しんぼーのカンヅメ   作:しんぼー

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過去のコラボ回の再掲です。


コラボ回の再掲だよ
餡 子太郎】さんとのコラボ! 心優しき少年とちょっと・ふしぎな幻想郷 「前編」


ある晴れた日。博麗神社ではのんびりとした日々が続いていた。

 

 

のび太「ふわぁぁ……、こうも暖かいと眠たくなっちゃいますね」

 

 

霊夢「あんたはいつも通りでしょ……」

 

 

そんなふうに博麗神社の居間でくつろいでいたその時。

 

 

 

 

『霊夢ぅ〜!! 大変だ、大変だぁ〜!!』

 

 

 

いきなり居間の襖が開き、そこから魔理沙が勢いよく入ってきた。

 

のび太「うわぁ! 魔理沙さん!?」

 

 

霊夢「はぁ……、なんの用よ、魔理沙。つまらない事だったらぶっ飛ばすわよ?」

 

 

霊夢は指をポキポキと鳴らしながら魔理沙に近寄る。

 

 

魔理沙「ま、まぁ落ち着いてくれ」

 

 

魔理沙は霊夢をなだめつつ、畳へと座り込んだ。

 

 

 

霊夢「で、なんの用なのよ。早く言いなさい」

 

 

魔理沙「あ、あぁ。今朝、日課のキノコ狩りをしてたんだが……」

 

 

 

ここからは魔理沙の回想に入る……

 

 

 

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 今朝

 

 

魔理沙「ふんふんふふ〜ん♪ キノコ狩りはやっぱりやめられないぜ!」

 

 

魔理沙は魔法の森に生えている珍しいキノコをひたすら狩りとって、帽子に詰め込んでいた。

 

 

魔理沙「えっほ、えっほ……、……ん? なんだ、あれ……?」

 

 

魔理沙がキノコを狩っている時、魔法の森に何か変な物があるのを見つけた。

 

 

魔理沙「……何かの、渦か? でも、どうしてこんなものが魔法の森にあるんだぜ…………?」

 

 

魔理沙が見たものは、謎の渦だった。よく覗いてみると、奥の方では電撃が降り注いでいる。そして、その黒い渦は少しづつ大きくなり、まるで嵐のように周りのものを吸い込み始めた。

 

 

 

魔理沙「わわっ!? な、なんだなんだぁ!!」

 

 

魔理沙はいきなり吸い込もうとしてくる渦から急いで離れ、箒にまたがりすぐさま空を飛んでその場から逃げたのであった…………。

 

 

 

 

 

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魔理沙「……というわけなんだぜ」

 

 

霊夢「なるほどねぇ……。それ、間違いなく異変じゃないの……」

 

 

魔理沙の話を聞いた霊夢は、面倒くさそうな顔をして魔理沙に答えた。

 

 

のび太「あ、あの……。魔理沙さん、少し聞きたいんですけど……」

 

 

魔理沙「ん? どうしたんだ、のび太?」

 

 

のび太は魔理沙に質問があるようで、少し複雑な顔をしながら魔理沙に尋ねた。

 

 

のび太「えっと、魔理沙さんが見た渦の特徴をもう一度教えてくれませんか?」

 

 

魔理沙「渦の特徴か? 緑っぽくて、雷みたいな電撃が降り注いでて……それでいて、嵐みたいな感じだったぜ。それがどうしたんだ?」

 

 

魔理沙が特徴を話したあと、のび太は複雑な顔をしながら考え始めた。

 

のび太「(魔理沙さんの言ってた渦、どこかで見たことあるんだよなぁ……。えーっと……、緑っぽい色で、雷が降り注いでて、嵐みたい…………。 まさか!)」

 

 

 

 

のび太「時空乱流!」

 

 

 

 

のび太はかつて、ひみつ道具の『自家用人工衛星』を使って撮ったアフリカの秘境の写真を見せた時の出木杉君のように、立ち上がって叫んだ。

 

 

霊夢・魔理沙「時空乱流!? ……って、なんだ、そりゃ」

 

 

霊夢と魔理沙は最初こそのび太の勢いに驚いたが、すぐに落ち着き時空乱流について尋ね直した。

 

 

のび太「時空乱流っていうのは……」

 

 

 

のび太はドラえもんから聞いた時空乱流のことについて、霊夢たちに説明し始めた。

 

過去から未来へと流れる時の川が渦をまいて人をのみ込むことであり、巻き込まれたら最後、永久に亜空間を漂うか、運がよければちがう世界へ出られることもある…………と。

 

 

 

 

のび太「……というわけなんです」

 

魔理沙「わ、訳が分からないんだぜ……、時空間とか……」

 

 

霊夢「…………」

 

 

魔理沙はのび太の話を聞いて困惑していた。何しろ幻想郷とは無縁であろう「時空間」というワードが頻繁に会話に出てきたからだ。それに対して霊夢の方はただうつむいて何かを考えているようだった。そして、霊夢は口を開いてこう言った。

 

 

霊夢「……よし、のび太、魔理沙、行くわよ。この不可思議な異変を解決しに」

 

 

 

こうして、霊夢、のび太、魔理沙の3人は幻想郷に発生した時空乱流の謎を突き止めるべく、行動を始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法の森

 

 

 

