アララギ博士から図鑑を託される事になった次の日・・・ネーヴェはアララギ博士から(本人の強い希望により)借りたお金で服などを買った
現在の様相・・・ネイビーのジーパンに緋のTシャツ、その上から黒に青い炎のプリントのジャンパー、靴は紺のランニングシューズ。そして髪はポニーテールに纏め上げ、薄紅の髪紐で結わえている
「まっこんなもんか・・・今は春。夏になったらパーカー脱げばいいし」
持っていた荷物を必要な物だけ分け、それ以外は適当に処分した後、約束通りアララギポケモン研究所へむかった
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「こんにちは、アララギ博士」
「こんにちは。あら似合ってるわよ、その格好」
「ありがとうございます」
アララギ博士は奥から少し大きめのショルダーバッグを持ってくると、中の道具を一通り説明した
「・・・で、このバッグはどれだけ入れても重さはさして変わらないから旅には便利よ」
「すごいですね・・・何から何までありがとうございます」
「そうそうこれも渡しとかないとね」
そう言って手渡されたのはボールベルトだった
「それならボールの持ち運びも楽でしょ」
「わぁ・・・こんなものですかね」
ボールが右側にくるようにベルトを留めると改めてアララギ博士に向き合った
「さて、ここからが本題。これがポケモン図鑑よ」
アララギ博士の手には桃色の機械が握られていた
「既に所持者の登録は済ませてあります。これは他の地方含めても十五、六台ほどしかない貴重な物なの」
「奪われる可能性もあるから注意しろ、という訳ですか」
「端的にいえばそうなるわ・・・そしてまだ三人目が決まってないから関係ないかもしれないけどこの図鑑は正しい所有者の手にある状態で三機揃うと共鳴ランプと共鳴音がします」
「へ?(やっぱりポケスペだ)まぁ三人目が見つかってからですよね。それが機能するのは」
「まぁそうなるわ・・・さて、話しておくべき事はこの位かしら。あぁそういえばバッチケースを入れておくのを忘れてたわ」
「あっ」
ネーヴェとしてはジム戦が楽しみだったのでそれに気付けた事にホッとしていた
「よし!これで準備もバッチリです」
「頑張ってね、ネーヴェちゃん」
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カノコタウンを出て数時間後、ネーヴェはカラクサタウンに着いた
「野生もトレーナーもひのこ一発・・・レベル差があるとはいえバトルにならないんじゃなぁ」
ザワザワ ザワザワ ザワザワ
「?人だかり・・・誰かの演説か」
カラクサタウンのポケセンでカルラの回復が終わった後、少し町をぶらついてみようとポケセンを出たネーヴェはすぐ近くの人だかりで誰かの演説が始まるのをみて何となく聞いてみることにした
「皆さん、今日お話するのはポケモンの解放についてです」
しかし演説が始まって僅か数秒でその選択を後悔した
「「阿呆らしい」」
「!へぇあんたもそう思うんだ」
「うん、解放にせよ利用にせよどちらも人の勝手な都合でしかない」
呆れたとばかりに零した言葉がかさなり、ふと声のした方を見ると、そこには綺麗な紅い髪をした同じ年頃と思わしきトレーナーの姿があった
「あはは!気に入ったよ、あたしはスピネル。あんたは?」
「ぼくはネーヴェ・・・ねぇそれって、ポケモン図鑑?」
ネーヴェは微かにカバンのポケットから覗く自分が貰ったものと同じ図鑑をみてそう問いかける
「!あぁ・・・ってあんたも図鑑貰ったの?」
「うん。君なんだ、アララギ博士が言ってた図鑑所有者」
「一応ね。まっあたしはあたしのやりたいようにやるけどさ」
「同感・・・ねぇ、ここで会ったのも何かの縁。バトルしない?一対一で」
「・・・そうやって自分のためにポケモンを傷付けるんだね」
「「!!」」
二人が意気投合している後ろから険を孕んだ声がした
「君達みたいな人を見る度に思うんだ。それでトモダチは幸せなんだろうかって」
「(N?)そんなものポケモンそれぞれだと思うけど?戦うのが、強くなるのが好きなら多少の痛みなんてものともしないし」
「なら君のトモダチの声を聞かせて貰うよ」
「とどのつまりがバトルね。スピネル」
「審判は任せて。
勝負は一vs一。入れ替え道具使用共に禁止
このルールに異論はないね?」
「「ない/ないよ」」
「じゃあ・・・バトル開始!」
今の所持品
・きずぐすり❌5
・どくけし❌3
・まひなおし❌3
・モンスターボール❌10
その他
・野営道具一式
・ポケモンフーズ