やっぱ愛に目覚めたからには布教しないと
お母さんがくれた名前「ニンキア」
それではなく別の名前を使えとイシュタル様がおっしゃっていた。
「ミーナラ」それが私の今の名前
でももうどうでもいい。
お母さんが死んだ。
あんなに優しくて、あんなに暖かかったお母さん
私の生きる希望だった。
なのにみんな奪い去られた。
名前も、自由も
イシュタル様は私に居場所を与えてくれた。
それに世話をしてくれる人も
時々イシュタル様本人が会いに来てくれる。
でもイシュタル様の目は私を見ていない。
イシュタル様の目は、いつも私を「美しいコレクション」としてしか見ていなかった。それは、私を支配し、傷つけた「自分自身のエゴのためだけの目」と、なんら変わらない。
イシュタル様ではなくエレシュキガルお姉ちゃんならどれほどよかっただろうと考えなかった日はない。
目を閉じればお母さんのことばかり
今は母を殺した兄弟姉妹達に復讐を願う生活だ。
イシュタル様が私を飽きるまで愛でた日。
イシュタル様がいつもより早くお帰りになったのは、きっと姉様たちの争いか、男の人を見つけたからだろう。
私は部屋の外に見張りがいないことに気がついた。
もうこんな部屋から出てやると勢いよく飛び出した。
とてつもなく広い施設の中に私の家は建っていたみたいだった。
私は隠れながら進んで行った。
すると女の人が目に留まった。
赤ちゃんを世話をしているのだろうか?
私はその赤ちゃんと目が合った。
私の権能が未来を見せた。
理解してしまった。
彼の、いつか成し遂げるであろう冒険。フンババを倒し、人類を神々から引き剥がし、文明をより進化させること。
名前はギルガメッシュ
私は赤子の彼を愛してしまった。
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視点:イシュタル
あのクズ!!
私のお人形の癖に抜け出したな。
そのせいでアヌに怒られたじゃない!!
アヌに部屋に閉じ込めるのではなくウルクの宮殿にまで範囲を広げ軟禁しろと言われた。
曰く「部屋に閉じ込めたせいで不満を溜め逃げられでもしたらとどう責任を取るのだ」と
許せないこの私をコケにするなんて
次からいっぱいお仕置きしてあげる。
その幼い体を私が蹂躙するの!!
なんていい考えなのかしら
今回の屈辱はそれで勘弁してあげる。
たくさん愛でにいくからね。
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視点:エレシュキガル
あのクズ!!
幼い妹にまで手ぇ出しやがったのだわ! 許せない。あの子をなんだと思っているの。
愛を教えるどころか、自身のコレクションとして閉じ込めて、寂しい心を弄んで!
これだから、イシュタルに預けたのは大間違いだったのだわ! もしもあの子に、何かあったら――私、冥界のルールなんか破って、地上に出て行ってやるのだわ!
いいねぇ
家族愛だねぇ〜
ちなみに1話もっと長い方がいい?