あの後、霊夢、魔理沙、のび太の3人は魔法の森へと来ていた。魔理沙が見たいう時空乱流の発生した場所へ到着したが、そこには何も無かったかのように周りが整っていた。

 

 

霊夢「魔理沙、本当にここで時空乱流を見たの?」

 

 

魔理沙「あぁ、そうだ、確かにここで見たんだぜ」

 

 

 

のび太「でも、周りが散らかってないですよ? 時空乱流は色んなのを吸い込むはずですし……」

 

 

のび太にしては察しがいい。そう、時空乱流は時空間の渦みたいなものである以上、周りのものを吸い込むのだ。それだとしたら、魔法の森の中では葉っぱなどが散乱していないとおかしいのだが……、不思議なことに葉っぱも何も散ってすら居ないのだ。

 

 

魔理沙「確かにそうだよな……。でも、どうして幻想郷に時空乱流が発生したんだ?」

 

 

魔理沙は気になってたことを口に出した。

 

 

霊夢「確かにそうよね。 …………。 紫、そこにいるんでしょう?」

 

 

霊夢は、魔法の森のある1点を見つめ、声をかけた。すると、霊夢が見ていた所の空間がいきなり裂けて……

 

 

紫「はーい! 八雲紫、華麗に参上!」

 

 

…………変な名乗り口調で、スキマから八雲紫が飛び出てきた。

 

 

霊夢「はぁ……、紫。 その変な口調をやめなさいってば……」

 

 

 紫「あら、そう? 私は結構気に入ってるんだけど……」

 

 

霊夢「もう…………。 で、紫。時空乱流のことについて何か知っているかしら?」

 

 

霊夢はこの手のことに詳しいであろう紫に救援を求めることにした。

 

紫「えぇ、多少は。まず、時空乱流の発生源である時空間っていうのは『どの世界にも』あるのよ。 …………例え行ける道筋がなくとも」

 

 

魔理沙「どの世界にも…………? それってどういうことなんだぜ?」

 

 

魔理沙は紫の言動に少し気になることがあり、紫へと疑問を投げかけた。

 

 

紫「目に見えないだけで、時空間は存在してるのよ。そして、どれも同じ方向へと流れていってるの」

 

紫は時空間についてざっくりとした説明をその場にいるみんなにした。

 

霊夢「同じ方向……か。 でも、それと幻想郷に発生した時空乱流となんの関係がある訳?」

 

 

霊夢は時空間と幻想郷の時空乱流がどう関係あるのかについて紫にまた尋ね直した。

 

 

紫「幻想郷にも見えないだけで、『時空間は存在する』。つまり時空乱流が起きてもおかしく……」

 

 

紫が説明をしている時、いきなり辺り一体が薄暗くなった。

 

 

のび太「わわっ、なんだなんだ……!?」

 

 

霊夢「これは……もしかしなくても……」

 

 

紫「えぇ……」

 

 

 

 

霊夢・紫『時空乱流…………!』

 

 

 

魔法の森では、魔理沙が遭遇した時よりも大きい時空乱流が今、発生した。 時空乱流は吸い込む勢いを強め、森一体を吸い込もうとしてくる。

 

 

 

のび太「うわぁぁぁぁ〜、吸い込まれちゃうよ〜!!!」

 

 

のび太は木にしがみつき、吸い込まれないよう耐えていたが…………、

 

 

 

メキメキッ……、バリッ

 

 

のび太「えっ」

 

 

 

なんと、のび太がしがみついていた木が根元から剥がれて吸い込まれたからだ。

 

 

霊夢「……! のび太っ、掴まりなさい!」

 

 

霊夢はのび太が時空乱流に吸い込まれそうになっていることにすぐさま気づき、お祓い棒をのび太の方へと伸ばした。

 

 

魔理沙「霊夢!! お前まで吸い込まれちまうぞ! これを使え!」

 

魔理沙は霊夢の手助けをすべく、自分の帽子からどこからともなくロープを取りだし、霊夢に渡した。

 

霊夢「ありがとう、魔理沙! 恩に着るわ!」

 

 

霊夢は魔理沙から貰ったロープをお祓い棒に巻き付け、のび太の方へと延ばした。

 

霊夢「さぁ、のび太! 早く捕まりなさい!」

 

 

のび太「は、はい……っ!」

 

 

のび太がロープを掴もうとしたが…………、時すでに遅し。

 

 

 

のび太『うわぁぁぁぁーっ!!!』

 

 

 

 

 

 …………のび太は時空乱流へと吸い込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のび太「う、う〜ん………。」

 

のび太は見知らぬところで目が覚めた。

のび太「こ、ここどこ…!? とりあえず、タケコプターで……、」

 

 

 

 

のび太がタケコプターを使い、空を飛ぼうとしたその時。後ろの茂みからガサガサ……、と音が聞こえてきた。

 

 

 

 

のび太「な、なんだなんだ!? 何か前にもこんなことがあったような…」

 

 

 

そう言いながら、のび太が恐る恐る後ろを向くと………、そこには大きな犬の妖怪がいた。

 

 

のび太「よ、よ、よ………!」

 

 

 

のび太『妖怪だぁ!!』

 

 

 

のび太は驚いて、涙目になりながらその場から駆け出したのであった。

 

 

 

 

?「ん? 誰かの叫び声が聞こえたような…。行ってみるか」

 

 

 

 

『後編へつづく』

 

 

 

 

 

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