勝利の女神:NIKKE[DAEMON X MACHINA] 作:ちしかんn号機
今回から新章となります!
範囲は原作のチャプター8と9になります。
ちなみに話の構成ががっつり原作と乖離しますが登場キャラはきちっと登場させますのでエクシアとノベル推しの方はご安心を!
それぞれの行動
〔クロガネSIDE〕
「やっぱり無理か…」
俺は自分の自宅にある工房でアーセナルの設計と修理を同時にやっていた。
正式ではないがそれにつながるプロトタイプになるアーセナルの設計は出来た。
といっても現状[アーセナル]を製造できる設備が無い以上は製造すらできないどころか[アーセナル]本体の修理もままらない状況だ。
チタンマターよりも強度や柔軟性、耐腐食性が高い[エクスマター]に関しては製造できる素材が宇宙にしかない。
最悪[チタンマター]で代用できるのと、[エクスマター]に代わる新たな装甲材の設計もある程度構想が出来ている。
それでも[臨時設備]か今でも動いているであろう[移動式のバックアップ施設]が無いと製造できないがな。
その[臨時設備]に関して全ての座標を知っていて今まで調べて来た[臨時設備]は全滅していた。
ガーデンは全世界を活動している秘密組織だった。
だからこそ、地上のあらゆる場所に俺達[ノイン]や構成員の装備整備やセーフハウスの役割を兼ねた[臨時設備]がある。
ラプチャーでも見つける事はかなり難しいし、何より見つけて無理やり開けようとしたら、技術盗用をされない為に情報を残さず自爆するようになっている。
その臨時設備に関してだが、俺がアークがある場所を中心として知っている設備の座標を探したが全て自爆していた。
一世紀も経過すれば偶然見つけるなりでラプチャーなり、当時のアークから来た調査隊に見つかるのも時間の問題だったという事か。
探していないのはアークの調査が入っていないロード級ラプチャーが最低ラインの危険地帯やかなり遠方のエリアに絞られるな。
場所もそうだが[アーセナル]と[ガーデン]が絡む以上は俺一人で行く必要がある。
丁度一ヶ月間休みになったところだ、数ヵ所ほど当たれる時間はあるな。
◇
「というわけで、個人的な目的で一ヶ月間前哨基地を留守にする。何かあったらレイヴンを頼ってくれ」
「いきなりですね。どちらに行かれるのですか?」
「地上にな。もしかしたら残っているかもしれないあるものを見つけに」
「地上!? たった一人で行く気なの!? 一緒にに行くよ!」
「私達も一緒に行きますよ!!」
俺の返事にアニスとネオンが着いていくき満々な様子を見せる。
「その通りです
「悪いがこれは俺の秘密に関わる事案だ。知れば3人に危険が及ぶ。そもそも俺がアークを揺るがしかねない秘密がある事を知っている時点でかなり危ない立場だからな?」
「それはそうですが、隊員として隊長であり指揮官でもある貴方を単独で地上に行かせるのは納得がいきません」
「そうだよ! 私達もものすごく心配して心労がたまるんだよ!」
「2人の言う通りですよ! 少しは私達を安心させてくださいよ!」
どうしよう…正論過ぎて何も言い返せないな。
だが、こればっかりは3人を巻き込むわけにはいかない。
俺がラプチャー1次侵攻前―――ニケ誕生前から居る存在であり、ある意味人型兵器としての完成形である事などの俺の過去を知っている存命者は[オールドテイルズ]くらいだ。
[ゴッデス部隊]の皆には話していないし、俺の正体というか[ラプチャー1次侵攻]前から色々と関りが有る[猟犬]も既に老衰で死んでいたしな。
何より俺の死を前提にアークが俺の事を解析すれば人類同士で自滅する。
ただでさえ、アークとアウターリムの問題、そもそも地上の一部すら奪還できずに[第2次地上奪還作戦]という大規模作戦の失敗の責任を、
在り得ない可能性が前提として[アウター]や[アーセナル]の技術を得てラプチャーから地上奪還できたとしても真っ先に内戦が起きて真っ先に人類が滅ぶ。
100年前でさえ[アウター]と[アーセナル]が中心となった表に出ない戦争で世界が滅びかけたくらいだからな。
「気持ちは嬉しいが、さっきも言った通り今回地上に行く理由は俺の秘密に深く関わる事だ。下手に知ればアークやラプチャー側に狙われる可能性もある」
「ラプチャーにもですか?」
「ああ。[トーカティブ]、奴は俺の中にある何かを求めて生きて捕獲しようとした。その中身が何なのかはわからないがな」
流石に[アンチェインド]の事は伏せよう。
あの物質だけは中央政府が意地でも隠したい物質だからな。
まあ、内容がニケの根本を変えてしまうからな。
だからこそ、スノーホワイトに貰った45口径[アンチェインド弾]の事も共有していない。
「ともかく今回の地上は俺一人で行く。なに心配するな、ニケと一緒に地上に出撃した回数の数倍、単独で地上に行って帰ってきているからな」
「クロガネ少佐がそういうのであれば私はこれ以上は止めません。ですが無事に帰ってきてください」
「そうだよ! 怪我の一つでもしてきたらきっつい罰ゲームだからね!」
「そうです! 師匠が滅茶苦茶嫌がるような罰ゲームを用意しているので覚悟してくださいね!」
「わかった。肝に銘じておこう。それから俺の不在の間は前哨基地をゆっくり見て回ると言い。赴任してきてから仕事詰で娯楽関係をゆっくり回れていないだろ?」
「そうですね。折角ですし楽しむことにします」
「もちろん不在の間の私たちの娯楽料金はクロガネ様持ちだからね」
「その案いいですね! ちゃんと帰ってこないと支払いが大変なことになりますよ!」
「わかった。観光案内を手配しておく。わからないことが有ればそいつらに聞いてくれ」
「わかりました」
「はーい」
「はーい」
そんなこんなでラピ、アニス、ネオンの3人を説得しつつ俺達はこの1か月間別行動をとることになった。
さて、俺の方は探す対象が無事な事を願って準備しないとな。
次回からこの章の終わりまでオリ主であるクロガネとカウンターズの3人の視点が行き来する形となります。
それでは!
ちなみに明日は鳴潮の新ストーリーやるので更新は無いかもしれません。
出来れば毎日、最低でも一週間に一話は更新するつもりなのでよろしくお願いします。