんだ…。

 

俺ももう少しアニスとネオンに厳しくするべきか?

 

「やっぱりしもべの周りは良い意味で落ち着きが無くて良いわね。でも時と場所は考えるべきなのは同意よ」

 

「ほら他分隊のリーダーに言われているんだ。ちゃんと反省しろよ?」

 

「わかりました」

 

「はい……って、そのニケ、クロガネ様をしもべよばわりしなかった!?」

 

「ええ。まあちゃんとした事情があるのよ」

 

「はい! うさぎさんは女王様のお友達ですから!!」

 

「今度はうさぎさん呼ばわり!? ていうかクロガネ様ってうさぎの印象があるの!?」

 

「私は狩人の印象が強いですね!」

 

「クロガネ少佐がうさぎ………似合わないわね

 

アリスの俺の呼び方にそれぞれの反応を示した。

そしてラピ、聞こえているからな。

 

「うさぎさんはうさぎさんです! うさぎさんは迷子になった私を家まで導いてくれました! それにハートの女王を倒す為に頑張っています! なのでうさぎさんは私を幸せな世界へ連れて行ってくれるウサギさんなんです!」

 

「……クロガネ様?」

「師匠ってそんな趣味が…」

 

なぜか引かれる視線で見てくるアニスとネオン。

 

どう説明したもんか…

 

「詳しい説明は落ち着ける場所にしましょう。ちょうど研究基地への進行方向にちゃんとしたバンカーがあるからそこで。トーブ案内をアリスとしもべとその仲間達は私の護衛をお願い」

 

「わかりました!」

 

「はい!女王様!」

 

「了解だ」

 

ルドミラがアリスを中心とした俺達を取り巻く環境について話す為に話題をそらした。

 

「訳が分かんないんだけど…」

 

「私もです」

 

「クロガネ少佐。とりあえず説明の為の移動と思ってよろしいでしょうか?」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから俺達[カウンターズ]とネヴェが不在の[アンリミテッド]の合同チームはトーブの案内を元にバンカーに移動。

 

アリスとトーブを周囲の警戒に行かせつつ、俺とルドミラはアリスを中心とした奇妙な呼び方と関係についての説明をした。

 

「―――まあそういう訳よ。クロガネには私のお願いとアリスの為に多少の融通を利かせてもらっているのよ」

 

「俺も実害はないし、アリスを幸せな世界―――地上を奪還しニケが迫害されない居場所を作るって事には変わりないからな」

 

「なるほど…クロガネ少佐やルドミラ、そしてアリス以外の[アンリミテッド]は、アリスというニケの世界を護っているのですね」

 

「簡単に言えばな。まあそう簡単に壊れるもんじゃない」

 

「ええ。ちゃんとラプチャーが敵だったりアークの事も認識しているわ。こちらがアリスが向ける人物像や世界観を徹底的に否定しない限りは大丈夫よ」

 

「ああ。とりあえず理解してくれたか?」

 

「わかりました。私も可能な限り話を合わせます」

 

「私も良いわよ」

 

「私も問題ないです!」

 

そんなこんなで今度は俺達が最初に目指す研究基地―――[アンリミテッド]の活動拠点がどうなっているかの説明をルドミラがしてくれた。

 

「―――というわけで研究基地兼私達の活動拠点はラプチャーの手に落ちた―――正確にはタイラント級ラプチャーに改造されたというべきかしら」

 

ルドミラが写真を1枚胸の谷間*1から1枚の写真を取り出す。

 

俺が見た研究基地に似ているが、内部のフレームや防衛用の銃火器や迎撃兵器が全てラプチャー形式の武装に変わっている。

 

「これは要塞状態。ここから攻撃形態―――大地を喰らう化け物みたいな形態変化まで行う。まさに新種のタイラント級ラプチャーと言ったところね」

 

「要塞みたいなタイラント級ラプチャーですか…どう攻略するか…」

 

「基地を目指す任務かと思ったらまたタイラント級ラプチャーなんて……」

 

「これは私の火力を発揮しやすい相手ですね!」

 

ラピは写真に写ったタイラント級ラプチャーの攻略方法を考え。

アニスは度重なるタイラント級ラプチャーとの戦いに呆れつつも自身のグレネードランチャーの点検を。

ネオンは眼鏡を光らせながら自身の散弾銃を天に掲げた。

 

「あら、絶望するかと思えば随分とやる気があるじゃない。流石はニケも連れずに地上でラプチャーを倒す貴方と一緒にいるだけはあるわね」

 

「頼もしいだろ?」

 

「ええ。ネヴェがいないのは心配だけれど、この戦力なら何とかなりそうね。まあ攻略方法はいくつか考えてきているから作戦を練りましょうか」

 

こうして奪われ改造された研究基地攻略をすべく俺達は作戦会議を始めた。

 

話を聞く限りじゃかなり要塞化されており、対象を明確化するために、ラプチャー化した研究基地を一時的に新たなタイラント級ラプチャーである[ランドイーター]と命名。

 

場合によってはこの場にいる全員に―――正確には正体を知るラピとアニス以外の全員に俺自身が[DAEMON]だと知られる覚悟を決めないとな。

*1
なんでそこの入れているのよ…byアニス




次回はランドイーター戦です!!
このクロスオーバー作品を出したシナリオ改変を施す予定なのでどのような状況になるかお楽しみに!!

因みに私が初めて敗北したラプチャーはチャプター2のグレイブディガーです。
あのドリルは初見殺し過ぎる!!

では!!

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